【廃墟マニヤ File072】
T玉金山(福島県)
(その18)
一番奥の客車上部を、鉄の通路で跨げるようになってます。
上の写真左側に見えていた看板。「黄金神社の由来」とあり、内容を例によってスーパーダイジェストでお伝えすると「芦名盛興がT玉金山開山時に山頂に祀った神社を、再開坑にあたってここに遷座した」とのこと。
さっきまでの写真では見せないようにしていましたが、実はこんなところに結構大きな鳥居が建っていたのでした。
先ほどの客車を跨ぐ通路の先に黄金神社があるようです。
階段の手前に社務所っぽい小屋が残っていました。
小屋の中。窓上の棚には破魔矢の大量在庫が……。
引き出しの中には御守りも。
金運ではなく交通安全の御守りなんですね……。
壁には神棚が設けられています。
神棚の左には黄金の恵比寿さまが。
右は大黒さまですね。
意外としっかりした鉄の階段を上っていくと小さな鳥居があり……
その奥に小さな祠がありました。これが黄金神社でしょうか? 名前やこれまでのオブジェなどから想像していたような金ピカ感がゼロじゃありませんか!?
あまり御利益は期待できない感じでしたが、一応お詣りを済ませて、そろそろ帰ることにします。
クルマに戻って汗まみれの服を着替えたり、びしょ濡れの靴をはきかえていると、なんと郵便屋のカブがやってくるではありませんか! 私がクルマを止めた場所の先にはT玉金山の施設しかないので、T玉金山に郵便を届けに来たということになります。
こちらのT玉金山、私の目にはほとんど廃墟と化しているように見えたのですが、どうやらまだ完全に死んでしまったわけではなさそうです。
END
(2016.10)
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