▼ 2015/05/06(水) サイト更新 - 鍵穴殺人事件
【お知らせ】
本日の更新は「鍵穴殺人事件」の紹介です。
先日「カサブランカに愛を」をクリアできたのに気を良くして手持ちのPCマガジンにリスト掲載されていたPC-8801/9801版を打ち込んでみたのですが,せっかくだからPC-8001mkIIに移植して遊んでみました。
"PC-8801/9801版"とあるのを見て察した方もいるかと思いますが,本ソフトのメインプログラムはALL BASICで作成されています。
他機種への移植しやすさを考慮したプログラムになっているので,MICROSOFT系のBASICであれば他の機種にも比較的簡単に移植できるでしょう。
PC-8001mkIIはNEC純正のN80-DISK BASICのフリーエリアが非常に少ないため,今回の移植ではOh!PCに掲載されていた「S-DOS 80 Ver2.0」を使用しました。
それでもまだ容量が不足していたので,メッセージやグラフィックのデータを裏RAMに転送して動かしています。
このDOSが無かったらさらに大幅な改造が必要になり,移植は相当に困難な作業となったことでしょう。
本ソフトは初期状態ではモノクロ表示で動作するので,最初はこの状態で動作させていました。
PC-8001mkIIもモノクロであれば640×200の解像度が使えるので,PC-8801版とほぼ同一の画面表示となります。
しかし,やはりモノクロ表示では寂しいのでカラー化することにしました。
前回の更新で入力した「超高速TILING PAINT Ver.2.0」は,これに使用するのが最大の目的だったりします。
このプログラムがなかったら,多分モノクロ表示のまま遊んでいたでしょう。
カラー表示と言ってもPC-8001mkIIのグラフィック画面は4色なのでPC-8801版とはかなり雰囲気の異なる表示になると思ったのですが,本作品はあまり青系の色を使わないため思ったよりも違和感の無い表示になりました。
PC-8801版とPC-8001mkII版の比較例1
PC-8801版とPC-8001mkII版の比較例2
また,解像度の違いから所々ペイントの塗り残しが発生しています。
あまり移植作業に手をかけたくなかったので,このような細かい調整についてはあきらめました。
机の上の花瓶の右がペイントされない。
花瓶を取るとペイントされるようになる。
ゲーム自体は一応クリアしたのですが,最後から3番目以降の謎がどうしてもわからず心が折れてしまったので,ネット上にあった解答を見てしまいました。
この謎だけで1日半以上を費やしたのに解答を見てしまうのは非常に悔しかったのですが,発想力に欠けた今の自分では多分この先どれだけ考えてもわからなかっただろうと思うようなコマンドだったので,結果的にはもっと早く解答を見てしまった方が良かったのかもしれません。
個人的にはかなり難易度高めの作品だと思うのですが,チャレンジAVG&RPG IVに収録されたTHE MAN I LOVEの記事中で山下章氏は以下のように語っております。
先日「カサブランカに愛を」をクリアできたのに気を良くして手持ちのPCマガジンにリスト掲載されていたPC-8801/9801版を打ち込んでみたのですが,せっかくだからPC-8001mkIIに移植して遊んでみました。
"PC-8801/9801版"とあるのを見て察した方もいるかと思いますが,本ソフトのメインプログラムはALL BASICで作成されています。
他機種への移植しやすさを考慮したプログラムになっているので,MICROSOFT系のBASICであれば他の機種にも比較的簡単に移植できるでしょう。
PC-8001mkIIはNEC純正のN80-DISK BASICのフリーエリアが非常に少ないため,今回の移植ではOh!PCに掲載されていた「S-DOS 80 Ver2.0」を使用しました。
それでもまだ容量が不足していたので,メッセージやグラフィックのデータを裏RAMに転送して動かしています。
このDOSが無かったらさらに大幅な改造が必要になり,移植は相当に困難な作業となったことでしょう。
本ソフトは初期状態ではモノクロ表示で動作するので,最初はこの状態で動作させていました。
PC-8001mkIIもモノクロであれば640×200の解像度が使えるので,PC-8801版とほぼ同一の画面表示となります。
しかし,やはりモノクロ表示では寂しいのでカラー化することにしました。
前回の更新で入力した「超高速TILING PAINT Ver.2.0」は,これに使用するのが最大の目的だったりします。
このプログラムがなかったら,多分モノクロ表示のまま遊んでいたでしょう。
カラー表示と言ってもPC-8001mkIIのグラフィック画面は4色なのでPC-8801版とはかなり雰囲気の異なる表示になると思ったのですが,本作品はあまり青系の色を使わないため思ったよりも違和感の無い表示になりました。
PC-8801版とPC-8001mkII版の比較例1
PC-8801版とPC-8001mkII版の比較例2
また,解像度の違いから所々ペイントの塗り残しが発生しています。
あまり移植作業に手をかけたくなかったので,このような細かい調整についてはあきらめました。
机の上の花瓶の右がペイントされない。
花瓶を取るとペイントされるようになる。
ゲーム自体は一応クリアしたのですが,最後から3番目以降の謎がどうしてもわからず心が折れてしまったので,ネット上にあった解答を見てしまいました。
この謎だけで1日半以上を費やしたのに解答を見てしまうのは非常に悔しかったのですが,発想力に欠けた今の自分では多分この先どれだけ考えてもわからなかっただろうと思うようなコマンドだったので,結果的にはもっと早く解答を見てしまった方が良かったのかもしれません。
個人的にはかなり難易度高めの作品だと思うのですが,チャレンジAVG&RPG IVに収録されたTHE MAN I LOVEの記事中で山下章氏は以下のように語っております。
ゲームの難易度は,カサブランカ<ザ・マン<鍵穴<道化師ってなカンジ道化師殺人事件はこれより難しいのですか...。私は手を出さない方がよさそうですね。
- TB-URL(確認後に公開) http://www5f.biglobe.ne.jp/~apaslothy/cgi_bin/adiary/adiary.cgi/036/tb/
1: CD-R 2015年05月24日(日) 午前2時13分
88版の道化師は、テクノポリスでレビューされた時の記事に、グラフィック画面が小さすぎて画面に描画してあるアイテムが何が書いて有るか分かりにくいと書いてありました(98からの移植なのでしかたない)。これが難しくしている要因の一部かもしれませんね。
2: apaslothy 2015年05月24日(日) 午後0時42分
確かに,鍵穴殺人事件も画面に何があるのか「ミル」コマンドで説明されない場所がいくつかありました。
この仕様が引き継がれているという可能性はありますね。