BabeLの人々 

出身:

ラクナス

ソレイユ

ハザード

東方三国同盟

その他

異貌

 
所属:

月光

ロードオブ
アビス

タクミ屋

アルフレッド
商会

賢人会議

マクシミリア
旅団

老人会 

―――― 特徴。

この項ではハザードの人々の紹介を行う。
人種はアジア系と黒人が殆どである。また、この国の人々は遺伝的に寒さに弱い人が多い。

ア ヤネ・エルクリウス

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国籍…ハザード
所属…Veratyr社
階梯…なし
年齢…27
性別…女

 


「人はどこまで神に近づけるのか、どれだけ素晴らしい新たな命を創りだせるのか。私はそれが知りたい」


 若くしてVeratyr社の総合研究主任にまで昇進した女 性。実質上のトップ。彼女が配属されてからLPシリーズの精度は格段に上昇したと言われてい る。
仕事に対する姿勢は常に真面目だが、研究に没頭する様は何かに取り憑かれたかのような鬼気迫るものであるとも。
特に自分の研究結果であるLP達に愛着を持っており、その究極を求めることが自分の夢だと公言している。
ハザードの原始保護特区にある研究所が謎の火災事故を起こしてからは、各地にある研究所を点々とし若い研究者達の教育に当たっている。結婚歴あり。

ギ ア・フリードマン

 

 

国籍…ハザード
所属…Veratyr社
階梯…13階梯(商い士)
年齢…29
性別…男

 


「ホント、料理道は奥が深いぜェッ! フゥハハハーハァー!!
 (中華鍋を振るいながら炒飯を炒めています)」


 LP技術発祥にして販売の大御所Veratyr社の社長。 LPの開発から始まりそれに関することの殆どを総合研究主任に任せているような企業形態の為、
『お飾り』だとか『巧いこと金を啜れる位置につけた人』だとか、
しょっちゅう皮肉られたり雑誌に書かれている人。一応、販売戦略を担当している。
アルフレッド商会やマクシミリアン旅団、ロード・オブ・アビスと肩を並べられる程に大きな企業であるVeratyr社ではあるが、各社長達のように歳が分 からなかったり老齢でなかったりしているのは、前社長の息子だからという血族経営の賜物。おかげで風聞が更に酷くなる昨今……

 本人は悠々と社長室で貧乳のLPを従えて茶しばきながら週刊少年ジャ◯プを読んでる。水曜日は◯ンデー。
(木曜日はチャン◯オンで他の曜日は文庫本の日。あと私は貧乳趣味だ!/本人が目がビカーっと光らせながら力説)
暇を持て余しすぎて、やることないからって私室で料理本片手に自分の昼飯を作っていたりする日もある。
(しかも出来上がった料理は妙に美味いと、振舞われた秘書や社員からは中々の高評判)


 それでも、経済界の魔人達は彼に注意を払う理由がある。ギア・フリードマンという男はドを過ぎた過激派、らしい。
もし、自社製品の新たな開発のためにとある技術が必要だとする。その技術はどこかの企業が特許として登録されてあるとしよう。しかも、使用料がとんでもな く高い。そうなれば、その企業を倒産に追い込んででも奪い取る。
もし必要ならばテロさえ起こす。企業が入っているビルにミサイルを打ち込むぐらいは平気でやる。そんな男、らしい。

 当然といえば当然だが、公式的にテロを起こしたことはない。が。
ただの冗談なのかは定かではないが彼等が注意を払っていることだけは確かだ。

?? 灼熱の揺り篭(フォウマル・ハウト)??
クロエスジル・ジーン

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国籍…抹消(元ハザード)
所属…抹消(元ハザード陸軍)
階梯…抹消(十三階梯・空師)
年齢…抹消(29)
性別…抹消(男)

 


「一つの世界を終わらせるなら、オレの個では足りないかもしれない。
……だからって今更終われてしまうほど、オレはもう、まともじゃないんですよ?」


(※これより記載される『詳しい情報』は突如、かつては『人形 師』と呼ばれた??元・魔法使い?≠ゥら提供されたものである。ただし『人形師』とジルとの 関連性は不明のまま)

 【賞金首】賞金額:望むだけ(最高額)。
 A.D.6800.8.20。未明――ソレイユ辺境都市『カタナ』を襲撃。
その場に居合わせた住人、軍人、『聖人』、それを護る近衛騎士、果ては自分が在籍している部隊をも巻き込み街一つを正体不明の巨大術式において消滅させ、 犠牲者数五万人強という戦争災害級の犠牲者数を単独で叩き出す。
(何故彼が仮想敵国である其処にいて、何故彼の部隊が其処に在り、何故襲撃し、どのように消滅させたかは今だに不詳のまま)
A.D.6800.8.26。未明――当時、ジーンの師でもあった陸軍将校グラン少将が自ら赴き彼を捕捉・封印。
ジーンが所持していたとされる災害級の魔導術式を暴発させない為、333年を掛け魔力を拡散させる封印術式『聖櫃』が使用された。
A.D.6820.8.26。未明――封印が解除される危険性を踏まえ、其処に建造物そのものが封印術式の役割を負う新技術が投入され、『クロエス大聖 堂』が建造。
A.D.7107.8.26。未明――何者かの手により封印が解除。その場に居合わせた観光客・神父合計238名を殺害。行方を晦ませる。

 歴史上最多を誇る人数を殺害し、今もまたこの世を徘徊している伝説級の殺人鬼。
計算上では既に肉体は朽ち果て、魂さえも拘束されて封印術式『聖櫃』による浄化(処刑)を待つだけの存在であったハズだが、計算違いかはたまた何かの手引 きによるものか肉体を得ているらしい。
当時の記録によれば封印される前に観察された彼は精神を酷く病み、正気を失っていた可能性が在り、こう記されている。
『口調が男性のようであったり女性のようであったり一定せず、その目は理性と呼ばれる光が無かった。
其の身から放たれ続けている妖気は常人であれば一瞬で狂死する程に禍々しく、
その口から放たれ続けている言葉は要領を得ず呪詛のようにおぞましかった』
自分に害を向けようと向けまいと誰彼構わず襲い掛かっては人を殺害して見せる様が、現代にはびこる精神奇病『狂気』の末期症状と酷似しており、
また彼の身から放たれる狂気自体もそのような症状を常人に与え得る為、精神奇病『狂気』の最終段階に差し掛かっているのではないかと言う論文も発表されて いた。
今は抹消されてしまっているが、当時の階梯ランクは13とされており、並居る猛者の中でも強大極まる実力を誇ったという。
かろうじて歴史から消えていない程に知名度の低い『空掌』と呼ばれる空気や風を扱う魔術を駆使して遠距離に対応し、
触れたもの全てが燃焼対象となる発火系超能力(『欠陥の灯火』と呼ばれていた)を扱い近距離戦での火力を補い、
それ等二つを原動力に据えた加速装置『小人の逃げ足』を以っての速度は一時は亜音速にまで達すると言う。
かつCQC(軍用近接格闘術)の達人。非常に高レベルを維持したままに遠近対応を可能としたオールマイティタイプであり、その力は理性も正気も失われた今 でも顕在している。
しかもその標的は、如何なるワケかソレイユに敵意を向けている為、水面下では第一級警戒態勢に近しい警備が敷かれている。
誰彼構わず殺していると言われているのは酷く心外だと思っているらしく、
『オレが殺すのは、殺すに値するだけの価値を見出せるヤツと、無粋なヤツ』
という独自の価値観を持っているというが、凶行を重ねる狂人の言葉に耳を傾ける者は居ない。
一時期、メンバーと行動していたが現在は別行動。彼等もまた、自分の??殺害対象?≠ニのこと。

 当時の得物は、バッドよりは細く物干し竿よりは太い程度の黒銀色を示す杭。丈・重 量ははバスターソードとほぼ同一。
握り込みやすいよう柄に当たる部分に掘り込みを入れ込み、飾り気を付けようと柄尻へ帯を付けたり改造を施していた。
白銀を示す同質量の杭を生産する能力を有しており、最大九本まで増殖可能……という以外はコレといった特徴は無く、当然攻撃方法も突き刺したりするぐらい しか無く武器としては非常に扱いにくい代物だが、本人は好んで使用している。

コ ダマ・S・タイアー

 

姓名:己魂(コダマ)・S(サリー)・タイアー

出身…ハザード
所属…タクミ屋
階梯…タクミ屋店長(要塞級(何)
年齢…45
性別…男

 


「んむ、気分じゃ!!」


 “無軌道巡業型玩具商店”タクミ屋の現店長。タクミやハクレ イ、ミドーらの父親でもある。
山から転がり落ちてきた岩石そのままといった風の巨躯と、「生い茂る」という表現こそがしっくりくる立派な顎鬚、花火の如く腹に響く素敵な重低音ヴォイス が特徴。
「己が魂に従え」という、自分の名前に込められた意味そのままに生きているような人物で、気分の赴くままに全てを決める豪気な人柄。
しかし、気分だけで動いているように見えるが実は聡明で、口に出さない部分では、常に様々な人間の幸いを思って意思決定を行っている……のかもしれないが やはり見た目には気分で動いてるようにしか見えない(ぁ
階梯は、そもそもライセンスを取得しているのかどうかを本人が忘れている。少なくとも、要塞級呼ばわりされる程度の実力はあったようで、そのパワーは必殺 お仕置き技『番町尻屋敷』などでまだまだ健在と見られている。
口癖は「んむ!」。愛妻家であり、現在病を患ってハザードで療養中の妻には三日に一度は電話やメールをして近況報告をしている。
他の身内には厳しく、何かあればすぐに鉄拳(ほぼ文字通りの威力)を炸裂させるが、それは相手への思いやりの裏返しであり、厳しいながらも家族思いの頼れ る大黒柱である。

ちなみに、“タクミ屋”関係者は大陸各地に存在している。
それは単に彼らが道行く先々で意気投合した人々であったり、身の落ち着け場所を決めたり、巡業を支援する目的の為に一所に留まる事を決めた者であったり、 あるいは独自の目的を持って本隊と別れ、独力で世界を旅している者であったりする。
現在タクミ屋を取り仕切っているのはコダマ一家だが、彼の兄弟や従兄弟等にあたる血族は、上のような様々な理由で隊商と別れて暮らしており、機会があれば 集まって互いに顔見せをしたりしている。
もしも何かの縁があれば、またタイアーの血族に出会う日が来るかもしれない。

ジェスティ・クローリク

 

国籍:ハザード
所属:なし
階梯:生体偽士(11階梯)
年齢:43歳
性別:男
 


「揺らがず騒がず。です。…えぇ、たとえ今際の際でも穏やかに。そういう性分ですので」


 ハザード生まれのハザード育ち。18歳で軍に入り、36歳で負傷した右足の後遺症を理由に退役するまで、強襲部隊「リカントロープ」の隊長を務めていた。
 彼の能力は意思や精神力が皆無の無機物、ないしはそれらが極めて希薄か不安定な有機物に己の意思を流し感情を通すことで行動や調子を操作するというもの。
流した感情がポジティブであれば対象の調子はよく、ネガティブであればその逆となる。
 整備のされていない銃にポジティブな感情を流し新品同様に使える他、敵の武装にネガティブな感情を流して破壊することも可能。
 薬などで朦朧とした意識の敵兵に拷問をしなくても容易に自白をさせられる等、軍での任務には有利に働くことの多い能力である。
 能力の特性上、感情のコントロールに長け。普段は穏やかな笑みを浮かべたニュートラルモードを維持している。
 『狂気の伝染』第一症状感染者。ただし前述の感情操作により破壊衝動を普段は押さえつけている。が、ひとたび感染による破壊衝動を武装に注ぎ込むと基本的にえらいことになる。
 ただの小銃がガトリングガンに変形し、一見普通のショットガンのはずが着弾すると戦車も一発で吹っ飛ばす。錆びた長剣は謎の真空波を出すわ、メリケンサックは頭(だけ)を遥か後方に吹っ飛ばす。
 デタラメすぎる過剰武装っぷりだが、肉体的にも精神的にも負担が重いので過信はできない。ただ本人はこれをして「狂気の伝染も悪いものじゃないですよ(HAHAHA!)」と言ってのける豪胆さも持つ。
 元々人工的な生命に興味があり、軍の研究所にも出入りしていたことから退役後は軍からの出向という形でVeratyrに。オリジンことイオンのメンテナンス兼、ポッド内で暴れた際の鎮静を担当していた。
 ちなみに、メンテナンスは開発当初に纏められたマニュアルを現在でも使用しているが。感覚器官をチェックするための作業が「明らかに犯罪(同僚A)」「メンテじゃなかったら10秒で捕まるレベル(同僚B)」と言われ、(・ω・`)な顔でよく作業をしていた。
 社内において、イオンの生みの親である当時の開発主任が彼女に込めた「真意」に無自覚ながら気づいている稀有な存在でもある。
 と同時に、ポッド時代のイオンが個人と認識していた存在でもある。メンバーと共に再会した時はイオンの当時の記憶が曖昧になっていた事もあり、気づくのが遅れた。
 徐々にイオンに情が移っていたが、上層部がイオンの自我を封じる手段を講じているのを知り反発。彼女に関する古い資料を持って出奔してしまう。
 結果、鎮静処置を行えなくなったイオンは後に研究所で発生したドラゴン脱走事件の余波で逃走することになる。
 その後、家族と共に郊外に隠れ住んでいたが見つかってしまい、見せしめに妻子を殺され失意のまま社の監視下に置かれていた。自分が奪った資料を処理するように指示され、依頼を受けてやってきたメンバーと出会うことになる。
 Veratyr社からは相変わらず命を狙われており、件の事件後は軍時代の知り合いの元に身を寄せつつ払いきれていないメンバーへの依頼料を貯めていた。
 最近それらに漸く目処が立ち、彼らにそれを届けるついでに追手を振り切ろうと東方への渡航準備を進めている。


ハ クレイ・R・タイアー

 

姓名:白嶺(ハクレイ)・R(リジェーネ)・タイアー

出身…ハザード
所属…タクミ屋
階梯…なし
年齢…12
性別…女

 


「甘く見んなよ、『サンショは小粒でもピリリと辛い』、だぜ! ……ところで『サンショ』って何?」


 タクミ屋を営むタイアー家の長女。三人兄妹の末っ子にあた る。
小柄で短髪、ボーイッシュな服装をしている為、ミドーと同様性別を間違えられる事が多い。ただし兄と違って、彼女の場合は「むしろそれが良い」とかいう意 見が多いとかなんとか。
性格は活発の一言に尽き、どこで覚えてきたのか一人称「オレ」の「だぜ」っ子で、ずっと可愛い妹系を期待していたタクミは事あるごとに蹴られては涙を飲ん でいる。十八番はフランケンシュタイナー。
それでも一応お年頃なのか、体のある一部分の発育が遅い事を気にしたりしている。支持者に言わせれば「そこがまた(以下略」という事らしいが、その辺下手 に口に出すと足が出るので基本的には誰もその話題に触れない。
他人の“怒り”や“憎しみ”、“悲しみ”などの暗い感情の残滓を感じ取る能力があり、強い負の感情に当てられて落ち込んでしまう事もある。ただ、あまり長 く落ち込んでいる事は無く、自分で自分を元気づけてすぐ立ち直ろうとする、元気がウリのムードメーカーである。
現在は店の売り子などを手伝いつつ、これからタクミ屋で何をしていくか色々と勉強中。しかし体を動かす事が好きなので、「体を鍛えて隊商護衛をやる!」な どと言い出さないだろうかと、コダマとタクミはハラハラしながら見守っている。
最近タクミ屋に加わったリリーと仲が良く、この“お人形遊び”が彼女の女の子らしさを開拓してくれないかというのが二人の密かな期待である。

ベ ル・ティドゥル

 

国籍…ハザード
所属…西方月光
階梯…拳士(13階梯)
年齢…15
性別…男性

 


「ニョホホホ〜。お仕事お仕事、がんばるぞーぃ」


 ジャギ休養によりデジマ支部長代打としてハザード首都西支部 よりこちらへと召喚されてきた少年。  
ゆったりとした衣装を好んでも隠し切れないほどに小柄、
同年代の同性と比べるより、異性と並べたほうがしっくりと来る、
いいやそれでもまだ小さいという矮躯で本人もその事をとても気にしている。
そんなナリに加えて優しげな笑みがよく似合いそうな目鼻の位置を持ち、女性受けは良さそう……
なのだが、全く似合っていない爺口調とそれっぽく渋い趣味嗜好のせいで実はあんまりモテない人。

庭に出れば盆栽を弄り、カラオケに行けば演歌を熱唱、日中は健康体操や公園で鳩に餌 やり、などなど、
そりゃあ今時の若い人は付いてきちゃくれなさそうな渋〜い趣味嗜好であるのは勿論ちゃんとワケ有り。

実年齢が、今年で御歳96歳の誕生日を迎えるから。
何でも、元々は筋骨隆々のジジイであったそうだが、とある時にとある『九十九の鍵』から呪いを受け、
??今まで生きてきた時間のうち肉体が経たもの??
を吸い取られたらしい。しかも、吸い取られた時間はその鍵を破壊しなければ戻ってこない。
挙句の果てにはそれを取り返さなければ今後とも歳を取ることがないという付与効果付きだとかなんとか。

若返る、歳を取らない。
傍目からは羨ましがられそうな効果だが、じい様本人としてはとんでもなく不服なご様子。


テアケ流と呼ばれる東方由来の武術を扱う。
傍目からすれば重力を操っているようにしか見えず、
技を掛けられた当人もまた似たような感想を抱くほどに、
誰であろうと投げ飛ばす不可思議な技を好んで使用している。
今のところ仲間内だけでしか披露していないが、そのうちに敵に掛けるところも見せてくれるとか……

恐いものは、『うちの女房』と『命賭けの一撃』。捨て身の攻撃とか、自棄っぱちの突 撃とか、そういうのとは別で『ただ速い物、ただ強い物、そういうのなら例えそれが雷であろうと物の数では無い』らしい。武を極めた達人らしい物言いであ る、余人には何のことかさっぱりだが。

ちなみに老人会運営に関わっているらしく??魔拳?≠?"最古の魔法使い?≠ニは知 古の間柄。

バー バラ・モンド

 

国籍…ハザード
所属…井戸端会議(議長)
階梯…10階梯?
年齢…80以上
性別…女

 


「謝れるのはあたしが杖を持ち上げるまでだよ。墓石の準備があるなら、何も言わないでええがね」


 ルチルスに住んでいる齢80は越えているだろう、という外見 のお婆ちゃん。愛称は「ばぁ様」「ばっちゃん」。
他の若いモン(*60代)に負けず劣らず、今日も野菜畑を耕して汗を掻く。
また村長の奥様であり、村では度々夫婦の微笑ましい口喧嘩や一緒に出かける様も見かけられる。

しかしその正体は、ジル少年が364戦364敗し続けたという果物屋のおばちゃん(エルザ・レス)の子孫。なんでも、大恋愛の末に此方の村に駆け落ちした のであって、それまではずっと隣町のパークサイドに代々住んでいたのだとか。
若い頃にとった階梯は10よりも上だったというが、ルチルスでは記録がない為にあまり信じられてはいない。だが今でも身体のキレは衰えず、それどころかよ り身軽になったとかで仕込み杖を振った音がしたと思ったら誰かが倒れている、とかなんとか。
もっとも、そんな杖が振るわれるのは余程の悪漢、という事になるのだろうが。

ロー ラ

 

国籍…ハザード
所属…ハンター
階梯…獣化士(5階梯)
年齢…不明(外見17)
性別…女

 


「んー、めんどくさい。教えてあげるからトドメよろしくー」


 ハザードの各地でハンター業を営む女性。外見は少女だが実年 齢を知る者はいない。
とんでもなく怠惰だという悪癖があり、普段はごろごろするか寝ているかだが、その身体能力は膂力走力跳躍力、あらゆる面で目を見張る。
また、異貌の生態や弱点に異様なまでに詳しく、自分で狩りをする以外にもそういった情報を同僚に売って生計を立てている。
その情報は正確かつ他の情報屋に比べて安価なため、頼れるご意見番として知名度は高い。たまに「なんでそんな事知ってんだ」と思わず言ってしまう異貌トリ ビアも混ざるが。

しかしその正体のルーツは、第3次世界戦争期にまで遡ることになる。
彼女は当時のバイオ技術の粋を集めた強化兵士、「不老不死」の領域にまであと数歩にまで迫ったという、最高位の生物兵器である。
長い年月の内に蓄積した膨大な異貌等との戦闘経験も加わり、その実力はドラゴンに匹敵するとも言うが、異常に怠惰な彼女のこと、万に一つ死に掛かったとし ても全力は出しそうにない。
科学魔術問わず、大戦期のテクノロジーについて多くの知識を有し、また彼女の存在そのものが「九十九の鍵」ではないかという憶測も流れ、ハザードからこっ そり身柄を狙われているとか。