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九州新幹線鹿児島ルートです。 末端部の新八代〜鹿児島中央の部分開業から丸7年、2011年3月12日に晴れて全線が開業しました。 先行開業区間は2004年2月の試乗会以来ほぼ毎年乗車、今回の新線区間は2011年6月4日の初乗車でした。
尚、追加は下の方になります。最新の追加は 2011年6月26日
<博多〜新八代乗車編>2011年6月4日乗車

九州新幹線鹿児島ルート全線開業。

 九州新幹線鹿児島ルートです。
 先行開業した末端の新八代〜鹿児島中央間は、7年前の開業直前の試乗会を皮切りに毎年乗車の機会に恵まれていました。
 今回の全線開業に合わせ、JR九州内のみならず、新大阪から鹿児島中央までの直通列車「みずほ」「さくら」も運転開始。 ということで、乗車の機会をうかがっていましたが(と言うか、待っていましたが)、幸い今年も恒例の6月の社用での鹿児島出張。 若干遅ればせながら、という感じではありますが、実は予定通りに(?)新線区間を含め直通列車に初乗車です。

指定席券。

 本来なら、3月の鹿児島ルート開業で青森と鹿児島が新幹線で直結、のはずでした。が、前日に発生した東日本大震災。 東北新幹線は不通となり、ようやく全線復旧したのは4月末のこと。
 九州新幹線も、(山陽区間の駅を含め)予定されていた出発式・記念式典がすべて中止となってしまいました。
 それでも何とか出足は好調で、ゴールデンウィークはまずまずの乗車率とのこと。 入手が心配だった週末休日朝一番の「みずほ」指定席ですが、無事確保することができました。

100系こだま。

 折角の直通「みずほ」ですから、本来なら新大阪から通して乗車したいところではありますが、朝一番の列車のため時間的な制約でそうもゆかない。
 まあ、山陽区間は何度も乗車しているところですから良しとしましょう。
 それより、地元駅新倉敷から広島まで1時間かけて「こだま」でやって来なければなりません。 岡山からなら鹿児島中央まで「みずほ」なら3時間かからないというのに。
 それにしても、やはり朝一番の「こだま」、乗車率は散々です。もっとも福山以降はこの写真に比べると多少乗客も増えてはきましたが。
 「こだま」のダイヤ、来年春の100系引退に伴う改正で改善が期待できるでしょうか。

100系こだま。

 1時間ばかりで乗り換え駅広島に到着。
 朝一番の「こだま」のため、途中駅での列車退避待ち合わせがなかったのがせめてもの救いです。
 100系「こだま」、乗り心地だけは大好きです。 シートは元グリーン車用でゆったりしているし、揺れないし。(単に速度が遅いからか?)
 現在はこのJR西日本色とオリジナル色の両編成が活躍中ですが、来年の引退までこのままか?

「みずほ」到着。

 広島止めの100系「こだま」が回送されて程なく。 同じホームに鹿児島中央行き「みずほ」が到着です。
 先頭部スタイルは「のぞみ」用N700系と変わりありませんが、遠目に薄紫に見えるカラーリングは独特で、特にサイドの帯が細いために車体の色が際立って鮮やかに見えます。 もっともこの色が一番目立つのは、この写真のようなホーム正面からではなく、遠目にサイドから眺めた時のようです。
 さすがに土曜日の朝とあって、自由席の乗車口には長い列ができています。
 指定席は?というと、思ったほどの乗車の列でもなかったようです。
2011年6月19日追加

「みずほ」指定席。

 広島からいよいよ「みずほ」に乗車です。
 今回往路は途中駅から乗車のため、珍しくあらかじめ指定席を確保していました。
 「さくら」「みずほ」用のN700系は東海区間の営業列車に入らないため、指定席は2列シートで非常にゆったり。この体感と同時に、復路の自由席と乗り比べてみる意図もあります。
 シートの色とも相まって、さすがに余裕のある造りです。さらに九州の800系同様、各部に木の素材を使用しており、落ち着いた室内です。
 窓が小さいのが欠点ですが、定員乗車の指定席の車内ならそれも許容できるかな、といった感じでした。

指定席座席。

 ゆったりとした造りの指定席のシートです。
 それはいいのですが。
 指定された座席は4号車20番。4号車では一番後ろ寄りの席で、この写真の通路をはさみ反対側です。 つまり、ほぼ台車の真上あたりです。
 いくら乗り心地の良いN700系とは言え、やはり台車の真上はいささか振動も音も大きい。 ゴロゴロというやや硬めの短周期の振動と音が、おしりの下からシート越しに伝わってきます。
 中央部と比べると雲泥の差、のはずで、やはりできれば避けたいロケーションではあります。まあ、一番前になるよりはましですが。
 しかし振動ほどには、気になるインバータ駆動の高周波音は伝わってはきませんでした。

自由席車内。

 どうせ復路に乗車はするのですが、(もしかすると時刻次第では「800系さくら」+「のぞみ・ひかり」となる可能性もあるため)折角ですから今のうちに自由席もちょいと覗いてみることにします。
 こちらはオーソドックスな3列+2列のシート。シートモケットの色が「のぞみ」用と大きく違い、明るい雰囲気がします。
 自由席もさすがに博多まではほぼ満席でしかし立ち客はいない、と言う感じでしたが、その後はやや余裕がある程度の乗車率でした。

博多駅到着。

 広島からほんの1時間で博多に到着です。
 ここで相当数の乗客が入れ替わりました。朝一番の鹿児島行きの速達列車、ではありますが、山陽区間内では従来の「のぞみ」や「レールスター」の役目も兼ねそなえていますから、やはり博多での乗降数はばかにはなりません。
 それにしても、新幹線で博多で下車せず同じ座席に座ったまま(実際にはこの写真を撮るため歩きまわっていましたが)というのは新鮮で奇妙です。
 もっとも在来線では、昼行特急にしても夜行急行にしても、そのまま乗り換えなしで窓からホームを眺めるだけ、という体験の方が多かったですが。

博多駅発車。

 さて、博多からいよいよJR九州、新線区間に入ります。
 開業に合わせ3面6線となった新幹線博多駅ホーム。 直通する「みずほ」は従来の下り到着用16番線からの発車です。
 ここから先は新線区間、と書きましたが、車両基地のある那珂川・博多南までは西日本により博多南線が運行されていますから、この区間は純粋な初乗車区間とは言えません。
 とはいえ「博多南線」は一度往復したことがあるだけで、やはり博多駅ホームを南に離れて行く景色は新鮮です。 これから鹿児島まで行くと思うと尚更です。

博多南・車両基地。

 博多駅からほんの10分足らず。 車両基地と博多南駅をかすめて、列車は熊本・鹿児島を目指します。
ここまではすでに36年前から、回送とはいえ列車が走っていたわけで、高架防音壁の色も古くあせています。
 そう言えば、博多〜竹下あたりの並行在来線から眺めた新幹線の高架橋。 あちこち角が欠けたり錆が出たりコンクリート片が落下したような跡があり、何とも不安ではあります。
 ちょうどコンクリート砂の質が一番ひどかった時期の構造体。最近はあまり落下事故の話も耳にしませんが、今後も大丈夫かなと少々不安にはなります。
 それはさておき、基地に留められている車両群。N700系ばかりが目立つようになりました。 「のぞみ」用に加え、今回の開業に合わせJR西日本でも九州用編成を大量に増備。 結果、700系レールスター編成が余る結果となってしまいました。
 おそらくはいずれ「こだま」に回ることでしょうが、300系や700系16連の去就もあり来春の車両勢力図が注目されます。
 さて、ここからは掛け値なしの「新線区間初乗車」です。 楽しみです。
2011年6月26日追加

新八代手前。

 「楽しみです」と書きましたが、新線区間。 この最速列車「みずほ」は途中熊本に停車するだけで、ほんの30分少々で駆け抜けてしまいました。
 車窓を眺めているうちに、わけなく新八代手前です。
 目新しかったといえば、熊本の街の風景を初めて高い位置から眺められた点。以前の風景が頭にしっかり残っているだけに新鮮です。
 意外だった?のは、熊本駅の残り全部のホームに800系が停車中だった点。これまで800系が並ぶのは鹿児島中央でしか見たことがないため、これまた意外に新鮮な感じでした。 新幹線の需要と列車本数の設定からすれば、当たり前なのでしょうが。
 水田と麦畑とイ草の畑が広がる中、見慣れたホテルの建物が迫り、新八代が近づいたなと思ったら、左手から在来線のアプローチ線が近づいてきました。
 前回までは、こちらから在来線特急「リレーつばめ」で新八代のホームに到着していたため、これまた新鮮です。

新八代駅通過。

 これまで在来線「リレーつばめ」から新幹線「つばめ」に乗り換えていた新八代ですが、最速運転のこの「みずほ」はあっさり通過です。 駅の構造上通過線が設けられていないため、ホームをすり抜けるように通過します。
 と書きたいところなのですが、なぜか相当減速しながら通過。
 一番速度を落としたのはホームを通り過ぎてポイントを通過するあたりです。まるで単線駅の出発側制限通過時のようです。
 まだ工事の影響があるのでしょうか。

米ノ津付近。

 さて、ここから先はすでに7年間、毎年1回は乗車している区間。 そして初めては開業前の試乗会で乗車した区間です。
 目新しさがないのに加え、ほとんどがトンネルの中ですが、終点鹿児島中央まではほんの40分足らずですから、景色が見えずに退屈するというほどでもありません。
 トンネルの切れ目からほんの一瞬眺められる旧鹿児島本線・現在の肥薩おれんじ鉄道の線路と海の風景です。
 希少価値の窓外の風景を見逃すまいと寄りかかっているうちに、早くも終着駅の案内放送が流れてきました。

鹿児島中央到着。

 広島からわずか2時間と20分ばかり。 終点鹿児島中央に到着したのは10時前。 早朝の出発で到着は昼前というよりはまだ朝といってもいい時刻です。
 昼間の特急「なは」で大阪から一日がかりだったのが嘘のようです。
 最後に本州から直通列車でやって来たのは8年ほど前、夜行「なは」で福山から10時間以上を要しました。
 さすがに全線開業。新幹線の威力を感じずにはいられません。
 それにしても、とうとう鹿児島がラクラク日帰り圏内になってしまいました。

鹿児島中央駅。

 鹿児島中央駅の行き先表示に「大阪」の文字が戻ってきました。
 何せ最速列車で3時間46分ですから、時間距離にすれば本当に大したことはありません。
 現在は最高速度260キロのJR九州区間ですが、引き上げも検討されているようで、わずかの差ですが3時間30分台となればまた印象が違います。
 本当に日帰り、と言う感覚になってしまいますが。

桜島。

 さて、日は変わって翌々日は6月6日月曜日。平日です。 本来の目的である仕事です。
 写真ではまだ「観光」しているではないか?と言われそうですが、桜島が真正面に望めるこの場所が、正真正銘本日の(例年の)仕事場です。
 確かに観光展望台から至近の場所であり、会場は「観光」の名前が付いた鹿児島一の大きなホテルではありますが。
 尚、休日を利用した「仕事以外の部分」のネタは別コーナーでアップ中です。 もちろん休日の活動は、宿泊を含め自腹の部分ではあります。
   
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<鹿児島中央(西鹿児島)〜新八代)乗車編>
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<九州新幹線「つばめ」関連写真>
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<鹿児島方面関連写真>
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