沈黙する個人投資家、米国のマネタリーベース、
バリュー投資演習セミナーの進め方、新刊のカバー、海外ETFの組合せを再考する、
セミナーの準備を進めています、特に読んでおくべき7冊の本、身銭を切ってください
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ショートコラム(2009年11月)
■身銭を切ってください(2009年11月26日) |
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時間調整のため入った書店で『「1日30分」を続けなさい!人生勝利の勉強法55』 が目に留まりました。ポジショントークになってしまうのですが、その中で印象に残ったところを引用します。 身銭を切れば通常は誰でも「必ず投資額の元を取ってやろう」と考えます。私の長い経験から身銭を切らない人の知識の吸収力はほぼゼロに近いと言えます。 あなたにとってためになるであろうセミナーが開催されるのを知っていながら、数万円程度の受講料を惜しんで出席しないのは、あなた自身のレベルの向上を放棄しているのと等しいのです。 私も、株本は相当数を読破しました。本棚に残しているものだけで150冊程度あり、トータルで500冊は読んだと思います。一冊2,000円としても500冊で100万円の投資です。受講料3万円クラスのセミナーにも何度か出席しています。 優良企業は、今のような不景気でも、将来に向けての研究開発や設備投資に精を出しています。私たち個人投資家も「自分自身への投資」を怠らないようにしたいものです。 |
■特に読んでおくべき7冊の本(2009年11月24日) |
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個別指導に申し込まれた方から「最初に読むべき本の中で、特に読んでおくべき本はありますか?」との質問をいただきました。 結局、次の7冊をおすすめしました。「初心者クラスであり、株式投資の全体像をつかみたい場合」は参考になるかもしれませんので、こちらにも書いておきます。 ◆1冊目:『株で本当に儲けるヤツは、 「業種別投資法」を知っている』 まだ、最初に読むべき本に入れていませんが、今年一番のおすすめ書籍です。第1部 「業種別投資法」のツボは熟読してください。 第2部 「業種別投資法」を実線するは興味のある業種のみでもけっこうです。 ◆2冊目:『有望株の選び方』 この本は、景気循環株の話が分かりやすいです。 ◆3冊目:『最新 行動ファイナンス入門』 「上がっている株をすぐ売ってしまい、下がっている株を持ち続ける」 という投資家心理の理解に最適です。 ◆4冊目:『バリュー投資 株の本当の価値を問う』 わからないところは飛ばしてもかまいません。 読み物として、通読してください。 ◆5冊目:『ホントは教えたくない資産運用のカラクリ (3) 「錬金術入門」篇』 第5章 信用創造の錬金術、第6章 逆張り投資の錬金術を中心に読んでください。 ◆6冊目:『投資苑 −心理・戦略・資金管理』 第1章 個人の心理、第2章 集団の心理、第10章 リスク・マネジメントがポイントです。 テクニカル分析のところは後回しでかまいません。 ◆7冊目:『バリュー投資の強化書』 手前味噌で恐縮です。 第5章 高く売るために確認したい「潮の流れ」、第6章 みんなの気持ちがわかると儲かる「市場心理」を読んでください。 |
■セミナーの準備を進めています(2009年11月21日) |
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バリュー投資演習セミナーの演習問題をすでに申し込まれた方に送付しました。 私も、10銘柄についての調査を進め、自分用のミニレポートを作成中です。ざっと下書きを終えた程度ですが、資料の入手しやすい企業もあれば、投資家泣かせの銘柄もありました。みなさんがどんなミニレポートを仕上げてくるのか、セミナー当日が楽しみです。 今、迷っているのは、セミナーにて自分のミニレポートを配布するかどうかです。参加される方を主役にしたいので、あまり講師が出しゃばるのもどうかと。でも、何もしていないように思われるのもしゃくです(笑)。 とりあえず、何らかの資料は用意します。どんなものかは、セミナー当日にお楽しみにしておきましょう。 |
■海外ETFの組合せを再考する(2009年11月20日) |
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ネット証券にて、売買できるETFの種類が増えてきました。そういうこともあり、久しぶりにETFの組合せを再考しています。 特に注目しているのは、次の3銘柄です。 ●バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT) VTは、新興国を含む世界中の大型・中型株を網羅しています。VBとVSSを組合せば、VTのフォローしていない小型株にも投資できます。 VSSのパフォーマンスは良好です。設定時期に恵まれたこともあり、バンガード・エマージング・マーケットETF(VWO)と同等のパフォーマンスをあげています。 米国市場では、大型株で構成されるスパイダー トラスト シリーズ1(SPY)、小型株を含むバンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)より、小型株のみで構成されるバンガード・スモールキャップETF(VB) のパフォーマンスが優れています。 これらは「小型株効果」として知られていることです。ただ、小型株効果は、数少ない銘柄の飛びぬけたパフォーマンスによって得られていることから、個別銘柄投資で恩恵を受けることは難しいとされています。その点、ETFであれば、小型株効果を満喫することができます。 今まで、スパイダー トラスト シリーズ1(SPY)、iシェアーズ MSCI EAFE インデックス・ファンド(EFA)に投資してきたのですが、カナダと新興国が抜けている上、小型株までカバーできていませんでした。 VT+VB+VSSへの移行を検討中です。 |
■新刊のカバー(2009年11月16日) |
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新刊『角山智の銘柄分析力“強化”トレーニング 貸借対照表、キャッシュ・フロー計算書編』のカバーを掲載しておきます。冬のボーナスまでには店頭に並びそうです。 この本は『角山智の銘柄分析力“強化”トレーニング 決算短信表紙、セグメント情報、損益計算書編』の続編に当たります。角山智の「株本執筆記」 に目次を掲載しています。 |
■バリュー投資演習セミナーの進め方(2009年11月11日) |
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バリュー投資演習セミナーは、今年のまとめになるような内容を目指したいです。そういうこともあり、演習の概要を次のとおりにしました。 1.低PBR(あるいは低PER)まで売られている理由 銘柄リストと演習問題を事前配布しますので、演習の解答を含んだミニレポートを作成の上でご出席ください。様式は自由、何をご覧になってもけっこうです。 当日は、皆さんに発表していただく形ですすめます。最低1銘柄は当たります(参加される方が少なければ2〜3銘柄になります)。 なお、副読本として『株で本当に儲けるヤツは、 「業種別投資法」を知っている』をおすすめします。各自で購入して、予め読んでおいてください。 このセミナーに参加することにより、投資家としてのレベルアップが図れるはずです。人数限定につき、お申込は早めにどうぞ。 |
■米国のマネタリーベース(2009年11月7日) |
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投資家の一部で話題となっている米国マネタリーベースの推移です(マネタリーベースの説明はこちら)。 FRBによる金融機関への資金供給により、マネタリーベースは倍増しています。FRBは、2008年12月にFFレートを1%から0〜0.25%まで引き下げましたが、市場への流動性供給という量的な側面からも金融緩和を行っていることになります。 最近のドル安や金価格上昇は、この金融政策が原因ともいわれています。
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■沈黙する個人投資家(2009年11月4日) |
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ある投資家さんと話したとき「このところ、個人投資家は動けていないようだ」という点で意見が一致しました。株本も、ファンダメンタル分析や国際分散投資については、売行きが相当に落ち込んでいるようです。 今年3月から6月までの戻り相場においても、稼ぐことができたのはごく一部の投資家だったはずです。 ●セミプロ級の売買技術を持っている投資家 しかし、ここは「頭と尻尾はくれてやれ」の尻尾です。別に取れなくてもかまいません。問題は、今後の回復局面にてどうやってリターンを上げていくかです。 そうであれば、ウォーミングアップを終え、いつでもスタンバイできるようにしておく必要があります。ところが、多くの投資家は、前のシーズンで痛めた箇所のケアさえできてない状況に思えます。 売買の反省を行い、手持ち銘柄の見直しはできているでしょうか? ダメなものは切り、キャッシュを確保していますか? もし、持株が買値を回復するまで沈黙を続けるのであれば、一番おいしい局面を逃すことになります。 |
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