【廃墟マニヤ File072】
T玉金山(福島県)
(その10)
先ほどスルーしたゲート(坑口につながっていそうな雰囲気の)まで戻ってきました。せっかくなので(?)ゲートの奥へ、ちょっとお邪魔してみることにします。
柵を越えると、手回し式ポンプのついたドラム缶がありました。暖房用の燃料でしょうか。
「金山資料博物館」の建物の裏側に回ってみます。「トロッコ電車乗場」の札が下がっていました。ここまでトロッコ電車が来ていたのかと思い、周囲を注意深く見てみましたが、線路の痕跡などはありません。たぶん、ここから本当の乗り場まで歩いての移動だったのでしょう。
ネジ止めされていた鷹(?)の絵馬のようなもの。バードウォッチングができる、野鳥の森とかだったら意味がわかるんですけど……。
ということでウロウロしているうちに、なぜだかよく知りませんが「鉱山見学受付」兼「金山資料博物館」の建物にスルッと入れてしまいました!! 魔法の力でしょうか? ちょっとだけ見学させてもらうことにしましょう。
カウンターの裏側は事務所となっています。
事務所を背にした眺め。手前がスーベニールショップを兼ねた待合スペース。奥が金山資料博物館となっているようです。
いろいろな土産物などが、そのまま残っていました。ゴムの恐竜やクマのファンシーグッズ、当たりが本物の金という「黄金発見!」などなど。
純金の入った塩を発見! こちらは「T玉金山」が企画販売した商品のようですね。
当店おすすめ!の「金箔入り栗ようかん」800円。観光金山らしいセレクトです。
テーブルの上をみると手芸品の入ったカゴと手編コーナーの札が残っていました。坑内見学の順番待ちをしている人の暇つぶし作業用素材なのか、近在の人による手編み作品の展示だったのか、詳細はわかりません。
ところで、このテーブルってもしかすると砂金採り用っぽい感じじゃないですか……?
「金山資料博物館」側。屋根に半透明の波板を使っているため、明るくなっています。
(続く)
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