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くじゅう中岳へ

長い梅雨が続くが昨日から晴天となった。
天気予報で本日も晴れとなった。
待ってましたと早朝、くじゅうに向かう。(福岡から一般道で2時間半ぐらい)
梅雨時の平日とあって、いつもは大勢で賑わっている牧の戸の登山口は閑散として人も車も少ない。
準備を整え9時半に出発。
25分ほど歩いた最初のピーク沓掛山の温度計は16度。日差しの強さの割りには涼しい。
梅雨時なのに登山道にぬかるみもほとんど無く歩きやすい。
遠景の阿蘇も由布岳もモヤで確認出来ない。霞んで眺望が期待できそうにない。

アップロードファイル 21-1.jpg星生崎(左)とモヤで霞む久住山(前方に10名程の団体さん?)

「久住分かれ」から左にコースを取り「天狗ヶ城」に登る。
標高差の少ないこのコースもここからはかなりの急坂となり休み休み足を運ぶ。
山頂直下の御池(みいけ)を見下ろす眺めは何度見ても飽きることなく素晴らしい。

アップロードファイル 21-2.jpg天狗ヶ城直前から見る中岳
アップロードファイル 21-3.jpg天狗ヶ城直下の御池(中央奥は池ノ小屋)

山頂で軽い食事をしていると急にガスが涌き始め、あっという間に周辺の景色が消されてしまった。
食事を終え中岳へ向かう。
20分程でガスで見え隠れする中岳の山頂に着いたが、ますますガスが濃くなり白一色の世界になってしまった。
先程の団体さん?は久住山に向かったのか、ここでも誰もいない。
九州最高峰の中岳も目の前にある(ガスで見えないが・・)久住山には人気の点で、いつも負けている。景色はどちらも甲乙つけがたいのだが、久住というネームバリューで差を付けられているのだろうか。
誰が置いたのか1791mの標識にかわいいお地蔵さんが寄り添っていた。
アップロードファイル 21-4.jpg中岳山頂
アップロードファイル 21-5.jpgかわいいお地蔵さん(10cmほど)

下山は御池の池の縁を歩いたが雨で水嵩が増え、コース案内の黄色いペイントは水の中、何度も池にはまりそうになった。
久住分かれ付近からガスが晴れ日差しが強くなった。
それでも沓掛山の温度計は19度だった。
下山後久住高原近くの赤川温泉に入り帰路に着く。
ラジオの天気予報では明日から雨だそうだ。
梅雨明けが待ち遠しい。

オオヤマレンゲ

今日の天気予報がくもりとなっていたので、梅雨の中休みを願って4時に目覚ましをセット。
目覚ましに起こされ空を見ると星が見える。大急ぎで準備をし、くじゅうのスキー場まで車を走らせる。
登山雑誌のコピーを片手に歩くが良く分からない。スキー場の職員に道を尋ねると親切に教えてくれた。第1リフトに沿って歩き第3リフトの下をくぐると登山口の取り付きがあった。猟師山登山口の一つでもある。
薄暗い樹林帯を歩く。間もなく林道に出た。その林道脇に沿ってオオヤマレンゲが咲いていた。咲き終わったものもあったがまだまだ蕾が多い。あと10日は見られそうだ。
その純白な大きな花は上品で美しい。
形のいいのは高いところにあって背伸びしながらの撮影となった。蕾は下のほうにあるのに・・・体勢が悪くなかなかうまく撮れない。三脚なしではマクロレンズのピント合わせは難しい。

アップロードファイル 20-1.jpg 蕾はこんな感じです

アップロードファイル 20-2.jpg 純白の大きな花

アップロードファイル 20-3.jpg アップロードファイル 20-4.jpg


撮影していると、3人の登山者がやって来て写真を撮り始めた。別の雑誌らしいがそれを見てやってきたそうだ。
これから星生山に登るからと、早々にここから離れた。
一通り撮影して周辺にも咲いていないか探したが見当たらない。帰りは林道を歩いて駐車場まで戻り帰路に着く。
梅雨晴れどころか真夏を思わせる暑い一日だった。

ピンクに染まる平治岳

先週の坊がつるのキャンプでは雨に祟られさっぱりだったので本日のリベンジとなった。
男池コースで平治岳をめざす。
長い樹林帯を抜け大戸越の峠に到着。
すでに平日にも関わらず大勢の登山者で賑わっている。
見上げる南斜面はピンクに染まっている。

アップロードファイル 11-1.jpg 平治岳南斜面

ザックをデポしてカメラを担いで山頂をめざす。
満開に見えたミヤマキリシマは間近で見ると、すでに散ったものとまだ蕾のものとがモザイク状になって、やや色むらが目立つ。
それでも、昨年に比べると格段にきれいだった。

アップロードファイル 11-2.jpg 定番の風景・坊がつるを俯瞰

時間が立つにつれ次から次に登ってくる登山者で山頂付近は数珠つなぎの有様だ。
ビューポイントを先客に独占され入り込む余地がなかった。
山頂を踏まず下山をする。
登山口の男池の2つの大きな駐車場は、ほぼ満車となっていた。

キャンプ3日目

まだ暗い4時頃、カッコウの鳴き声で目が醒める。
昨晩は大荒れで雨・風共に強くテントが飛ばされそうな勢いだった。
5時にまだ寝ていた友人を起こす。
炊事するのも大変だ。昨日とは風向きが変わっていた。
手作りの風除けの位置を変えるが、風が入り込みお湯がなかなか沸かない。
テントを片付ける頃には雨も収まり撤収も楽になった。
雨ヶ池を過ぎた当たりから三俣山の土石流跡が痛々しい。
年々、山の崩落が進んでいる。樹林帯も大きくえぐられトレイルが至る所で変更を余儀なくされていた。
麓近くではいつの間にか砂防ダムや護岸の整備がされていた。
砂防ダム、いつも思うがすぐに土石で埋まってしまうが本当に効果があるのだろうか。自然に任せても良さそうだが・・・
長者原で靴を履き替え、車で数分の星生温泉山恵の湯に入る。入浴料800円は高いが泉質の違う露天風呂がいくつかあり、良く整備されきれいな温泉だった。ただこの日は風が強く露天風呂を渡り歩くときは寒かった。うたせ湯は地面に着く事がなく、吹き飛ばされていた。天気が良ければ三俣山が真正面に見え絶景らしい。再び長者原に戻って食事をし姫路の2人と正午に別れ福岡に戻る。
悪天候に祟られた山行となった。午後10時過ぎに姫路に着いたとメール連絡が入った。お疲れ様!

キャップ2日目、大船山登頂

昨晩から雨となる。風も強く当たり一面ガスで覆われる。
朝食を済ませ、登山準備をする。
友人は悪天候のため、登山をためらっていた。
結局ミヤマキリシマが期待できない平治岳を諦め3人とも大船山に登ることにした。
雨はたいしたことは無かったが、山頂では強風が吹き荒れくぼ地で休憩するのがやっとだった。それにミヤマキリシマは蕾のままで、ほぼ開花率0。イワカガミはきれいに咲いていたが雨で写真は諦めた。
山頂は韓国からのツアー客で独占されていた。
飛び交う韓国語でここはいったい何処?って感じだった。
見た目では日本人か韓国人か見分けが難しい。復路ですれ違うたびにじっと顔を見つめて挨拶をする。もちろん日本語で「こんにちは」と。返ってくる返事は$&#!%で意味不明。30人ほどのツアーが2組ほど来ていたのかも。
キャンプ場に戻りさっそく温泉へ。昨日より大勢の客だが、それでも少ない気がした。テントも昨年は60張り以上だったが10数張りと少ない。ネットで花情報や天気予報を調べて取り止めているのだろうか?
今日も気温11度、寒い・・寒すぎる。

アップロードファイル 14-1.jpg ガスで霞む法華院(写真は友人のを拝借)

アップロードファイル 14-2.jpg キャンプ場の風景、一番手前が私のテント