【廃墟マニヤ File021】
U峠廃線跡(群馬県)
(その10)
廃墟のドアには、なにか惹かれるものを感じます。
現実の世界と異界とを隔てる境界だからでしょうか。
窓の外の緑さえ妖しく見えてきます。
もっともあちら側が現実世界なのですが……。
高圧電流的なナニか。
床に放置された木箱のステンシル文字をよく見てみると、昭和37年と書かれていました。思ったよりも年代モノですね。
シルエットとなったクレーンの滑車が、まるで映写機のように見えます。ここにふさわしい映画はモノクロトーキーでしょうか。
そろそろ上へ行ってみることにします。
なぜかこんなところに椅子が。おそらく写真を撮るため、誰かがここに持ってきたのでしょう。
椅子のあたりから眺めた下のフロア。
(続く)
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