2007年の抱負私が外国債券を毛嫌いしている理由セミナーに参加される方へ
個別銘柄かインデックス投資か投資の目標を決めましたアップルとマイクロソフト
一息ついていますメルマガとブログセミナー講師の気持ちAmazonキャンペーンについて
見合いの達人座り方長期投資について会員制レポートに「体験コース」を新設します
昨日は新春セミナー(大阪)でした明日からAmazonキャンペーンです
ブリストル・マイヤーズ・スクイブ

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ショートコラム(2007年1月)

■ブリストル・マイヤーズ・スクイブ(2007年1月31日)

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バリュー投資を行っていると、いつかは持株がM&Aの対象になるものです。私も、コナミ東京、積和不動産、国際観光会館で経験しました(東映ラボ・テックは先読みして売却)。

M&Aといえば、欧米が本場です。一昨日、持株のブリストル・マイヤーズ・スクイブ(BMY)が急騰したので、英語のニュースを当たってみると、仏製薬大手サノフィ・アベンティスとの合併報道が出たようです(日本語のニュースはこちら)。

ブリストル・マイヤーズ・スクイブは典型的なバリュー株です。業績はさえず、PERも安くありませんが、配当を維持していることから、配当利回りは4%を上回ります。また、ブランデス社(過去のコラム:ブランデス・インベストメント・パートナーズ)やハリス社(日本ではAvest_Eを運用)といったバリューファンドが好んで買っています。

欧米では、本質的企業価値に対して、割安な株価がつくと、格好の買収ターゲットになります。日本で、まだまだ割安な銘柄が目立つのは、その辺の事情の違いもありそうです。三角合併は経営陣にとってプレッシャーになるでしょう。

ブリストル・マイヤーズ・スクイブについては、売却の時期をうかがいながら、入れ替える銘柄を探すことになりそうです。購入したのは昨年11月なので、意外と短期売買になるかもしれません。


■明日からAmazonキャンペーンです(2007年1月30日)

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明日(1月31日)から「バリュー株で勝つための<図解>「決算書&企業価値」分析ドリル」のAmazonキャンペーン(詳細はこちら)を行います。

今回は、親交のある個人投資家さんに、ご協力をお願いしました。皆さん、快諾していただき、サイトやブログ、メルマガに掲載していただけることになりました。

ここをご覧の方の巡回先は、似たようなものだと思いますが、あちらこちらで、私の新刊を取り上げていただいているのは、そういう理由です。また、何人かの投資家さんには、原稿や校正の段階でもお見せしました。

いつも思うのですが、バリュー投資家は、人柄の良い方が多いです。殺伐としたマーケットの中で、その暖かさを感じるとき、このサイトをはじめて良かったと実感します。


■昨日は、新春セミナー(大阪)でした(2007年1月29日)

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昨日、大阪で新春セミナーを行いました。参加された皆さん、ありがとうございます(たーちゃんが感想を書かれています)。

少人数(15名程度)だったので、全員当てることができたのは良かったのですが、時間が押してしまい、最後が駆け足になってしまったのは反省点です。アンケートにも「決算書の説明より、銘柄分析や企業価値評価の話をもっと聞きたい」という意見が目立ちました。

大阪セミナーの反省点は、2月3日の東京セミナーに生かしたいと思います。時間配分を考え直し、後半に時間を取れるようにします。テキストも少し修正します。ただ、東京セミナーは30名以上の申込みをいただいており、順番に当てていくのは難しくなりそうです。そこはご了承ください。

申込みは31日まで受け付けておりますので、よろしければどうぞ。なお、東京セミナーの終了後は先約があり、オフ会などはできません。念のため、書いておきます。


■会員制レポートに「体験コース」を新設します(2007年1月26日)

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会員制レポートに「体験コース」を新設しますので、そのお知らせです。これはテニススクールの「体験レッスン」にヒントを得たもので「良さを実感してから、入会していただこう」というコースです。

入会方法
メールの件名を「体験コース希望」として、ご本人の氏名(漢字・カナ)、ご住所、電話番号、振込人名(ご本人と異なる場合)を書いて申込みください。
■折り返し、振込口座をご案内しますので「体験コース」会費2,100円を振り込んでいただきます。 ご入金次第「体験コース」会員となります。
■入金月を含めて2か月間、会員制レポートの全てのレポート6,300円相当(ポートフォリオ、銘柄分析レポート、資産運用レポート(奇数月)、J-REITレポート(偶数月)、外国株レポート) をお送りします。
■2か月後、さらに継続される場合は、正式な入会をお願いします。なお、入会金からは「体験コース」会費2,100円を差し引きます。つまり「体験コース」後に入会していただくと、体験コースは実質無料になります。
■「体験コース」の延長はできません。お一人様一回限りとさせていただきます。業界の方はご遠慮ください。

このように「体験コース」は大変お得です。「角山はいったい、どういうレポートを書いているのか」ご興味のある方は、この機会をご利用されてはいかがでしょうか。


■長期投資について(2007年1月24日)

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長期投資について「常にフルインベストメントのバイアンドホールドではダメなのでしょうか」という質問をいただきました。

質問された方も悩んでおられるようですが、難しい問題ですね。

答えは「正解はなく、状況に応じて柔軟に対応すべき」だと思います。

例えば、好景気が続き、長期金利が6〜7%にでもなれば「株式より債券が有利」という投資判断ができるかもしれません。個別銘柄では、割高になったり、業績が悪化した場合、入れ替えも必要でしょう。

ですから「なるべく株式の組み入れ比率を高く保ち、長期保有を行う」のがベターですが、その時々での投資判断を加味することになります。

なお、投資判断において、気をつけたいのは、タイミング手法ではなくプライシング手法を使うことです(タイミング手法とプライシング手法についてはブログ に書きました)。

一つの方法として、アセット・アロケーションを組み、全てインデックスファンドで運用するのであれば、フルインベストメントのバイアンドホールドが可能になります。ただし、この手法においても、年1回のリバランスを行うため、多少の入れ替えは発生します。


■座り方(2007年1月23日)

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私の場合、自室が仕事場なので、一日中の大半は椅子に座って過ごしています。

そのためか、お尻に座りダコができたり、背中が痛くなったりします。座りダコは円座の使用でましになったのですが、背中の痛みがなかなか取れません。「座り放しなので、仕方がないか」と思っていたら、接骨院で「座り方が悪い」と言われました。

そして、正しい座り方を教えてもらったのですが、その姿勢を保つのは相当しんどいです。よほど今までの姿勢が悪かったみたいですね。座りダコも、私の座り方は、お尻が全て椅子についてしまうからだと指摘されました。

座る姿勢が悪いと、椅子を使っていても足がしびれたりするそうです。皆さんも気をつけてください。


■見合いの達人(2007年1月21日)

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先週、久しぶりに学生時代の友人に会いました。独身で、見合いを50回もしたらしいです。

彼によると、相手は30代後半が多いそうです。そして、何回も見合いをしているので「一目会っただけで、独りでいる理由がわかる」とのことでした。

それは何かといえば「明るさに欠けている」ことだと嘆いていました。

私は、見合いをしたことはないのですが、女性を紹介してもらったことは何度かあります。「どう」と聞かれてもいい返事をしないので、理想が高いと思われているのですが、実は2点しか見ていません。

■明るくて元気か
■発想は前向き(ポジティブ)か

ところが、そういうタイプはなかなかいないのです。

私のような個人事業は収入が不安定です。また、金融資産はほとんど株式ですので、市況により乱高下します。慎重さは大切ですが、ネガティブな考え方をされてはたまりません。

先ほどの友人も「暗い家庭であれば、独りの方が気楽だよ」との意見でした。

まあ、こういうことは難しいですね。こんな話題を取り上げると、ただでさえ少ない女性読者が逃げていってしまいそうです(苦笑)。


■Amazonキャンペーンについて(2007年1月20日)

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Amazonにて「バリュー株で勝つための<図解>「決算書&企業価値」分析ドリル」の予約がはじまりました。

今回は、Amazonキャンペーン(詳細はこちら)を行いますので、ご注文はキャンペーン期間中の1月31日〜2月2日にお願いしたいです。

Amazonキャンペーンについて、何件かお問い合せをいただきましたので、こちらでもお知らせしておきます。

Amazonキャンペーンの実施に当たっては、出版社とAmazonの担当者が打ち合わせを行い、品切れや配送遅れを起こさないよう、商品を十分に確保しておくと聞いています。「注文が多くて商品がなくなるのではないか、配送が遅れるではないか」というご心配は、あまりされなくていいと思います。

また、配本日は1月30日となっていますので、今ご予約されても、1月31日に注文されても、お手元に届くのはそう変わらないはずです。

万が一、キャンペーン期間中に品切れや大幅な配送遅れが生じた場合は、こちらで対応を検討いたします。Amazonキャンペーンにご協力をお願いします。

マーケットに参加するための8つの心構え

小冊子「マーケットに参加するための8つの心構え」(PDF版、9ページ)


■セミナー講師の気持ち(2007年1月19日)

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cpainvestorさんがセミナー講師の仕事についてふれられていますので、私も少し書いています。

私は、サラリーマン時代、情報システム部門で社内SEとして働いていました。システムというものは、正常稼働して当たり前で、不具合があると(当たり前ですが)苦情が殺到します。また、新規プロジェクトについては、成功すると起案部門(経営企画部門など)の手柄にされ、失敗するとシステム部門のせいにされます。このように、長年に渡り「感謝されることのない」生活を送ってきました。

最初にセミナー講師を引き受けたのは2005年1月です。「人前で3時間も話ができるのだろうか」と心配でしたが、逆に時間が押してしまい、最後は駆け足になってしまいました。個人的には、やや不完全燃焼で「参加してくれた人には、悪いことをしたな」と思いながら、東京から深夜に帰宅すると、お礼のメールがたくさん届いていたのです。私の人生で、これだけ「人に感謝された」ことははじめてでした。

そういうわけで、すっかりセミナー講師の仕事に魅了されてしまいました。

セミナー講師が1回1回真剣勝負なのは、私も同じです。長時間立ったまま話しますから、背中が痛くなったり、足が棒のようになったり、声が出にくくなったりするのは日常茶飯事です。それでも、真剣に聞いていただいたり、質問が多かったり、最後に拍手をいただいたりすると「やってよかった」と思います。

意外なことに、SE時代の経験もセミナー講師の仕事に役立っています。サラリーマン時代は、一般人には理解しにくいシステムの中身を、専門用語を使わず、いかに説明するか苦心してきました。そういう意味では「感謝されなかった仕事」もあながち無駄ではなかったようです。

最近は、個人投資家のセミナー講師も増えてきましたが、私のセールスポイントは
■10年以上の投資経験がある(ここ2〜3年で一発「当てた」投資家ではない)
■下げ相場を2回(昨年の新興市場分を入れると3回)経験している
■上場企業の本社に勤めていたので、会社の「仕事の流れ」を知っている
といったところでしょうか。

新春セミナーのテキストはもう作ってあるのですが、見直しを行い、レベルを上げていきたいです。一人でも多くの方に「来てよかった」と思ってもらえるようなセミナーにしたいですね。

若干ですが、残席もありますので、申込みはメールで受け付けています。


■メルマガとブログ(2007年1月18日)

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エンジュクさんから「メルマガとブログを書いてもらえませんか」と依頼があったのは、昨年12月です。ちょうど、今年の予定を立てる時期だったので、お引き受けすることにしました。

昨年末からブログ「角山智の割安成長株投資術 」を書きはじめ、昨日(17日)にメルマガ「¥塾の割安・成長株投資が面白いほどわかるメルマガ」がスタートしましたので、これで両方とも出揃ったことになります。

メルマガは、隔週水曜日の発行につき、じっくり読んでもらえる内容を、ブログではメルマガのフォローを行っていきたいです。

このサイトのショートコラムとの切り分けについては、おいおい考えていきたいですね。まあ、無料ですので、全部読んでもらっても損はないと思います。

というわけで、メルマガの方もよろしくお願いします。


■一息ついています(2007年1月16日)

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昨日、4冊目の著書「バリュー株で勝つための<図解>「決算書&企業価値」分析ドリル」の最終チェックを終え、一息ついているところです(目次はこちら)。

この本は、大判で183ページあり、通常のサイズなら300ページ以上の分量があります。また、図表も多く、ドリルをつけているので、チェックが大変でした。

後は、出版を待つばかりです。売れてほしいですね。

この際ですから、いきさつについても、一言ふれておきましょう。

私が、常々思っていたのは「個人投資家のために、個人投資家の立場から書かれた決算書や企業価値評価の本がない」ことでした。「わかりやすい決算書の本はありませんか?」というメールを何通もいただいています。

それなら「私が書きましょう」と筆を執ったのがこの本です。

本来、決算書と企業価値評価は分けた方がいいのですが、企業価値評価には決算書の知識が欠かせませんし、決算書を読めても活用できなければ意味がないので、一冊にまとめました。

今回は、Amazonキャンペーン(詳細はこちら)を行いますので「買ってもいいよ」という方は、この機会をご利用ください。

バリュー株で勝つための<図解>「決算書&企業価値」分析ドリル

カバーを大きめに貼ってみました。「カリスマ投資家」が余分ですね(笑)。


■アップルとマイクロソフト(2007年1月10日)

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アップルコンピュータが、社名を「アップル」に変更すると発表しました。私は未だにPowerMac G4を愛用しており、社名から「コンピュータ」が外れるのは、少し寂しい気もします。ただ、iPodの成功により、同社の収益源はもはやPCではなくなってきています。

下のチャートをご覧ください。5年前のアップルといえば、iMacのヒットに助けられ、何とか経営危機を脱したところです。Windowsに対して遅れを取っていた次世代OSも「Mac OS X」をリリースしますが、Windows全盛時代の流れを止めることはできませんでした。

それから5年後の今はどうでしょうか。低迷するマイクロソフト(MSFT)やNASDAQ指数(_IXIC)を尻目に、アップル(AAPL)の株価は逆行高を演じたのです。

アップル株価推移

このことからも
■企業業績の予想は困難である
■(全てではないにしても)大企業は、一時的に業績が低迷しても復活する
といえそうです。

また、いわゆる「平均回帰の法則(企業業績の成長率は平均に回帰する)」はハイテク株にも当てはまるということでしょうか。

私がPowerMac G4を購入したのは、今から7年前です。ソフトや周辺機器も買い揃えたので、50万円近くの出費になりました(当時の写真はこちら)。このとき、本当に買うべきだったのは、Macではなく、アップルの株でした。


■投資の目標を決めました(2007年1月8日)

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プロフィールの「未来年表」をこっそり更新しましたので、気付かれた方もいらっしゃるかもしれませんが、投資の目標を決めました。

今までは、年間パフォーマンスの目標値を設定せず「配当収入が前年より1円でも多ければOK」としていたのですが、これでは将来の予定がまったく立たないのです(苦笑)。

そこで「配当収入を毎年15%増やす」ことを目標にしました。このペースであれば、配当収入は、5年後に2倍、10年後に4倍になります。現在、金融資産からの受取利息・配当金合計が年間150万円ありますので、10年後には年間600万円となり、生活には困らないでしょう。

年間パフォーマンスについては、相変わらず設定していません。こちらは、マーケット氏のご機嫌次第だからです。

当面は、角山オフィスからの事業所得もありますし、追加投資を行えば「配当収入を毎年15%増やす」は達成できると考えています。


■個別銘柄かインデックス投資か(2007年1月5日)

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ある方から質問をいただきました。

「初心者には「なぜ投資のプロはサルに負けるのか?」「臆病者のための株入門」「貧乏人のデイトレ 金持ちのインベストメント」というインデックス投資の本をすすめているようです。ご本人としては、インデックス投資に向かうのか、それとも個別銘柄でより高いパフォーマンスを狙うのか、あるいはその中間なのか、考え方を教えてほしい」という内容です。

まず、これらの本をすすめているのは、最初に投資の基本を理解してほしいという気持ちからです。インデックス投資は「悪くない」ですし、私自身もTOPIX連動型上場投資信託(1306)や バンガード・トータル・ストック・マーケット・インデックス・ファンド(VTSMX)を保有しています。

もちろん、主力は個別銘柄への投資です。ただ、TOPIXを上回ってやろうというより、仮説の検証的な意味合いが強いです。もう少し、ETFの種類が増え、バリュー株ETF(RUSSELL/NOMURA日本株インデックスのバリュー指数など)が購入できるようになれば、インデックス投資を増やしたいですね。現状では、バリュー株、小型株への投資は、個別銘柄の組み合わせになります。

結論をいうと、私は「その中間」を狙っています。私たち個人投資家は「いいとこ取り」でかまわないと思っているからです。また、ブログに書きましたとおり、アセット・アロケーション上で、不慣れなアセット・クラスは市場平均に任せるのがベターです。

投資理論には、インデックス投資の根拠となっている「効率市場仮説」とバリュー投資の根拠となっている「行動ファイアンス」があります。私の11年の投資経験から、現実的には、その中間あたりが正しいのかなと感じています。


■セミナーに参加される方へ(2007年1月4日)

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おかげさまで、新春セミナーに多くの申込みをいただいております。熱心な方のために、予習用の本やDVDをあげておきますね。

決算書は「ここに注目するといいですよ」という話になります。1から説明する時間がありませんので、基本的なことは「社長になる人のための決算書の読み方」で押さえておいてください。

また、バリュエーションは企業価値をベースにしますので「会社の値段」で企業価値の考え方を理解しておくとわかりやすいでしょう。この2冊は文庫本で値段も安く、おすすめです。

定性分析については「なぜか日本人が知らなかった新しい株の本」の該当部分(この本は企業価値の計算式ばかりが注目されますが、定性分析の考え方も優れています」と「収益バリュー投資術セミナー」DVDがおすすめです。KENさんには、ご著書がないので、このDVDを見ておきましょう。内容は、大阪開催時に司会をしていた私が太鼓判を押しますよ。

セミナーには、知識の習得はもちろんですが、自分自身のモチベーションを高める効果があります。そのために十分な準備をして参加していただきたいです。何せ、皆さんの貴重な休日を費やすわけですから。

参加される方には、当日お会いできるのを楽しみにしています。

申込みも、まだメールにて受け付けておりますので、よろしければご参加ください。特に、東京は残席も少なくなっていますので、お早めにどうぞ。


■私が外国債券を毛嫌いする理由(2007年1月3日)

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たまに質問をいただくのですが、私のアセット・アロケーションは外国債券の比率が極めて低くなっています。持っているのは米ドルMMFで、米国株投資用のキャッシュポジション的な扱いです。

私が外国債券を毛嫌いしているのは
■為替リスクの割にリターンが限られる
■理論的には、どの通貨で運用してもリターンは同じであり、 金利差で儲けても為替で損をしてトントンになる
という理由からです。

為替は苦手分野ですので、岩崎日出俊氏山崎元氏といった識者の見解をごらんください。

何よりも、インフレを考慮すると、債券自体が賢明な投資対象にはなりえません。私自身、個人向け国債(変動10年)を持っていますが「割のよい2年定期預金」という感覚で利用しています。現状では、J-REITに債券の代替的役割を持たせ、個人向け国債との組み合わせで利回りと安定性を確保していくのがベターかなと考えています。

J-REITは、毎年クーポン(=分配金)の上昇していく債券と捉え、なるべく売却せずに含み益の確保を狙います。含み益が積み上がれば、債券部分はオールJ-REITという選択もありでしょう。

米国債には、少しだけ興味があるのですが、扱いが大手証券の店頭になり、口座管理料、為替手数料(ネット証券より高いことが多い)、購入価格に含まれている証券会社のスプレッドなどを考慮すると、投資意欲をなくします。

そういうこともあり、私の外貨建て資産は、ほとんどが米国株です。個別銘柄では、なるべく配当利回りの高いもの(4%以上)を選んでいます。外国株にも、債券的な役割を持たせているわけです。

海外REITや米国以外の外国株(欧州、新興国など)については、投資対象に加えたいのですが、日本のネット証券ではそれらのETFが購入できません。外国株式インデックスファンドにしても、手数料が安いとはいえず(まだ許容範囲ですが)、販売先も限られます。この「金融鎖国」的な現状は何とかならないものですかね。

今のところ、私が投資対象としているアセット・クラスは、日本株、J-REIT、米国株です。

なお、岩崎日出俊氏には「投資銀行」「サバイバルとしての金融」「間違いだらけの株えらび」という著者がありますので、勉強したい方は読んでみてください。山崎元氏の著書は「お金をふやす本当の常識」「 投資バカ」につける薬」を読んでおけばいいでしょう。


■2007年の抱負(2007年1月1日)

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今年の抱負は、とにかく「外に出よう」です。

私の個人事業(角山オフィス)は、自宅で仕事ができてしまいます。そして、Web直販(会員制レポートや自主開催セミナー)のコツもわかってきたので、これからは巡航速度で進むことになります。

一区切りついたところで、Web(及びWebマーケティング)の新しい知識も吸収したいし、今後の展開についてのヒントをつかみたいと思っています。これらは自宅の机上で腕組みをしても得られるものではありません。

一番いいのは、そういう環境で働いてみることです。勤めるようになれば、人に会う機会も増え、大きな書店に寄ることもできます。

私にとって、2005年は「飛躍の年」でしたが、2006年は「二年目のジンクス」的なところがありました。2007年は「2005年を超えるような年」にしたいです。



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