2005年3月の「今日は・・・」のバックナンバーです

3月1日 豚の日
 1972(昭和47)年に、アメリカのエレン・スタンリー、メアリー・リン・レイブ姉妹が、最も利口で役に立つ家畜のひとつである豚への感謝をこめて制定したとされています。
 アメリカ合衆国の各地で豚の品評会が行われるそうですよ。
 Tちゃんは昨年末のおゆうぎ会で、3びきのこぶたのチビぶたちゃんでした。今月は誕生月でもあります。あまり関係ないコメントですが・・・まぁ、親バカということで(笑)
3月2日 亡羊忌
 昭和期の詩人・村野四郎の1975(昭和50)年の忌日。詩集『亡羊記』に因み、「亡羊忌」と呼ばれています。
 現代詩人会初代会長として現代詩壇の発展に寄与した村野四郎は、多くの詩誌を創刊し、山本太郎、谷川俊太郎はじめ多くの新人たち(現在では大御所ですよね)を発掘した方です。
 「体操詩集」という詩集がありまして、とても鮮烈な映像美の作品でした。京王線の府中駅をちょっと過ぎたところに実家の酒屋さんがあり、電車の窓から「あそこに住んでいらしたんだなぁ」と思ったことでした。 今は線路が高架化され、街並みもすっかり変わってしまいました。私自身も遠くに住んでいますし・・・。そういえば、いつか卒業式に歌った「巣立ちの歌」は、村野氏の作詞でしたっけ。
 多磨霊園に眠っておられます。武蔵野の面影をかろうじて残している広い霊園です。桜の季節にはお彼岸のお参り以外のお客様もたくさん集まるところですが、まだ春寒の時期。じっと風を聞いておられるかもしれません。
3月3日 上巳,桃の節句
 上巳の節句は五節句の一つで、元々は3月上旬の巳の日でしたが、後に3月3日に行われるようになりました。旧暦では3月3日は桃の花が咲く季節であることから「桃の節句」とも言われます。
 古来中国では、上巳の日に川で身を清め不浄を祓う習慣があり、これが平安時代に日本に取り入れられました。後に、紙で小さな人の形(形代)を作ってそれにけがれを移し、川や海に流して不浄を祓うようになりました。この風習は、現在でも「流し雛」として残っています。
 その人形から派生して、雛祭りの行事が出来、女の子の節句となり、さらには、平和の日、女のゼネストの日、等と様々な意味づけがされているようです。とりあえず、今生は女に生まれてきたことに感謝しつつ、ひなあられでもいただこうかしら。
3月4日 ミシンの日
 ミシン発明200年を記念して日本家庭用ミシン工業会(現在は日本縫製機械工業会)が1990(平成2)年に制定。 「ミ(3)シ(4)ン」の語呂合せ。
 イギリスのトーマス・セイントが世界で初めてミシンの特許を取得したのは1790(寛政2)年でした。 「ミシン」という名前は、 "sawing machine"(裁縫機械)の"machine"がなまったもの。
 今朝は、予定外の積雪で(このあたりは、こんなに降らないはずなのですが・・・)登園準備にあたふた。連絡網も回ってくるし・・・。更新時間が遅れてご心配お掛けしました!
3月5日 珊瑚の日
 「さん(3)ご(5)」の語呂合せと、珊瑚が3月の誕生石であることから。
 石といっても、珊瑚虫の成長した枝状の塊りなんですよ。虫といっても腔腸動物の一種だし・・・。成分は炭酸カルシウム。珊瑚の粉が○○に効くなんて広告もよく見かけます。色も白から真紅までいろいろありますよね。 国内では血赤珊瑚が、海外では桃色珊瑚が人気があるそうですよ!
3月6日 ジグソーパズルの日(3月第1日曜日)
 設定の理由は、どこをさがしてもわからないんですが、複数のカレンダーのHPで今日だと・・・。オモチャさんの中には、3月3日を固定の記念日にしているお店もあるようです。
 3月というあたふたと年度内のつじつま合わせの時期、雰囲気的には、ジグソーパズルの埋まっていくのと似てるかな?それとも、春先で何か始めたいけれど、まだ気温は低かったりして、室内で出来るそれなりの達成感の味わえる作業ということでジグソーパズルを、ということなのかしら・・・。日曜日だというのは時間がしっかりと取れるからなのでしょうけれど。 移動記念日だというのも、なんとなく、納まりの悪いような感じで、パズルにふさわしいのかもしれませんね。
3月7日 花粉症記念日
 本日の記念日も設定の理由がよくわかりませんが、今日はこの記念日にふさわしい?飛散予報となっています。私も、朝お布団をあげるのに窓を開けたら、既にのどがイガイガして涙目になっています。
 外出時にはマスクを忘れずに!家の中に入る前に上着をしっかりと振り払って!どうぞみなさまご注意を!!
3月8日 みやげの日
 全国観光物産振興協会が制定。「み(3)や(8)げ」の語呂合せ。観光と土産品の需要の増大を図る日。
 春の観光シーズンはそろそろなのでしょうか、これからなのでしょうか。いかにも観光地というのも、人込みも決して得意なほうではないのですが、 それはそれで、また風情がありますよね。ついつい両手がふさがるほどのお土産袋を手にしていたりして・・・。後でお財布を覗いてまたびっくり(笑)
3月9日 ありがとうの日
 「サン(3)キュー(9)」(Thank you)の語呂合せ。
 とてもシンプルだけれど、パワフルな言葉ですよね。ありがとうと言われてうれしいのは勿論ですが、ありがとうと言える機会があること自体がとても幸せだと思います。 小さなことでも「ありがとう」と言った途端にかけがえのない体験に変わる魔法の言葉。特別な気構えは必要ないですよね。
3月10日 金子みすゞ忌
 童謡詩人、金子みすゞの1930(昭和5)年の忌日。 西条八十から「若き童謡詩人中の巨星」と称えられながら、26歳の若さで不遇の人生を終えた方。
 近年になって、再評価されたのか、小学校の教科書にも載り、NHK「にほんごであそぼ」でも取りあげられています。物悲しくて優しくて・・・あの時代ならではの人生に涙する女性ファンも多いのでしょうね。 こちらのindexで、さまざまな資料や考察が読めますので、ぜひどうぞ!
3月11日 コラムの日
 1751年、イギリスの新聞『ロンドン・アドバイザー リテラリー・ガゼット』が、世界初のコラムの連載を始めました。
 こういう「初めてさん」の情報って、探す方もすごいですよね。コラムの難しいのは、まず、伝えようとする内容のソースが正確であることと、その内容を中立の立場で読み手に伝えた上で、自分の意見・感想等を明確に簡潔に示すこと。 私のこのコーナーは、ソースは正確なのですが・・・後半は、まぁ、つぶやきということで・・・(笑)
3月12日 サンデーホリデーの日,半ドンの日
 1876(明治9)年、官公庁で土曜半休・日曜休日制が実施されました。それまでは、1868(明治元)年9月の太政官布告により、31日を除く1と6のつく日を休日としていたそうです。
 1871(明治4)年から皇居で毎日正午に大砲(午砲・ドン)を撃っており、土曜日はドンとともに仕事が終わることから、丸の内に勤める人たちの間で「半ドン」と呼ばれるようになりました。 また、オランダ語で日曜日を意味するzondag(ゾンターク)が訛って「ドンタク」となり、土曜日は半分が休日であることから「半ドンタク」略して「半ドン」となったとする説もあります。
 サディスティックミカバンドの名曲がありましたよね!(みんな知らないかなぁ「七日に一日は仕事もお休みさ♪」って歌詞なんですが・・・)
3月13日 遊園地の日 (東日本) 3月第2日曜日
 東日本遊園地協会(1980年から日本遊園地協会、1998年より再び東日本遊園地協会)が1979(昭和54)年に制定し、翌年から実施。 現在では、東日本遊園地協会では3月第2日曜日に、西日本遊園地協会では3月第3日曜日に行っています。
 陽気も良くなり、行楽には一番の時候であることからこの時期になったそうです。卒園・卒業の仲間でのお出掛けも多い頃ですね。私の頃は卒業旅行がさかんになりかけた頃だったので、日帰りでというクラスも多かったのですが 妹のクラスは1泊2日になってました(笑)
3月14日 ホワイトデー
 2月14日のバレンタインデーにチョコレートを贈られた男性が、返礼のプレゼントをする日。 1978(昭和53)年、全飴協の総会で「キャンデーを贈る日」として制定され、2年の準備期間を経て1980(昭和55)年に第1回のホワイトデーが開催されました。
 ホワイトデーを3月14日に定めたのは、269年2月14日、兵士の自由結婚禁止政策にそむいて結婚しようとした男女を救う為、バレンタイン司教が殉教し、その一箇月後の3月14日に、その2人は改めて二人の永遠の愛を誓い合ったと言われていることに由来しています。
 そう、キャンデーとかマシュマロとかクッキーとか・・・。そんな感じだったんですけどね。今どきはそのほかにメインのプレゼントを用意しなくちゃならないらしい(笑)男性のみなさま、たいへんだぁ。
3月15日 涅槃会
 仏教の祖・釈迦が亡くなったとされる釈迦入滅の日。各寺院で釈迦の遺徳を偲ぶ法会が行われます。 元々は旧暦の2月15日でしたが、現在では新暦の月遅れ3月15日に行われています。
 「涅槃会」はもちろん季語になっていて、「涅槃会や皺手合する数珠の音」(芭蕉)、「座る余地まだ涅槃図の中にあり」(平畑静塔)など、名句がたくさんあります。
 涅槃という言葉を聴くと、同世代の方は、「涅槃で待つ」という書き置きを残して新宿高層ビルから・・・の俳優さんを思い出すかもしれませんね。ちょっとキザで素敵な役者さんだったのですけれど、待ち人とは会えたのかしら・・・。
3月16日 十六団子
 田の神が山から戻ってくるとされる日で、東北地方の各地で団子を16個供えて神を迎える行事が行われます。 10月16日には、神が山へ帰る日として同じように団子を供えます。
 実際の光景を見たことはないのですが、ほのぼのとした行事ですね。鹿児島には、田んぼの角に石を掘った「たのかんさぁ」がおられました。どのたのかんさぁも、ユニークで優しいお顔をされていました。
日本における16という数の意味を考えてみるのも面白そうですね。
3月17日 漫画週刊誌の日
 1959(昭和34)年、日本初の少年向け週刊誌『少年マガジン』『少年サンデー』が発刊されました。当時は読み物が中心で、漫画は少ししか載っていませんでした。
 週刊誌って毎週出るわけですから、当然のことながら記事や作品やコラムを毎週仕上げなければならないわけですよね。読み手にとっては当たり前のことなのだけれど、書き手(描き手)にとってはものすごいプレッシャーでしょうね。
 週に3〜5句の句会ですら無断欠席してしまう私としては、本当に尊敬してしまいます・・・。(言い訳ではありません 笑)
3月18日 春彼岸(今年は3月17日〜3月23日)
 西方に阿弥陀如来の極楽浄土があるとする仏教の教えから、太陽が真西に沈む春分・秋分の前後7日間を「彼岸」と言います。 彼岸とは、梵語の「波羅密多」の訳「到彼岸」を略した言い方で、生死の海を渡って到達する悟りの世界を指します。
 「毎年よ彼岸の入りに寒いのは」(子規)正岡子規がお母様の言葉を書き取った句です。私は好きな句です。今くらいの陽気を、難しい理屈をこねずにさらりと言ってのけていますよね。季語が「彼岸」なのが、また利いています。
 昨日は、寒くはありませんでしたが、雨が降ったり風が強かったりの荒模様でした。
3月22日 国連水の日(World Day for Water)
 1992(平成4)年の国連総会で決定し、翌1993(平成5)年から実施。国際デーの一つ。 地球的な視点から水の大切さ、貴重さを世界中の人々がともに見詰め直す日。 日本では、8月1日が「水の日」となっているので、この日は「地球と水を考える日」としています。
 昨日、車で30分ほどのダムに行ってきました。雪解けの水が流れ込んでいるからでしょうか、他の季節よりも、青みが強いような感じがしました。 風はまだ冷たかったけれど、日差しはすっかり春といった雰囲気で、ツーリングのバイクもたくさん来ていましたよ。
3月23日 世界気象デー
 世界気象機関(WMO)が、発足10周年を記念して1960(昭和35)年に制定。国際デーの一つ。
 1950年(昭和25)年、世界気象機関条約が発効し、WMOが発足しました。 WMOは、加盟諸国の気象観測通報の調整、気象観測や気象資料の交換を行っている世界組織で、日本は1953(昭和28)年に加盟しました。
 気象情報も、もはやひとつの国で、自国の範囲を知っていればよいという状況ではないですよね。海外での仕事や旅行などの直接的なものから、エルニーニョやオゾンホールなどの未来にも影響する分野まで たくさんの情報が集まれば、いろいろな対策を練ることが出来るかもしれません。
3月24日 ホスピタリティ・デー
 日本ホスピタリティ研究会(当時)が1994(平成6)年に制定。 数理学的に、3は新しいものを創り出すエネルギー・創造・自己表現等を、2は調和とバランス・思いやり・協力・理解力・人間関係を象徴し、4は全体をつくりあげる基礎を表わす数とされ、3・2・4はホスピタリティに関連性の高い要素が多く含まれていることから。 思いやりのある社会を築く為に、ホスピタリティを意識的に実践する日。
 「物質的のみならず精神的にも豊かで快適な社会の形成に努力していかなければなりません。私たちは,その根底をなす理念を「ホスピタリティ」と考え」(日本ホスピタリティ・マネジメント学会HPより引用)設立された学会なのだそうです。 記念日としての歴史は浅いのですが、定着していくといいですね。
3月25日 電気記念日
 1878(明治11)年のこの日、東京・銀座木挽町中央電信局が開設され、その祝賀会会場であった工部大学校(東京大学工学部)で50個のアーク灯が点灯しました。これが日本初の電灯です。これを記念して日本電気協会が1927(昭和2)年に制定しました。
 電気のない生活は、もはや想像がつきませんね。私の住んでいる建物は、電気が止まってしまうと蛇口から水が出なくなります。この120年ほどの間に普及した電気にどのくらい依存しているのか、考えてみるのも大切なことかもしれません。
 今日、愛・地球博開幕です。
3月26日 こどもの本の日(毎月第4土曜日)
 日本児童図書出版協会、日本出版取次協会等が1998(平成10)年9月に制定。
 春休みでもあることだし、本屋さんに足を伸ばしてみようかな・・・。今どきの児童書って、装丁がとってもおしゃれなんですよ♪大人の皆さんも、そちらの棚をのぞいてみるのもいいかもしれません。
3月27日 さくらの日
 日本さくらの会が1992(平成4)年に制定。3×9(さくら)=27の語呂合せと、七十二侯のひとつ「桜始開」が重なる時期であることから。
 さくらは、花の時期が短くてなかなか「今日が1番良かった」という日に逢えないのですが、そのかわり咲き始めから何分咲きとずっと数え、満開から散るまで(桜吹雪)そして咲き残った花はまた名残りとして、 大切にされていますよね。観ることに、これほどの情熱を傾けられる花は、他にはなかなかないのでは。私自身は、若い頃は梅に比べて桜はどうも苦手でしたが、だんだん、さくらの良さがわかるようになってきたような気がします。
3月28日 シルクロードの日
 1900(明治33)年、スウェーデンの探検家・地理学者のスウェン・ヘディンによって、廃虚になっていたシルクロードの古代都市・楼蘭が発見されました。
 楼蘭の歴史は、ロプ湖の周期的移動と切り離せませんが、その周期は1600年という説があり、その移動の後は上空写真では左耳のような形に見えます。楼蘭が栄えていた頃には、この事実は(たぶん)検証されていなかったのでしょうから、年々水の遠ざかっていく都、少しずつ水に浸食されていく村の人々を想うと、 涙が出ます・・・。
3月29日 マリモの日
 1952(昭和27)年、北海道阿寒湖のマリモが国の特別天然記念物に指定されました。 同時に、富山湾のホタルイカ群遊海面、鹿児島県出水市のナベヅル、高知のオナガドリ等も国の特別天然記念物に指定されました。
 出水の鶴は、本当に素晴らしかったですよ。関東辺りに住んでいると、鶴といえばタンチョウが雪原で啼いているのをまず思い浮かべる方も多いかもしれませんが。強い冷たい風の中で寒さも忘れてしまうほど(鹿児島といえども、鶴の季節は寒かったです・・・)見入ってしまいました。
3月30日 国立競技場落成記念日
 1958(昭和33)年、神宮外苑に国立霞ヶ丘陸上競技場が完成しました。 敷地面積は22000坪で約58000人の収容能力を持ち、1964(昭和39)年には東京オリンピックの開閉会式の会場にもなりました。
 大きな大会のために立派な施設を作るのもその後の役に立てばいいのですが・・・。もともとあるものを生かしての運営も、手づくり感があっていいなぁと思います。 今年からプロ野球参入の某チームも、改装を間に合わせてのホームグラウンドですよね。地元の期待もますます高まっているようです。今日あたり2勝目を♪
3月31日 教育基本法・学校教育法公布の日
 1947(昭和22)年のこの日に公布、翌日から施行され、学校教育の6・3・3・4制が発足しました。
 今朝の新聞に県内の公立学校の先生方の異動が載っていました。えっ?とビックリの先生や、ああ、今度はあちらの学校へ・・・という先生のお名前を見つけて、学年末の気分を味わっています。
 明日から新年度ということで、「きょうは・・・」の欄は、今日でおしまいにします。昨年4月下旬からの約1年間、ご愛読いただきどうも有難うございました。リンクとバックナンバーは残しておきますので、よろしければ御覧下さい。
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