パンタナール


☆ 
パンタナールの動物(鳥)たち   

☆ 6/21 

 《バス編》   《カンポ・グランジから〜編》   《カイマン農場ホテル編》   《散策&夕食編》

☆ 6/22 

 《サファリツアー編》   《リバーツアー編》

☆ 6/23 

 《サファリツアー編》   《フリータイム編》   《ホースライディングツアー&ナイトサファリツアー編》

☆ 6/24 

 《トレッキング(ワニ)ツアー他編》   

 私が満喫したパンタナールについて、もちょっとよく知りたい方は、 パンタナール・カイマンのHP(English)へ。



 ユネスコの世界自然遺産に登録されている パンタナール(Pantanal)は、 ブラジル南西部に位置し、 ボリビアとパラグアイの3国にまたがる世界最大の大湿原
どのくらいの広さかって?日本の本州全部が湿原って思えばいい。それぐらい広い。
"パンタナール大湿原"と言ってるが、"パンタナール"自体が"大湿原"という意味。

 11月から5月の雨季、 西の方へと連なる山(Maracaju montain;侵食の為か砂岩の斜面が目立つらしい )からすべての雨水が、パンタナールへと流れてくる。 それなのにこの地から流れ出す川はただひとつだけ(パラグアイ川)。 あっと言う間に川は氾濫して、起伏のほとんどないこの大地は、あれよあれよと水没してしまう。
そして、6月から10月の乾季の間に少しずつ水が引いていき、 大地が現れて草が生茂る。 1年の間に目まぐるしく景色を変える。
しかし、この壮大な自然の営みが、原始のままの湿原を保ち、 そして、大アマゾンをはるかにしのぐ、たくさんの動植物たちを育んでいる

 このパンタナールへ行くには、北方面だったら、クイアバ(Cuiaba)の町。 南方面だったら、コルンバ(Corumba)か、 カンポ・グランジ(Campo・Grande)の町へ行くといい。
リオやサン・パウロから各々飛行機が飛んでいるし、陸路もある。

 旅行前半は、リッチにすべて飛行機移動だったけど、後半は節約(?)ですべてバス移動にした。
で、サン・パウロを20日の夜9時に出発して、約1.000km離れた カンポ・グランジに21日の朝9時に到着する。
1時間の時差があるんで、13時間のバスの旅。 MOTTAで1人R$73.64(約4.000円)

 バスは、んー、長距離にしては、そんなにゆっくりくつろげない広さかな? エアコン(暖房)は効いているのかいないのか・・・?ちょー寒かった。
ババシャツにタートルネックセーターにフリースジャケット、それに厚手のパーカージャケットを着てたのに寒い。 Caroの携帯用のブランケットを2人してかけても寒い。極めつけ、私が持ってきた アルミシート(折畳めば手のひらサイズ、広げればペラペラだけど毛布並みの保温力がある優れもの) を2人して包み込むように着る。これでやっと眠れる・・・。
しかし、このアルミシート、カシャカシャと音がしてうるさい。 んで、このアルミシートに包まれてる姿は、「まるでプレゼントみたい。」 と、乗客のおばさんが言ってた。んー、これに赤いリボンでもつけたら、まさにそうかな?
他の乗客はとゆーと、準備がいい?枕持参、布団持参・・・なんでそんなもの持ってるのぉ? って、実家に帰る人とか?

 バスは途中2回ほど、休憩のためバスターミナルに停まる。一応、バスの中にトイレはついているけど、 みんなトイレのために降りていく。
夜中なのにバスターミナルの売店には、おいしそうな菓子パンや、サンドイッチみたいなものが売っている。 夜食にみんな買って食べてたんで、私も買ったんだけど・・・何買って食べたかは覚えてない・・・。

 パンタナールTOP


  



 朝9時にカンポ・グランジのバスターミナルへ着く。
カンポ・グランジは人口60万人。 しかし、中心街を通ってないせいか、 とてもそれだけの人が住んでいるとは思ってもみなかった。 実は、田舎町と思ってた・・・。

 Caroが予約したのは、カイマン(Caiman)農場ホテル
お迎えは、アントニオ・ジョアン空港に11時半とゆーことで、空港へ移動。 バスターミナルからタクシーで約15分。R$10.00(約540円)。
空港は人が少なく閑散としてる。 シンプルすぎるくらいのレストラン・・・広々とした空間にところどころテーブルがあり、小さなカウンターが あるだけ。ここで、コーヒーとお菓子でゆっくり休憩。
11時半に迎えが来て、ミニバスに乗り込む。10人以上は乗ってたかな? カイマン農場へ向かう途中

 空港から、カイマン農場ホテルまで236km。 車で約4時間の旅。
空港を出発してから、ほとんど家もなく、車もほとんど見かけない。 だだっ広い大地と、ひたすらまっすぐな道路。(右写真)
休憩所(?)のPioneiro 出発してから2時間後、 ガスステーションとレストランとお土産屋さんが一緒になった建物"Pioneiro"(左写真)というところで休憩。
ガソリン給油中、私たちはレストランで軽食を取り、お土産屋さんをぶらつく。 お土産屋さんにて・・・ 物珍しいものが多々あっておもしろかった。(右写真;お土産屋さんではお決まり写真・・・?)

 再び、出発。
ミランダ(Miranda)という町の傍で、右へと曲がる。 まっすぐ行けば、ボリビアとの国境の町コルンバへと行く。
それから、"カイマンホテルまで36km"という看板のところから脇道に入り、舗装されてない道を走る。 カイマン農場へ向かう途中

 途中、屋根を藁で覆った掘建て小屋が建ち並ぶところを通る。 道では子供達が遊んでいた。(左写真)
「この人たちは?」とスタッフの人に聞いたら、 カイマン農場で働きたい人達がここに住んでいて、隙があれば(?)農場に入り込もうとしている人達だと 言ってた。
あとで、このカイマン農場について説明するけど、とにかく"スケールがでかい"とだけ言っておこう。

 木がポツポツと茂る湿原の中、砂利道をひたすら走る。
カイマンのゲートをくぐってしばらくすると、車のすぐそばを、 な・なんと
オオアリクイがのっそのっそと歩いてる。 「うぉ〜!カ・カロ!写真撮って!」と写るんですを渡して撮ってもらったけど、 現像したら、どこにも写ってなかった・・・あれ?
カイマン集団? それから、小さな木の橋を渡ると、川沿いにうごめくものが・・・。 「うぉ〜!ワニだ!ワニ!」と乗客みんな車を降り、写真撮りまくる。
光の中のトゥユユ 中南米産のワニはこの農場の名のとおり、英語でカイマン(Caiman)と呼ぶ。 アリゲーター(Alligator)とは呼ばないみたい。 ちなみにポルトガル語では ジャカレ(jacare)
それにしても、量・・・いや、数がハンパじゃない。うじゃうじゃいる。(右写真;わかりにくい?)
で、ふっと反対側に目をやると、パンタナール固有の鳥 トゥユユ (ポルトガル名?日本名ズグロハゲコウ?)がいる。 (左写真;なんか絵葉書にしたいなと思った写真。拡大してみて!)
なんか、珍しい動物たちが早速お出迎えって感じで感激! 明日からが楽しみだぁー!


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