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12/16投資研究会カレンダーの季節バリュー投資 新春セミナー収入を何と交換するのか東映ラボ・テック
投資研究会に参加してファイナンシャル・リテラシースーツの話題新春セミナーのテキストができました
今年の成果私のクリスマス痛し痒しブログをはじめますなぜ投資のプロはサルに負けるのか?
2006年を振り返る

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ショートコラム(2006年12月)

■2006年を振り返る(2006年12月31日)

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投資関係については、こちらに書きましたので、全般的に振り返ります。

昨年と比較すれば、今年は長く感じました。要するに、あまり充実していなかったということです。

本は2冊書きましたが、それだけで終わってしまった印象があります。世間を見渡すと、忙しい仕事をこなし、プライベートを楽しみながら、著書を出している方もたくさんいらっしゃります。また、読者は「忙しい」著者の本を読みたがるものです。

自宅で仕事をしているので、人に会う機会も、書店に寄る回数もめっきり減りました。文筆業でいうところの仕入れができておらず「引き出し」が空っぽに近い状態です。

そういうこともあり、来年は少し勤めてみようかと思っています。引き続き、執筆のお話もあるのですが、どこかで区切りをつけたいです。

なお、個人事業(角山オフィス)の売上は、おかげさまで好調でした。皆様には、お礼を申し上げます。


■なぜ投資のプロはサルに負けるのか?(2006年12月29日)

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本日は、藤沢数希氏の「なぜ投資のプロはサルに負けるのか?」をじっくり読んでいました。意外だったのは、著者が元科学者であり、外資系投資銀行に転職していることです。この本ができるきっかけは、科学者から見た、金融業界のまか不思議だったのかもしれません。

以前にも書いたとおり、アセット・アロケーションとインデックスファンドについては「臆病者のための株入門」や「貧乏人のデイトレ 金持ちのインベストメント」、ファイナンシャル・リテラシーに関しては「お金をふやす本当の常識」といった類書があります。いずれも著者が金融関係者(橘玲氏も知識レベルでは同等)であり、安心して読めるのですが、視点としては「なぜ投資のプロはサルに負けるのか?」の方が新鮮です。

また、ウィットの効いた文章で、楽しく読むことができました。初心者にはファイナンシャル・リテラシーの教科書として、ベテランには復習・確認用として、おすすめできる内容です。


■ブログをはじめます(2006年12月28日)

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再びご縁があり、エンジュクの投資日記ステーション で「角山智の割安成長株投資術 」というブログを書くことになりました。

ブログを書くのははじめてなので、どんなコメントが寄せられるのか楽しみにしています(ただし、管理者の許可したもののみ掲載されます)。

もちろん、こちらのショートコラムは今まで通り続けます。両方見ていただければと思います。


■痛し痒し(2006年12月27日)

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今月は会員制レポートの更新月になっており、何人の方が継続されるのか気になります。

昨年の今頃は入会希望者が殺到して、新規入会を停止しようかと思ったほどです。ところが、その時期に入会された方はほとんど退会されてしまいました。

私自身、会員制レポートは「投資に対して長期的視野を持ち、真摯に取り組んでいる方」に読んでいただきたいです。ビジネス的な側面からは、会員数を多くしたいのですが、理想としては「本物の投資家に目指している方々」に提供していきたいです。

「本物の投資家になれるか否か」の第一関門は、銘柄選択のテクニック(こと定量分析に関しては、誰でもマスターできます)より「マーケットの下落時にも投資を続けるガッツ」と「下げ相場から学ぼうとする向上心」です。

私にとっては、会員数の減少はビジネス的に痛手でも、継続された会員さんの志が高ければ個人的に満足で「痛し痒し」といった心境でしょうか。

もちろん、ガッツと向上心のある方の新規入会も受け付けています。経験や知識はいっさい問いません(繰り返しますが、定量分析に関しては、誰でもマスターできます)。興味のある方はメールをください。


■私のクリスマス(2006年12月26日)

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4冊目の最終校正で、出版社との打ち合わせが必要になり、急遽東京行きが決まりました。よりによってクリスマス(25日)にです。いつものように京都から新幹線では味気ないので、少し変わった経路を選びました。

郡山7:48→8:09加茂8:17→9:35亀山10:13→11:25名古屋11:44(のぞみ172号)→13:18品川

加茂〜亀山はローカルムード満点、亀山〜名古屋は四日市付近の貨物駅や貨物線が面白いです。名古屋駅の新幹線ホームでは「きしめん」を食べ、ちょっとした旅行気分を味わうことができました。

出版社では図表関係中心に打ち合わせ、今回は3時間半かかりました。実質的な最終確認を終えたので、年明けに念校のチェックを行い、1月末か2月はじめに出版できそうです。

その後は、なじみの投資家さんと東京駅近辺で一杯やり、最終の「のぞみ」で帰るいつものパターンです。今年を象徴しているような、私のクリスマスでした。


■今年の成果(2006年12月24日)

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本日は、今年最後のテニススクールでした。

帰り際、同じクラスの方に「今年は、いかがでしたか?」と聞かれました。この方は、ある大手製薬関連会社の役員さんでして、ホームパーティーに招いていただいたり、お世話になっていることもあり、著書を差し上げています。

「マイナス6%ぐらいですね」と答えると「あなたでも、マイナスの年があるのですか」と言われました。

本を出していると、相当凄腕と受け取られるようです(笑)。

12月に入り、日本株、J-REIT、米国株とも上昇して、為替も円安に振れたので、評価損がマイナス6%まで回復しました。どうやら、今年は「かすり傷」で済みそうです。

自分の投資行動を振り返っても、1月は危なっかしいところがありました。2月にふと我に返り、方向転換ができたのは幸運でした。あれだけ持株を売ったのは、今までなかったことです。

旧知の投資家さんからは「いつも雪崩の一歩手前で逃げている」と言われるのですが、不動産流動化銘柄に長居し過ぎた(割高とわかっていながらホールドを続けた)のは、今回の反省点でしょう。

その後はアセット・アロケーションを組み、株式投資から資産運用に進化できたのが、今年の収穫かなと感じています。私にとっての2006年は「アセット・アロケーション元年」です。


■新春セミナーのテキストができました(2006年12月22日)

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新春セミナーのテキストができました。目次を記します。

序.良い会社とは

第1部:定量分析
1−1.損益計算書
1−2.貸借対照表
1−3.キャッシュ・フロー計算書
1−4.運転資本
1−5.有形固定資産
1−6.ROIC(投下資本利益率)

第2部:定性分析
2−1.3つのビジネスモデル
2−2.ファイブフォース分析
2−3.参入障壁・撤退障壁

第3部:バリュエーション
3−1.企業価値
3−2.事業価値
3−3.非事業用資産

第4部:実習
4−1.定量分析
4−2.定性分析
4−3.バリュエーション

第5部:個人投資家として成功するために
5−1.私の11年間
5−2.含み損益と投資行動
5−3.マーケットで生き残るには
5−4.私の考え方

質疑応答

当初からは、ケーススタディを実習に、サブテーマのタイトルを「下落相場とのつきあい方」から「個人投資家として成功するために」に変更しました。テキストを作り込んでいくうち「こちらの方がいいな」と思ったからです。

実習は、ある企業(個人投資家のブログにも登場する銘柄です)の決算短信を元に、定量分析、定性判断、バリュエーション(企業価値)の評価を行います。ケーススタディで似たような企業を取り上げるより、皆さんに手を動かしてもらた方が理解もすすむと考えました。当てますので、ご希望の方は前に座ってください(笑)。尚、電卓と筆記用具をお忘れなく。

「個人投資家として成功するために」では「下落相場とのつきあい方」を含めて、個人投資家としてマーケットで生き残っていくために、どうすればいいかをお話しします。私の失敗談(何でもそうですが、失敗は成功の元です)も豊富に用意しています。

今回、テキストは23ページに絞りました。内容が多くなると、どうしても早口になってしまうので、余裕を持たせるようにしました。わかりやすいセミナーにしたいと思います。


■スーツの話題(2006年12月21日)

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cpainvestorさんのところにスーツの話題が出ていました。

私も投資をはじめるまでは、スーツにはけっこう凝っていました。BrooksBrothersには手が出ませんでしたが、J.PressやNEWYORKERを好んで着ていました。職場の女の子達は、私のスーツ、シャツ、ネクタイの組み合わせを「当てる」のを楽しみにしていたようです。

でも、投資をはじめてからはスーツを買わなくなりました。私は内勤のSE(システム・エンジニア)であり、必要性を感じなくなったからです。春夏はブレザー、秋冬はジャケットにして、ズボンのみ三峰のバーゲンで買い替えていました。いいものは長持ちするのか、学生時代のアルバイト料で買ったNEWYORKERのツイードジャケットは20年以上着ても大丈夫です。

シャツもユニクロで買うようになりましたが、ネクタイだけはJ.PressやCRICKETから選ぶようにしています。やはり、きれいさが違うからです。こればかりは昔のなごりです。靴はリーガルですが、底を何回も張り替えます。そういう訳で、プロフィールの写真はVANのブレザー(これも20年近く着用)、ユニクロのボタンダウンシャツ、J.Pressのネクタイの組み合わせです。

講演を行うようになったので、久しぶりに新しいスーツでも思うのですが「スーツは5年後に着れなくなるが、バリュー株は5年後に倍になっているかも」と考えると躊躇してしまいます(笑)。

まあ、バリュー消費もほどほどにということでしょうか。


■ファイナンシャル・リテラシー(2006年12月19日)

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本日は、配当を受け取るため、銀行と郵便局を回りました。

電光掲示板の預金金利に目をやると、上がったとはいえ、1年物で0.2%程度ですね。

株であれば、業績も悪くなく、配当利回り2%以上の銘柄があるのに思いながら、次々と映し出される預金金利を見ていました。

それでも、多くの個人が預貯金にしがみついているのでしょうか。あるいは、思い切って相談窓口に行き、すすめられるままに(販売手数料・信託報酬が)割高な投資信託を購入するのでしょうか。

金融に関しての知識(ファイナンシャル・リテラシー)は、ほとんどの方が素人同然です。学校教育では、資本家にとって都合の悪いことは教えないので、そうなるのでしょう。本人がどこかで気付くしかないのです。

先日「なぜ投資のプロはサルに負けるのか?」を立ち読みしてきました。内容は「臆病者のための株入門」や「貧乏人のデイトレ 金持ちのインベストメント」をさらにやさしくして「お金をふやす本当の常識」の知識を加えたような感じでした。マネー入門としておすすめできます。

上記のような良書がもっと売れれば、世間一般のファイナンシャル・リテラシーも高まるのにと思いました。


■投資研究会に参加して(2006年12月17日)

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昨日は、たーちゃんさん主催の投資研究会に出席しました。皆さんの発表がたいへん参考になりましたし、とても刺激を受けています。

個人投資家のレベルは確実にあがっていますね。セミナー講師をしていて思うのですが、初期の頃はちょっとしたことでも皆さん満足されたのですが、最近は講演内容を工夫しないとなかなか良い評価をいただけないようです。

オフ会も楽しく過ごすことができました。いつも嬉しく感じるのは「角山さんの本を読んでバリュー投資をはじめました」と言っていただけること、下げ相場でも頑張っている方が大勢いらっしゃることです。

ここでやめてしまうのか、続けるのか、その差はとてつもなく大きいです。続けることができた方は、マーケットが回復した際には一財産築いていることでしょう。一方、やめてしまった方は、マーケットが回復して、世間が騒ぎ出した高値圏で「再び損をするために」投資を再開することになります。

これはいつも言っていることですが、上げ相場では何を買っても儲かるので、あまり投資の勉強にはなりませんし、腕前も上がりません。下げ相場で悪戦苦闘することにより、投資のスキルは身につくものです。


■東映ラボ・テック(2006年12月13日)

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www9945さんの日記にも書かれていますが、東映が東映ラボ・テック完全子会社を完全子会社すると発表しました。交換比率を計算するとプレミアムはほとんどつかないようです。

東映ラボ・テックは資産バリュー株として、けっこう持っていた銘柄です。正当な評価を受ける前に、東映に吸収されるだろうというシナリオがある程度読めたので、夏前に外しました。少しはプレミアムをつけるものだと思っていましたが・・・。

思えば、コナミ東京も積和不動産中国も、親会社にさらわれてしまいました。バリュー投資の思わぬ敵が親会社とは、何とも皮肉な結果です。


■収入を何と交換するのか(2006年12月12日)

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木下さんバリュー消費のサイトをオープンされました。参考になりますので、ご覧になるといいですよ。私はバリュー消費実践者王道タイプのコラムが気に入りました。

豊かな人生を送るためには「収入を何と交換するのか」をよく考える必要があります。300万円で新車を買ったとして、5年後に150万円で引き取ってもらえれば御の字ですね。一方、バリュー株を買っておけば、5年後には600万円になっているかもしれないです。同じ300万円でも、5年後の価値は4倍に開きます。この差は大きいです。

私たちがやるべきことは、得た収入を、将来的に価値のあがるものと交換することです。価値が下がることが明らかなものとの交換は、必要最低限に済ませます。投資家は、このような地味な行為を繰り返し行えばよいのです。

サラリーマンの方は、ボーナスが出ると財布の紐が緩みがちですね。たまには「ぱぁっ〜」と散財するのも悪くありません。ただ、経済面に関しては「収入を何と交換するのか」であなたの人生が決まるということを、頭の片隅に入れておくべきでしょう。


■バリュー投資 新春セミナー(2006年12月10日)

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私は何回かセミナーを行っています。その中で、ベストのセミナーは、2005年5月8日開催「勝率93%達成!角山智の割安株投資術徹底公開セミナー」だと思っています。「このセミナーが一番良かった」と言ってくださる方も多いです。

「単なるPER分析から卒業しよう」「 割安成長株投資に必須な事業素質の見方を身につけよう」というテーマは、当時としては斬新だったと自負しています。

残念ながら、このセミナーDVDは、発売後すぐに販売中止になってしまいました。ヤフオクでは、稀少品として、それなりの値段がついているようです。

「バリュー投資 新春セミナー」を開催するにあたり、好評だったこのセミナーの2007年バージョンを行おうと考えました。

メインテーマは「良い会社の選び方」です。「良い会社」とは「事業素質に優れている会社」であり「事業素質に優れている会社」とは「少ない投資で多くの利益をあげることのできる会社」です。決算書より「良い会社」を見つけだし(定量分析)、その「強み」が理解できる会社に投資を行う(定性分析)というプロセスをご紹介します。

サブテーマは「下げ相場とのつきあい方」として、私の11年間の経験をふまえ「どうすればいいのか」をお話したいです。

参加ご希望の方は、
■会場名(大阪または東京)
■ご本人の氏名(漢字とカナ)
■ご住所、電話番号
■振込人名(ご本人以外の口座から振り込まれる方のみ)
メールに書いて、申込みください。

会員制レポートの会員さんは、会場名とご本人の氏名のみでけっこうです。

【バリュー投資 新春セミナー】
日時

大阪 2007年1月28日(日)13:15〜16:45

東京 2007年2月3日(土)13:15〜16:45

場所

大阪・天満橋 エル・おおさか

東京・大井町 きゅりあん

(教室番号は申込みされた方に連絡します)

人数 各30名様(申込多数の場合は先着順となります)
参加料 銀行振込8,400円(当日現金希望の方はご相談ください)
注記

3日前までのキャンセルは返金します

対象者

初級者〜中級者
PERなどの指標や決算書の基本事項を理解されている方
決算書の苦手な方は「社長になる人のための決算書の読み方」を読んできてください

概要 1.良い会社の見分け方(定量面)
・決算書からの見分け方
・ROIC(投下資本利益率)
・運転資本と有形固定資産
2.良い会社の見分け方(定性面)
・ファイブフォース分析
・参入障壁・撤退障壁
3.ケーススタディ
・A社
・B社
4.下落相場とのつきあい方
・11年の投資経験をふまえて

■カレンダーの季節(2006年12月9日)

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クリスマスの飾り付けを尻目に、カレンダーを抱えたビジネスマンが行き交うのが、師走のビジネス街です。多くの得意先をまわるため、小走りで、12月というのにうっすらと汗を浮かべている営業マンもいます。

今年は、大型株にも投資を行っているのですが、カレンダーを送ってくる大企業が多いのは意外でした。まあ、得意先に配るのだから、株主に送るのも当然と思われているのでしょうか。どこにも「優待」とは書かれていません。

個人事業主となり、何でも自前の私には、嬉しい贈り物なのですが、できればやめてほしいですね。事務の手間や送料もバカにならないでしょう。株主には、業績と増配で応えてもらいたいです。


■12/16投資研究会(2006年12月7日)

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12月16日(土)に大阪でたーちゃんさんの投資研究会があります。私も呼ばれておりまして「アセット・クラスとしてのREIT」というテーマで30分程度の発表を行います。名古屋からはしんさん木下さんもいらっしゃいますし、オフ会もあります。楽しい会になることは間違いないでしょう。

今週は、新春セミナーのテキストを作ったりしていたのですが、少しのんびりしていました。すると、今日、出版社から4冊目の再校(2回目の校正紙)が届きました。意外と早かったです。

今年中の発売は無理でも、作業だけは年内に終えておきたいです。これから、少し忙しくなりそうです。


■黄金サイクルと農耕民族型投資戦略(2006年12月6日)

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著者の浜口準之助氏から献本をいただきました。

黄金サイクルと農耕民族型投資戦略」というタイトルです。私も農耕型と狩猟型というコラムを書いたことがありますが、ここでの「農耕民族型投資戦略」とはバリュー投資を指しています。

そういうこともあり、本書ではバリュー株とグロース株の違いを、PER、PBR、ROEを絡めてうまく説明されています(私が読んだものの中では、一番納得できました)。

また「低位に放置されている不人気バリュー銘柄には好意的なバイアスを、一方すでに高く評価されているグロース銘柄にはシビアなバイアスをかけて、投資判断を行う・・・。株式投資を行う上では、このようなスタンスを基本にするべきと考えます」というアドバイスも浜口氏ならではです。

尚、この本は「黄金サイクル」という著者の相場観が強調されています。そこをどう捉えるかは、読者それぞれの判断になるでしょう。

浜口氏は機関投資家におけるバリュー投資の先駆者的な存在です。年の最後を、プロの書いたバリュー投資の本で締めくくってみてはいかがでしょうか。


■サラリーマンをやめたメリット・デメリット(2006年12月5日)

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「個人事業主になり、予想と比べて、実際はどうですか?」と質問をいただきました。メリットとデメリットについて、簡単にまとめてみます。

■メリット
1.思った以上に収入が増えた
2.自分の投資について、メリットは特にない

■デメリット
1.会社に来ておれば給料をもらえるサラリーマンは、ある意味で楽だと感じる
2.市況と売上がここまで連動するのは想定外
3.専業投資家と勘違いされる(株式売買で生活するつもりはありません)
4.太った(苦笑)

まあ、こんなところです。

後、メリットとデメリット以外で感じたことは、人気商売の側面もあるということです。サインをあれほど求められるとは思っていませんでしたし、写真撮影にも何度か応じました。当然、アンチの方もいらっしゃるでしょう。

関連して「 社会とのつながり等を考えると、サラリーマンを続けても、悪くなかったかな、 両立できたかなと思うことは、ありませんでしょうか?」との質問もありました。

前の会社に勤め続けるという選択肢はなかったですね。両立については、今後の課題です。


■名古屋勉強会の印象(2006年12月3日)

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昨日は、しんさん主催の勉強会(名古屋で開催)にゲスト講師として参加してきました。

意外だったのは、このような相場環境にかかわらず、多くの方が参加されていたことです。オフ会も大人数でした。各テーブルを回り、なるべく多くの方とお話させていただきましたが、皆さん、熱意にあふれていました。

本来、投資の勉強というものは、こういう時期にするものだと思います。実践で、痛い目にあいながら学ぶのがベストだからです。昨年のようなマーケットでは、何を買ってもあがるので、あまり効果がなかったりします。

ただ、マーケットが冷え込むと、書店の株本コーナーが縮小され、セミナー会社も株式セミナーをやらなくなります。一番効果的な時期なのに、皮肉なものですね。

そういう意味で、今回のような勉強会は貴重な場です。参加された皆さんが今後も勉強を続けられ、株式市場が回復した折には素晴らしい成果を出されることを期待しています。



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