プーリアとウンブリア

2007・1・29(月)〜2・15(木)


レッチェ サンタ・クローチェ聖堂

  旅の計画と準備

  旅行費用と感想



  スケジュール


       1/29(月)  香港で空中散歩とライトショー
       1/30(火)  カラヴァッジョの発見作品を鑑賞
       1/31(水)  ルチェーラの城は閉まっていた
       2/ 1(木)  モンテ・サンタンジェロとマンフレドニアへ
       2/ 2(金)  トラーニの大聖堂
       2/ 3(土)  レッチェ満喫 マルティーナ・フランカ
       2/ 4(日)  バーリの旧市街
       2/ 5(月)  ガッリポーリを散歩
       2/ 6(火)  ペーザロの海岸
       2/ 7(水)  ウルビーノの圧倒的なドゥカーレ宮
       2/ 8(木)  アッシジで半日寝込む
       2/ 9(金)  サンタ・キアーラ教会のクリプタに感動
       2/10(土)  ペルージャ開眼
       2/11(日)  ペルージャうろうろ
       2/12(月)  スポレートのドゥオーモでフィリッポ・リッピに見とれる
       2/13(火)  ローマ、サンタゴスティーナ教会で「ロレートの聖母」に再会
       2/14(水)  キャセイで帰国へ
       2/15(木)  名古屋へ


旅日記


1/29(月)  名古屋→香港

 5:45起床。いよいよ10回目のイタリア旅行だ。
 ちなみに通算50回目の海外旅行となる。

 ミュースカイは満席で、7:40ころセントレアに到着した。
 JTBのカウンターでキャセイのチケットを受け取った。
 Eチケットになっていて1枚にプリントされていた。
 すぐ近くにキャセイのカウンターがあり、待ち時間0でチェックインできた。
 荷物はローマまで。搭乗券も香港→ローマは同時発券だった。
 この区間のみJALのマイル加算対象になるようだ。

 上の階でトーストセットの朝食580円。
 デッキへ出るとそれほど寒くはない。天気は上々だ。
 手荷物検査とイミグレーションもスムースだった。
 Travelexでレートを見ると、ユーロ買いは160.7円になっていた。高いわ〜。
 今回は現地でVISAのキャッシングにしよう。
 ダウンジャケットをリュックに収納し、かわりにフィールドジャケットを出した。

 CX533は10:00ほぼ定刻に離陸した。
 50%以上は乗っている。
 飲み物サービス(ビールにした)の後、食事はシーフードパスタに白ワイン.。味はまあまあだ。
 饅頭も付いていた。
 食事が終わるころベルト着用のサインが出たが、アイスチョコバーがサービスされた。
 キャセイのサービスは好印象だった。
 パーソナルTVは付いているが、ゲームはわからなかった。
 香港入国カードの記入内容について乗務員に質問。明るく返答。
 着陸のアナウンスでは気温17℃とのこと。
 予報では”寒冷”となっていたのだが、それほどでもなさそうだ。

 13:10に着陸。21年ぶりの香港だ。
 ローマ行の飛行機は1/30の0:15発なので、11時間弱ある。
 市内への往復etcを除いても、8時間は遊べるね。

 入国はスムースだったが、ホールに出てキャッシングマシーンが見当たらないのだ。
 しかたなくTravelexで5000円を両替した。レートはとても悪い気がする。
 1H$=約17円。

 ヘンな階段から地上に降りたらしく、バスのチケット売場がわからない。
 S1の乗場は偶然わかった。待っている人に声をかけると、5H$を細かくしてくれた。
 すぐにバスがやってきて、3.5H$を払って乗り込んだ。14:00くらい。
 15分ほどで東涌に着いた。

 ゴンピン360については多少調べてあったので、天気がよければ乗るつもりだった。
 なんということはないロープウェイなのだが、20分以上海の上などを遊覧できるのだ。
 ロープウェイの切符売場の列はなく、往復88h$のチケットを購入し、1人で1台を独占できた。
 チャイニーズの家族連れ以外にも西欧人の観光客がけっこういた。

 天気はいいし、快適な空中散歩だ。
 空港の滑走路、きらきらの海、高層マンション群・・・。

 陸地には歩道も作られている。
 歩いている人は見かけなかったが、ちょっとしたトレッキングになりそうだ。
 20分くらいで大仏が見えてきた。

 下りた辺りからは、飲食店がテーマパーク風に作られている。
 仏陀ウォークやらモンキーなんとかのアトラクションもあるみたい。(入場せず)


土産物街からの大仏

 しばらく歩くと、左にポーリン寺。お参りをする人も多い。
 右の階段を上がると大仏の膝元にたどりつける。
 石のベンチに腰かけてしばらく休憩する。風が気持いい。


ご利益ありそうなポーリン寺                 長い石段のぼって大仏に会う

 帰りのロープウェイ(Skyrailだって!)は2組と同席。
 
 16:45東涌駅から地下鉄に乗った。
 香港駅まで23H$だが、機械では50H$札は使用できず、少し離れたカウンターでコインにしてもらった。
 次の駅からはディズニーランド帰りの旅行客がお土産をかかえて乗り込んできた。
 20分くらいで香港駅に到着。
 ここからヒルサイドエスカレーター方向がわからず、うろついている間に挫折した。
 孫文記念館は次回のお楽しみにしよう。
 
 地下鉄アイランド線で中環から銅鑼湾へ向かった。
 香港ナビのマップを持っていったので、南翔饅頭店はすぐにわかり、開店10分前に到着できた。
 ベンチで待つ。他にも5名ほど待ち人あり。
 セットメニューはないというので、単品でオーダーした。
 小龍包はまあまあだが、皮が硬い。
 大根餅は想像していたものと別物だった。
 ネギ味噌麺は大失敗。
 お茶を入れて、104H$(約1760円)は安くはない。



 18:40早々に南翔饅頭店を引き揚げる。
 地下鉄で、銅鑼湾から金鐘のりかえて尖沙咀へ移動した。
 D1出口から出てA21の乗場を確認し、ネーザンロードを歩く。
 ここはモロ香港て感じだ。

 いろんな人種が行きかい、客引きも多い。(エステとか)
 公園では野良猫が固まって餌にありついていた。 


 海沿いのプロムナードにはたくさん観光客がいる。
 海風で寒い。
 対岸の香港島の夜景がきれいだ。

 20:00シンフォニー・オブ・ライツが始まった。
 音楽にあわせてあちこちのビルの上部jからライトが投光され、ビル壁面のライトも点滅する。
 水辺には遊覧船が行きかう。
 10分間のけっこうなイベントでした。
 デジカメの写真は全滅だった。やっぱりなー。


シンフォニー・オブ・ライツ  (写真は香港ツーリズムより)

 しかし、私は海沿いの金属パイプにもたれてショーを観賞していたのだが、なんと、それを押しのけてグループで写真を撮ろうとするチャイニーズがいるではないか!!!
 まったくなんという図々しさ、マナーという文字は知らないらしい。
 私も寒い中をこの場所で待っていたのだから、譲るということはしないよ。

 尖沙咀のD1出口で空港バスを待った。
 見えてきたバスはフンホム行きだ。逆か?
 と、近くで働いているらしいインド系のおじさんが、エアポート行きは道路の向こう側だよ、と教えてくれた。
 Thank You! アブナイところだった。

 向かいのA21乗場から20:30には空港行きに乗車した。
 33H$は事前に別に準備しておいたので問題なしだ。
 2階建てのバスは乗客が多い。窓は網が張ってあって見通しはよくない。上もそうかな?
 
 50分ほどで空港に到着した。
 少し店を覗き、22:00には出国した。
 ソファで休憩。
 昨夜の睡眠不足とほとんど初めての香港見物にちょっとキンチョーした。
 21年前は添乗員付きの現地ガイド付きというお大名旅行だった。
 広州・石林・昆明などがメインだったので、香港は1日半くらいの専用車での観光だった。

 23:30ころゲートに移動。
 キャセイのローマ行きは日本人も見かけたし、西欧系も多かった。
 隣りはインドネシア人の家族だった。
 前方の席のためか、まわりは幼児がいて、泣きわめく子がいた。しかたないけど。


1/30(火)  香港→ローマ

 0:15定刻に離陸した。
 ひたすら寝る。

 キャセイは食事はまあまあだし、トイレもひんぱんに掃除していた。
 ソックスと歯磨きとミントの入ったポーチもくれた。
 予想以上によい航空会社だった。

 ローマ、フィウミチーノ空港では入国検査に少し並んだが、荷物は早く出てきた。
 ローマ銀行のキャッシングマシーンを見かけたので、すかさず200ユーロ×2をキャッシングした。

 8:02のテルミニ行の電車に乗る。これってレオナルド・エクスプレス?
 なんだかとっても車両が汚いけど。
 料金はやはり11ユーロ。値上がりしている。
 とてもすいている。
 2分遅れて発車し、6分遅れて到着したとか、わざわざアナウンスがあった。

 9:00前には予約しているホテル・ウニベルソに荷物を置きに行った。
 レセプションにはカタコト日本語の女性がいた。
 日本人観光客の多いホテルなのね。
 カートとリュックを預けたら、半券をくれたので安心。

 テルミニ駅へ向かう。
 構内の自販機で、明日のローマ→フォッジャと、2/6のレッチェ→ペーザロのチケットを購入。
 警官にカラヴァッジョの絵のありかを聞いた。
 24番ホームだと教えてくれた。
 ずっと奥まで探したが、なんのことはないすぐ近くだった。


テルミニ構内のカラヴァッジョ展入口


 少し時間があるので、上のバールでカプチーノ。あー、イタリアだ。

 10:00もうすでに展示会場の切符売場には学生の団体が2つ、個人客も数名順番待ちをしていた。
 団体の手続きに手間取っているみたいだ。
 展示は臨時の急こしらえで、全体暗い中ライトで絵を引き立てていた。
 カラヴァッジョの絵が1室ずつ、4室に展示されていた。多分みんな最近鑑定されたものだろう。

 1室目は未完成みたいな絵。右端の老婆がバルベリーニ宮にある「ユーディット」の人に似ていた。
 2室目は小さい顔だけの絵。

 そして、3室目がメインの絵。ハンプトンコート宮殿からの絵だった。
 「聖ペテロと聖アンドレの招来」
 写真より色が柔らかい。だがもひとつよさがわからなかった。

 4室目は「イサクの犠牲」これはカラヴァッジョらしい絵だった。
 色がハッキリしていて、天使の顔などいかにもモデルを使ったであろう人間くさい絵。
 イサクの皮膚感といい、なかなかよかった。

 他は透視したパネル写真とか、昔の映画フィルムが流されている展示だった。
 30分ほどで見終えた。

 まだ11:00前だ。
 地下鉄B線でコロッセオ下車。
 天気がよくて観光客があふれるコロッセオ周辺。
 冬の光がまぶしい中、カピトリーニ美術館まで歩いた。


フォロ・ロマーノ                     カピトリーニ美術館

 カピトリーニ美術館へは北側の入口から入った。
 6.5ユーロだと思っていたら8ユーロだと。
 ここには昔来たことがあるが、内部が改装されてずいぶんきれいになっていた。
 まず、上階のピナコテーカから。
 カラヴァッジョの2点を観賞。
 「洗礼者ヨハネ」と「未来を予言するジプシー」
 くすんでいるのよね。うーん、もひとつだ。
 下の階は彫刻がたくさんあるが、部屋の内装がすごい。天井や壁にはフレスコ画がひしめいていた。
 新館ではカピトリーニのビーナスがすばらしかった。
 カフェをさがしたが、見当たらない。

 外に出てしばらくフォロ・ロマーノを眺めた。

 ヴェネツィア広場を横切って、コルソ通りからパンテオン方向へ。
 13:30くらいなのでフランチェージは閉まっていた。
 サンタゴスティーナも13:00で午前の部は終わっていた。

 パンテオン近くのレストランに入った。去年も来たところ。
 今年は外席でも暖かい。といってもパラソルにはヒーターが点いているのだ。
 ツーリストメニュー7・95ユーロ。
 ビールとブルスケット、ラザニアでこの値段はおトク。ラザニアは自家製とかでチーズもソースもGOODでした。

 またヴェニツィア広場近くまでもどり、64番のバスでテルミニにもどった。
 
 ウニベルソにチェックイン。
 バスタブ付きのツインをくれた。しばし休憩する。サンタゴスティーナは次回にしよう。


テルミニ駅近く ★★★★のウニベルソ

 18:00外出。
 テルミニ駅構内のスーパーで食料を購入。
 日本人観光客が目立つ。
 お土産を探したりの季節がら女子学生が多い。
 夕食用にルーコラとチーズのサンドイッチを買った。

続く→


 
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