【廃墟マニヤ File064】
Kッパピア（群馬県）
（その5）
こちらは、案内板に存在すら書かれていなかったライドの痕跡。まず間違いなく機関車など鉄道系のものでしょう。
さらにこぢんまりとした鉄道系の乗り物の跡。
ちょっと上のほうに、かなりきらびやかな物が見えたので行ってみます。
「バルーンサイクル」という乗り物でした。
サイクルといっても足で漕いで動くわけではなさそうです。
中央部分が妙に金ぴかで、廃墟となった遊園地にはそぐわない雰囲気でした。
はじめは、いつの日か再び客がやってくることを考えて、ゴンドラにシートを被せておいたのかと思ったのですが、どうも現役時代はこのシート地の部分が、バルーンとして膨らんでいたみたいな感じですね。
被さったバルーンのおかげか、ゴンドラ部はまだ現役といって通じそうな姿です。でも下から伸びた枯れ草を見ると、彼らが再び活躍する日がやってくることはなさそうです。
バルーンサイクルのお隣には、なにか回転系ライドの痕跡が残っていました。案内図で見ると、どうやらメリーゴーランドがあったようです。解体されてしまったか、あるいは身請け先が決まって幸福な第二の馬生（？）をどこかで送っているのかもしれません。ぐるぐると回り続け、行きたかった所まで彼らは辿り着けたのでしょうか？
（続く）
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