PART1 第1日目(第1週目) PART2 第2日目(第2週目) PART3 第3日目(第3週目) 2019年11月10日一部追加 <PART3 第3日目(第3週目)> 今週もサンダーバード。 6月30日です。 土曜日3週続けて、北陸方面へ日帰り遠征です。 といういことで、前2週と同じく、新大阪からサンダーバード3号に乗車です。 岡山県西部からやって来ると、岡山6時始発の「のぞみ」になりますので、どうしても北陸方面へはこの列車が最速となります。 本当は、北陸各方面への乗り継ぎを考えると、1本前のサンダーバード1号の方が便利が良いのですが。 朝食。 早朝から少々慌ただしい列車の乗り継ぎですので、ゆっくりと朝食を取るのはサンダーバードの車内となります。 もちろん飲み物付きです。 本日は先週の反省に鑑み、ちゃんと「窓の後ろ側の席」を事前予約です。 車両は11号車です。 琵琶湖。 本日も車窓から琵琶を眺めます。 この景色が好きなので、北陸行きの場合は右側の座席を確保します。 雲が多い天気ではありますが、前2週と比べると晴れ間が覗いている感じです。 昨日は九州で大雨・列車の不通遅れに見舞われましたが、本日は大丈夫なようです。 本日の訪問先は、高岡・万葉線と富山地方鉄道軌道線。 富山県内の路面電車2線を訪れようという企画です。 途中、雨になったら富山県内別コースも考えているのですが、今のところ大丈夫なようです。 北陸本線。 車窓から琵琶湖が姿を消すと、湖東を走ってきた北陸本線と合流です。 ここから先、いよいよ今週も北陸に入ります。 新疋田。 新疋田を通過。 列車は下り勾配を快調に、定時刻で通過します。 次の停車駅敦賀まではあとほんの少しです。 オーバークロス。 新疋田を出ると、右側に並んでいた上り線が築堤に上がります。 こちらの下り線はトンネルに入りますのでクロスする部分は直接見えませんが、この先で上り線は下り線の上を越え、反対側へ出ます。 左に上り線。 短いトンネルを抜けると、車窓反対側に上り線が。 下り線はまっすぐに敦賀に向けて勾配を下りますが、上り線は勾配区間をループで登りますので、わずかの間ですが両線は離れます。 ループ線。 更にその先。 敦賀から京都に向かって来た上り線が、ループに掛かったあたりで、上り線を越えます。 ここは上下線がお互いに眺められる場所ですが、やはり今回も反対側の列車と出会うタイミングにはなりませんでした。 敦賀停車。 ループ線が終わり上り線と下り線の位置関係が通常に戻ったと思ったら、間もなく敦賀駅に到着。 海岸にほど近い本線でループ線があるというのも厳しい地形ですが、敦賀駅の反対側福井側も、13キロ余りの北陸トンネルが開通するまでは、海岸に迫る山を越える厳しい路線でえした。 金沢駅。 金沢駅に到着です。 隣のホームには、JRの521系小松行きが停車中。 本日も先週と同じく、北陸新幹線の「つるぎ704号」に乗り換えです。 が、どうせガラガラに決まっていますから、在来線ホームで1枚写真を撮る程度の余裕は十分にあります。 つるぎ車内。 本当にガラガラの、北陸新幹線「つるぎ704号」の車内。 長野以東へ向かうお客は先発の「かがやき」を利用しますし、富山行きでは「サンダーバード」からの末端区間の乗り継ぎ客しか利用しないでしょうから、12両編成の新幹線を走らせるのは勿体ない感じではあります。 新幹線。 金沢駅ホームで。 右の11番線が、先発の「かがやき508号」、左の12番線が続行で富山までの短区間列車「つるぎ704号」です。 北陸新幹線。 金沢ほか北陸地区で見られるのは、JR東日本のE7系と西日本のW7系、ともに12両編成だけ。 どちらも見た目は全く変わりませんから、あまり面白味はありません。 金沢駅ホーム。 金沢駅の新幹線ホーム。 雪国の新しい高架ホームですから、屋根が覆いかぶさり、さほど面白い眺めではありません。 が、それでも柱には金箔をあしらった装飾がされており、地域の特徴を醸し出しています。 折角ですから、もうちょっと目立てば、という気はしますが。 回送列車。 さて、「つるぎ」は富山に向けて発車です。 隣の在来線では、先ほど乗車してきた「サンダーバード」の「車両が、富山方に回送されろところです。 この列車は、683系と681系の併結でした。 新高岡。 富山行きの「つるぎ」乗車でしたが、今週も先週に引き続き、新高岡で下車します。 先に書いた通り、まずは万葉線に向かう予定ですので、新高岡から始発の高岡へ移動する必要があります。 シャトルバス。 新高岡から高岡までは、先週同様、シャトルバスに乗車です。 先週の訪問で勝手がわかりましたので、今週は新幹線ホームなどでグズグズせず、速攻で駅南口に出て、バスに乗車。 あつらえたように高岡方面行きがやって来ました。 もっともほぼ10分ヘッドですので、待っても知れているでしょうが。 新高岡駅。 高岡駅の南口を出たシャトルバス。 駅前広場と駐車場を迂回し、駅の東側富山寄りで新幹線の高架橋をくぐります。 後は高岡駅まで一直線の道路で、信号と停留所が数か所あるだけ。 接続は非常にスムーズです。 高岡駅。 で、新高岡からものの10分もしないうちに、高岡駅南口に到着。 新しく整備され、便利が良くなった高岡駅南口です。 新高岡から高岡を過ぎ、更に遠方に向かうバスも、まずはこの南口に入ります。 勝手さえ判れば非常に利用価値の高い路線です。 万葉線。 本日は後のスケジュールを考え、出来るだけ早い便の万葉線に乗車したい。 ということで、新高岡を下車後、真っすぐに向かった万葉線高岡駅ホーム。 便利な乗り継ぎのお陰で、新高岡で新幹線を10時02分に下車して、高岡駅10時15分の万葉線電車に間に合うことができました。 次の電車は、この低床電車です。 万葉線車内。 万葉線の低床電車車内です。 座席はクロスシート中心。 2人掛け、と言いたいところですが、2人と1.5人と言ったところ。 左右の座席幅が少し異なり、狭い方は余裕の2人掛け、狭い方は窮屈な2人掛けと言った感じです。 本当ならもう少し幅に差をつけたいところなのでしょうが、車輪カバーがあるため、あまりダイナミックに出来ないようです。 全国に登場しているバリアフリーの超低床電車ですが、車輪の処理には各地苦労されているようです。 それにしても、始発高岡駅なのですが、拍子抜けするくらい空いています。 15分ヘッドと運転間隔は広めなのですが。 高岡駅発車。 万葉線電車、最後部からの眺めです。 高岡駅の駅舎内ホームから発車した電車は、駅前広場の周囲を回り、駅正面の通りに入って行きます。 駅前の信号がネックになるかと思いましたが、意外とスムーズに通りに入れました。 座席から。 折角のクロスシートですし、車内は空いていますから、最後部のクロスシートに陣取ります。 車輪の上にシートが設けられているため、超低床の床面からは座席座面がやや高めですが、それでも大きな窓から見える眺め。 道路路面がすぐ近くに見えます。 路面電車と言うよりは、乗用車の運転席側面的高さの眺めです。 末広町電停。 最初の末広町電停。 このあたり、高岡の中心商店街が広がっており、歩道にも雪除けを兼ねたアーケードが。 この駅前通り。 あまり広くない通りのためか、駅前ながら単線です。 運転間隔が広めのためこれで良かったのでしょうが、ほんの少しとは言え駅前の路線が延長されたため、ちょっと窮屈な感じもします。 単線区間。 末広町電停の先の交差点を直角に曲がったところ。 ここ片原町電停には、交換設備が設けられています。 2線ある高岡駅とここの間は単線ですから、運転区間はこの往復時間が限界。 現行設備では、あまり頻度を上げられそうにはありません。 対向電車。 ここで、反対向きの電車と交換です。 高岡駅には今乗車している以外の編成はいませんでしたから、次の電車はこの交換電車が折返しとなります。 まあ、日中は15分間隔ですから、この程度でよいのでしょう。 交換設備。 片原町の交換設備。 この先もまだ単線区間が続き、1編成が交換できるだけの短い交換設備です。 安全地帯もない停留所でした。 複線区間。 高岡駅近辺は単線区間ですが、広小路を過ぎると複線となります。 道路も少し広めです。 が、電停を設けるには十分とは言えないようで、この部分だけは片側2車線の道路が狭くなってしまっています。 ラッシュ時には少々不便かも。 志貴野中学校前。 志貴野中学校前の電停。 藤子・F・不二雄ふるさとギャラリーの最寄り駅とのことです。 JRの気動車「ハットリ君」号もそうですが、やはりここでは同氏の生んだキャラクターが目立ちます。 ちなみに、この写真は反対側高岡駅方面への電停ですが、越ノ潟方面への電停は、上の写真の向こう側。 ちょっと離れています。 間に交差点がある訳ではありませんし、やはり道路幅のせいでしょうか。 すれ違い。 複線区間で、高岡駅行きの電車とすれ違いです。 万葉線株式会社になり、低床電車が導入された本線ですが、まだまだ加越能時代の旧型車両も何両も活躍しています。 米島口。 米島口です。 ここには電車の車庫があります。 下車して(可能なら)ゆっくり見学してみたい気もしますが、本日は往復だけの予定です。 乗客。 さて、米島口で、小学生の低学年と思える一団が乗車してきました。 父兄連れで、何かイベントがあるようです。 閑散としていた車内が急に賑やかになりました。 これまでクロスシートの座席を占領していました(写真を撮るときだけ立って移動)が、ここで明け渡し、写真を撮っていた後部運転席脇の立ち席に移動します。 それはそうと、小学校低学年に見えるのに、スマホを持っていた子供が何人もいたのにはちょっとビックリ。 車庫。 米島口の電車車庫です。 何かやっています。 イベント、と言う程ではありませんが、子供の見学会か何かのようです。 乗車してきた子供たちが手を振っているところを見ると、同じ見学の一団なのかもしれません。 一緒に紛れ込んでみたい気になる、楽しそうな一団でした。 専用軌道。 さて、米島口を出ると線路は再び単線に。 そして、専用軌道になりました。 これから登り勾配にかかり、JRの線路を越えます。 路面電車らしからぬ、これまでとは一転の風景です。 氷見線。 JR氷見線をオーバークロスします。 残念ながらさほど列車本数の多くない氷見線ですので、こちらから列車を眺められる可能性はあまり高くありません。 氷見の列車から眺めたほうが確立は高いでしょうが、万葉線も高密度と言えるほどではありませんので、あまり期待は出来ないかも。 先週の氷見線の列車からも、眺めることはできませんでした。 貨物線。 氷見線を越えて少し先。 今度は真っすぐ伸びた、もう1本の線路を越えます。 能町から高岡貨物駅方面へ。 JRの貨物線です。 現役の路線で、非電化単線ではありますが、真っすぐな線路を眺めると、立派な感じがします。 踏切。 JRの2線を高架で越えた後、再び線路は平地に降りてきます。 写真は最後部からの後ろ向きです。 高架部分は道路と並走はしていますが、あくまで専用軌道の形態。 ですから、道路が横断する部分には踏切もあり、この部分は電車優先です。 併用軌道。 高架から降りると、線路は再び道路中央を走る併用軌道となります。 しかし町中ではなく、道路は片側1車線。 線路もこの先終点越ノ潟まで単線です。 列車交換。 さて、長い単線区間ですから、交換設備も必要。 しかし道路も片側1車線ですから、さすがにこの部分は道路全体が広くなっています。 手前(写真では向こう側)の交差点。 5差路でいささか複雑そうですが、これに電車がからむと、車の多い時間帯には少々混雑しそう? ドラえもん。 交換した電車は、青い車体の超低床電車。 こちらには車体色に合わせた「ドラえもん」のイラストが、控えめな線で描かれていました。 JRの車両と比べると地味な感じですが、さすがに有名漫画家の出身地ではあります。 交換設備。 さて、単線区間ですので、複線部分は交換に必要な長さだけ。 それはともかく、電停ですが、安全地帯があるのは片側つまり越ノ潟方面だけです。 交換の反対側は、道路面に青い標識があるだけ。 今では少なくなった形態です。 電車乗り場注意の標識と路面の表示だけはありますが、要注意です。 。 吉久電停のすぐ横。 古い電車が置かれていました。 かつて射水線を走っていた5010形です。 こじんまりした、好ましいデザインです。 越中万葉歌。 かつての「加越能鉄道」から姿を変えた「万葉線」。 線名(会社名)の由来は、大伴家持が在住していたことにちなむ、由緒ある名前です。 電停には数か所に、「越中万葉歌」の案内がありました。 中伏木。 中伏木の電停。 草生した専用線という感じの風景で、路面電車的ではありません。 もっともやって来るのは路面電車タイプの車両だけですから、低いホームです。 そして、交換設備のない1線だけの停留所ながら、両側にホームがあるのが特徴です。 交換。 低床電車と交換。 今度は今乗車しているのと同じ、赤い車両です。 後部の運転席。 遮光のブラインドを降ろしていますね。 こちらの電車が上げたままだったのは、写真を撮る上では好都合でした。 庄川。 築堤を上がり、庄川の長い長い鉄橋を渡ります。 路面電車らしくない眺めです。 道路の中央を走る併用軌道ではないため、川がすぐ目の下から真横に広がります。 富山県の7大河川のひとつ、庄川。 その河口付近に架かる橋梁ですから、眺めも格別でした。 道路橋。 庄川の反対側、進行左側の眺め。 つまりは下流河口側です。 万葉線の鉄橋から少し離れたところに、道路橋が架かっています。 こちらは旧橋と新橋が並んでいるようで、古めのコンクリート橋と、後に架けられた鉄橋とのコンビネーションです。 大きな川だけあって、鉄橋の方は長いスパンでした。 鉄橋。 万葉線の鉄橋、後方の眺めです。 長い鉄橋ですので、架線柱がいくつ後ろに過ぎても終わらない感じです。 ところでよく見ると、線路の間の脱線防止レール。 少しレールとの間隔が開きすぎていないか? 写真を見てちょっとだけ気になったところです。 庄川口電停。 庄川を渡ったところにある、庄川口の電停。 堤防と同じ高さにある、築堤上の電停です。 ホーム(安全地帯)を見ると、長さを延長されたとも線路側に部分的に張り出されたともとれそうな不連続な点が見えます。 随分古い改造跡のようですが、2連の低床電車では、この差が障害にならないのでしょうか。 専用軌道。 工場と住宅とが交互に現れるような雰囲気の中を進む、万葉線の線路。 他の地域で見られるような路面電車の専用軌道とは一風変わった趣で、鉄道のローカル線に近い雰囲気です。 そのはずで、六渡寺を過ぎたこの区間は、先ほどの鉄橋を含め、元富山地鉄射水線。 つまり、軌道線ではなく、鉄道線区間なのでした。 中新湊。 中新湊に到着です。 現在は日中すべての電車が高岡から越ノ潟まで直通しますが、加越能鉄道の時代は、多くがこの中新湊止めでした。 その関係か、他と比べると少し大掛かりな交換設備とホームです。 そして島式ホームのため、ここでは現在でも右側通行のままでした。 交換する電車は、またまた赤い超低床電車です。 鉄橋。 庄川ほどの大河ではありませんが、短い鉄橋を渡ります。 伏木港と新湊港を結ぶ運河のような川で、正しくは「海」と言った方が良いのかもしれません。 新湊の工場群と、向こう側の北アルプスの山々が、はっきりと眺められます。 後方の眺め。 後部から真後ろを眺めると、さほど長い鉄橋というわけでもありませんでした。 鉄橋の直前直後がすぐに急な勾配というのが、路面電車または私鉄の路線的ではあります。 工場正門。 某工場の正門。 そのすぐ横の電停に、只今停車中です。 電車で通勤する従業員にとっては、すこぶる便利なロケーションです。 しかし車で出入りする人にとっては、すこしやっかいな踏切かもしれません。 正門出てすぐに踏切って、どうなんでしょう。 海王丸駅。 「海王丸」という、電車の駅らしからぬネーミングの電停。 新しい待合室に新しい駅名の看板でした。 この近くに帆船海王丸が係留されているのにちなんでいます。 港のすぐ横、というロケーションではありませんので、残念ながらここから帆船を眺めるというわけにはゆきませんが。 終点越ノ潟。 終点越ノ潟に到着です。 片面1面1線だけのホームですが、終点ですから、ドアが開くのはこちらのホーム側だけです。 ホームには後方に延長したような形跡が。 電車はこれより長いのは入ってこないはずですし、日中のパターンダイヤで2本停めても意味はないですが、ラッシュ時か夜間停泊(あるの?)の関係でしょうか。 写真右手には、高い高い新湊大橋が完成していました。 越ノ潟。 途中米島口から乗車してきた小学生ほかの一団。 終点越ノ潟で下車されました。 そのまま渡船乗り場に向かいます。 この電車でそのまま折り返そうかと思っていたのですが、ちょっとだけ渡船乗り場を眺めたくなりましたので、後について向かいます。 渡船乗り場。 新湊の港入口両岸を結ぶ、県営の渡船。 新湊大橋が完成したら廃止されるのかと思っていましたが、10数年ぶりに訪れてみると、まだまだ現役でした。 小学生の一団は、そのまま乗船口に向かいます。 釣られるように、私も。 越ノ潟。 終点越ノ潟の電停。 電車は新しくなりましたが、電停の眺めは、以前訪れた時と殆ど変わっていません。 折返しの電車。 まもなく発車のようですが、折返しは次の電車にすることにします。 乗船。 で、結局そのまま渡船に乗り込んでしまいました。 小学生たちが、何かやたら楽しそうなものですから。 次の目的地は富山市内ですが、場合によっては何か接続の交通手段があれば、そのまま対岸から富山に向かっても良いかという思いも頭をかすめます。 久しぶりの船の旅です。 というほど長い乗船時間ではありませんが。 対岸と橋。 いくら長いとは言え、1本の斜張橋で繋げるだけの対岸です。 写真で見るとこんな感じで、おそらくほんのわずかの乗船時間でしょう。 橋梁の方は長い長いアプローチで、この場所から対岸まで渡るだけなら、意外と船でも勝負できそうです。 越ノ潟乗船口。 小さなフェリーボート。 短い距離の往復ですが双頭形ではありませんので、岸壁を離れるとすぐに反対側に向きを変えて対岸を目指します。 路線バスも到着したようですが、この船便に接続はしなかったようです。 新湊大橋。 新湊港の入口に架けられた、新湊大橋。 コンテナ貨物を積んだ大型船も下を通りますので、高い斜張橋のつり橋です。 考えてみれば、新湊港を開削して道路と路面電車を寸断し、フェリーを渡して新しい橋を架けてと、いささか非合理的開発のようではあります。 新湊大橋。 橋のすぐ先は富山湾。 港の出口には、長い防波堤の先端に赤と白の灯台が左右に並びます。 (この写真では、右側の白い灯台だけですが。) 手前の船は釣り船か渡船風ですが、観光船も行き来する新湊港の入口部分です。 天候もまずまずとなり、船の旅にはちょうど良い感じです。 出発地。 先ほど乗船した越ノ潟乗船場。 あっという間に後方に遠ざかりました。 すぐ横には、高いクレーンを備えたコンテナふ頭も並んでいます。 国際埠頭を備えた、富山県の一大物流基地でもあります。 北アルプス。 ここまで来ると、北アルプス立山連峰方面もぐっと近くなった感じです。 スカッと晴れている訳ではありませんが、一部を除き概ね山頂まで眺めることが出来る、つまりまずまずのお天気です。 電車の車窓だけではなく、今日船に乗って良かったと思います。 対岸。 そうこうしている間に、対岸の堀岡発着場が近づいてきました。 時間にすると。、ほんの数分間です。 長い船旅ではありませんが、ちょっとした気分転換には楽しい海上の眺めでした。 間もなく到着。 対岸まであと一息です。 レンズの焦点距離の関係で上の写真より遠ざかった感じですが、時系列ではこの通りです。 小学生の一団も、賑やかに船上を楽しんでいます。 写真の通り、形状はフェリーボートですが、現在は航送車両は自転車とオートバイに限られ、4輪の自動車は運んでいません。 堀岡発着場。 堀岡発着場の岸壁に近づきました。 係員が誘導の中、接岸作業に入ります。 小形のフェリーとは言え、摩擦力でブレーキを掛けられない船のことですから、最新の注意が必要です。 特にここでは両発着場とも、岸壁に近づきそのまま真っすぐ頭から接岸しますから、尚更です。 到着。 堀岡発着場に到着。 一緒に乗船した小学生の一団もここで下船。 そのまま待合室方面に向かいます。 1階後部に客室船室もあるのですが、ほとんどのお客がデッキで過ごした。 暑くもなく寒くもなくという、海上のお天気でした。 こしのかた。 船の全容はこんな感じ。 小型の2層のフェリーボートです。 もとより4輪車の乗船は考慮していないと見え、下層のフロアの車両スペースは行きどまり構造です。 ところで、側面の表示によれば、定員は80名、原動機付自転車は10台とのことです。 注意書きには「オートバイ」と書かれていましたが、大型のバイクって駄目なんでしょうか。 復路。 この先どうしようかと思いながら飛び乗った往路ですが、堀岡側にはぱっと見路線バスも見えなければ、もとより路面電車もありません。 (昔なら富山地鉄射水線があったのですが。) フェリーの折返しがすぐに出航しそうなので、そのまま折り返すことにします。 ところで、往路の運賃を払っていません。 尋ねると、「無料」とのこと。 タダより高いものはないと言いはしますが、こんな無料なら大歓迎、というか少々申し訳なくも思います。 何にしろ、復路のこの便の乗客は私だけですから。 新湊大橋。 堀岡発着場付近から眺めた、新湊大橋。 主塔は港入口の両岸に建っていますが、アプローチを含めた道路部分の始点から終点まではその何倍もの距離があります。 対岸までの肉眼での距離感はだいたいこんなものだと思います。 越ノ潟方面。 堀岡発着場を出航した付近から、越ノ潟と新湊港方面。 ズームレンズを広角側にしていますので、実際の目視では対岸はここまで遠い感じではありません。 港内岸壁には、クレーンやアンローダーが多数です。 船上。 帰路はお客は一人だけ。 船のエンジン音が響くだけの甲板です。 2層目上の階の甲板。 10数名が腰掛けられそうなベンチもありますが、残念ながら内向き向かい合わせです。 ま、数分間ですから、立っていても全然平気です。 と言うより、カメラを手にして、座っている場合ではありません。 海王丸。 何だか写真に相当ダブリ感はありますが、わずかの時間の船上の往復を目いっぱい楽しんでいると言うことで・・・。 新湊港出口左側には、赤い灯台が。 その左側。 帆船が係留されています。 万葉線の駅名にもあった、海王丸です。 そして係留されているところが海王丸パーク。 付近の地名も、海王町ということです。 堀岡発着場。 堀岡発着場が遠ざかります。 ゆっくり待合室を眺めてみたい感じでもありましたが、すぐに出航の気配だったため、本当に折返しだけの対岸でした。 一緒に乗船していた小学生の一団は、どこかへ向かう風でもなく、まだ待合室の内外にいる様子。 もしかしたら、次かその次あたりの便で、こちらも折り返すのでしょうか。 そうするにはちょうど良い程度の、船旅です。 中央部へ。 グングン遠ざかる、堀岡発着場。 と書きたいですが、何だかカメラのズームレンズ操作だけで遊んでいる感じでもあります。 このあたり、やはり列車の旅と船の旅では時間の感覚が全く異なります。 何しろ風景の変化の速度は全く違いますから。 コンテナ基地。 巨大なアンローダーと橋形クレーンが立ち並ぶ、コンテナふ頭。 国際規格のコンテナがずらりと並ぶ姿は圧巻です。 少し離れた伏木にはJRのコンテナ基地もあるのですが、スケール感からこちらはややこじんまりとした感じは否めません。 富山湾。 航路ほぼ中央部から眺めた、港の出口方面。 その先には富山湾が。 更に彼方には、うっすらと能登半島が左から右に伸びています。 こうして見ると、能登半島の先端までって、相当に遠い感じがします。 橋脚付近。 これだけ高い橋だと、歩行者はどうなっているのか気になるところですが。 まさか長い長いアプローチを歩く訳ではないでしょう。 新湊大橋の越ノ潟側橋脚付近。 その隣に、橋脚風ではないタワーが。 ここが、橋の歩行者登り口のようです。 よく見ると、橋の上ではなく桁下に、歩行者向けの通路のようなものが見えます。 詳しくは富山県の観光ガイドなどに譲りますが、今度は改めて歩いて渡ってみたいと思います。 越ノ潟発着場。 そうこうするうちに、対岸と言うか、そもそもの出発地である越ノ潟発着場が近づいてきました。 というほどの距離ではない、両岸の間です。 アプローチ。 越ノ潟発着場。 その後ろには、後方遥かに伸びる新湊大橋のアプローチが。 大型国際貨物船がくぐる橋のアプローチですから、これまた相当の距離です。 到着。 越ノ潟に到着です。 この後はまた堀岡に向けて折返し出航ですから、係員も慌ただしく動きます。 乗船待ちのお客、自転車の一人だけでした。 接続電車。 越ノ潟では、フェリーに接続するように次の電車が待っていました。 7073号。 万葉線株式会社のホームページによると、「レトロ電車」ということです。 先程乗車してきた低床電車が、高岡を出てから最初にすれ違ったやつです。 つまり、15分後の電車です。 越ノ潟での折返し時間があるにしても、15分プラスアルファの時間で、フェリーで対岸の堀岡まで往復出来たことになります。 慌ただしいと言えば慌ただしいですが、わずかの時間でお金もかからずに堪能できた、そんな感じの海上のミニ旅行でした。 車内。 帰路の電車は、上の写真の7073号。 昭和40年代前半に製造された車両で、私の学生時代お思い起こすと、当時の路面電車の中では新しいグループでした。 今では古豪の一つに数えられるようになってしまいました。 車内は何の変哲もないロングシートですが、乗降扉共に車端に配置されているため、両側ともに長く伸びるシートです。 運転席前方。 車端から。 往路の低床電車と比べると、正面の眺めは少し悪そうです。 さすがに窓ガラスの隅には、汚れが目立ちます。 後方の眺め。 越ノ潟を発車です。 運転の邪魔になってもいけないので、後方の席に陣取ります。 とりあえず越ノ潟からの乗客は少ないので、ロングシート最後部に陣取り、後部運転台との間を行ったり来たりします。 渡船の発着場が後ろに遠ざかります。 上の方で、長いホームは何のため?と書きましたが、「止 続行車」の表示がありました。 中新湊。 中新湊電停です。 後方の眺めです。 島式ホームですから、往路と同様に右側通行です。 2本の線路をまたぐ架線のビームが、路面電車っぽくない雰囲気です。 運賃表など。 運賃均一ではなく区間別ですから、路線バスのように運賃表示が。 次の停留所を示すイラストっぽい表示が面白いです。 ところで、往路も復路も、案内の車内放送はご覧の通りでした。 地元沿線のご出身とのこと。 停留所案内と言うよりは、観光案内を聞いているようです。 毎日だとちょっとうるさいでしょうが、洒脱な語り口は、観光にはピッタリです。 鉄橋を渡る。 庄川の鉄橋、今度は往路と反対側後方の眺めです。 長い長い鉄橋でした。 運賃表。 高岡駅から越ノ潟まで全線通して乗ると所要時間49分と、結構長く乗りごたえのある路線です。 通し運賃350円と、安くはありませんが、路線に見合った感じはします。 それなのに、旭ヶ丘から越ノ潟側は、初乗り運賃が200円。 これはちょっと高い感じです。 高岡駅に近い市内区間は150円という区間がそこそこあります。 むしろこっちが営業的に安く設定していると言えばそれまでですが、ちょっとアンバランスな感じもする、各区間の運賃ではあります。 交換。 某工場横の交換駅で、同じ7000形の越ノ潟行き電車と交換。 車体全体がちょっと派手なピンク色の広告電車です。 広告電車は7000形に集中しているようです。 伏木港方面。 写真ではよく見えないのですが。 この向こう右手の方に、JRのコンテナ駅があります。 以前周囲を訪れた時は、貨物専用線の駅としてはそこそこ大きな設備だとおもったのですが、国際コンテナふ頭を眺めた後では、スケール感が違います。 併用軌道。 長い専用軌道区間を通り過ぎて、ここから併用軌道に入ります。 さほど広くない道路に無理やり割り込んできたという感じです。 車向けに「電車に注意」という表示はありますが、いきなり横から現れたら、ちょっとビックリするかもしれません。 案内表示。 タイミングにより、色々表示が変わる最近の案内装置。 運賃表になったり停車案内になったり、表示は自由自在です。 最新の低床電車だけでなく、このように古い車両にも取り付けられています。 便利ですね〜。 「当たり前」と言われそうですが。 デ5010形。 往路はたまたま発見でロクな写真になりませんでしたが、改めて帰路に車窓から観察です。 (事前のリサーチ不足!) 元々鉄道専用の車両ではありますが、低いステップで軌道線でも活躍した車両です。 ドラえもん。 新吉久で「ドラえもん」の超低床電車と交換。 日中この時間は車庫の出入りはないようで、往路と同じ電車が同じ順序でやって来て交換します。 交換の線路に合わせて微妙に幅を広げる道路です。 展示。 往路にも眺めたデ5000形。 この新吉久電停のすぐ横に展示されています。 状態は非常に良いです。 立ち入りできるのかどうかは確認できませんでしたが、少しかさ上げされて展示されているため、道路から柵越しでもじっくり眺められます。 車庫。 米島口の車庫。 すでに小学生たちの姿は見当たらず、静かそうな佇まいです。 電車も多少配置を変えているようです。 赤・青・黄・ピンクと、派手な装いの広告電車が多い7000形でした。 高岡駅。 さて、高岡駅に戻って来ました。 ホーム端には、こんな感じで足元にバックミラーが。 運転台よりやや上の視線位置にあるものは珍しくありませんが、こんなふうに足元にあるのはあまり見ない気がします。 乗車確認はステップ足元確認が重要ということでしょうか。 越ノ潟行き。 7073号。 到着後乗客を降ろすとすぐに、折返し越ノ潟行きとして発車準備です。 こちら側の線に入った場合は、乗車ホームと降車ホームは兼用です。 電車1本だけ到着の場合は必ず左側の線を利用するのかと思いましたが、そうでもないようです。 あいの風とやま鉄道。 富山駅です。 越ノ潟で予定外の渡船乗船をしたにもかかわらず、乗り継ぎタイミングがすべてうまくいったため、予定していた「あいの風とやま鉄道」の下り電車に余裕で間に合うことができました。 高岡から富山への移動。 いくらシャトルバスが便利だからとは言え、それほど遠くない両都市間ですから、時間が合えば在来線を利用したほうが便利です。 もっとも現在は第3セクターですから、JR西日本の「おとなびパス」は有効ではありませんでした。 地鉄市内線。 さて、今度は富山地方鉄道の市内線です。 本日は、高岡と富山、ふたつの路面電車探訪です。 富山には幼少の頃より縁があった私かいもん4号ですが、市内は殆どバスによる移動。 実は地鉄の市内線は、駅から大学側に乗ったことがありません。 更に、現在は環状線も開業しています。 本日は、のんびりとこの区間に乗車してみたいと思います。 まずは環状線。 電車は、先ほどの万葉線往路と同様の、超低床電車です。 発車。 電車は富山駅を発車。 新しいJRの駅舎内から直角に発進し、駅前広場を抜けて駅前通りに進みます。 駅舎と同じく、新しくきれいな駅前広場です。 大通りへ。 JRの駅舎を出ると、駅前通りに出る前に線路は二手に分かれます。 環状線の電車は時計と逆の左回り一方通行ですから、右の線路を進み、丸の内方面に向かいます。 左の線路は南富山方面へ。 両方向の道路にスムーズに進入するための線路配置です。 後方。 富山駅を発車した電車。 出発側は信号待ちの兼ね合いから、交差点の手前の駅前広場内で両方向に分れます。 環状線の電車は、右側(後方の眺めのため、この写真では左側=中央の線路)に進みます。 駅前交差点。 駅前交差点から、東側、南富山方面の線路を眺めます。 三叉路状に分れている線路。 富山駅に乗り入れる前は、正面から写真右側に曲がり、U字型の路線を走っていたのですが、現在はこちらの渡り線は、通常は電車は走りません。 丸の内。 丸の内電停に到着です。 ここで線路は、右に進む大学前方面と、左に進む環状線に分れます。 屋根も防風壁も若干のベンチもある、立派な電停です。 大学前方面。 大きく右に曲がる線路は、大学前方面へ。 実はこちらにも乗ったことがないのですが、とりあえず環状線を1周した後に取っておきます。 分岐点。 大学前方面への線路と別れて、電車は環状線に。 ここは新しく2009年に開業した区間。 と言いたいところですが、実際には、1973年に廃止された路線の復活、ということになります。 いずれにしても、初めての乗車と言うことに変わりはありません。 大手町交差点。 大手町交差点です。 丸の内、大手町という名前通り、富山城址公園を巡り、かつ中心部繁華街を通る路線です。 この区間、線路は単線で、左回りのみの運行です。 繁華街。 富山城址を後ろに国際会議場前電停を過ぎると、総曲輪の繁華街です。 富山駅を発車以来ここまで殆どガラガラでしたが、次の大手モール、更にグランドプラザからは、そこそこの乗客が乗りこんできました。 さすがに繁華街だけのことはあります。 車内。 大手モールからグランドプラザ前に向けてのカーブを曲がるあたり。 車内風景はこんな感じで、なぜか乗客は1両目に集中しています。 座席は万葉線とは異なり、ちゃんと2名分の別れたシートになっていました。 合流地点。 西町で、南富山方面からの路線と合流。 ここから先は、「富山駅から遠ざかる」ではなく「富山駅に向かう」列車になります。 低床電車ですから、写真で見ると随分低い視点です。 西町。 西町での合流地点。 環状線は単線ですから、片側、富山駅方面への線路だけへの合流です。 このあたりも結構な繁華街です。 富山駅前。 さて、一周して富山駅前に戻って来ました。 電車は右(最後部から後ろ向きに撮影しているので、写真では左)に曲がって富山駅へ。 と書くと簡単そうですが、実はこの交差点が曲者。 南富山方面から来ると、信号のパターンが全く良くありません。 「電鉄富山駅・エスタ前」(現富山駅乗入れ開始までは、「富山駅前」)で乗客を降ろし発車したのち、信号待ちが延々。 状況を良く把握されている地元の方は、地鉄だけでなくJR富山駅方面に向かうにも、富山駅まで電車に乗るのでなく「エスタ前」で下車して横断歩道を渡る方が多いようです。 富山駅進入。 で、駅前の三叉路状の線路を渡り、富山駅前広場へ。 しかしここでもまたそのまま進入ではなく、ダブルクロスの手前で一旦停車し、確認の後駅に進入します。 ということで、歩行者の「直前横断」も多数。 終着。 ようやく富山駅の電停ホームに到着です。 「エスタ前」までやって来てからここまで。 大した距離ではないのですが、やたら時間が掛かった気がします。 ポートラムが乗入れるようになるとどういう運行形態になるのか判りませんが、いずれにしても何か改善の余地がありそうです。 富山駅。 まだポートラムとの直通運転は開始されていませんが、すでに富山駅に乗り入れを始めた富山地方鉄道の電車。 ホームは駅コンコース横。 新幹線の改札口から真正面に見渡せる位置にあり、乗入れに対する意気込みが感じられます。 折り返し運転もあるとすると、将来発着線2本だけで大丈夫かな? 大学前行き。 さて、次は大学前行き。 ちょうどやって来た8001号に乗車です。 独特のスタイルではあるんですが、あまり特徴が無い(変な表現!)、とうか派手さのない、単行の電車です。 車内。 乗り込んだ、8001号の車内。 これまた取り立てて特徴が無いというか、極めてオーソドックスな造りえす。 ただ、窓の天地寸法がかなり大きいので、眺めは良さそう。 ロングシートなので外を眺めるという感じでも無いかもしれませんが、向かいの席の人の頭越しに何となく外を見上げるには良さそうです。 富山駅発車。 そしてまたまた富山駅を発車。 大学前行きですので、先ほど乗車した環状線と同じ線路を、駅から真っ直ぐに進みます。 乗ってみると、先頭、いや最後尾の窓もかなりの大きさです。 今回は一番後ろの席に陣取っていますので、写真を撮るにも外を眺めるにも丁度良い感じです。 丸の内。 で、丸の内の電停。 ここまでは、環状線と同じ線路を走ります。 土曜日の昼過ぎと言う時間帯のせいなのかどうかわかりませんが、乗客は思ったほど多くありません。 基本は10分間隔の運転のはずですので、もう少し混んでも良いような気がしますが。 西へ。 丸の内を出たところで、環状線の線路と分岐。 こちらの電車は西に向きを変えます。 環状線は今のところ単線ですが、こちらは複線の線路。 以前はこちらも途中から単線でしたが、2012年に複線化が完成しました。 大学前方面と環状線。 丸の内を過ぎて西方に進み、諏訪川原電停へ。 こちら側は複線の線路が続きます。 富山地鉄の軌道線は軌間1067ミリですので、眺めると上下線の間隔がかなり広い印象を受けます。 富山大橋へ。 安野屋を過ぎて、神通川築堤への勾配を上り、富山大橋へ。 以前はここから先は単線区間でした。 現在では複線化され、センターポールの立派な路線です。 というより橋そのものが架け替えられましたので、道路を含めて印象は一変です。 この区間、電車に乗るのは初めてですが、車では何度も通ったことがあります。 当時は、狭くて混雑する橋でした。 富山大橋。 広い川幅の神通川。 そこに架かる富山大橋を、西に進みます。 後方には北陸新幹線の橋梁が。 コンクリート橋ではありますが、長いスパンの斜張構造となっています。 そう言えば昔、神通川の鉄橋で写真を何枚か撮った記憶が。 トラス橋ですのでごちゃごちゃしてうまく撮れませんでしたが。 そのうち探してみます。 電停。 「富山トヨペット本社前(五福末広町)」という長い名前の電停です。 その名の通りで、写真後方には自動車販売会社のショールームが並ぶのですが。 会社名がそのまま電停名って、珍しいですね。 (ガス会社やら電力会社やら、インフラ関係の公共的な企業の例は結構ありますが。) 普通なら、カッコの中の「五福末広町」が先に来そうなものですが。 さすがは有力企業の力です。 以前はここは、「新富山」でした。 路線廃止ですでに実態はありませんでしたが。 大学前。 終点大学前に到着です。 これで、現行の富山地方鉄道の軌道線は、ようやく全線乗車です。 しかし、あまり風景に新鮮味がない、と言うか、初めて来た気が全くしない。 富山に縁故者のいるかいもん4号にとっては、ここは呉羽山方面に遊びに行くのに、子供の頃から何度も通った道路。 電車に乗ったことはなくても、車から電停を眺めたことは何度もあります。 新鮮味がないのも当然でした。 次の電車。 次の電車。 やって来たのは、7000形です。 本日午前中に、万葉線で乗車した電車と兄弟のような設計のやつです。 富山の路面電車と言えばこれ、といったスタイルと塗装。 何十年も前から見ているスタイルですが、全然古めかしい感じがしません。 すでに全国的にみると路面電車の淘汰期に入っていた、昭和40年代前半に造られた電車。 共通しているのは、それまでの古めかしいやつと比べると窓枠が細く、ウィンドシルもなく、開放的な感じがする点です。 といってもすでに50年が経過していますので、現在では万葉線でも、ここ富山地方鉄道でも「レトロ電車」として売っています。 大学前。 大学前の電停に停車中の7000形。 スタイルの印象は上の写真のコメントで書いてしまいましたので重複しますが、やはり特徴的です。 「レトロ電車」などと称されても、私から見ると、「比較的新しいスタイル」というのが実感なのです。 電車同様、私かいもん4号もそろそろレトロ? 行き止まり。 さて、線路の一番端には色々な安全ガードがあるのですが。 ここ大学前では、逸走防止の柵はなんいもありません。 うっかりすると道路に突っ込んで行きそうです。 路線延長の話も出ては中断し、の地鉄大学前ですが、そのための準備、というわけではもちろんなさそうです。 反対側。 電停の反対側、つまり富山駅側。 上の写真で黄色い「樽」のようなやつを並べているのが逸走防止ガードかと思ったのですが、そうではなくこれはクルマの衝突防止対策のようです。 終点まで複線、と言いながら、電停部分だけは単線の大学前でした。 帰路。 さて、次の電車で富山駅に戻ります。 10分間隔の運転ですから、富山駅前ならともかく、終点の大学前で眺めていると、電車がなかなかやって来ない印象で、あまり長居をしても面白そうにありません。 発車して、ちょうど富山トヨペット本社前にかかるあたりで、次の電車がやって来ました。 すれ違い。 富山大橋を渡り終えたところで、次の電車とすれ違いです。 今度は8000形です。 それはいいのですが。 ついさっきすれ違った大学前行きと、随分短い間隔での運転です。 基本は10分間隔のはずなのですが、ほんの2分程度しか離れているようにしか思えません。 どちらも確かに大学前行きだったのですが。 富山駅前。 富山駅前に戻って来ました。 大学前方面からやって来る電車は、比較的スムーズな信号で交差点を渡って進入できます。 すれ違う電車はセントラム。 ちょっと派手な装いの、環状線の電車でした。 。 駅前広場に進入したところで、一旦停車。 ちょうど歩行者の横断路の手前で、ポイントの開通待ちです。 予想外に天気が良くなり、暑くなった富山市内でした。 電車。 路面電車のショートトリップを終え、若干時間があるので、駅前で電車ウォッチング。 ここで見ていると、次々に電車がやって来て、実に高密度で電車が運転されているような印象を受けます。 路線ごとに見るとそれほどの密度でもないのですが。 来年あたりには、これに北側からやって来るポートラムの電車が加わりそうで、その時が楽しみです。 富山駅から。 富山駅ホーム一番東側より、東京方面を眺めます。 新幹線と北アルプス立山連峰のアングル、と行きたいところですが、残念ながらホームからでは精いっぱい。 これ以上近づいて広角にすると、ビルの屋上の広告看板が写り込むだけです。 雰囲気だけ、ということで。 新幹線富山駅。 で、富山駅より新幹線で金沢へ。 北陸新幹線。 列車本数の関係で、同じ県内ながらどうも富山から長野までの利便性が高くありあません。 特に富山と直江津(上越妙高)の間は、「北越」と「はくたか」が走っていた在来線時代の方が、特急列車密度が高かったようで仕方ない。 もちろん時間は圧倒的に短縮はされているんですが。 ここからか金沢まで、「つるぎ719号」に乗車です。 夕食。 文句ばっかり言っているようですが、そんなに影響受けるほど乗車の機会がおおいわけじゃありません。 きちんとスケジューリングさえできれば問題はありません。 金沢で20分ほどの乗り換えで、前2週の土曜日と同じく、サンダーバード34号に乗車です。 車内でやっていることも、前2週と同じです。 安いやつが無いと文句言った金沢駅ホームのコンビニ売店ですが、結局飲み物も「純正品」を購入しています。 小松駅。 新幹線の工事が進む、金沢と福井間。 停車駅でも大掛かりな工事が進行中です。 この列車はただ今通過中ですが、小松駅。 在来線のホームに併設で、新幹線駅の基礎工事が進行中でした。 間もなく福井。 次の停車駅は福井です。 北陸新幹線も、次の段階は、福井までの部分開業。 が、福井駅。 新幹線が乗り入れるはずの南東側には、金沢寄りから「えちぜん鉄道」の線路が寄り添います。 こちらはすでに高架になっていますから、どんな感じで新幹線が割り込んでくるのか、車窓からではわかりにくいです。 が、現在の福井駅。 高架化の際に新幹線乗り入れ前提で、正式着工前に先行着工されましたから、おそらくそのあたりはきちんと計画されているはず。 これから数年の変化が見ものです。 福井駅南。 福井駅を発車したあたり。 敦賀寄りの「えちぜん鉄道」の高架橋はすでに途切れていますが、それに接続するように、新幹線の高架橋工事が始まっています。 遅れて開業する大阪までのルートも難産の末ようやく決定しましたし、ここから先も本格的な工事が始まることでしょう。 基地候補?。 越前花堂近くにある、車両基地。 広大な敷地です。 スペースから考えると、いずれこのあたりに新幹線の基地がつくられるのでしょうか。 現在はまだそれらしい大掛かりな工事は進んでいません。 北陸トンネル。 さて、福井を出てから車内放送であまり愉快でない情報が。 この先琵琶湖付近が大雨で、湖西線の京都から近江今津までが運転見合わせとのこと。 情報としてはそれだけで、この先どうなるというアナウンスまではありません。 更に、「北陸トンネル内と、その先の区間では携帯が繋がりにくい」との親切な?案内も。 何だか一気に情報不足に陥りそうな不安です。 列車は、長さ13.87キロの北陸トンネルに入ります。 私かいもん4号がこの道に染まったころは、日本で一番長いトンネルでした。 敦賀通過。 今乗車している「サンダーバード34号」。 金沢を出ると、福井に停車して次は京都という、極めて停車駅の少ないタイプの列車です。 金沢発車時も、ホームでも車内でもその旨案内放送が流れていました。 ということで、敦賀は通過駅なのですが、北陸トンネル出口あたりから大幅に減速です。 もしかして、大雨不通の影響で先行列車の詰りで臨時停車か。 と思うほどでしたが、結局最徐行で通過です。 この先どうなるという情報は、まだありません。 敦賀駅南側。 敦賀駅付近の山側。 このあたりも大掛かりな工事が進められている様子。 やはり新幹線がらみでしょうか。 敦賀では海側に市街地が密集していますから、駅が出来るとなるとこちらの山側でしょう。 用地は何とかなりそうですが、やはり問題は今庄との間に横たわる山岳地帯。 北陸トンネルより長い、「新北陸トンネル」。 工期も長そうです。 下り線。 さて、「この先大雨で運転見合わせ」との情報。 ではありますが、今現在窓の外は曇りながら、雨は降っていません。 富山でも暑い夏空でしたし、それほどの集中豪雨なのでしょうか。 列車は順調に鳩原ループ線にかかり、途中で下り線の上を越えてゆきます。 敦賀市内。 そして今週も、ループ線の途中、トンネルとトンネルの間から少しだけ眺められる、敦賀市街と敦賀湾方面。 窓に若干の水滴がついているようですが、「雨」と言う程の天気ではありません。 下り線。 ループ線をほぼ1周して勾配を駆け上がったあたり。 トンネルが切れると、進行左車窓に下り線が。 こちらは新疋田から敦賀まで、一直線に勾配を下ります。 下り線。 近寄って来た下り線をこの先トンネルで越えて、本来の左側通行に戻ると、ループ線区間が終わり新疋田駅。 敦賀駅通過時こそ徐行したものの、その後は順調に勾配を登ります。 この先どうなる? 新疋田や近江塩津などで臨時停車しても、ロクなことにはなりそうにありませんが。 北陸本線と別れて。 さて、続報もないままに、状況は車窓に頼るばかりですが。 新疋田や近江塩津で停車することもなく、列車は北陸本線と別れ、湖西線に進入します。 今のところ「京都と近江今津の間で運転見合わせ」という、何10分か前の情報だけですので、細かいことはわかりません。 もしかすると北陸本線経由で米原を回るんじゃないか、とも思っていたのですが、そのまま通常の速度で北陸本線と別れ、湖西線に向かいます。 琵琶湖。 琵琶湖の北端。 見えてきた北湖です。 雨は降っておらず、雨上がり的な、意外と明るい空模様です。 この先列車が不通になるほどの雨が降っているとは思えません。 何とかこのまま京都まで走れそう、かな? 近江今津、停車。 という淡いというか甘いというか、期待を抱いていたのですが、結局通過のはずの近江今津手前で減速、そのまま停車してしまいました。 空模様はご覧の通りで、雨は全く降っていません。 こうなる?この先。 新快速。 隣のホームでは、網干行きの新快速が停車中。 時刻表から推察するに、本来は30分以上前に発車しているはずの列車のようです。 夕刻の近江今津からの京都大阪方面行きですから、ラッシュのお客と言う程ではありませんが、それでもそこそこのお客が車内で待っています。 ドア解放。 ここでようやく次の新しい情報が。 「運転再開までには、少なくとも1時間半程度かかる」とのこと。 「少なくとも」というのがくせ者ですが、本当に1時間半程度なら、ちょっと遅くなる程度で帰宅できそうです。 「長時間停車となるので、ドアを開放する」との案内。 乗客を自由に車外に出すわけですから、これは本当にすぐに動きそうにありません。 こちらも腹をくくる必要があります。 JRバス。 折角の臨時停車ですから、改札の外に出てみます。 こんなことでもないと、近江今津の駅前を眺めるチャンスなどないでしょう。 改札もフリーパスです。 駅前の琵琶湖と反対側。 ここにはJRバスが乗り入れていました。 新しいノンステップバスは、正面のカラーリングなど、昔の国鉄バスからはちょっと変わったイメージです。 駅前コンビニ。 さて、そうは言っても長時間停車となると、「見る、食べる、寝る」というあたりが選択肢。 もとより一人旅ですから、「話す」と「遊ぶ」はありません。 「見る」も、駅から離れないという前提であれば、すぐに終わってしまいます。 で、駅員の方が乗客に案内していたのが、「買い物するなら駅前のコンビニ」とのこと。 金沢を出て軽い夕食・飲み物付きを消化してはいるのですが、散歩がてら出かけてみることにします。 混雑。 そこそこのお客が乗車している「サンダーバード34号」。 特に案内放送があったわけではないのですが、なんかコンビニ、混んでます。 車内販売があるわけでもホームに売店があるわけでもありませんから、何となくお客が集まっている感じです。 もしかして、思わぬ特需? 停車中。 本来ならば20分ほど前にこの駅を通過しているはずのサンダーバード。 ですが、高架橋の上に只今停車中です。 それを見上げて写真を撮っている乗客というのも変な感じ。 買い物客。 さて、駅前のコンビニですが。 駅前広場を歩きながら写真を撮ったり眺めたりしているうちに、次々と駅からお客が集まって来ます。 別に車内放送で案内したわけでもないのでしょうが、誰かが買い物して戻っているのを見ると、自分も行きたくなる、と言う人間の心理でしょうか。 何より、そろそろ夕食時ではあります。 ホーム案内。 ホームの出発案内はこんな表示です。 隣に停まっている新快速は、やはり17時08分発の網干行き。 この列車がホームにいるため、次の京都行きは入ることができません。 と言うより、不通になっているために、まだ京都方面から到着できていないのかも。 このホームから次に出るのはサンダーバード36号ですが、現在停まっているのは通過のはずの34号。 もちろんホームに出発案内はありません。 ホーム。 ホームの端、京都側はこんな感じ。 車内で座っていても仕方ないので、乗客はとりあえずてんでにホームを散歩状態です。 長時間停車を予告されていますから、階段を降りるお客も多数。 先頭部。 ホームの雰囲気ですが。 何か、観光地を発車前の列車的風景です。 珍しい体験のせいか、記念?写真を撮るお客が意外と多い。 「順番待ち」みたいな感じです。 意外なことに、緊迫しているとか文句をいうとかのお客が、少なくともホームでは見られない。 皆さんある程度仕方ないと思っているのでしょうか。 もちろん見ていないところで色々やり取りはあるのでしょうが。 出発方。 京都側。 すべての進行は赤です。 もちろん入って来る列車もいませんから、賑やかなのはホームを散策するお客だけ。 「少なくともしばらくは動かない」との案内済みですから、意外とのんびりムード。 近江今津。 近江今津のホームに立つのは初めてです。 湖西線には随分何度も乗車したことはありますが、特急で通過ばかりで、そもそもこの駅に停車する列車に乗る機会はほぼありません。 しかし本日は、駅名標のバックは、ドアが開いたサンダーバードです。 夕食その2。 何か写真を出し惜しみした感もなくはありませんが、夕食(2回目)です。 せっかく臨時停車したのですから、旅先の地元にお金を落とすのは、観光客の義務です?? もちろん先程の駅前コンビニでの購入です。 本来の座席は通路挟んで手前側(琵琶湖側)なのですが、折角ですから、駅名と一緒に記念撮影を。 車内。 サンダーバード車内です。 ガラガラのようですが、自由席はもともとあまり混雑していませんでした。 速達タイプの停車駅の少ない列車で、金沢発も16時と業務終了にはやや早い時間。 と言うより本日は土曜日です。 途中観光客が乗って来る加賀温泉や芦原温泉には停車しません。 ということで、この程度の乗車。 と言うより、乗客の半分以上は散歩中です。 ずっと座っていても仕方ないですし。 駅前方面。 停車中の列車の窓から。 後方が駅前広場。 その向こうが、例のコンビニです。 コンビニ。 駅前からコンビニ方面。 ずっと観察しているわけではありませんが、いつ眺めても駅との間を往復のお客が数人歩いています。 この駅に停車して以来、雨は全く降っていません。 後方の琵琶湖の眺めもご覧の通りです。 まだ抑止中。 当初は「少なくとも1時間半」というアナウンスのあった臨時停車ですが、ずるずると伸びて、「発車は20時頃の見込み」に。 夏至が過ぎたばかりの6月末の夕刻。 いくら曇っているとは言え、すでにあたりは真っ暗。 車内やホームの明かりの方が目立つようになりました。 停車中。 すでに約2時間、ホームに停まったままの2本の列車。 隣の新快速は、この駅からの乗客が多かったのか、敦賀方面に引き返したのか、2時間前に結構乗っていたお客はほぼいなくなってしまいました。 一方サンダーバードの方は、結構なお客が乗っています。 自由席は空いていますが、指定席は結構乗っているようです。 団体のお客も何組か乗っていたようですが、そのうち1組10数名だけは、バスか車の手配がついたのか、添乗員を先頭に下車してゆきました。 もう一度・・・。 さて、ようやく新しい情報が。 「20時30分頃に運転を再開する見込み」とのこと。 更に親切なことに、「20時頃までには列車に戻るように」との案内です。 こう言われると、何となくもう一度散歩したくなってしまいます。 で、もう一度駅前のコンビニです。 陳列棚。 コンビニのご飯類総菜の陳列棚。 見事になにもありません。 臨時停車直後に来た時は結構な品数がありましたから、この間に売り切れてしまったようです。 特需です。 もっとあれば、もっと売れていたことでしょう。 駅前。 コンビニの玄関前から、列車方面を。 すっかり日が暮れました。 コンビニ入口では、わざわざ車掌さんがやって来て、「サンダーバードのお客は20時までに戻るように」と念押し呼び掛けています。 ご苦労様です。 20時前。 そろそろ20時前。 この駅に臨時停車してから2時間余りが経過しました。 アナウンスによると、発車するまでにはまだ30分程度かかりそうですが、呼びかけ通り、以降は車内で待機することにします。 夕食その3。 で、結局買っちゃいました。 ご飯類は売り切れですが、わずかに残っていたパスタ、と言うか、おかずの類です。 この列車内で食べる3度目の食事です。 そしてこの列車内で飲む6本目です。 雨さえ降らなきゃ、こんなに飲まないで済んだのに・・・。 2019年11月10日追加 列車到着。 隣のホームに電車が入ってきました。 敦賀からこの駅止めの上り電車です。 京都寄りは抑止中ですが、近江塩津と近江今津の間のローカル電車は走っているようです。 そのまま折返しの下り列車として発車してゆきました。 新快速。 20時を過ぎて、隣の新快速にもお客が戻ってきました。 一時はほぼ空っぽになっていたのですが、運転再開の見込みとの情報がちゃんと流れているようです。 間もなく発車。 「間もなく発車するので、車内で待つように」とのアナウンス。 しかし更にしばらく待たされます。 実際に発車したのは、停車してから3時間を過ぎた、20時50分過ぎでした。 ま、これから先ちゃんと走ってくれれば、新幹線を乗り継いで、何とか新倉敷まで帰れます。 普通列車。 ところが、雨の後の再開第1便ということで、近江今津を出た直後は、ノロノロと徐行運転。 いつになったら次の駅を通過するの?と言った感じです。 結局新大阪に着いたのは、更に1時間遅れて、4時間遅れの22時30分。 すでに乗り継ぎの「のぞみ」で更に岡山から最終「こだま」には接続できません。 で、岡山駅でちょっとだけ冒険。 ホーム階段近くの車両ドアまで移動し、開くが早いか階段を駆け下り乗換改札を駆け抜けて、更に階段を駆け下りて在来線ホームへダッシュです。 結果、23時31分着の「のぞみ」から、23時33分発の下り最終普通福山行きに飛び乗ることが出来ました。 わずか2分の乗り換え。 やれば出来るものです。 ところが・・・。 この列車もまたまた、庭瀬駅に停まったまま定刻過ぎても発車せず・・・。 帰還。 庭瀬での待機は、「急病人の乗客の搬送」とのこと。 結局救急車が到着し、乗務員が引き渡すまで停車して、14分遅れで発車。 しかしもちろん人命が第一ですし、きちんと放送もありましたから、不平を言う者はいません。 たどり着いた新倉敷駅は、0時10分過ぎ。 日付が変わっています。 ところで、本日利用の切符の有効期限は「昨日までの3日間」。 都会の近郊区間ではありませあんから、「日付が変わった次の停車駅」までが有効です。 本来なら23時59分発の列車ですから、次の金光駅までが有効。 但し本日現在の実時間で言えば、ふたつ手前の倉敷を出た時点で日付が変わったため、西阿知までが有効? しかしこれは「遅れ」が原因ですから、「ダメ」と言われることはないでしょう。 人間の判断ならそうですが、自動改札機ならどうなるか。 興味があったので敢えて(引っかかるのを期待しつつ)自動改札機に切符を通したのですが。 全く何事も起こらず、当たり前に切符が出てきました。 日付は変わっていますが、フリー切符ですから、有効と判断されれば回収されることはありません。 どういうプログラムになっているのか、ちょっと興味あるところです。 この章 終わり このページのトップへ
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