冬のセミナーCD半額キャンペーン、渡り鳥に餌をやる人々、大阪セミナーの状況、
おかげさまで、セミナーの補助テキストを作成しました、デービス王朝の崩壊、
大阪セミナーの音声データ、月刊レポートのできるまで、損切りの話は嫌われる、
魚を与えるより、魚の取り方を教えたい、テクニカル分析の良書、
収益バリュー株セミナーCD
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ショートコラム(2010年12月)
■収益バリュー株セミナーCD(2010年12月29日) |
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12月23日の収益バリュー株セミナー東京会場は、投資家心理の冷え込んでいる時期にしては盛況でした。 嬉しかったのは、久しぶりに参加された“懐かしい顔”の方が何人かおられたことです。そして、次のような言葉をいただきました。 ●前回(数年前)はつまらなかったけど、今日の話は面白かった 私のセミナーは、ファンダメンタル分析をベースとしていることに違いはないのですが、2009年以降、内容については相当の変更を加えています。ファンダメンタル分析だけでは対応しきれなかった2008年の教訓をフィードバックしているからです。新たに、マクロ経済の分析を取り入れていますし、チャートの話もします。そういう意味で、以前のセミナーに出席された方にも聞いていただきたいです。 セミナーの音声CDも、何とか年内に編集できましたので、ご案内しておきます。 なお、お断りとして、今回は大阪セミナーの会場が騒がしかったため、雑音の入っている点をご了解くださいませ(東京会場でも録音したのですが、マイクのノイズを拾ってしまい、聞くに耐えませんでした)。その代わりといっては何ですけど、おまけとして、景気循環株セミナー、バリバリバリュー株セミナー、投資戦略・戦術セミナーのテキストと資料を収録しています。 また「個人的には補助テキストが一番勉強になった」という方もいらっしゃいましたので、補助テキスト部分の講義のみを編集した【投資入門セミナーCD】も販売します。テキストと資料は【収益バリュー株セミナーCD】と全く同じものが付属しており、月刊レポート3本も含まれていますので、お得な価格設定となっています。 ご購入を希望される方はメールにて、氏名(漢字とカナ)、郵便番号、住所、電話番号、カナ振込人名(ご本人と異なる場合)を記入して申込みください。折り返し、振込口座などのご案内をいたします。 ご注意:ケーススタディを盛り込んでいますが、銘柄推奨を行うセミナーではありません。
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■テクニカル分析の良書(2010年12月22日) |
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大阪セミナーにて、テクニカル分析の勉強法についての質問がありました。書籍としては、次のものをおすすめします。 この本では「なぜ、テクニカル分析が必要なのか」について、くどいほど述べています。答えを言ってしまえば「リスクコントロールのため」なのですが、そういった「マーケットと対峙する姿勢」がとても参考になります。 私自身も、それまで軽視していた、テクニカル分析に対する認識が変わったことは確かです。細かな指標や一目均衡表の解説は飛ばしてもかまいませんから、一度、読んでみてください。 |
■魚を与えるより、魚の取り方を教えたい(2010年12月19日) |
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株式投資セミナー講師の間で、一度は議論になる大きな問題について取り上げます。 ●魚を与えるのか 一般的な株式投資セミナーのお客さんには「魚」の方が歓迎されます。 でも、その場限りの話ですし、当たるかどうかも分かりません。一方「取り方」をマスターするのは、やや骨が折れるかも しれませんが、こちらは一生ものです。 セミナーにおいても、エンターテインメント性を前面に押し出すのであれば、いかにも儲かりそうな話をして、皆さんのよだれが出てきた頃に「ヒラメの刺身」でも出せば喜ばれます。それは、セミナー講師なら、みんな知っていることです。 しかし、私自身はみなさんに自立した投資家になってほしいと願っています。ゆえに、リスクコントロールの話で耳が痛くなった頃、ようやく銘柄名が出てきても、分析手法を示したケーススタディに過ぎないのです。はじめて参加された投資家の中には「ちぇ、手土産なしか」と舌打ちされる方もいらっしゃるでしょう。 もちろん、セミナーでは「取り方」をお話しているわけですから ついでに「魚」を出してもいいのかも しれません。ただ、それをやってしまえば「魚」だけで満足して、より面倒な 「取り方」をマスターされないことを危惧しています。 例えは悪いのですが「ネズミを取れないネコ」になってもらっても困るのです。 今回書いたことは、理想論かもしれませんが、なるべくこれに近い形のセミナーを行っていきたいです。ちなみに、林則行氏や優利加氏のセミナーDVDにも「魚」は一匹も出てきません。 |
■損切りの話は嫌われる(2010年12月18日) |
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DVD
公式化したシンプルな相場アプローチ 【実践編】にて林則行氏がぼやかれていました。
損切りの話は嫌われる 本当にそのとおりです。私も、 ブログ に損切りの話を書き始めたとき「怒り狂い、噛み付いてくるような」コメントに面食らったことがあります。バリュー投資家としては、裏切り者的な扱いも受けました。 おそらく、評論家の方たちは、そういったことを知っているのでしょうか。あまり、この手の話題には言及しないようです。 でも、投資で一番大切なのは、リスクコントロールです。損切りは、誰だってやりたくありませんけど、損失を限定するには、他に方法が見当たらないのです。 だから、こういった耳の痛い話ほど、ちゃんと受け止めてください。セミナー講師だって人気商売に違いはありません。内心「俺、嫌われるだろうな・・・」と思いながら、話しているのです。 |
■月刊レポートのできるまで(2010年12月15日) |
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先ほど、今月分の月刊レポートをすべて書き終え、ほっと一息ついています。今回は、月刊レポートができるまでの過程を簡単に紹介しましょう。 毎月、こんな感じで書いています。サンプルも掲載しておきますので、よろしければご覧ください。 【準備編】 前月のレポートを書き終えれば、翌月分のネタ探しをはじめます。自分の体験やネット上の情報、手持ちの書籍などから「何か、面白そうなストーリーはないか」を考えます。机に3時間ほど座っても、何ら思い浮かばないことがあります。2〜3日ほど考えて、翌月のテーマを決定します。 【執筆編】 レポートは、銘柄や売買の推奨ではありません。購読者の方に「いかに考えてもらうか。私なりの視点を提供できるか」を目標として書いています。ゆえに、時流や背景にも触れていますし、リスク要因も取り上げるようにしています。 枚数も多いときは10ページ以上になります。自分としては、書籍の一章のつもりで書いています。まったく筆の進まない日もあり、調子のいい日に、一気に書き上げることが多いです。一つのレポートを書き上げるのに、だいたい3日かかります。 ちなみに、準備段階で興味深そうなテーマだと思っても、書いているうちに行き詰ったり、内容が今ひとつで没になるレポートもけっこうあります。その場合、準備からやり直しです。 【推敲編】 送信当日、何度か推敲を行います。それでも、送信後に「こう書いた方が良かったな」と思ったりします。一応、締切日は設定してありますけど、事務処理のように作業時間を計算できないので、日程には余裕を持たせてあります。それゆえ、早めに送ることが多いです。 【蛇足編】 このレポートですが、サラリーマン時代、ある方に頼まれて書き始めたことがきっかけです。当時は執筆に使える時間も少なく、数ページ程度の内容でしたが、自分なりに楽しんで書いていました。執筆が本業となった今では、初心を忘れがちですが、そうならないように続けたいと思っています。 |
■大阪セミナーの音声データ(2010年12月14日) |
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先日開催した大阪セミナーの音声データについて、ほんのさわりだけダウンロードできるようにしました。「こんな感じでやっています」という雰囲気だけでも分かっていただければと思います。 |
■デービス王朝の崩壊(2010年12月13日) |
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勉強熱心な投資家であっても『デービス王朝』 を読まれているのは少数派かもしれません。この本は、親子三代に渡る金融株への長期投資により富を築いたデービス一族の物語です。私自身も、強い感銘を受けました。 そういった経緯から、クリス・デービスが『地獄を見た11人の天才投資家たち』の一人に登場していたのはショックでした。株価の下落したAIGを買い増したことにより、大きな損失を出したのです。クリス・デービスは、AIGがもはや退屈な保険会社でなく、ヘッジファンドのような存在に変化していたことにもっと早く気付くべきでした。 でも、私たちも彼を非難できないと思います。2005年の投資ブームにて、ヘッジファンドのような不動産会社やネット株を買っていた個人投資家はたくさんいます。一時的に大儲けしたものの、ライブドア・ショック以後、そのような投資家は大火傷を追いました。 投資にあたっては、対象企業の行っているビジネスをよく理解しておく必要があります。デービス王朝の崩壊を他山の石としたいものです。 |
■セミナーの補助テキストを作成しました(2010年12月9日) |
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収益バリューセミナー東京会場は、その後もお申込をいただいている状況です。私としては、景気循環株セミナーやバリバリバリュー株セミナーに来られた方がほとんどだろうと予想しておりましたので、基本的な事項や重複する部分にはあまり触れないような内容としていました。
ところが、蓋を開けてみれば、初めての方や久しぶりに参加される方のお申込が常連さんを上回っている状況です。そこで、今年のセミナーテキストから是非とも説明しておきたい箇所を抜き出した補助テキストを作成して、最初の小1時間程度お話することにしました。常連さんにも復習になると思いますので、ご了解いただきたいです。 補助テキストは、まだドラフト版の段階ですが、下記からどなたでも見ることができます。興味のある方はどうぞ。 |
■おかげさまで(2010年12月7日) |
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いくつか、お礼を申し上げたいことがあります。 まず、12月5日のここから始める「資産運用の勉強会」in大阪にて、真剣に私の話を聞いてくださった大勢に皆さん、ありがとうございました。おかげさまで、気持ちよく講演を終えることができました。 4年前にセミナーに参加された方からは「声、立ち振る舞い、雰囲気明らかに違うものを感じさせられました。いままでの経験が言葉にのり、重みとなって私の心に響いたように思います」というメールまでいただき、感激しております。 次に、収益バリューセミナー東京会場のお申込が6名様となりました。おかげさまで、夜行バスでなく、新幹線で上京することができそうです。なお、参加される方が10名様を大きく上回るようであれば、その時点でお申込を締め切りますので、ご検討中の方は早めのご連絡をお願いします。 2008年以降、投資も個人事業も厳しい状況が続いていますけど「こういったものは、良い時、悪い時があって当たり前」と自分に言い聞かせながらやっています。そんな中、ちょっとしたことでも、嬉しいことが続けば励みになります。そろそろ、トンネルの出口が見えてほしいものですね。 |
■大阪セミナーの状況(2010年12月5日) |
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収益バリューセミナー大阪会場のお申込が1名様となっています。大阪会場は、1名様でもセミナーを開催いたしますが、どなたか「私も参加しよう」という方はいらっしゃいませんでしょうか。お申込は12月8日(水)まで受け付けております。 投資は、今のような時期の頑張り次第で、将来的に大きな差がつくと思っています。 |
■渡り鳥に餌をやる人々(2010年12月2日) |
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この時期になれば、公園の池にマガモなどの渡り鳥が渡来します。すると、必ずといっていいほど、餌をやる人々が現れます。本人は親切のつもりでしょうが、厳しい自然の中で生きている野生動物のためにならないので、やめてほしいと思います。 同じことは、株式投資の初心者に「おすすめ銘柄」を教える行為にいえるかもしれません。投資をはじめた以上は、厳しいマーケットを自分自身の力で生き残っていく必要があります。「どの銘柄を、いつ買うべきか」で悩み、失敗をしながら、少しずつコツをつかんでいくのです。 ところが「おすすめ銘柄」を教えることで、ほとんどの初心者は思考停止に陥ってしまいます。自分で考えようとせず「その銘柄を買っておけばいいのだ」と楽をしてしまいます。それでも「おすすめ銘柄」があがればいいのでしょうが、不確実性の支配するマーケットでは、予め何が上がるかなんて分かりません。 余談ながら、セミナーにて「ケーススタディで取り上げた銘柄は、角山さん自身、買いだと思いますか」という質問をする方がいらっしゃいます。そのとき、私があまりいい顔をしないのは「それはあなたが判断すること」だといいたいからです。 投資でもっとも大事なポイントは、自分の判断に従うことです。よくあることですが、判断を間違えて損をしたとしても、それは将来への糧になります。しかし、他人任せで損をしても、得るものは何もありません。 散歩中の出来事からコラムを書き始めたので、ややまとまりに欠ける話になってしまいました。ただ、渡り鳥に餌をやる人々を見て、こういったビジネスを行っている自分が「本当に個人投資家の皆さんのお役に立つにはどうすればいいのか」少し考えさせられた次第です。 |
■冬のセミナーCD半額キャンペーン(2010年12月1日) |
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毎年恒例となりました「冬のセミナーCD半額キャンペーン」を行います。バリュー投資家の皆さんには、このような機会を上手く活用していただきたいです。
期間は本日より12月末まで、対象となるのは次のCDです。 購入を希望される方はメールにて、氏名(漢字とカナ)、郵便番号、住所、電話番号、カナ振込人名(ご本人と異なる場合)を記入して申込みください。折り返し、振込口座などのご案内をいたします。
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