株式セミナーのジレンマ勝者と敗者の違い一生経費で終わりますか?
スランプ脱出法定性分析について「決算書深読み術」に思う今後の予定とか
ソフト開発企業のファイブフォース分析どんなバカでも参入できる本の整理
第三者割当増資と大量保有報告書帝国ホテルおしゃれでもかっこ良くもない
6冊目の本決算書でわかる株式投資入門

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ショートコラム(2007年9月)

■決算書でわかる株式投資入門(2007年9月29日)

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久しぶりに本格派の株本に出会いました。「文庫 マンガ 決算書でわかる株式投資入門」です。

一見、この本は本格派には思えません。文庫本で、しかもマンガだからです。

ところが、読んでみると、損益計算書には裁量の余地があり、利益が水増しされたり、節税のために先送りできることがケーススタディを交えて解説してあります。どうやら、このマンガは「投資家から「自立する」投資家へ」が元になっているようです。

レベル的には「「粉飾決算にだまされるな!決算書深読み術」レポート&音声セミナー 」と同等ですから、合わせて読まれるとわかりやすいです。さらに興味がある方は「投資家から「自立する」投資家へ」や「「DVD ファンダメンタルズ分析入門セミナー」に進まれるといいでしょう。

公開情報の読み方セミナー」に参加される方も、読んでおかれるとセミナーにスムーズに入れますよ。


■6冊目の本(2007年9月28日)

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編集者さんが忙しいらしく、5冊目の「国際バリュー投資入門」の作業が中断しています。そこで、6冊目を書き始めることにしました。6冊目では、原点に返り、銘柄分析にじっくり取り組む本を目指したいです。

4冊目の「バリュー株で勝つための<図解>「決算書&企業価値」分析ドリル」からは「これが最後」といいつつ書いているのですが、時々で(自分としては)ベストのものを提供できれば「それもありかな」と思ったりします。

もともと、スロースターターなので「どのような見せ方がいいのか」あれこれ迷いながら進めていくことになりそうです。


■おしゃれでもかっこ良くもない(2007年9月24日)

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SGターゲット・ジャパン・ファンドの運用報告書を読みました。このところのバリュー株の値下がりを受け、パフォーマンスは冴えませんが、運用方針(4ページ)にぐっとくるものがありました。太字にて引用します。

皆様にこのファンドを通して投資していただいている企業は、あまりおしゃれでもかっこ良くもないかもしれませんが、財務内容が良く、事業基盤がしっかりしている割安な会社です。

ファンドマネジャーの良心が伝わってくるような一文です。ぜひ、ダウンロードして、全てを読んでみてください。再びバリュー株が脚光を浴びる頃には、このファンドも素晴らしいパフォーマンスを取り戻していることでしょう。


■帝国ホテル(2007年9月21日)

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NIKKEI NETに次のニュースが出ていました。

三井不動産、帝国ホテルを傘下へ・株33%取得、900億円で

三井不動産が国際興業から帝国ホテルの33%の株式を取得、傘下に収める方向で最終調整に入ったことが明らかになった。取得額は900億円程度の見通し。三井不は東京都心の日比谷地区での再開発を共同で手がける狙い。高いブランド力を持つ帝国ホテルに、国内不動産業界で首位の売上高を持ち開発資金の豊富な三井不が協力して日本への攻勢を強める海外大手ホテルに対抗する。

三井不、米大手投資ファンドで国際興業の親会社であるサーベラス・キャピタル・マネジメント(ニューヨーク市)、帝国ホテルの三者は来週中の合意をめざして詳細を詰めている。国際興業が持つ帝国ホテルの発行済み株式39.6%のうち33%を三井不が買い取る方向。1株あたりの取得価格は9000円程度(20日終値は5590円)で調整している。(07:02)

帝国ホテルは、夏期セミナーと会員制レポート(7月分)で「近隣ビルとの比較では割安ではないか」と取り上げたばかりです。分析では、インペリアルタワーの価値を1株4,500円と試算しました。 1株9,000円で買い取るということは、残りの4,500円が帝国ホテル本館、大阪ホテル大阪、上高地帝国ホテルの価値と考えられます。

なお、本日で材料出尽くしと思われますので、レポートをサンプルとしてバリュー株投資で勝つための<図解>「決算書&企業価値」分析ドリル サポートページに追加しました。分析手法は流用できるでしょうから、よろしければ参考にどうぞ。

余談ながら、私は株価が下がるのを待っていたため、この銘柄では儲け損ねました。何事も、そう上手くはいかないものです(苦笑)。


■第三者割当増資と大量保有報告書(2007年9月18日)

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ちらほらと「公開情報の読み方セミナー」の申し込みをいただくようになりました。このペースでは、程よい人数になりそうです。

今回は「この項目を説明してほしい」という熱心な方がおられたので、第三者割当増資と大量保有報告書の「さわり」についても解説を加えました。

第1部:公開情報の読み方
1−1.貸倒れ
1−2.訴訟
1−3.判決
1−4.取締役の辞任
1−5.業績下方修正
1−6.特別損失
1−7.第三者割当増資(追加)
1−8.大量保有報告書(追加)

第三者割当増資と大量保有報告書は、投資ファンドなど「プロ中のプロ」が絡んできますので、彼らが「あるビジネスをいくらで評価しているのか」がわかり、たいへん参考になります。また、PMV(プライベート・マーケット・バリュー:事業家的市場価値)とも大いに関連があります。

項目が増えたことにより、内容も盛り沢山で、かなり「濃い」セミナーができそうです。枚数が多ければ良いわけではありませんが、テキストは31ページ(表紙を含む)、資料は23セット69ページ、合わせて100ページとなりました。レベル的には「3万円クラス」のセミナーを目指します。

なお、前もって勉強したい方は「バリュー投資入門」のマリオ・ガベーリとマイケル・プライスの章を読んで、余裕があれば「「粉飾決算にだまされるな!決算書深読み術」レポート&音声セミナー 」を聞いておくといいでしょう。

このところの情け容赦ない下げにより、状況は1997年秋、2002年秋と酷似してきました。未だに「志の高い方」「心の折れていない方」にとっては千載一遇のチャンスです。お互い、奮起したいものです。

(なお、当日の参加が無理な方には、音声CDを発売します。CDについては、改めて案内します)


■本の整理(2007年9月16日)

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本田直之氏の著書が話題になっているので、新書の「勝つレバレッジ時間術」を読んでみました。参考になったのは、著者の「整理とは捨てること」という考え方です。名刺は、すぐに顔が浮かばない相手であれば、捨ててしまうそうです。

私は、本棚からあふれた本が畳の上に積みあがり、収拾がつかなくなっていました。今までは「実家に居候している関係で、押入れなしの6畳間しか使えない。本があふれていても仕方ない」と思っていたのですが、これは言い訳です。「6畳間しか使えないのであれば、そこに収まるようにするべきだ」と考え直したのです。

そこで、土曜日の廃品回収に合わせて、本の整理を行うことにしました。本棚の90%程度におさまるよう、不要なものは捨てるという整理方法です。再度チェックしてみると、必要でない本がけっこうありました。

例をあげますと
■大学時代の独和辞典(辞書は捨てにくいので持っていたが使わない)
■全国ビジネスホテルガイド(ネットで検索できる)
■構造化プログラミングの本(もうマスターした)
■PhotoshopやIllustratorの参考書(必要な操作は覚えた)
■掲載されているが扱いの小さい雑誌(代表的なものを残しておけば十分)
■不動産投資の本(実物不動産への投資は行わないと決めた)
■献本をいただいたもの(一読したし、お礼のメールも出している)
などです。

そういえば、サラリーマン時代も、やたら資料を抱えていた人ほど、残業時間が多かった気がします。私は、会社では、思い切って捨てる方でした。止まってしまったプロジェクトの資料などは、一定期間経過後に破棄していました(なぜなら、この手のプロジェクトの再開時は、ほぼ間違いなく、やり直しになるからです)。隣の先輩は「資料を集めるのが趣味か」と思うほど、たくさん抱えてきましたが、帰りは遅かったです。

今回、持っている本の1/3は捨てたので、本棚にも空きスペースができ、畳も見えるようになりました。何よりも気分爽快で気持ちがいいです。皆さんにもおすすめですよ。次回は、引き出しの中を整理するつもりです。


■どんなバカでも参入できる(2007年9月15日)

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公開情報の読み方セミナー」のテキストがほぼできました。私の場合、いつもそうなのですが、テキストを作っていくうちに当初の目論見と違ってくることが多いです。でも「良かれ」と思って変更していますので、セミナーのレベルアップにつながっていると考えていただければ幸いです。

結局、見出しレベルでは、こうなりました(まだ変更するかもしれません)。

第1部:公開情報の読み方
1−1.貸倒れ
1−2.訴訟
1−3.判決
1−4.取締役の辞任
1−5.業績下方修正
1−6.特別損失
1−7.第三者割当増資
1−8.大量保有報告書

第2部:業績悪化企業の共通点
2−1.業績悪化のパターン
2−2.避けるべき投資対象
2−3.バランスシートの劣化
2−4.悪材料の噴出
2−5.早期発見のコツ

第3部:好ましい投資対象とは
3−1.業績好調企業のパターン
3−2.好ましい投資対象
3−3.投資対象としてのエクセレントカンパニー

第4部:ポートフォリオ管理
4−1.アセット・アロケーション
4−2.投資スタイル
4−3.リスクコントロール
4−4.株価下落時の対応
4−5.マーケット・タイミング

第1部では、いきなりケーススタディから入ります。直近のニュースリリースから悪材料ばかりを集めました(余談ながら、ここ半月ほど、東証の適時開示情報閲覧サービスを目を皿のようにして見ていました)。そして、該当企業の決算短信や有価証券報告書から「悪材料を予想できたのか、業績(株価)に与える影響はどうか」を検証してみます。

この作業を通じて、普段は忙しいサラリーマンの方にも「決算短信や有価証券報告書のどこを見ればいいのか」「持ち株にニュースが出たとき、短時間で投資判断を行うには」という投資スキルを身に着けていただければと思います。

第2部では、第1部の結果を元に、業績悪化企業の共通点を探っていきます。ここでは「避けるべき投資対象」のパターン化を行うわけですが、特徴の一つがタイトルにあげた「どんなバカでも参入できる」ほど参入障壁の低い業種です。避けるべき業種がわかってくれば「地雷を踏む」確率も下がってくるでしょう。

第3部では、好ましい投資対象を取り上げます。「逆もまた真なり」という言葉の通り、避けるべき投資対象がわかれば、好ましい投資対象が見えてくるものです。このような企業群をウォッチしておき、市場と連れ安したときに買えばいいのです。そういう意味では、ミニクラッシュ的な下げもチャンスに映りますね。

第4部では、下げ相場を乗り切るためのポートフォリオ管理についてです。以前のセミナーと重なる部分もありますが、再度「口を酸っぱくして」申し上げます。

なお、今のところは、お申し込みがかなり少ないです。学習塾ではありませんが、このままでは個別指導レベルのセミナーができるほどです。

そこで、角山オフィスも考えました。あえて少人数制として、講師との距離が近いセミナーを目指します (^^) 。

■東京・大阪とも15名様限定
■希望される方は、終了後に喫茶店での懇親会つき(小1時間程度)

それでは、皆様のご参加をお待ちしております。


■ソフト開発企業のファイブフォース分析(2007年9月13日)

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いわゆるIT関連は、華やかなイメージを描きがちですが、実際はそうでもありません。未だに多重下請構造、人月計算主義という旧態依然の体質を抱え、SEやPGの長時間低賃金労働で成り立っている業界です。参入障壁も低くて過当競争であり、新興市場にはこの手の企業がゴロゴロしています。

試しに、典型的なソフト開発企業(2次下請けクラス)のファイブフォース分析を行ってみましょう。ファイブフォース分析については「バリュー株で勝つための<図解>「決算書&企業価値」分析ドリル」で解説しています。専門家の解説を聞きたい方はKENさんの「収益バリュー投資術セミナーDVD」をご覧になるといいでしょう。

1.新規参入の脅威・・・ソフト開発は机とPCを用意して、頭数を揃えれば、誰でもできます。仕事を受注できるだけの、業界での多少の経験とコネがあればOKです。参入障壁が低いため、常に新規参入の脅威にさらされています。

2.業界内の競争・・・ライバルは大勢いますから、競争は厳しいです。

3.代替品の脅威・・・ソフト開発についても、単価の安いアジア諸国に移行する動きがあります。衣類と同じように「海外生産品」が脅威となるでしょう。

4.買い手の競争力・・・ソフト開発業者のほとんどは、少数の大手SIベンダーの下請けです。そのため、交渉力は弱いといえます。

5.売り手の競争力・・・業界の多重下請構造により、仕事をさらに下請けに出しています。ところが、下請けが納期を守らなかったり、品質不良のものを納品された場合、大手SIベンダーとの間に挟まれて対応に苦慮することになります。

ファイブフォース分析(5つの力)
   
1.新規参入事業者
   
新規参入の脅威 ↓
買い手の交渉力
5.売り手
(供給業者)
2.競争業者
業界内の競争
4.買い手
(ユーザー)
売り手の交渉力
↑ 代替品の脅威
   
3.代替品
   

私もSEだったので、どうしても辛口の見方になってしまうとはいえ、こうして分析してみると、いいところは何もないですね(苦笑)。 中にはバリュエーション的に割安な銘柄もありますが、それだけを手掛かりに投資するのはいかがなものかと思います。


■今後の予定とか(2007年9月12日)

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今後の予定について、簡単に書いておきます。

5冊目「国際バリュー投資入門」の方は、原稿作成がほぼ終わっている段階です。ただ、張り切りすぎたこともあり、原稿を300ページ分書いてしまいました。ある程度は編集者さんにお任せすることになりますけど、これをどうやって200ページあまりの本に落とし込むかが今後の課題です。また、図表については全て掲載許可を取るそうで、ものによっては代替案を考える必要も出てきそうです。そういうこともあり、11月発売が微妙になってきました。

その後は、しばらく執筆を休むつもりだったのですが、本を書かないと時間が余ってしまうのと、来年の事業計画も立たないので、もう一冊書くことにしました。幸いにも、ある出版社で書かせてもらえることになったので、6冊目は「バリバリバリュー」的な方向で考えています。執筆期間は本年11月〜来年2月を予定していますので、来年上期中には発売できそうです。

ということで、次の仕事も決まったので、10月には鉄道旅行にでも生きたいと思っています。久しぶりに時刻表を買ってきて、あれこれプランを練っているところです。


■「決算書深読み術」に思う(2007年9月8日)

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「粉飾決算にだまされるな!決算書深読み術」レポート&音声セミナー 」が人気のようです。

KENさんの「収益バリュー投資術セミナーDVD」もそうですが、やはり職業上のバックホーンを持っている方は強いですね。公認会計士として上場審査を担当された経験をお持ちで、個人投資家としても優秀なcpainvestorさんの講義であれば、聞いておきたいと思うのが当然でしょう。

今回は、まだお持ちでない方のために、セミナー当日の記憶を辿りながら、少し詳しく解説してみます。

まず、事前課題として配布されていた、経営破たんしたIXIの決算書から「どこが怪しいか」見つけ出すことからセミナーがはじまります。いわゆる「つかみ」の部分ですが、うまく考えられています。

そして、創造的会計のスキームが7つのパターンに分類され、ケーススタディを交えながら、セミナーが進んでいきます。投資家として、粉飾や業績予想の大幅下方修正にまきこまれないために、どういう視点で決算を見ていくべきか、おおいに参考となりました。これだけ具体的な内容は、他のセミナーでは聞くことができないでしょう。特に、税効果会計(繰延税金資産)についての、明快な説明は感動ものでした。

その後は、不正が起こる背景を探るために、定性分析へと踏み込んでいきます。セミナーのクライマックス部分です。最近は、監査法人もビジネスモデルまで見るようにしているというお話が印象的でした。まとめとして、どう対応すべきかと、講師の銘柄選択プロセスを示されていました。

付録としては、48項目の「怪しい兆候」チェックリストがついています。持ち株の決算書チェックにも使用することができ、これだけでも相応の価値があります。テキストは66ページもあり、文字のぎっしり詰まった力作です。

この教材、よく売れているそうです。そうなれば、中級以上の投資家においては、このレベルが「標準」となります。個人投資家のレベルアップにつながるのは喜ばしいことですが、同時に、このような教材でしっかり勉強される方とそうでない方の「格差」も広がることになります。

また、株式セミナーの講師や株本の著者にとっては「脅威」であり、客層の目が肥えることから、中身のないものは淘汰される方向に進むでしょう。

ある意味で、投資家教育において「一石を投じる」存在かもしれないですね。

追記:ややレベルの高いセミナーです。初心者の方には「財務分析セミナー&決算書深読み術音声セミナー セット 」もあります。


■定性分析について(2007年9月6日)

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ブログ に「避けるべき業種」というタイトルを掲載したところ、読者からも、他の講師陣からも、けっこうな反響がありました。

私は銘柄選択において、定量分析と定性分析を併用しています。そして「避けるべき業種」は定性分析の観点から書いたものです。この手の業種には、PERが低い銘柄も多く、定量分析中心の方にはショッキングな内容だったかもしれません。

もちろん、プロや上級者は、この辺りも調査済みですから「織り込み済み」で安くなっていると考えるのが妥当です。

マンデベや学習塾については、これまで成長できた理由と今後は厳しくなる根拠を、セミナーでさんざん述べてきました。たまたま当たっただけかもしれませんが、以前から「警告していた」ことは強調しておきます。

詳細は、定性分析の解説をしている音声CDかDVDで確認してください(内容は、ほぼ同じです)。学習塾については「学習塾業界の憂鬱」でも少し触れています。

音声CD → 【2007年新春セミナーCD】
DVD → 角山智の割安成長株の見極め方徹底マスター(実習講座)

これらを参考に、自分なりにできる範囲からはじめていけばいいと思います。定性分析は「競争優位性」とか、言葉の雰囲気から難しいように感じますが、実はそうでもないです。銘柄分析は、あらゆる角度から行う方が「落とし穴」に陥らなくて済みます。

また、このような視点を持つと、ビジネスパーソンとしてのスキルアップにもなります。

さらに付け加えておきますと、決算短信や有価証券報告書にも定性分析に使える項目があります。これについては「公開情報の読み方セミナー」でお話します。

何だか、宣伝ばかりになり、申し訳ないのですが、苦労して身に着けたノウハウをすべて無料で出すわけにもいきません。ご理解をたまわりたく存じます。


■スランプ脱出法(2007年9月5日)

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cpainvestorさん、お悩みのようですね。

そういえば、私も「スランプかも・・・」というコラムを書いたことがありました。

このときは、せっかく大手名門出版社で書かせてもらえることになったのに、筆が全然進みませんでした。原稿を送っても編集者さんに「これって、まだラフですね」と言われる始末です。不調の原因もわかりません。

おまけに、雑誌の取材や、スポット的なメルマガ依頼など諸々が集中した上に、セミナーも2つ重なってしまい、てんやわんやしていた時期でした。

個人事業主は、仕事を仕上げないと代金はいただけません。ましてや、不本意なものを出して「次」がなければ悔いが残ります。

気分転換の旅行に出る余裕もなく、毎日ひたすら机に向かっていました。そうすると、不思議なもので、6月頃から調子を取り戻すことができました。

おそらく「簡単に儲かる投資法」と「短時間でできるスランプ脱出法」はないと思います。大きくジャンプする前にかがんでいる状態だと思えばいいのではないでしょうか。

単純労働やルーチンワークには、スランプはほとんどないはずです。「自分は、創造性豊かな、付加価値の高い仕事をしているからこそ、スランプにもなるのだ」と言い聞かせれば、自然と元に戻るものなのでしょう。

なお、最後に付け加えておきますと、6月はじめに「歌って踊れる」会計士さん、経営コンサルタントさんにお会いできたのは、モチベーションアップにつながりました。この場を借りて、お二人にはお礼を申し上げます。


■一生、経費で終わりますか?(2007年9月3日)

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ほとんどの人は、定年までサラリーマンとして勤め、コツコツと銀行預金に励みます。世間では、このような「まじめコツコツ」が良いとされています。

ただ、問題は「誰にとって」良いとされているかです。資本主義社会は「資本家のための社会」ですから、資本家にとって「都合が良い」のです。

サラリーマンとして働くことは、会社の経費になることです。製造現場で働いていれば「売上原価」、本社スタッフや営業マンは「販管費」です。

銀行預金は、会社に貸し出され「営業外費用の支払利息」となり、こちらも経費です。

投資家ならご存知でしょうが「売上−経費=利益」ですね。サラリーマンは経費で生活して、資本家には利益が残ります。

ここで、少し思い返してみてください。
■いい暮らしをしているのはどちらですか?
■資本家の豪邸を見て「そんな贅沢ができるなら、従業員の給料を上げるべきだ」と思いませんか?
■都銀の窓口で、鼻であしらうような扱いを受け、むかついたことはありませんか?

腹を立てても仕方ありません。社会のルールがそうなっているからです。クレバーに、資本家サイドに回ることを考えましょう。

とはいっても、自分でビジネスを起こすのは、多大な困難を伴いますので、おすすめしかねます。

「では、どうすればいいのか」と思われるかもしれません。幸いにも、株式市場というところで「利益の分配に与れる権利」を売っています。当初は、サラリーマンとして働き、コツコツ銀行預金で元手を作るとして、ある時点からは「利益の分配に与れる権利」を買い進め、資本家サイドにシフトしていくべきです。

そして「利益の分配に与れる権利」を買い始めた以上は、基本的に増やす方向で進めてください。やっとの思いで手に入れたものを、短期間で手放してしまう人が多いのは不思議です。

繰り返しますが「売上−経費=利益」です。経営とは、経費を抑え、利益を増やす技術です。だから、給料と銀行預金の利息だけでは「何とか暮らしていける程度」のものしか残りません。

それでも、一生、経費で終わりますか?


■勝者と敗者の違い(2007年9月2日)

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勝者と敗者の違い」が紹介されてました。興味深いので引用します。

1.勝者は間違ったときには「私が間違っていた」と言う
  敗者は「私のせいではない」と言う

2.勝者は勝因は「運が良かった」と言う。例え運ではなかったとしても
  敗者は敗因を「運が悪かった」と言う。でも、運が原因ではない

3.勝者は敗者よりも勤勉に働く。しかも時間は敗者より多い
  敗者はいつでも忙しい。文句を言うのに忙しい

4.勝者は問題を真っ直ぐ通り抜ける
  敗者は問題の周りをグルグル回る

5.勝者は償いによって謝意を示す
  敗者は謝罪をするが同じ間違いを繰り返す

6.勝者は戦うべきところと妥協すべきところを心得ている
  敗者は妥協すべきでないところで妥協し、戦う価値がない所で戦う

7.勝者は「自分はまだまだです」と言う
  敗者は自分より劣るものを見下す

8.勝者は自分より勝るものに敬意を払い学び取ろうとする
  敗者は自分より勝るものを不快に思い、アラ捜しをする

9.勝者は職務に誇りを持っている
  敗者は「雇われているだけです」と言う

10.勝者は「もっと良い方法があるはずだ」と言う
   敗者は「何故変える必要があるんだ?今までうまくいっていたじゃないか」と言う

株式投資にも当てはまるものが多いですね。特に1、2、8はその通りだと思います。1は「損切り」をできるかできないかと関係ありますし、2は「戦略的に間違っている投資家」が使う言い訳です。8は、ブログへのコメント欄が顕著ですが、書いた本人が勝者か敗者かわかっていまうことがあります。

トータルに考えれば、銘柄選択は、投資の一部分でしかなく、このような背景にある考え方が大切なのでしょう。


■株式セミナーのジレンマ(2007年9月1日)

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公開情報の読み方セミナー」の募集をはじめていますが、出足がこれまでになく鈍いです。皆さん、8月の急落でモチベーションも下がっているのでしょうか。

今回と対象的だったのは、2006年1月の「「超分析」バリュー投資セミナー」でした。大阪会場では、募集早々に満席となり、追加開催も一杯になりました。主催は日本ファイナンシャルアカデミーだったのですが、私のところにも「席が取れない」というメールをいただいたものです。

株価は、今の方が断然安く、投資チャンスであることは明らかなのですが・・・。どうも「教えたいときには人が来ず、そうでないときには殺到する」のが、株式セミナーのジレンマのようですね。

今回のセミナーでは、企業が発表するニュースリリースに対して、決算短信や有価証券報告書のどの部分を見て、どう対応していけばよいのか、7例ほどのケーススタディーを用意しました。また、悪材料については、予見可能かどうかも検証してみます。

私が過去12年間、マーケットで何とかやってこれたのは、投資家としての「アンテナの感度」が少しは良かったからだと自負しています。セミナーでは、そのあたりのノウハウをお伝えできればと思っています。

下げ相場のよいところは、ネタ(ケーススタディ)が新鮮でたくさんあることです。「勉強には最適の機会ですよ」とPRして、ご参加をお待ちしています。



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