▼ 2017/01/29(日) サイト更新 - ちゃっくんぽっぷ PC-8001mkII/SR対応コンバータ更新
【お知らせ】
本日の更新は「ちゃっくんぽっぷ PC-8001mkII/SR対応コンバータ」の修正です。
PC-8801mkII以降の機種で起動したときには,サウンド出力にCMD SING音源を使用するように修正しました。
元々,本ソフトはCMD SING音源からサウンド出力する機能を持っています。
しかし,この機能を使うためにはゲーム起動後に[F・2]キーを押して切り替える必要があり,微妙に面倒です。
そこで,IPL内でROMバージョンを判定して88mkII以降だったら最初からCMD SING音源に切り替えるようにしました。
前回記事のコメント欄にてご指摘くださったUME-3氏に感謝します。
サウンド出力の切り替え関係を調べていたら,副産物としてマニュアルに掲載されていない隠し機能がいくつか見つかったので紹介します。
■一時停止
ゲーム中に[ESC]キーを押すと一時停止します。
ただし停止するのはキーを押している間だけで,キーを離すとすぐに再開してしまうという今ひとつ使いづらい機能です。
■ジョイスティック(?)
[F・4]キーを押すと,プリンタポート接続のジョイスティックが使えるようになります。
ただし,どこの製品かは不明です。データ入力ルーチンは1593Hにあるので,興味のある方は解析してみてください。
上下左右の入力のみ対応で,[Z],[X]の入力には対応していないようです。
■1BIT PCMサウンド出力
[F・5]キーを押すと,プリンタポート接続の1BIT PCMにサウンド出力を行うようになります。
1BIT PCMというのは要するに88mkII以降のCMD SINGと同じなので,88mkII以降であれば必要ありません。
仕様的には,月刊アスキーの記事「PC-8001による音声合成(1980/08)」や「メロディールーチン(1981/03)」に掲載されたハードウェアと同等品らしいです。
80mkII/SRや初代88ユーザでこのハードを所持しているのであれば,よりクリアなサウンド出力を楽しめるようになります。
エミュレータではj80が対応しています。メニューの「Printer」から「1bit PCM(PD0)」を選択してから[F・5]を押せば,初代88や80mkII/SRのエミュレーション時でもクリアなサウンド出力を利用できます。
また,本ソフト内にはTEST MODEというデバッグ用の機能が用意されています。
残念ながらキー操作などでは使用できず,プログラムの0103Hが0E4Hの状態で起動した場合にのみ有効となる機能でした。
本コンバータで作成したChacknPop80.d88を改造して使用する場合は,80mkII/80SR/88用のバイナリ部分 014D3H, 113D3H, 1F0D3H を00から0E4Hに変更するとこの機能が使えます。
この機能が有効になると,タイトル画面の右下に「TEST MODE」と表示されるようになります。
この状態で[SPACE]キーを押すと,何故かTEST MODEは無効になってしまうので,[T]キーを押してゲームスタートします。
TEST MODEでは以下の機能が有効になります。
・もんすたーや爆弾の爆風に当たってもミスにならない(ムービングブロック/時間切れはミスになる)
・[STOP]キーを押すと,その場で面クリアとなる
・[SPACE]キーを押すとTEST MODEが解除される
シンプルですが,デバッグ時にはかなり便利な機能です。
最初からこの辺を解析しておけば,もっと簡単にデバッグできたなと思いました。
PC-8801mkII以降の機種で起動したときには,サウンド出力にCMD SING音源を使用するように修正しました。
元々,本ソフトはCMD SING音源からサウンド出力する機能を持っています。
しかし,この機能を使うためにはゲーム起動後に[F・2]キーを押して切り替える必要があり,微妙に面倒です。
そこで,IPL内でROMバージョンを判定して88mkII以降だったら最初からCMD SING音源に切り替えるようにしました。
前回記事のコメント欄にてご指摘くださったUME-3氏に感謝します。
サウンド出力の切り替え関係を調べていたら,副産物としてマニュアルに掲載されていない隠し機能がいくつか見つかったので紹介します。
■一時停止
ゲーム中に[ESC]キーを押すと一時停止します。
ただし停止するのはキーを押している間だけで,キーを離すとすぐに再開してしまうという今ひとつ使いづらい機能です。
■ジョイスティック(?)
[F・4]キーを押すと,プリンタポート接続のジョイスティックが使えるようになります。
ただし,どこの製品かは不明です。データ入力ルーチンは1593Hにあるので,興味のある方は解析してみてください。
上下左右の入力のみ対応で,[Z],[X]の入力には対応していないようです。
■1BIT PCMサウンド出力
[F・5]キーを押すと,プリンタポート接続の1BIT PCMにサウンド出力を行うようになります。
1BIT PCMというのは要するに88mkII以降のCMD SINGと同じなので,88mkII以降であれば必要ありません。
仕様的には,月刊アスキーの記事「PC-8001による音声合成(1980/08)」や「メロディールーチン(1981/03)」に掲載されたハードウェアと同等品らしいです。
80mkII/SRや初代88ユーザでこのハードを所持しているのであれば,よりクリアなサウンド出力を楽しめるようになります。
エミュレータではj80が対応しています。メニューの「Printer」から「1bit PCM(PD0)」を選択してから[F・5]を押せば,初代88や80mkII/SRのエミュレーション時でもクリアなサウンド出力を利用できます。
また,本ソフト内にはTEST MODEというデバッグ用の機能が用意されています。
残念ながらキー操作などでは使用できず,プログラムの0103Hが0E4Hの状態で起動した場合にのみ有効となる機能でした。
本コンバータで作成したChacknPop80.d88を改造して使用する場合は,80mkII/80SR/88用のバイナリ部分 014D3H, 113D3H, 1F0D3H を00から0E4Hに変更するとこの機能が使えます。
この機能が有効になると,タイトル画面の右下に「TEST MODE」と表示されるようになります。
この状態で[SPACE]キーを押すと,何故かTEST MODEは無効になってしまうので,[T]キーを押してゲームスタートします。
TEST MODEでは以下の機能が有効になります。
・もんすたーや爆弾の爆風に当たってもミスにならない(ムービングブロック/時間切れはミスになる)
・[STOP]キーを押すと,その場で面クリアとなる
・[SPACE]キーを押すとTEST MODEが解除される
シンプルですが,デバッグ時にはかなり便利な機能です。
最初からこの辺を解析しておけば,もっと簡単にデバッグできたなと思いました。
- TB-URL(確認後に公開) http://www5f.biglobe.ne.jp/~apaslothy/cgi_bin/adiary/adiary.cgi/0102/tb/
1: ならび 2017年01月29日(日) 午後4時47分
当方が当時よく使用していたちゃっくんぽっぷの隠し機能は
[STOP]キーを押し続けることによる早送りです。この機能を
使用してオープニングデモやコーヒーブレイクのデモを早送り
していました。ゲーム中に効果があったかどうかは不明です。
当方の当時の環境はPC-8801無印+外付けFDD+ちゃっくんぽっぷFD版です。
環境により動作しない場合も考えられますし、当方の記憶違いもあるかも
しれませんが、大変懐かしさのあまりついコメントしてしまいました。
それでは。
2: apaslothy 2017年01月29日(日) 午後9時57分
テープ版でも使えました!
ゲーム中の処理ばかり見ていて,こんな便利な機能を見逃していたとは(;^^
本記事で紹介した隠し機能はどれも微妙なものでしたが,これは今後遊ぶときも役立ちますね。
素晴らしい情報をありがとうございました。
3: UME-3 2017年01月30日(月) 午前0時14分
おおお、いろいろ隠し機能があるもんですねー。興味深いです^^
4: apaslothy 2017年01月30日(月) 午前1時34分
プリンタポート関連はかなりマニアックな機能ですね。
なんだかキャリーラボらしい機能だなと思いました。