朱老師らと 上海市曙光病院内 1996.6
私は上海の留学時に、曙光病院をはじめ、いくつかの病院を見学、あるいは実習先として貴重な体験を積むことができました。
帰国後四年が経過し臨床家として歩き始めた今、留学当時に必死でノートを取り続けた臨床記録等から、中医学による針灸治療について弱輩ながら少し書かせてもらうことにします。
ゆっくりと随時更新する予定です。
2000.5
月日が経つのは早いもので帰国後かなりの歳月が経過しました。いつの間にか私も開業し、臨床家として患者さんの治療を続ける毎日になっています。
中国での中医学も確実に進歩していて、ここで紹介している内容は既に過去のものもあるのですが、これからは私自身が蓄積している臨床経験を誇大に語ることなく、事実と客観性に基づいた内容で皆さまに伝えていきたいと思います。05.2.10
上海に留学した時期は、クローン病がようやく寛解し健康を取り戻した時期で、授業や臨床でも特に内科難病ばかりに目が行っていました。幸い臨床実習先の曙光病院では内科分野に精通した李、朱両先生の指導により、半年間の臨床実習の中で延べ2.000症例、内500例程の内科疾患をみることができました。また小児科、眼科、婦人科、耳鼻咽喉科、皮膚科各疾患についても実際の臨床を見せていただけました。
ここでは現在、手元の書籍や資料等も参考にしながら、専門的な話だけでなく、一般の方にも難病等に対して針灸治療の可能性を伝えたいと考えています。
ここで述べる中医学だけが針灸の全てではなく、国、地域や臨床家の先生により見解等が異なる場合もあることを付け加えておきます。
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