【廃墟マニヤ File072】
T玉金山(福島県)
(その7)
駐車スペースで車道は行き止まりになっており(地図で見ると道があるはずなのですが、完全にヤブに消えていました)、その先には温泉入口のゲートが建っています。どうやら先ほどの白い立派な建物は、温泉施設ではなかったようです。
ゲートの横には「温泉分析書」が掲げられていました。道路にあふれ出ていた水の色から予想されたとおり、単純鉄冷鉱泉だったようです。
ゲートをくぐり、雑草に埋もれかけた道を真っ直ぐ上っていくと、物置として使っていたのか有蓋貨車を発見。
さらに無理矢理ヤブを漕いでいくと、斜面の上にメーターのついた小屋が現れました。汲み出した水量を調節していたのか、加熱するボイラーがあったのかよくわかりませんが、とりあえず近くまで確かめに行こうという気はまったくおきなかったので、正解は不明です。
前を通る高速道路向けに設置されていたらしい、温泉の看板も見えます。
スレートで囲われた小屋も発見! 正直に言うと、ヤブが深くてこれ以上先に進むのが嫌になったので、先ほどから同じ場所に立ってカメラを振っているだけだったりして……。
どうもこの先に温泉施設があるようには見えないので、一旦引き返すことにします。
ゲート近くまで戻って、今度はすぐ右に上がる小径を上っていくとブロックの建物が現れました。
トイレでしょうか? 前にはちょっとオシャレな電灯が建っています。
これだけ大きな消火器があるということは燃料庫かな?
さらに登り、水平に道がのびている地点まで来て、ようやく温泉施設らしき木造の建物を発見しました。
(続く)
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