古典を読む、宅建の勉強方法、「景気ウォッチャー調査」結果の大幅悪化、
凧揚げ、次の一手、伝説のファンドマネージャーが教える株の公式、
私がセミナーを続けている理由、Amazonの光景、東証マザーズ指数、
低PER株は雑魚銘柄
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ショートコラム(2010年9月)
■低PER株は雑魚銘柄(2010年9月28日) |
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林則行氏は『伝説のファンドマネージャーが教える株の公式』 で次のように書かれています。 低PER株の中にスター株は少なく、ほとんどが雑魚銘柄。それでも高PER株よりはまし これは、統計のマジックです。低PER銘柄グループの高いリターンは、ごく一部の銘柄の突出したパフォーマンスによりもたらされています。 ということは、ある低PER株を買ったとしても、高いリターンを得られるとは限りません。むしろ、相応の理由により、低PERのまま放置されていることが大半です。いわゆる「バリュートラップ(割安株の罠)」に掛かってしまうのです。 私自身も、スクリーニングなどの定量分析のみで投資を行うことはありません。スクリーニングにより母集団リストを作成した場合、いかに雑魚銘柄を除外するかが肝要になります。 個別銘柄の選択においては、このプロセスでのスキルがリターンの大半を決めるといっても過言ではないでしょう。 |
■東証マザーズ指数(2010年9月27日) |
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下のグラフは、東証マザーズ指数のチャート(1年)です。4月末の高値から、下げトレンド継続中にも思えます。 東証一部の大型株はNY市場の動きや為替に振り回され、新興市場も低迷中では、個人投資家の人気離散もやむなしといったところでしょうか。 逆に考えれば、そろそろ狙い目でもあるわけですが。 |
■Amazonの光景(2010年9月23日) |
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Amazon.co.jpの株式投資・投資信託ジャンルにて、次の3冊がベストセラーになっています。いずれも、強気相場ではお目にかかれないタイトルです。 出版不況もあり、出版社も書店も目先志向になっています。売れている本のタイトルを“裏読み”してみるのも興味深いでしょう。批判的な視点を保てるのであれば、娯楽として読んでみるのも悪くないと思います。 |
■私がセミナーを続けている理由(2010年9月21日) |
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私自身、株式投資に本腰を入れ始めたのは1997年です。ちょうど、お腹いっぱいとなった秋口にアジア通貨危機が起こりました。 持株の下がり続ける日々。初心者ゆえ、損切りもできず、ひたすら耐えているうちにモチベーションをすっかり失くしてしまったのです。 ITバブルにて、ようやく息を吹き返したのですが、そのとき後悔したのは「なぜ、あれほど株価の安かった1998年に何もできなかったのだろうか」ということです。すっかり嫌気が差してしまい、新聞の株価欄さえ見ることのできなくなった自分に憤りを覚えました。 やがて、ITバブルも崩壊して、日経平均は安値を更新します。投資家として辛い毎日でしたが、私には1998年の教訓が残っていました。 「なぜ、あそこで買っておかなかったのか」という後悔は二度としたくない。ここで諦めてしまえば、投資家としての自分は“負け犬”のまま終わる そう自分に言い聞かせたのです。下げ相場を乗り越えた果実は、想像をはるかに超えたものでした。 セミナーに関しては「角山は業者だから、仕方なく続けているのだろう」と思われるかもしれません。でも、私としては、経験則上、次のことを知っているからこそ続けています。 下げ相場の後には、必ずといっていいほど上げ相場が来る。みんな苦しいとき頑張った投資家だけに勝利の女神は微笑む ついでながら、先日開催したセミナーの音声CDができましたので、ご案内しておきます。 ご購入を希望される方はメールにて、氏名(漢字とカナ)、郵便番号、住所、電話番号、カナ振込人名(ご本人と異なる場合)を記入して申込みください。折り返し、振込口座などのご案内をいたします。 ご注意:ケーススタディを盛り込んでいますが、銘柄推奨を行うセミナーではありません。
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■伝説のファンドマネージャーが教える株の公式(2010年9月19日) NEW! |
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出版社より『伝説のファンドマネージャーが教える株の公式』
が送られてきたので、一足早く読むことができました。
驚いたことに、林則行氏からの手紙も添えられていました。林さんに『超特価バリュー株「福袋銘柄」で儲ける週末投資術』の書評を書いていただいたのは、もう5年前ですが、私のことを覚えてくださったのです。 本書で取り上げられているのは「上げ相場の初動段階で、誰もが注目するであろう好業績企業を買う」という投資手法です。 王道的なやり方にもかかわらず、日本人著者によるまとまった解説書は初めてだと思います。また、結論にいたるプロセスについても解説してあり、著者とは異なるやり方の投資家も得るものがあります。 参考までに、私が本書で気に入った記述を10箇所ほどピックアップしておきます。 ●自分の納得するまで信じないという態度が相場では重要 なお、10月2日(土)には公式化したシンプルな相場アプローチ 【実践編】 実践で勝ち続ける投資力セミナーも開催されますので、著者の話を聞きたい方は参加されるのも一興です。 |
■次の一手(2010年9月15日 |
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東京セミナーを終え、ちょっと一息ついているところです。 今回は、私にとって、ちょっとしたサプライズがありました。参加者の中に、ある有名な個人投資家がいらっしゃったのです。著書を出され、今や“時の人”になっている方です。 何となく「雰囲気を持っている方だな」とは感じていたのですが、その事実を知ったのはセミナーが終わってからでした。 勉強熱心さに頭が下がると共に「そろそろバリュー投資も面白いのでないか」という“アンテナの感度”の鋭さを感じました。 成果を上げている投資家は、常に「次の一手」を考えているものです。 |
■凧揚げ(2010年9月11日) |
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凧揚げでは、よく揚がる凧を選ぶ必要があります。 ただ、どんな凧でも、無風状態では揚がりません。経験者であれば、風が強すぎても扱いにくいことをご存知でしょう。適度の風が必要です。 さらに、揚げかたにもコツがあります。空中にて、バランスを崩しそうなときは、故意に落とした方が無難です。そうしなければ、コントロールを失ってしまい、木の枝などに引っ掛かってしまいます。 以上が凧揚げのコツです。ほとんど、株式投資と同じに思えませんか? |
■「景気ウォッチャー調査」結果の大幅悪化(2010年9月8日) |
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8月分の「景気ウォッチャー調査」結果が発表されました。現状判断指数、先行き判断指数とも前月より大幅に低下しています。 ●現状判断指数 ・・・45.1(前月より4.7ポイント低下) この「景気ウォッチャー調査」は2000年より開始された比較的新しい経済統計ですが、先行き判断指数が前月より5ポイント以上も低下したのは今まで6回しかありません。 ●2001年 6月・・・42.3(前月より6.1ポイント低下) いずれも、発表後に株価は調整局面を向かえており、今回も警戒する必要がありそうです。 参考コラム:景気ウォッチャー投資法 |
■宅建の勉強方法(2010年9月6日) |
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合格したら、まとめようかと思っていたのですが、ある方に聞かれたので書いておきます。 【テキスト】 【問題集】 何せ、期限間際に申し込んでから勉強をはじめたので、実質的に2か月半しかありません。 テキスト・問題集については、迷っている時間もなく、アマゾンで一番売れているものを選びました。まず、テキストを流し読みしてから、直ちに過去問を解いていきます。 テキストをざっと読んだだけなので、正解率は悪いのですが、気にせずに進めます。宅建の問題は次の4パターンに分かれていますので、2番目と3番目ができるようになれば合格できるとふんでいます。 1.常識で解ける問題 予定では、明日までに過去問の一順目を追え、それから2順目に入っていきます。ここで、2番目と3番目を重点的につぶしたいです。 ここまで書いておいて、落ちたら恥ずかしいので、そうならないように頑張ります。 |
■古典を読む(2010年9月4日) |
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最近は、古典を読んでいます。 ●本多静六著『私の財産告白』 いずれも本業で成功して、株式投資でも財をなした人たちの書いたものです。 この3冊を読んでみて思うのは、株式市場は昔から急騰と暴落の繰り返しであり「悲観を買い、楽観を売る」ことのできる投資家のみが少数の成功者となっている点です。 「今、どう行動すべきか」のヒントは古典にありそうです。 |
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by 角山智