ギターやベースの奏者は、練習場所に苦労しない。そのままの音でやるか、アンプで音を小さく出せばすむ。ドラムは、昔は練習セットという機械が無いため、実際にドラムを持っている人は少なかった。なぜなら、実際に自宅で叩くと近所から「うるさい」と苦情が来るからだ。では、音の絞れない楽器はどのように練習するか。ドラムの場合、スティックと太鼓に見立てた雑誌を並べ、それを叩く。吹奏系は、河原等に出向いて、苦情を防ぐ。ドラムの場合、本当に叩けるのはスタジオしかないので、不利であった。最近は、格安で練習セットを購入できかつ実際に叩いている感覚の状況でヘッドフォンからドラム音を聞けるので便利になった。特に、淳子ちゃんの様なオリジナル曲は、スタジオに入って全員が集まって、演奏しなければ、実際のイメージが沸かない。既存の音楽をそれぞれの演奏者がコピーしてから集まるのと比較して、最終作品が完成するまでにはもっと時間がかかる。それは、スタジオ入りしてから、編曲を変えることがあるからだ。
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