カイマンツアーは、日程は違っても、ツアー内容は決まっている。 まぁ、雨季になれば、トラック移動がボート移動に変わったりするかもしれないけど。
しかし、別料金払えば、オプションで2つの特別なツアーに参加できる。
一つは、Aquidauana River Tour
カイマン農場の北端には、アキダウアナ川が流れている。 そこの川をボートで散策するツアー。
もう一つは、Cattleman tour
日本語で言うと、牛飼いツアー。 パンタネイロス(Pantaneiros)と呼ばれるパンタナールのカウボーイ達と一緒に馬に乗って牛追いをする。

 で、午前のツアーのときに、同じ班の面々で意気投合。 午後は通常コース(違う場所へのサファリツアーだったと思う・・・)じゃなく、Aquidauana River Tourにしよう とゆーことに。
料金はR$45(2.500円弱)。10人揃えばOK。

 昼食後、午前に行ったところよりもっと遠いとゆーことで、13時に出発。
ガイドは英語が苦手そーなカロリン。ポルトガル語ではバリバリ説明し続けているのに、 英語になると、シドロモドロで説明がほんのちょっとだけと短かすぎる。 まぁ、私よりは全然しゃべれてるけど・・・。
エマ
ヘソイノシシ(?)

カピバラ親子  サファリトラックでまた延々走る。 カピバラ親子を再び発見。かわいい。(左写真)
と、エマ(アメリカダチョウ)の群れが。(右写真上)
その向うには、絶滅の危機と言われるパンタナール大鹿が。
また行くと、黒い塊がたくさん動いている・・・ ヘソイノシシ(?)。野生の黒豚と聞いたんだけど・・・。(右写真下)
それから、アヒルの大群に会い、再びパンタナール大鹿に会い、 お食事中のオオアリクイにも会えた。

 動物園でもなく、サファリパークでもなく、野生の動物たちに会えるのってうれしい。
・・・と、黒いカラスみたいな鳥の大群が道路脇に群がっている。 トラックが近づくと、いっせいに飛び立った。「なになに?」と思ったら、 運転手のおじさんが、車を降りて、そこへ近づく。
ジャガーにやられた牛  そこには、家畜の牛の死骸が・・・。 おじさん曰く、「昨日の夜にジャガーにやられたんだろう」。(左写真)
んー、さすが"じもっち(地元人)"。死骸を見ただけでそこまでわかるんだ。
しかし、パンタナールのジャガーは絶滅寸前で数頭しかいないと聞いていた。 ジャガーに出会えたら、すっごくラッキーらしい。
昨日の夜にここにいたとゆーことは、今も近くにいるらしい・・・。 なんか、妙にワクワクしてきた。

 このツアーの起点となるロッジ(Pousada Sao Domingos)へ到着。 このロッジは、宿泊施設はないけど、休憩ができる。
ボートで出発する前に、あっついコーヒーや手作りクッキーなんかを頂く。結構肌寒かったので、ホッと一息。
ボートに乗る前に、救命胴衣を身につけるが、寒くて、厚手毛布地のポンチョを脱がずに着る。 と、首も腕も自由に動かないぐらいモコモコ状態。脇が閉まんないぃ! アキダウアナ川から
この状態でボートに飛び乗り、いざ出発。

カピバラ
ワニ
開かれた門
 川は赤土のせいか、土色に濁っている。両川岸はジャングル。(右写真)
川岸の木々の枝にとまっている鳥、高い木々の枝を揺らす
サル・・・。
そして、やっぱりここにもカピバラが・・・。(左写真上;アップはこっち
けっこう、ボートが近づいても、ボーッとして動かない。「何?この人達?」って感じで見てる・・・。 やっぱ、かわいい。
それから、本流から脇へ入り込む。そこは、川の流れはなく、溜池って感じ。 水草が生茂り、ワニの目がキラリと光る。(左写真下)
夕日の中のトゥユユ
パンタナールの夕日

 再び、本流へと戻り、日もおちてきたことで帰る。
と、そびえ立つ1本の大木のてっぺんに、1羽の
トゥユユ が夕日を浴びて立っている。 哀愁に満ちた感じ。そこから見える、パンタナールの夕日って、どんなものだろう? (右写真;拡大しないと見えないよ) しかし、いい場所に巣を作ったもんだ・・・。

 夕日に染まった木々を眺めながら、ボートは再びロッジへ戻る。
上陸(?)後、トラックへ乗り込み、このロッジの門の方を見ると、結構いい感じ。 開かれた扉の向うには、ほのかにピンク色に染まった木が・・・。(左写真)
帰り、空がどんどん濃いオレンジに染まり、夕焼けがとてもきれい。 パンタナールの大地が、シルエットで浮かびあがる瞬間でもある。(右写真)

 6時半にカイマン・ロッジへ到着。すっかり、闇に包まれてた。
7時半には夕食。そして、8時半から、30分ほどビデオ鑑賞。 もちろん、パンタナールの動物達。
程よい疲れで、早々と床に就く。
明日はホースライディングツアーがある。楽しみぃ!


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