プーリアとウンブリア


数年前からどうもレッチェが気になっていた。
2002年のツアーでは、アルベロベッロやマテーラを観光した。
その後、いろんな本を読んだりして興味が増した。

で、いよいよ行くことに・・・。
レッチェに4泊し、
ついでにアッシジあたりにも足をのばすことにした。

計画

〈航空券〉   アジア系航空会社の格安航空券
            PEXと格安と迷ったが、合計で3万円くらい差があったので、格安に決定した。
            時期も1月出発とした。
                   キャセイ・パシフィック航空 58000円

〈ホテル〉   レッチェ旧市街には手ごろなホテルがない。
         ローマは前後に1泊のみにし、4ッ星を予約した。(2006年は2ッ星で失敗)
         アッシジやペルージャはお手ごろ価格だった。
       
         オクトパス、BOOKING.、Venereなどの予約サイトを利用した。


予定ルート

  ローマ1泊→フォッジャ2泊→レッチェ4泊→ペーザロ2泊→アッシジ2泊→ペルージャ3泊→ローマ1泊

  という18日間(ホテル15泊、機中2泊)の旅。

●今回行きたい街●

フォッジャ、マンフレドニア、モンテ・サンタンジェロ、シポント、ルチェーラ
トラーニ、バーリ、ブリンデシ、マルティーナ・フランカ、オストゥーニ
レッチェ、オートラント、ガッリポリ、
ペーザロ、ウルビーノ、
アッシジ、ペルージャ、スポレート、モンテ・ファルコ、

(たぶん全部は無理だが、希望)


※  11月はじめに、イギリス王室の倉庫にあった“汚い絵”がカラヴァッジョのホンモノだと鑑定されたようだ。
   2007年1月末まで、ローマのテルミニ駅構内で展示されるとのニュース。
   これは是非対面しなくては・・・。
       3月にロンドンで公開され、いつかは不明だが日本にも巡回するようだ。


※  2006年11月某日から、EU加盟国の離陸航空機への機内持ち込みが厳しくなった。
   液体ものは1本につき100ml以下(容器)で計1リットルまで。透明なジップロックに入れて検査を受けるとのこと。
   空港の免税店での購入品はよいらしい。
      街中でワインやオリーブオイルやバルサミコ酢を買っても、手荷物では持ち込めないのだ。
      安全のためなのはわかるが、楽しみが少なくなる・・・・・。
      それに困るのはコンタクトレンズ洗浄液が120mlなので、持ち込み不可なこと。

      2007年3月からは日本発の国際線も同様の規制になるようだ。(JALのHP参照)


※  哀しいユーロ高!
      2006・12・19の中日新聞によると、東京市場では1ユーロが154.5円。 
                           銀行の対顧客で  〃  156.14円。
      ユーロ導入以来の高値を更新しつつある。
           
      節約旅行を旨とするおばさん一人旅には苛酷な状況だ。
      来月の旅行時にはちょっとは下がることを願うばかり・・・・。
      
      年が明け、2007・1・24では、東京市場で157.62円。
                〃   銀行の対顧客が
158.95円

※  天候
      2007年、今冬のヨーロッパは例年より気温が高めのようだ。
      スイスでは雪が少ないし、ブルガリアの動物園では熊が冬眠できないなどのニュースが報道された。
      イタリアの気温は、バーリやローマは名古屋より高め。ペルージャは雨だと低くなるみたい。



準備

  ガイドブック   手持ちの歩き方の南イタリア篇とトスカーナ篇を参考
            新たに買うまでないので、必要なページだけ切り取って持っていくことにするか。

  インターネット  電車やバスの時刻を検索して、おおよその移動を調べる。
             
                なんと2007年1月から鉄道料金が値上げ!
                例えば、空港からテルミニ駅まで9.5ユーロだったのが、11ユーロだ。
                他にも10%前後上がっているみたい。


             旅行記を参考にする。
              
             プーリアについては情報も少ない。
             電車やバスの本数が少ない。レンタカー利用の人も目立つ。
             夏はサレントバスなど季節運行の交通手段もあるようだ。
             ゆっくり旅するしかなさそう。

利用した交通リンク

【プーリア】
    SITAバス  SITA S.p.A.
    ガルガーノバス  Ferrovie del Gargano
    スド・エスト線   sito ufficiale delle ferrovie del sud est e servizi automobilistici, fse, orario dei treni, orario degli autobus, viaggiare in

ペーザロからウルビーノへ  
   SOGETバス   
   BUCCI アドリアバス  Autolinee Bucci

【ウンブリア】
    ウンブリア中央鉄道    ORARI
    アッシジ、ペルージャなど
       APMバス  http--www.apmperugia.it-canale.aspid=23
    スポレート  http--www.spoletina.it-

      

いよいよ出発!








旅行費用    309374円(15泊18日)

出発前

航空券 58000円
空港税 2020円
空港使用料 2500円
サーチャージ
航空保険料
18200円
ホテル(6泊) 56720円
137440円

日本国内   2510円
香港      4769円                      ※ 1Hドル=17円で計算


イタリアで                              ※ 1ユーロ=160円で計算

クレジットカード 現金
交通費 26643円 7824円 34467円
ホテル(9泊) 64951円 64951円
飲食費
(含レストラン)
20208円 28730円 48938円
観光費 7648円 7648円
土産 7579円 7579円
チップ 960円 960円
トイレ 112円 112円
111802円 52853円 164655円


感想

〈航空券〉

   キャセイ・パシフィック航空はどんなものかと心配していたが、結果的にとても満足だ。
   食事や飲み物のサービスもよいし、清掃も気を配っている。
   名古屋香港間はチャイニーズも多いが、香港ローマ間はそうでもなかった。

   朝ローマに着くというのは時間が有効に使えてよい。
   JALのマイル加算もうれしい。

〈ホテル〉

   すべて予約していったが、満足できる結果だった。
   シーズンオフということもあるのか、シングルで予約したがそれ以上の部屋をくれたホテルもあった。

   ローマは★★★★ホテルなのでそれなりに安心できた。
   レッチェでは初めてB&Bに宿泊したが、探すのがたいへんだった以外はとても満足。
   ペーザロとアッシジのホテルも好印象だった。ただシーズンオフならではの値段だと思う。
       ※ アッシジは4月以降は1万円以上になるみたい。
   ペルージャでは歴史的ヴィラに泊まれていい雰囲気を味わった。★★以上だ。

               15泊で 121670円         1泊 平均8111円

宿泊地 ホテル名 部屋の形態 予約金額 実払い金額 評価
ローマ ウニベルソ Tバスタブ 10600円
フォッジャ ヨーロッパ Sシャワー 11400円
レッチェ B&Bオーロラ Wシャワー 50ユーロ 8061円
ペーザロ ペルティカーリ Wシャワー 49ユーロ 7884円
アッシジ ウインザー・サヴォイア Sバスタブ 6360円
ペルージャ イリス Wシャワー 35ユーロ 5646円
ローマ ロイヤル・サンティナ Sシャワー 10600円

〈レストラン〉

     今回はユーロ高ということがあり、サイフのヒモは固くした。
     で、まともなレストランを利用回数は少ない。
     
     レッチェでは4泊したのに、中華のチャイナタウンへ2回行っただけ。
     気温やレストランの開店時間のこともあって、足が遠のいた。
     ガッリポーリの牡蠣とスズキは美味だった。
     ウンブリアではトリュフを堪能した。

     48938円の食費は、滞在が正味15日間なので、1日3262円ということだ。
     これはレストランでの食事の他に、おやつや飲み物も入っている。
     なかなかの節約金額だと思う。


〈観光〉

    プーリアはフォッジャ2泊、レッチェ4泊でゆっくり観光できた。
    レッチェのバロック建築は昼と夜の両方の顔を観賞した。
    ただ交通機関のこともあり、断念したところもある。
         シポント、オストゥーニ、オートラント・・・・・・次回の課題

         ルチェーラ、モンテ・サンタンジェロ、マンフレドニアではシティマップがなかった。
         インフォメーションの場所も見つけられない。(聞こうにもイタリア語しか通じない)
         また見つけても休み(昼休みか季節休みか)だったり。
         自分のカンを頼りの観光は無駄が多いが、それなりに楽しめた。

    ウルビーノはようやく行けたので満足。
    ペーザロも良い街だった。

    ウンブリアについては、
    アッシジで半日寝込んだため、見残したところが数ヶ所。
    ペルージャはペルージャ・チッタ・ムゼオを活用し、充実した観光だった。
    スポレートは予想以上によかった。
         モンテファルコ、グッビオなどはまたのお楽しみだ。


《全体的な感想》

 1ユーロが160円以上という厳しい経済環境のなかでの旅行だった。
 結果的には昨年の145円の時よりもトータルで低い旅行費用におさえることができた。
          なんといっても安い航空券と節約に努めた食事が大きい。
                    今回     18日で 309374円
                    2006年   16日で 316841円

          両替はローマ到着時にVISAのキャッシングで400ユーロを手にしたのみ。
          極力クレジットカードを利用した。

 気候   南のプーリアが寒く、北のウンブリアはそうでもなかった。
       携帯カイロは持っていったが使うほどではなかった。

 言葉   プーリアでは英語が通じない。
       この人は、と見込んだ人でもダメ。
       簡単なイタリア語は必要だ。


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