【廃墟マニヤ File021】
U峠廃線跡(群馬県)
(その5)
現在眼鏡橋の上は遊歩道として整備され、歩くことができるようになっています。国道からここまで上がるのは結構たいへんですが……。
ちなみに側面に出ているギザギザの電線受けは、ラックレールを利用したものですね。
眼鏡橋の軽井沢方に坑口をあける第6トンネル。翼壁が直線ではなく弧を描いているのが鑑賞のポイントだそうです。そのわりに、この写真に翼壁部分がほとんど写っていないのは、観光客が常にウロウロしていてトリミングしたからです。
いったん下に降りて、国道を少しのぼっていくと山の斜面に横穴が見えてきます(写真は1989年12月)。恐らく先ほどの第6トンネルの横坑でしょう。換気のために設けたのかと思ったのですが、どうも工期短縮のため設けられたもののようです。
さらに国道をのぼっていくと、いくつかの橋梁を見ることができます。こちらはおそらく第6橋梁。
同じ場所で1996年1月に撮った写真。
木々が生い茂って見にくいですが、近づくと美しいアーチを拝むことができました。
隙間からかろうじて見えたレンガの壁。
再び1996年1月の写真。裏側の様子です。
橋の上にあがるとかつての線路の跡が第8トンネルに向けてのびていました。時間があればちょっと散歩したいような素敵な雰囲気ですね。
そして反対側の第9トンネル。
(続く)
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