【廃墟マニヤ File062】
O山公園(徳島県)
(その4)
池の前から見た公園敷地内。ほとんど駐車スペースだった様子で、思っていたより殺風景ですね。
階段を下りて……
振り返るとこんな感じ。左のワサワサと木が茂ったところは、何やら動物を飼っていたらしい巨大な檻になっています。
この赤い屋根の建物、後で周囲をぐるりと回ったんですけど、完全に施錠されていて中を見ることはできませんでした。まわりにも特別面白いところはなかったので、残念ながら寄りの写真はありません。
聞いた話によるとこの「O山公園」、オープン当初は結婚式場としても営業していたらしいのです。それで、この建物が結婚式場かと思ったのですが、荒川さんのサイトを見てみると、どうやらここは老年を迎えた山口健二氏が、身体を悪くして入院するまで住んでいた住居のようです。
軒下に廃墟マニアの天敵、スズメバチの巣らしきものが見えますよ〜。
先ほどの鯉の池の下は動物の檻だった模様。檻の先にぽっかり開いている穴は入口トンネルです。管理人の巡回などのリスクがあまりなさそうであれば、美味しいものは後に残しておく主義なので、天国&地獄があるというトンネル内は後回しに。
うっすらと文字が書かれているのですが「これ」以外判読できません。檻の中に残っていた毛から判断すると、ここでは猿が飼われていたようです……というのは嘘で、荒川さんのサイトで確認しました(以下現役時代の情報は、だいたい荒川さんのサイトを参照させてもらいました)。
トンネルの横に石碑がいくつか建てられていました。「無法健」ってあるんですけど、山口健二氏が自身を「無法松」になぞらえて彫らせたんでしょうか?
こちらは会社訓みたいなものですね。
還暦、古稀、喜寿〜と説明が書かれています。「米寿 八十八才 もう少しお米を食べてから」とか、あんまり内容がないかも……。
「無法健」の碑の先にあった売店っぽいスペース。
自分の世代だともっと古いデザインを知っているので、懐かしさも中くらいなりという感じです。
照明がカッコいいかと思って撮ってみました。同じようなデザインのライトをどこかの廃墟で見掛けたような気がするんですけど、どこだったかまったく思い出せません。
(続く)
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