夕凪さんの本過去の売買例:ビ・ライフ投資法人2回目の割安成長株セミナー
7冊目の進行状況証券投資の理論と実際学習棄却相場に文句を言ったら必ず負けだ

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ショートコラム(2009年2月)

■相場に文句を言ったら必ず負けだ(2009年2月24日)

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ラリー・ハイトは『マーケットの魔術師』にて「相場に文句を言ったら必ず負けだ」と述べています。

私たち投資家は、マーケットの動きをコントロールすることはできません。だから、マーケットに対して、不満を言っても仕方ないのです。一番避けたいのは、感情的になるあまり、自分自身のコントロールを失ってしまうことです。

厳しい相場が続きますが、冷静さを失わないようにしたいものです。


■学習棄却(2009年2月19日)

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『失敗の本質』を読み返していたとき「学習棄却」という言葉が目に留まりました。少し長くなりますが、その箇所を引用します(347ページ)。

しかしながらパフォーマンス・ギャップがある場合は、それは戦略とその実行が環境変化への対応を誤ったかあるいは遅れたかを意味するので、新しい知識や行動様式が模索され、既存の知識や行動様式の変更ないし革新がもたらされるのである。とりわけ、既存の知識や行動様式を捨てること、学習(learning)に対して、学習棄却(unlearning)という。このようなプロセスが組織学習なのである。軍事組織は、このようなサイクルを繰り返しながら、環境に適応していく。

この文章を読んだとき、はっとさせられました。「軍事組織は、このようなサイクルを繰り返しながら、環境に適応していく」を「投資家は、このようなサイクルを繰り返しながら、相場環境に適応していく」に変更すれば、そのまま投資に当てはまるからです。

私を含めて、昨年にパフォーマンス・ギャップの発生した投資家は、学習棄却を行う必要がありそうですね。


■証券投資の理論と実際(2009年2月17日)

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『証券投資の理論と実際』という本を送っていただきました。

MPT、効率的市場仮説、行動ファイナンス、バリュー株効果などの投資理論を簡潔にまとめられていますので、私の本を読まれて「もうちょっと根拠を示してよ」と思われているような理論家の方に向いているのではないでしょうか。私自身、フィーリングで書いている部分も少なからずありますので(苦笑)。

お堅い内容ですが、本職である大学の先生が書かれている分、説得力があります。


■7冊目の進行状況(2009年2月13日)

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今は、7冊目「角山智の銘柄分析力アップドリル 決算書編(仮題)」を執筆中です。読者層としては、決算書入門レベルの学習を終え、実践レベルにステップアップを図りたい個人投資家を想定しています。

当初は、200ページ弱の軽めで考えていたのですが、筆をすすめていくうちに力が入ってきました。また、問題についても、編集者さんから「増やしほしい」という要望があり、最終的には300ページ程度になりそうです。

スケジュール的には、2月末脱稿、5月中旬発行を目指しています。後、2週間で仕上げるのは厳しいかもしれませんが、とにかく頑張ってみます。


■2回目の割安成長株セミナー(2009年2月9日)

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東京・大阪での割安成長株セミナーが終わりました。このような市況にもかかわらず、少なからずの方に参加していただきました。ありがとうございます。

前回、割安成長株をテーマに取り上げたのは、2007年2月の新春セミナーですから、2年ぶりの開催になります。この2年間、株式市場は下げ止まらず、厳しい局面が続きました。

これを受けて、セミナー内容にもかなり変更を加えました。2年前の新春セミナーでは、個別銘柄分析に特化していました。ところが、今回の割安成長株セミナーでは、市場環境の分析や売買手法についても触れています。

例によって、音声CDを販売しますが、2つのセミナーとも聞いていただければ力がつくと思います。そこで、2つのセミナーをセットにした「総合版」を追加することにしました。

購入を希望される方はメールにて、氏名(漢字とカナ)、郵便番号、住所、電話番号、カナ振込人名(ご本人と異なる場合)を記入して申込みください。折り返し、振込口座などのご案内をいたします。

ご注意:ケーススタディを盛り込んでいますが、銘柄推奨を行うセミナーではありません。

【割安成長株セミナーCD】 NEW!
内容

2009年2月1日に開催した「割安成長株セミナー」を収録したものです。

販売価格

15,750円

サンプル

テキスト(抜粋)


【割安成長株セミナーCD 総合版】 NEW!
内容

2007年2月3日に開催した「新春セミナー(テーマは割安成長株投資)」、2009年2月1日に開催した「割安成長株セミナー」のセットです。

販売価格

19,950円(お得な価格設定となっております)

サンプル

テキスト(抜粋) 新春セミナー音声(約2分) 新春セミナーテキスト(抜粋)

ご注意 新春セミナー」の内容は、エンジュクから出ている角山智の割安成長株の見極め方徹底マスターDVDとほぼ同じです。なお「新春セミナー」単体でのCD販売は昨年末をもって終了しています。

■過去の売買例:ビ・ライフ投資法人(2009年2月8日)

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少し間が空いてしまいましたが、エン・ジャパンに続いてビ・ライフ投資法人の売買例です。

2006年末、日本新興市場から資金を引き上げた私は、新たな運用先としてJ-REITに目をつけます。高い配当利回りが魅力的でした。「欧米の高配当株と組み合せれば、配当生活も夢でない」当時はそう思ったものです。

ところが、買い付け直後から、J-REITは急騰します。想定外の嬉しい誤算でした。そこで「半分は利益を確定して、残りは配当のためにホールドしよう」という作戦にでました。

しかし、この考えは甘かったのです。2007年5月末に高値をつけた後、ビ・ライフ投資法人は下げ続け、買値を割ってしまいました。さすがにまずいと思い、売却することにしました。

ビ・ライフ投資法人については、持ち株が値上がりしたときの出口戦略をねっていなかったことが失敗です。テクニカル的には、遅くても70万円を切った時点で売り切るべきでしたが、当時はそんな知恵を持っていませんでした。

最近、銘柄選択スキルと売買スキルは別物かもしれないと考えています。売買スキルにも磨きをかける必要がありそうです。

ビ・ライフ投資法人

(出典:MSNマネー

◎ 買い 2006/12 465,000 → 売り 2007/04 761,000
× 買い 2007/01 477,000 → 売り 2008/01 448,000


■夕凪さんの本(2009年2月3日)

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昨日まで東京出張でした。例により、丸善本店に立ち寄り、株本を物色していたところ、イベント投資でゆったりはじめる ”夕凪式”株式システムトレード講座を見つけました。

イベント投資を行われている夕凪さんの著書です。一読してみると、とても興味深い内容でした。

夕凪さんも、最初の投資スタイルは優良銘柄の長期保有だったそうです。ところが、ITバブル崩壊で痛手を受け、方向転換を行い、イベント投資にたどりついたと書かれていました。

私自身もITバブルでは同じような経験をしました。当時は、買値の数倍になった持株が続出、初心者だったこともあり、狂喜したものです。しかしながら、バブル崩壊後は株価が下げ続け、今度は買値を大幅に下回ってしまったのです。

そういうこともあり「みんな、同じなんだな」「自分の投資スタイルは、失敗を乗り越えて見つけていくものだ」とすごく共感してしまいました。

個人投資家が、株式市場の中で、どのようにして「強み」を見つけ、生き残りを図るかという意味では、たいへん参考になると思います。

第一、今のような時期に株本を出版できるのは実力者の証左ですね。



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