【廃墟マニヤ File072】
T玉金山（福島県）
（その2）
この施設、高速道路から敷地内に建てられた看板が見えるので、インターチェンジを下りてすぐ行けそうな感じなのですが、意外に道がわかりにくく注意が必要です。
狭い道に入ったところで看板を発見。結構キレイなので、営業再開している可能性もありそうです。
……と思ったけれど、やっぱりダメでした。細い道路を進んだ先に現れた施設に人の気配は全くなく、ただ山の方から溢れ出す大量の水が流れるばかりです。
何のためにここに置かれているのかわからないけれど、ちょっといい感じのタンク。
繁殖した藻の様子をみると、どうやらこの水は、前日に雨が降ったせいで溢れているわけではなく、常時かなりの水量が流れているようです。
タンクの手前にあった小さな小屋。
位置的に受付だと思うのですが、建物の用途がはっきりわかるようなものは残っていませんでした。
スタンプ入れとピン。スタンプがひとつぐらい残っていれば、その内容からいろいろ想像できるんですけど……。まあ、末期にはこの小屋、使われていなかった可能性もありそうです。
これ石灯籠だと思っていたけど、よく見たら採掘で出てきた（？）岩をそれっぽく積み重ねただけかもしれません。
泉のように造られた所から水が溢れていることが判明。最低でも鉄分はかなり含まれていることがわかりますけど、それ以外の有毒な物質が入っていないのか、ちょっと不安を感じます。
茂ったヤブの中に観音像を発見！ 葉に隠れて上半身しか見えていないけれど、たぶん全身像でしょう。まあ大船観音のような例もあるので、断言はできませんが……。
顔の位置から判断して、トータルの高さ的には3〜4メートルくらいでしょうか。ただ観音様自体の身長はそれほど大きくなく、恐らく2メートルくらいだと思います。
（続く）
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