ゴミムシダマシの仲間

( Cucujoidea / Heteromera )

　ヒラタムシ上科(Cucujoidea)は､大きく球角群(Clavicornia)と異節群(Heteromera)とに分けられるが､ここでは異節群を扱う｡
　異節群はヒラタムシ上科のうち､各脚の跗節が♂♀共に5-5-4､稀に4-4-4もしくは3-3-3､3-4-4で､転節と腿節が斜めに接続し､腿節の端部が転節の前側を覆う(異節類型)ものである｡触角の先端には球桿を欠く種が多い｡食性や生態は様々で､朽木や樹皮下､腐植土層に生息する種が多いが､砂地や岩礁､幼虫が他の昆虫に寄生する種もいる｡また､詳しい生活史が判明していない種も少なくない｡オオハナノミ類やツチハンミョウ類は過変態する甲虫として有名である｡全世界で32科に分けられ､そのうち国内にはコキノコムシ､デバヒラタムシ､ホソカタムシ､タマムシモドキ､ツヤキカワムシ､ハムシダマシ､コブゴミムシダマシ､ゴミムシダマシ､クチキムシダマシ､ハネカクシダマシ､チビキカワムシ､ホソキカワムシ､クワガタモドキ､キノコムシダマシ､ナガクチキムシ､ヒラタナガクチキムシ､ハナノミ､オオハナノミ､ハナノミダマシ､キカワムシ､アカハネムシ､ツチハンミョウ､カミキリモドキ､クビナガムシ､アリモドキなど26科の種が分布する｡

現在日本で土着が確認されているヒラタムシ上科異節群のうち､
そのうち下記の228種が千葉県で記録されている｡

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