【廃墟マニヤ File064】
Kッパピア(群馬県)
(その9)
もし、廃遊園地で一番好きな乗り物を選べと言われたとしたら若干悩みますが、最終的には観覧車を選ぶでしょう。
遊園地全体を見守るかのようにそびえ立つ姿は、やはり旧式な遊園地の象徴という気がするんですよね。
看板に描かれている女の子は「こえだちゃん」という名前で、この遊園地限定ではない全国的なキャラクターのようです。女の子向けの商品展開だったためか、私は全く知りませんでした。
乗り場は、先日見てきた福島の『T子沼グリーンランド』のものにくらべると、ずいぶん開放的な感じです。
降りる人は裏側から降りたのでしょうか?
ご覧のとおりゴンドラは開放型のため、冬には上州名物空っ風攻撃で相当寒かったに違いありません。カップルが愛を語らうには不向きかと思ったけれど、逆に密着できて良かったのかも?
イスもクッションなしの板敷きですが、最近の一周30分もかかる観覧車と違うので、これで十分だったのでしょう。
ちなみに、この観覧車は1963年生まれだそうです。
40歳を超えているにしては、最後まで使われていたためでしょう。キレイな姿です。
(続く)
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