【珍スポ観光 File021】
元祖国際秘宝館(三重県)
(その4)
入口真ん前の行灯も壊れたままというのは寂しい限りです。
「馬の実演交尾ショウ」「とびだす3D方式立体映画」など、入る前から期待が高まりますね。まあ、どちらもやっていないわけですが……。
こちらは3Dメガネなどを使わなくても、立体的に飛び出してくるような効果を生み出すことは可能という実例です(…そうでもない?)。
ショーをやっていたときには、ここに馬を連れてきて顔見せしていたんじゃないでしょうか。パドックというより、見世物小屋のシステムですね。
あまりに雑然としているので見落としてしまいそうになりますが、シロナガス鯨雌生殖器のホルマリン漬けもあります。
さらにその隣は、汚れたアクリルパネルが裏返しになっているのかと思ったら、雄のシロナガス鯨の生殖器でした!
ホルマリンがなくなり、ガラス一面に「何か」がベットリとはりついていて、入館前に早くもヘビーなパンチを食らった気分です。
この看板の内容、ほぼ全滅ですね。
なんとも妖しげなこの書体、ヒジョーにお気に入りです。ちなみに「国際秘宝館」の文字(ロゴ)はマネされないよう商標登録してあるそうです。
立体映画は、中の電球が爆発(!)して映写機が壊れてしまい、以来そのままになっているとか。
さて、今回の「秘宝館オフ会」、この秘宝館を経営する近畿観光開発株式会社の代表取締役・松野憲二氏(創業者である故・松野正人氏のご子息)への花束贈呈と、往時の活気を体験するため参加者みんなで館内見学、という2大(?)イベントが予定されていました。
集合時刻が近づいた頃、入口前へ行ってみます。思ったよりもたくさんの物好き(失礼!)が集まっていてちょっとビックリ。
CDラジカセからエンドレスで流れる「国際秘宝館ソング」に脳ミソがとろけそうになった頃、松野社長が登場!「東海秘密倶楽部」の舟橋氏より特設ステージ(!)の上で花束贈呈が行われました。
そして松野社長からのご挨拶。普通なら、松野社長の話を直接聞くことなどできないので、非常にトクした気分です。
(続く)
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