【廃墟マニヤ File064】
Kッパピア(群馬県)
(その15)
パットゴルフの受付の後ろに見えるのが「海賊船」です。この辺は前の道路から丸見えなのですが、なぜかそこにずっと車がとまっているため、中腰で移動する破目に……。
パットゴルフのコース(?)。遊園地でこれが楽しいのか、若干疑問が残るところです。
海賊船の船首部分。特別なギミックはなく、ジャングルジム&滑り台でした。でも自分が子供だったら、海賊船に乗った気分を楽しんでいたかもしれませんね(逆に今ならワンピースのおかげで大人気だったりして……)。ちなみに、この海賊船は開園当時から残っている施設のようです。
本当は反対側に回って滑り台部分を撮りたかったのですけれど、そちらへ行くと外の車から丸見えです。きっとカップルが中でなにかしているだけだと思いつつも、念のためここから先に行くことは断念。引き返すことにしました。
園内巡回バスのなれの果て。
これは「ツイスター」ですね。
昔、遊園地に行って一発目でこれに乗り、その後ずっと気分が悪かったという、あまり良い印象のないライドです(回転系は弱いもんで……)。
この遊園地最大の売り物(たぶん)、ループコースターの下にやってきました。
私の中では、日本におけるループコースターの登場はごく最近というイメージだったのですが、調べてみると既に20年以上経っているようです。ショック! ちなみにコースターマニアの人によると、ループが一周というのは相当古いスタイルだそうです。
コースターの乗り場。うっかりして入口にあった注意書きの看板を見てくるのを忘れてしまいました。かなり素晴らしい内容(※)だったらしいのに残念です!
※もらった写真によると、コースターの安全性を謳う以下のような内容でした。しかしナウな気分って……。
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(1)物理的な安全性
A 振子の原理が応用されています
振子の振幅が一定しているように、A点をスタートしB点を通過した車輌はC点(折り返し点)を絶対に通り越すことはありませんが軌道はC点(折り返し点)よりも、更に高く設計されています。
(コースターを横から見た、A点、B点、C点のイラスト)
B 遠心力を利用している
宙返りの瞬間は時速90k/m(原文ママ)のスピードで走り体重の5倍の加速重力がかかるため急速に回すバケツの水がこぼれないように搭乗者が落ちるようなことは絶対ありません。※実験では座席に置いたタバコがそのまま戻ってきました。
(バケツを回す子どものイラスト)
(2)構造的な安全性
A 車輌とレールの構造
平行する2本のレール(パイプ)のそれぞれを車輪が3方向から図のようにしっかりくわえているので宙返りの瞬間でもはずれる心配は全くありません。尚、車輌と車輪の軸は一体構造です。
(レールと車輪の構造イラスト)
B 座席の安全装置
両肩から胸にかかるバーと胸部にかかるバーと2つの安全装置が搭乗者を無理なく安全にガードし、しっかりロックして走行します。
(安全バーの構造イラスト)
このように、念には念を入れた、安全設計で建設されています。さあ、疑問が解けたらあなたも●●(文字がかすれて解読不能)なスピードとスリルに挑戦してナウな気分を味わってください。
一度こっち(A点ですね)に登ってから、ループに突入していったのでしょう。
(続く)
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