こうして独立しました、外国債券のリスクとリターン、会員制レポートに新コースを追加します、
ここで動く必要性、塩漬け株を作らない運用、簿記試験が終わりました、バリューサーチ投資顧問について、
やはり気になる不動産投資、大阪セミナーのお知らせ、独立したい方におすすめできる本、
グリーンブラットは何が言いたいのか、簿記3級に合格しました、FPのビジネスモデル、
黄金の3ステップでもうかる はじめてのバリュー株、続けるということ、続・本の読み方、
昨日は東京出張でした、臆病者のための株入門
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ショートコラム(2006年6月)
■臆病者のための株入門(2006年6月30日) |
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sup_bearishさんのブログに「臆病者のための株入門」の書評が出ています。 私は、この本は日本版「ウォール街のランダム・ウォーカー」だと思っています。しかも、解説は「ウォール街のランダム・ウォーカー」より抜群にわかりやすく、新書版で値段も安いので、どなたにもおすすめできます。難しいものをやさしく説明できるところに著者の才能を感じます。 昔話ですが「ウォール街のランダム・ウォーカー」の日本語化にあたり、証券業界から圧力がかかったという話を聞いたことがあります。当時は、それだけ斬新な(業界からは目障りな)内容だったわけです。「臆病者のための株入門」も業界にとっては困った本でしょう。 個人投資家は「臆病者のための株入門」と「ホントは教えたくない資産運用のカラクリ (3) 「錬金術入門」篇」、懐具合に余裕があれば「投資の本質」を読んでおけば、カモになる確率は相当下がると思います。3冊とも「なかなか教えてくれない本当のこと」を書いてある貴重なものだからです。 |
■昨日は東京出張でした(2006年6月29日) |
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昨日は、急遽、東京に出張しました。新刊「黄金の3ステップでもうかる はじめてのバリュー株」の打合せで、出版社まで出向きました。 ちょうど、校正のヤマ場をむかえており、シビアな意見のやり取りもありましたが、問題はほぼ解決しました。普段は、自宅でPCにむかっている仕事がほとんどなので、何だか、久しぶりにビジネスをした気分です。 その後は、次作の打合せで、別の出版社に立ち寄りました。こちらでは、すでに2冊書いており、編集者さんともなじみなので、リラックスムードです。 仕事が終わると、以前から「差しで呑みましょう」と約束していた投資家さんと東京駅近場で一杯やり、最終の「のぞみ」で帰途につきます。 東京出張は、こんな感じの日帰りがほとんどですが、翌日の疲れが取れにくくなるのは、年だなと思います(苦笑)。今日は、仕事にならないので、オフにします。 |
■続・本の読み方(2006年6月25日) |
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前回の本の読み方では、速読法を紹介しました。今回は、ときどきいただく質問を取り上げます。 それは「「バリュー投資入門」や「バフェットからの手紙」といった(初心者には)レベルの高い本で、何回読んでも理解できないところはどうするのか」というものです。 答えは「数回読んでもわからないところは、読み飛ばす」です。私はそうしています。自分の実力でわからないものは、どうしようもありませんから、理解できる範囲で読んでおけばいいのです。 「バリュー投資入門」は私も全て読み切れていません。まだ、よくわからないところがあります。この本は、米国MBAのテキストなので、書いてあることが高度です。原著名は「Value investing:from Graham to Buffett and beyond」であり「MBA証券分析」とでも訳せばよかったのでしょう(ただし、売れないかもしれませんが)。日本語訳のときに、なぜかグレアムの名前が消えて、原著にない「入門」がついています。 最初のうちは、後半の読み物部分を楽しんで、折に触れて前半の証券分析部分にトライするのがいいと思います。手前味噌ですが「「超分析」バリュー投資セミナーDVD」では「バリュー投資入門」の企業価値評価モデルを日本企業を例に解説していますので、よろしければどうぞ。 「バフェットからの手紙」は、翻訳のまずい部分があり(この手の書籍は、意訳や訳注が必要であり、翻訳は難しいでしょうが)わかりずらくなっているところがあります。バフェット本は他にもありますので、そちらで補うといいでしょう。私のおすすめは「マネーマスターズ列伝」です。 後、翻訳本で全般的に言えることですが、米国企業の会計や税金は日本企業と異なる部分がありますので、無理に理解する必要はないと思います。 「バリュー投資入門」「バフェットからの手紙」とも名著なのですが、同時に初心者泣かせの本でもあります。投資の勉強を続けながら、数ヶ月毎に読み返し、理解できる部分が増えていくのを楽しむのも一考ですよ。すごく贅沢な本の読み方だと思いませんか。 |
■「続ける」ということ(2006年6月23日) |
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会員制レポートを発行していると、個人投資家の気持ちの移り変わりがよく分かります。昨年の12月は、ほとんどの方が継続され、新規申込みも多く、事務処理が追いつかない状況でした。 ところが、この6月は、継続申込みの出足が鈍いです。皆さん、迷ってられるのでしょう。特に、投資をはじめられたばかりの方は、含み損を抱えて辛い状況だと思います。 私は、成功している個人投資家を何人か知っています。マスコミが「カリスマ投資家」と持ち上げるので、すごいと思われているようですが、そんなことはありません。銘柄選択が特別優れているわけでもなく、売買が上手いこともない、普通の人々です。では、どこが違ったのでしょうか? 彼らの共通点は「どんな下げ相場でも、投資をあきらめずに続けた」ことです。下げ相場の中でも、手放さなかった持株が、上げ相場ですざましいリターンをもたらしたのです。 また、様々な経験を積むことにより、昨年後半のような相場を「明らかに、おかしい」と感じるようになります。昨年に目を見張るようなパフォーマンスをあげながらも、今年ひどいことになっているのは、上げ相場しか知らなかった投資家です。 失礼ながら、初心者の方のブログを拝見していると、本の受け売りのような「頭でっかちな」日記が目に付きます。「自分も、昔はそうだったなあ」と懐かしく読んでいます。そんなものは、下げ相場が叩きつぶしてくれます。実際に経験してみてこそ、知識は知恵となり、活用できるものなのです。そのためには、辛い思いをしなければいけません。 今、ビギナーの方にとって、最高ともいっていい「勉強の機会」をマーケットが提供してくれています。ここで逃げ出してしまうのは、もったいないと思います。いつになるかはわかりませんが、株式ブームが再燃したとき、高値で再参入して同じ失敗を繰り返すつもりですか? 株価が、ここが底なのか、まだ下がり続けるのかは、誰にもわからないものです。ただ1つ、確かなことは、預貯金では資産を形成できないということです。 |
■黄金の3ステップでもうかる はじめてのバリュー株(2006年6月22日) |
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新刊「黄金の3ステップでもうかる はじめてのバリュー株」がAmazon.co.jpにもアップされましたので、簡単に紹介しておきます。 実は、この本の編集者さんは、私の本を読んでいたのです。ご自分が株式投資をはじめて「どの銘柄を選べばいいか」さっぱりわからなかったという経験をお持ちです。そこで「本を読めばわかるだろう」と書店の株本コーナーに出向いたところ、煽るような内容のものばかり・・・。嫌気が差してきた頃「週末投資」というタイトルにひかれて「超特価バリュー株「福袋銘柄」で儲ける週末投資術」を手に取ったそうです。 今年になり「自分にとって理想の株本を作りたいから、私に書いてほしい」と相談に見えられました。「初心者の方で、PERやPBRといった指標を知らなくても、決算書の知識がなくても、銘柄選びができる本」を希望されたのです。 当初は「そんな虫のいいことを言われても」と思ったのですが、ちょうどライブドア・ショックが起こります。「銘柄選びの基本を理解できないまま、新聞・雑誌の推奨銘柄やインターネットのうわさに飛びつき、大火傷をして株式市場から去っていく初心者が後を絶たない」状況を目の当たりにしました。 「両親や友人に自信を持ってすすめられる株本をつくりたい」という彼女の熱意にも押され「やってみましょうか」と書いたのが「黄金の3ステップでもうかる はじめてのバリュー株」です。バリュー投資の解説書の中で、いちばんやさしい本を目指しました。 銘柄の選び方は3ステップ方式としました。「黄金の3ステップ」というタイトルはそこからきています。私は、このような言葉遊びは嫌いなのですが、親しみやすさを優先しました。 「黄金の3ステップ」とは ステップ3で使用する「魔法の公式」は企業価値の簡易的な算出式です。グリーンブラットの「株デビューする前に知っておくべき「魔法の公式」」と見事に重なってしまいましたが(笑)、全然別物です。「PER、PBRといった指標を使わない」方針のため、四季報から簡単に計算できる方法を用意しました。 入門書ということで、内容的には割り切っている箇所もあります。ビギナーの方が、投げ出さず最後まで読みきれることを第一に考えました。編集者さんには、初心者の視点でチェックしてもらい、ポイントとなるべきところは5回以上の書き直しを行っています。 今年の前半はこの本にかかりきりでした。だからと言って、売れるとは限りませんが、なるべく多くの方に読んでもらえたらいいな、そう思っています。 |
■FPのビジネスモデル(2006年6月22日) |
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「「FP」になって独立・開業―わずか2年で年収1千万円を稼ぐ!」という本を読みました。大阪市内の書店でたまたま見つけたもので、異業種からFP(ファイナンシャル・プランナー)として独立したサラリーマンが書いた本です。 読んでいて興味深かったのが、筆者が考えたFPのビジネスモデルと私のビジネスモデルが似通っていることです。「同じような職業なので、当然そうなるのか」と妙に納得してしまいました。 独立・開業を考えている方には面白く読めると思います。 |
■簿記3級に合格しました(2006年6月21日) |
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簿記3級に合格しました。落っこちると「格好悪い」だけに、ヤレヤレです(笑)。 試験勉強をはじめたのが2か月前でしたので、スケジュール的にはきつかったです。準備期間としては、3か月必要だと思います。 教材は、次の3つです。 繰り返せば力が付くのでしょうが、時間がなく「新検定簿記講義 3級商業簿記〈平成18年版〉」「新検定簿記ワークブック 3級商業簿記」は駆け足ですませました。そして、試験日から逆算して「日商簿記検定過去問題集3級出題パターンと解き方」 を終えられるようにすすめていきました。 特に、試験2週間前からは、2時間で5問解くという実践演習を行い、時間配分に失敗しないように心掛けました。私の場合、問題を解く順番は、第1問→第2問→第4問→第5問→第3問です。簡単なものから取りかかり、第5問と第3問に時間を割けるようにしました。 簿記を勉強したのは、青色申告特別控除65万円の適用を受けるためです。簿記3級は「ついでに」受けたもので、簿記2級以上を目指すのはやめておきます。 試験勉強をしていて、辛かったのは仕事時間に食い込んでしまったこと、嬉しかったのは多くの方からメールで励ましをいただいたことです。特に、教材や勉強方法についてのアドバイスは大変有用でした。 尚、簿記3級は株式投資に役立つかですが、私の感想は「そうとは思えない」です。決算書を理解するためだけに簿記を勉強するのは時間がもったいないです。 ただし、将来的に独立を目指している方には、必要な知識です。早い段階で、取得されることをおすすめします。 |
■グリーンブラットは何が言いたいのか(2006年6月19日) |
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グリーンブラットの「株デビューする前に知っておくべき「魔法の公式」」を読みました。この本は、冗長な記述が多いので、かなり読み飛ばしたのですが(私の読書方法は本の読み方をご覧ください)、ポイントは巻末付録にあります。 グリーンブラットは「資本利益率と利回りが共に高い会社」を推奨しています。 資本利益率 = 営業利益 / (正味運転資本 + 純固定資産額) 利回り = 営業利益 / EV 資本利益率はROIC(投下資本利益率)のことです(参考:バフェットの利益率とROIC)。ある事業をはじめて、何年で元が取れるかを示したものです。資本利益率33%なら、3年で元が取れることになります。 利回りは、EV/EBIT倍率の逆数です(参考:企業価値とEV/EBITDA倍率)。こちらは、買収額に対して、何年で元が取れるかを示しています。 グリーンブラットが言いたかったのは「早く元が取れるビジネスを早く元が取れる利回りで買えれば、儲かるのは当たり前」ということです。バフェットに近い考え方です。 石坂さんのサイト(魔法の公式、2006/1/22)には、もっと詳しい解説があります。 ROICは、私が最近注目している指標です。日本企業は、必要以上に現預金や投資有価証券を持っているため、ROEやROAでは真の収益力が表れないように感じています。高いROICが維持できる会社を、企業価値より安く買うことができれば、損をすることは少ないと思います。 尚、低PBR戦略については「PBRの低い銘柄は概して市場に打ち勝っているが、その戦略に基づいて選択された銘柄の半分以下しか実際には市場を上回る業績を残していない」という記述があり、とても気になりました。 読むべきところは少ないけれど、得るべきところは多い本です。 |
■独立したい方におすすめできる本(2006年6月17日) |
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このサイトをご覧になっている中で、私のように「将来的に独立したい」と思っていられる方も、少なからずいらっしゃるようです。「個人事業主として独立するためのおすすめ本」のリクエストをいただきましたので、何冊か取り上げてみます。 言っておきますが、いつも株本ばかり読んでいるわけではありません(笑)。 ■「週末起業」「週末起業チュートリアル」・・・何度か紹介している藤井孝一氏の著書です。私も週末起業からはじめました。この方法はリスクも少なく、おすすめです。 ■「なぜ、この人たちは金持ちになったのか」・・・この本も紹介したことがあります。不安になったときに、勇気を与えてくれる本です。何度も読み返しています。 ■「人を動かす」・・・カーネギーの名著です。「リーダーシップとは何か」について教えてくれる本。読後感もさわやかです。 ■「7つの習慣」「人生後半戦のポートフォリオ」・・・「おや」というような組合せですが(笑)、2冊ともタイムマネジメントの観点からものごとを見ています。 ■「ユダヤ人大富豪の教え」「ミリオネア・マインド 大金持ちになれる」・・・本田健氏の著書と翻訳本です。ミリオネア・マインドの本です。 ■「決断力」・・・将棋の羽生名人の著書です。この方は、投資やビジネスをやっても成功しそうです。 ■「ウェブ進化論」・・・インターネットをビジネスに活用するなら、読んでおいた方がいいです。 ■「お金があふれる会社の法則」・・・会社を立ち上げた後、陥りやすい失敗の原因と回避方法が書いてあります。「転ばぬ先の杖」として使えそうです。 ■「フリーランスを代表して申告と節税について教わってきました」「フリーのための確定申告ガイド」・・・個人事業主の税金対策で紹介した本です。税金関係はこの2冊を読んでおけばいいでしょう。 |
■大阪セミナーのお知らせ(2006年6月14日) |
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そろそろ、トップページでそれとなく告知してきました大阪セミナーの案内をしておきます。 今回は、会場を自分で押さえました。50名の教室ですが、30名程度でできればいいなと思っています。応募多数の場合は先着順になります。 参加ご希望の方は、 会員制レポートの会員さんは、セミナー名とご本人の氏名のみでけっこうです。 尚、東京でのセミナーも主催者と準備を進めています。6月中には告知できそうです。
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■やはり気になる不動産投資(2006年6月12日) |
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私の仕事は、証券会社と同じように、市況の影響を受けます。株式市場が活況であれば、本やセミナーが売れるからです。裏を返せば、下げ相場が続くようであれば、収入が少なくなり、資産も減るというダブルパンチを受けます。そのため、今年からアセット・アロケーションを組んで、影響を少なくしようとしています。 また、リスク分散を図る意味で、不動産投資も魅力的です。安定的な家賃収入には、憧れを感じます。 そういうわけで、関西に帰ってきてから収益物件をチェックしているのですが、なかなか踏み入れないです。キャッシュで買えて(独立したばかりなので、ローンは難しいでしょう)失敗したとしても、大きなダメージを受けないのは、3千万円程度の物件です。 郊外の中古アパートがターゲットになりますが、現状は利回り10%でも「この家賃を維持できるのか? 売却したときに利益がでるのか?」不安が残ります。不動産投資はインフレヘッジを兼ねているわけですから「将来的に価値が上がるもの」に投資したいです。大阪府の人口が神奈川県に抜かれたとの報道がありましたが、関西の地盤沈下も気になります。 あれこれと思いを巡らせ、今のところはJ-REITを保有しています。東京都心の優良オフィスビルを組み入れてる銘柄を選びました。でも、現物不動産を保有したいという気持ちはあります。 最近読んだ本に和合実氏の「収益不動産 所有の極意」があります。「不動産投資ブームだからといって、付け焼刃的に不動産の知識をノウハウ本から得、不動産投資の勉強ができたと思って購入するのは危険です」という辛口のまえがきは、安易な不動産投資本とは一線を画しており、感銘を受けました。 著者の話を聞いてみたいと思っていたところ、8月5日(土)の「関西の不動産事情先回りセミナー」を見つけました。しかも大阪開催です。「これは行くしかない」と出席することにしました。今から楽しみですし、不動産投資の勉強もしておこうと思います。 投資は豊かな人生を送るための手段であり、投資対象を限定する必要はないと考えています。株式投資より有利な投資対象が見つかれば、そちらに移行してもいいわけです。アセット・アロケーションに自分のビジネスや現物不動産を組み入れる方法もあります。いずれにせよ、アンテナは幅広く張っておきたいものです。 |
■バリューサーチ投資顧問について(2006年6月11日) |
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このサイトで広告を出しているバリューサーチ投資顧問について、質問がありました。 私は、銘柄選択に関しては、投資家自身が行うべきというスタンスです。そして、銘柄選択の参考になるものは、対費用効果面で納得ができれば、積極的に取り入れたらいいと思っています。 このサイトでは、参考になるべき本、セミナーDVD、その他サービスを紹介しています。ビジネスは信用第一であり、僅かの広告収入(アフィリエイト収入)のために、サイトの評判を落としては意味がありません。取り上げているものは、私自身で選んでいます。 本については、自分で全て読んでいます(「株デビューする前に知っておくべき「魔法の公式」」のように、新刊でも著者名や周囲の評判からOKと判断したものは読む前に紹介しています)。 セミナーDVDは、講師と面識があったり、著書を読んだりして「この講師なら大丈夫」と思うものを選んでいます。その他サービスでは「投資の本質」の木下洋介さん(eye4uさん)も「間違いない」と太鼓判を押すことができる1人です。 バリューサーチ投資顧問で紹介しているのは「銘柄発掘ナビ」 というサービスです。これは、割安株のスクリーニングができるツールです。元々、マネックスの内藤さんから評判を聞いていましたし、日経225銘柄は無料で使用できるので、試してから入会できます。 尚、バリューサーチ投資顧問には、通常の「投資助言サービス」もあります。料金も良心的です。 しかしながら、一般論として「投資助言サービス」に頼るのはどうかなと思います。自分で銘柄選びのできない投資家になってしまうからです。どうしてもうまくいかないとか、銘柄を選んでいる時間が取れない場合とか、最後の手段として使うべきではないでしょうか。 主役はあくまで投資家であり、武器の1つとして「銘柄発掘ナビ」 という飛び道具を持っている、という認識でいたいものです。 |
■簿記試験が終わりました(2006年6月11日) |
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本日、簿記3級を受けてきました。会場は若い人が多かったです。 過去問を一通りやったのですが、第2問は見たことのない問題でした。他の問題も少しずつひねってあり、出題側も工夫しているようです。 後は結果待ちです。 少しはのんびりしたいところですが、新刊「黄金の3ステップで儲かる はじめてのバリュー株」の校正やセミナーの準備など、色々とあります。本については、次作も決まっており、そろそろ書き始めないといけません。 次作が書けたら、本当にのんびりしたいものです。 |
■塩漬け株を作らない運用(2006年6月10日) |
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株式ポートフォリオの運用について大切なことは、塩漬け株を作らないことだと思っています。塩漬け株を作らないためには「間違った」と思った段階で、すぐに売ることです。 損切りについては、現段階では行っています。理由は、株価が2005年末に高値をつけ、下がりつつあるからです。 まず、買い値から15%下がったところが最初のポイントです。業績や指標をチェックして、売るかどうかを判断します。買い値からダラダラ下がり続ける場合は、10%マイナスの時点でロスカットを行ったりします。ただ、ライブドア・ショックや6月8日のような急落時は動かず、リバウンドの段階で処分します。ほとんどの株は、この段階で損切りになります。 買い値から30%下がった段階では、半強制的に売りを出します。ここまで下がるのは、明らかに失敗だからです。30%下がった株は、買い値まで戻ったとしても長い時間が掛かります。経験則では、30%下がった株を放置しておくと、そのうち半値になることも多いのです。もう、適正株価を計算する気をなくしますね。 このような「株価の値動き」への対応には、疑問を持たれる方もおられるでしょう。「角山は、企業価値に対する投資を行っているのではないのか? どこがバリュー投資なのか?」と。 私も初心者の頃は、下げ相場で頑張っていました。「この銘柄が、ここまで下がるのは絶対おかしい」そう思ったものです。しかしながら、その努力は徒労に終わりました。塩漬け株が増えてくると、身動きが取れなくなるのです。やがて、投資に対する意欲も減退してしまいます。 グラフはTOPIXの10年チャートです。本格的な下げ相場は2〜3年続くものです。投資家は常に「最悪の事態」に備えておくべきです。難局を乗り切るには、キャッシュポジションに余裕を持ち、持株の評価損が軽微であることです。「私は長期だから」といって、持株が塩漬け株だらけなのはどうかなと思います。 |
■ここで動く必要性(2006年6月8日) |
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連休明けから、マーケットが下げはじめました。 株式投資を行っていると、このようなことが時々あります。株式市場とはそういうものなので、仕方のないことなのです。ただ、投資家として、自分が動く必要があるのかどうか、確かめておく必要があります。 動く必要があるのは 「底値を叩くのはバカらしい」と思われるかもしれませんが、それは結果論です。こういうときに限って「明日こそ反転するだろう」という希望的観測は当てになりません。 動く必要がない場合は、何もしないのが一番です。 2004年以降に株式投資をはじめた方は、勉強の機会と捉えてください。下げ相場への対応方法を身に付けるには、実際に経験してみることです。 気分を落ち着けたいのなら「新賢明なる投資家 (上)・ (下)」を読むといいでしょう。時代は変わっても、グレアムの言葉が身にしみます。 要するに、人間の本質は何も変わっていないのです。2000年のITバブルとその崩壊と同じようなことが、繰り返されているだけの話です。参加している投資家は入れ替わっているかもしれませんが。 |
■会員制レポートに新コースを追加します(2006年6月8日) |
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会員制レポートを発行して、半年あまりになります。多くの方に入会していただき、嬉しく思っています。 私は昔から「マネー雑誌の編集長になれたらいいな」と思っていました。売り手(金融機関)の都合でなく、買い手(個人投資家)の役に立つマネー雑誌です。会員制レポートをはじめたのは、少しでも自分の理想に近づきたかったからです。 もう1つ感じてきたのは、投資自体が目的でなく、豊かな人生を楽しむための手段であるのに、そうなっていないことが多い点です。今年、大きく資産を減らしてしまったのは、新興市場で集中投資を行った投資家です。売買が目的になってしまったのではないでしょうか。 私自身、これまでは資産も少なく、日本株が割安だったことから、日本株一本でした。ところが、昨年の株価上昇に伴って資産も増えたことから「これではいけない」と思い始めたのです。そこで、2月に不動産流動化銘柄を売り払い、アセット・アロケーションを組むことにしました。日本株についても、銘柄間のバランスを検討したのです。 効果は、早くも5月に現れました。大型株やJ-REITがあまり下がらなかったことにより、私のポートフォリオは軽微な下落ですみました。 そんなこともあり、会員制レポートにも「アセット・アロケーションを組んで、資産を減らさないための投資」を取り入れることにしました。日本株以外の主な資産クラスには、外国株とJ-REITがあります。外国株については、実践を積んだある個人投資家さんがレポートを書いてくれることになりました。 7月からの新コースでは、日本株、外国株、J-REITのレポートをお届けします。債券投資を含むアセット・アロケーションについては、資産運用レポートで取り上げます。案内はこちらにありますので、よろしければご入会を検討ください。 |
■外国債券のリスクとリターン(2006年6月6日) |
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米国株を買うつもりで米ドルMMFに資金を移したところ、円高になり評価損が出ています。 外国債券投資に関しては、為替リスクに対するリターンが限られており、割りに合わない投資だと思っていました。山崎元氏は「投資バカ」につける薬」でそのことを書かれています。今回、楽天証券のコラム「ホンネの投資教室」にも「誤解が多い、為替リスクと期待リターンの関係」をアップされましたので紹介します。 山崎元氏の主張はコラムの通りですが、正論だと思います。アセット・アロケーションから外国債券を外すことを検討中です。外国株には配当利回りの高いものがありますから、代用するのも一案でしょうか。 |
■こうして独立しました(2006年6月3日) |
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私が独立に至ったのは、藤井孝一氏の著書「週末起業」の影響が大きいです。 「サラリーマンが会社をやめて、いきなりビジネスをはじめるのはリスクが高い。会社に勤めながら、週末を利用して副業を試してみる」というコンセプトに共鳴しました。 問題は、何を行うかです。はじめるビジネスは、自分の得意な分野でニッチ(隙間)を見つけるとあります。 私は投資を選びました。マネー雑誌では、証券関係者のコメントが幅をきかせていますが、彼らは商品を売る側の代弁者です。同じ個人投資家の立場から、アドバイスができれば、役に立てる(すなわちビジネスになる)と考えました。 作戦は次のとおりです。 ビジネスモデルとしては、本→セミナー→ウェブサイトがリンクするようにしました。まずはショートコラムを頑張って、1〜2年分のストックをつくることです。 ラッキーなことに、話は全て向こうからやってきました。「本を書いてみませんか」「当社でセミナー講師をお願いします」といった具合です。ウェブサイトの広告(アフィリ)を含めると、結構な収入になりました。ここまでは順風満帆です。 「これは、いけるのではないか」そう思い始めた私は、次の目標を立てます。「副業の収入が2年連続で本業を上回ったなら独立する」そう決めました。 しかし、いいことは続かないものです。2冊目の企画も決まり、これからという矢先でした。職場での一枚の紙切れが、私の人生を変えます。長らく勤めたシステム部門から経営企画部門への異動です。社内では、抜擢人事ということで話題になりました。私も「最後に会社の中枢部門を経験するのも悪くないな」と前向きに考えていました。 ところが、実態は違いました。メンバーが総替えとなった新部署では、慣れない中、朝から晩まで雑用に追い回されます。個人商店の集まりのようなところで、業務も非効率でした。朝8時半〜夜8時半(それでも早く帰っていた方です)の長時間労働、往復3時間の通勤時間を入れると平日は何もできません。 「これでは、2冊目が書けない」 せっかくここまで進めていた副業を止めてしまうほど、本業に魅力はなかったのです。業績は赤字続き、10年間変わらない年収、雑用ばかりの仕事・・・。会社で過ごす時間が無駄に思えました。 システム部門時代は「ウェブ進化論」ではありませんが、最新のインターネット動向を捉えることができました。給料をもらいながら、自分自身のスキルを向上できるという考え方もできました。新部署では、自分の役に立ちそうなものが見当たらないのです。 時間がもったいないと思い、退職を決意します。ビジネスの方は、見切り発車です。 退職後、日本ファイナンシャルアカデミーから「うちに来ないか」と誘われ、東京で3か月ほどお世話になります。でも、決意は変わりませんでした。 そして、昨年(2005年)11月、地元に戻った私は「開業届」を出します。今のところ、ビジネスは順調ですが、環境にも恵まれました。年輩の方の話では「昨年は戦後何番目かの投資ブーム」だったそうですから。これからが真価を問われる局面であろうと、気を引き締めています。 |
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