バーリ
レッチェ
ガッリポーリ
2/4(日) 日曜は州都バーリへ
6:50起床。
今日は日曜なので、スド・エスト線は全休だ。FSは動くのでバーリへ日帰りすることにしていた。
7:30朝食へ。
昨日と同じ洋梨のタルトと甘いパンにジュースとコーヒー。タルトは美味しいが毎朝は食べたくない。
明日の朝食は断った。(あさっても朝早いので、チェックイン時に断っていた)
キッチンからテラスが見え、風が強そうだった。私の部屋からはそうでもないので、北風だ。
マダムが「フレッド」だというので、レッチェの住人でもよほど寒いということだろう。
雲行の怪しそうな空だ。バーリはどうなんだろう?タイミングが悪くてTVの予報は見損なっている。
9:00部屋を出る。
今日は万全の安全対策仕様だ。
今回の旅行で初めて貴重品ベルトを使用し、パスポートと札入れをお尻の上へ。
ショルダーバッグのタスキを短くして、ダウンジャケットを上に着る。
折りたたみ傘も入れたので、とてもかさばっているが、備えあれば憂いなし、だ。
カメラやティッシュやガイドブックの切れ端はダウンのポケットの中。
完璧手ぶら状態です。
外に出ると案の定パラパラと雨だ。
レッチェ駅の自販機ではなぜかチケットが買えず、窓口で購入。バーリまで8.6ユーロ。
電車はとてもすいていた。日曜日だとこんなものなのか。
9:30レッチェ発で、11:18バーリ・チェントラーレ着。
バーリは晴れているが、寒風が吹きつけている。冷える。
さすがに州都だけあって、駅前や公園には怪しげな人物も見かける。
旧市街入口にある遺跡 旧市街の通り 八百屋
旧市街に向かって歩いた。みんな寒そうだ。
旧市街の中へ入るとちょっとキンチョーするが、イメージした方向へ歩いた。
1度地元の女性に聞いて、すぐにカテドラーレにたどりつけた。
バーリのカテドラーレ
前の広場は狭い。ファサードの写真を撮り、中に入るとミサ中だった。
少しだけ参加した。隣近所の人と握手を交わす慣習みたいで、私も同調した。
説教壇はきれいだった。遠くから眺めて満足。
次はサン・ニコラ教会へ。
ここのファサードは白く美しい。
教会前の広場にはパトカーが駐車し、警官が数人お喋りをしていた。
観光客も多い。
地下のクリプタを見学した。
バーリのサン・ニコラ教会 守護神?
一角にあるサン・グレゴリオ教会へ入ると、信者の方々でいっぱいだった。
すぐに海なので行ってみた。荒れている。
ヘンな人が近づいてきたので、さっさと引き返した。追けられたのかも。
バーリの海岸
カテドラーレにもどると城もすぐ近くだった。
サン・ニコラの特別展をやっていたが興味がないので(9ユーロもするし)、カステッロのみ2ユーロで入場した。
ところが、城壁などへは出入り禁止のロープが張ってあってぜんぜん入れない。
見学できる部分は中庭くらいのほんの少しだ。つまんない。
フェデリコUに再建された城 城壁の住猫たち
その後少し迷い、12:30くらいにエマヌエレ通り近くのレストランに入った。
1人はダメ、と断られた。席は半分以上空いているのに・・・・。
メゲるが、散財せずにすんだと思おう。
バーリ駅へ向かう。
駅の手前でSPIZZICOを見つけて入った。たぶんセルフの店なのだ。
にぎわっていた。
ラザニア、ドライビーフ、ビールで9ユーロ。
ケーキとパンがおまけに付いてきた。
味もまあまあだ。とっても満腹!
駅のバールでカプチーノが1.1ユーロ。
自販機でチケットを買い、14:15発のレッチェ行に乗り込んだ。
2hくらいでようやくレッチェへ。空はヘンな雲に寒風。
レッチェ駅のFS自販機で明日のオートラントやガッリポーリを確認した。
事前に調べてきたのとちがって本数が減っている。
これでは両方行くのは難しそうだ。
近くの県立博物館で「Giancarlo Montelli」展をやっていた。
毛沢東など有名人の風刺画がおもしろかった。
見たかった考古学展示はクローズで残念だ。
オーロラへもどって休憩する。寒さバテだ。
19:00をまわり、着込んで外出。
チャイナタウンへ。客はいない。
おばさんも暇そうにテーブルについていた。冬場はこんなものかもね。
チキンとポルチーニのスープ。これはとても美味!
麻婆豆腐は肉が入ってなくて、ネギと豆腐のシロモノだった。
チンジャーロースーは美味しいが量が多すぎて食べきれない。
白飯、あとはビールというベタなオーダー。
14.5ユーロで15ユーロ支払った。
家族経営の店だ。ここのおばさんも「フレッド」と言っていた。
サンタ・クローチェ聖堂を観賞。何度見てもいいわ。
前でジャズを演奏するおじさんがいた。雰囲気出してるね。
レッチェの街は若者が多い。学生で夜の街も活気がある。
サントロンツォ広場ではなにかの小集会が開かれていた。
2/5(月) ガッリポーリで海の幸を!
5:00に目が覚め、今日の予定について迷う。
オートラントとガッリポーリを両方観光しようとすると、スド・エスト線6:57の始発に乗らなくてはならない。
明朝も7:00にはペーザロ行だし、2日続けての早起きはこたえそうだ。
寒さもあるし、残念だがオートラントはあきらめ、ガッリポーリのみにしようと決定した。
8:30外出。
2hくらいで見残しているレッチェの教会を見てまわろう。
通りを歩くとそのつど新しい発見があり、ほんとレッチェは魅力的な街だわ。
ドゥオーモ近くのペトロネッリ通り
バールに入り、カフェラテとチョココルネで1.8ユーロ。
ドゥオーモでお祈りをするが、クリプタは今日も閉まっていて見学できなかった。
サンタ・テレサ教会 サンタ・アンナ教会
サンタ・アンナ教会は工事中だ。
ロザリオ教会というのが、いがいとすごかった。
建物も大きいが中がすごい。
八方に祭壇があり、それぞれにレッチェバロックの彫刻、天使が柱を取り巻きまくり状態なのだ。
しばらく飽きずに眺めた。
レッチェ ロザリオ教会
またまたパルミエーリ通りを抜けて、カタルド教会をめざした。
入口の門からけっこう距離がある。
カタルド教会も改築中だった。
そう大きくないが、中はフレスコ画が色鮮やかでなかなか見応えがあった。
サンティ・ニコロ・エ・カタルド教会 隣りの墓地にある芸術的な墓
隣りの墓地に素敵な墓所があった。
カタルド教会近くの花屋
10:00近くになったので駅に向かった。
10:20レッチェ駅へ。
スド・エストのチケット売場でガッリポーリへの往復を購入。3.4ユーロ×2.
10:36発の電車は一両編成のディーゼルだ。乗客はけっこう多い。
ズーリコで乗換えて、ガッリポーリへ。
11:30すぎに到着。風が強い。
たぶんこっちだろうと歩き始めた。
橋を渡って旧市街へ。城塞みたいなのがあるが、入れる感じはしなかった。
右手下に魚市場?が見えた。
城塞の向こうがガッリポーリの旧市街
左回りにぐるっと島をまわり、写真を撮った。(島の南側になる)
イオニア海の水はきれいそうだ。
ここもおじいさんがひなたぼっこ。
船がいっぱい停泊している。
道路沿いの民家の中では網をつくろうかなにかしている。
ちょうど橋から反対側くらいに目を引く彫刻のある教会があった。
そのあたりから、街中に入ることにした。
というか、北側は寒風状態みたいだったから。
歴史のありそうな建物もあるが、洗濯物がはためく生活感あふれるガッリポーリの町。
ドゥオーモに行き当たったが、12時をまわっているためか、閉まっている。
ところが、脇の小さい扉からおじいさんが入るのを見、続いて私も入った。
内部は工事の足場が組んであり、なにかイベントの準備をしていた。
ここも格調高そうな教会だ。
横から ガッリポーリのドゥオーモ ファサード
もどって魚市場の一角の屋台をのどいた。
牡蠣が美味しそうだったので、少し考えてレストランへ入った。LA PARANZA
客は私一人。
まず生牡蠣を頼み、ワゴンに並べられている材料からスズキを頼んだ。(値段は見てない)
付け合せに野菜サラダ、白ワインと水。
食べるのに夢中で写真撮影をすっかり忘れた。
牡蠣は貝柱を殻に付けたままなので、ちょっと苦労した。
日本のよりは肉薄。そういう種類だったのかも。味はとっても美味でした。
スズキは最高。イタリアで食べた焼き魚のうちベストかも。
久々にまともな食事をした。あとはエスプレッソ。
49ユーロをカード払い。チップは2ユーロ置いた。
味に見合った値段だった。満足満足。
※ ちなみに、生牡蠣(10個くらい)20ユーロでスズキも20ユーロ。
左のレストランで牡蠣とスズキを食べた
走っても14:11には間に合わないので、15:36までのんびりすることにした。
本土側の堤防沿いにぶらぶら。
猫をからかい、釣り人の写真を撮った。
イオニア海の釣りの成果は?
ガッリポーリの猫たち
海は透明できれいなのに、堤防にはプラスチックetcのゴミがいっぱい捨てられていた。惜しいね。
港近くの路地
15:36発の電車でレッチェへもどった。
今度は乗換えなしだった。
16:30すぎのレッチェはあいかわらず、冷えている。
19:00前にオーロラの主人マニエルが挨拶に来た。
明朝の鍵の件など。Thank You!
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