枕もとのカエル  朝、目覚める。まだちょっと薄暗い。枕もとのスタンドを点けると、おぉ!! ちっこいカエルと目が会う。添い寝でもしてくれてたのか?
記念に写真でもと思い撮った。(右写真)

 今日は食事前に、裏庭散策。
朝早く、庭のでかい木に
トゥカノがやってくると聞いてたんで、 その木へ行くと・・・いた!2〜3羽のトゥカノ!写真撮りたいけど、やっぱ望遠じゃないと・・・。
でも、その木を飛び去るまで見てた。

 朝食後、7時からは、カイマン・ロッジから西方面へのトレッキング
すぐ近くの家畜場で、いろんな器具を使って、牛を1頭1頭流れ作業でチェックできるように なってる仕組みとかの説明を受ける。放牧前の牛に会うけど、みんな逃げて行く。だけど、 頭はこっち状態。おもしろい。

 そして、その傍には、ひっろ〜いグラウンドみたいなところがあり、ここで、パンタネイロス(パンタナールのカウボーイ)の ロデオが繰り広げられる。
近くの小屋では、パンタネイロスが例の テレレを回し飲みしてた。
そして、ロデオ実演。牛を1頭放ち、馬に乗ったパンタネイロが投げ縄で捕らえる。 他のパンタネイロスは、ノリのいい音楽をかけながら、仲間に声援を送る。朝からテンションが高い・・・。
食事中
ワニ仕留めたり!

 しばらく歩くと、今度はワニがうじゃうじゃいる湖(?)に着く。 今まで見たちっこいワニと違い、でかい。
大口
正面から
たくましいガイドのお姉さんが、肉の塊を与える。と、いい食べっぷり。(右、左写真)
結構近くまで近づける。肉食べて、お腹一杯(?)なのか、動かないワニが1頭。 ガイドが持っていた棒を貸してもらい、その動かないワニの背中を棒で押さえて、 「仕留めたり〜!」などと写真を撮ってもらった。(右下写真)
しかし、実は私の後方にもワニがいたんで、ちょっとドキドキものだった・・・。
ガイドは、抜けた1本のワニの歯を持って、何か説明してたけど、よくわからなかった。
んで、そのワニの歯をみんなに回していた。最後に私のところへ回ってきたんだけど、 回収される雰囲気もなかったんで、しれっと、自分のポッケに入れて持って帰ってきた・・・。
パンタナールのワニの歯なんて、そんじょそこらの人は持っていないもの。立派な私のお宝となった。 まぁ、税関の方、事後承諾とゆーことで・・・。

 それから、帰ってくるが、道路沿いの水溜まりをよく見ると、どこにでもワニの目が光っている。
木々には、オオハシみたいな色鮮やかな鳥や、 サルがいるし、珍しい木(実はトゥカノの大好物)もあった。
パンタナール農場で働く人達の住居エリアを歩く。 家はすべて白壁に道と同じ赤茶色の屋根。 学校もあり、グラウンドにはさすがサッカー王国、サッカーゴールが付きもの。

 住居エリアの一角に、"Project Blue Macaw (スミレコンゴウインコ プロジェクト)"の本拠地がある。
このプロジェクトは、絶滅の危機にある鳥の情報を集めること。 主な目的の一つとして、新しい巣を探したり、既にある巣を監視したりしている。
サファリツアー中も、高い木に板がつけてあり「あそこでスミレコンゴウインコの巣をモニターしていたんだよ」と 話していた。

 こじんまりした室内に入ると、写真やパネルが飾ってあり、スペイン語と英語で説明書きがあった。 専門的で英語もいまいち理解できないけど、奇形の赤ちゃんが生まれてきてたりしているみたい。
原因はどうあれ、元を正せば、人間が原因とゆーのは否定できないはず。
今、多くの動物や植物が絶滅の危機と言われているが、滅ぼしていくのも人間、 救っていくのも人間・・・。

 余談だけど、何十年、何百年と途方もない年月をかけて育った木を、利益のためだけに、 いとも簡単に切ってしまっている現実。切ったあと、更地にするか、実がならない杉を植林するか・・・。
山には、食べ物がなくなり、動物は飢え死に・・・。食べ物を探して人里に出没すれば、人に殺される・・・。 一体、動物たちはどこへ行けばいい?動植物たちに何の罪があると言うのだろう?? 自然と共存して生きてきてるのに・・・。
「人間」と言うたった1つの個体のために、地球上のすべてのものが狂ってきている。 今、まだ好き勝手にしててもいいだろう・・・ただ、近い将来、自分達に必ず跳ね返って来るはず・・・。
果たしてその時、どのくらいの人間が「自業自得」と認識するのだろう? (・・・これはあくまでも私個人の考えです)

 10時半にはロッジに帰って、荷物をまとめる。 それぞれが、次の目的地のため、去って行く。
私たちは、ボニートへ。


 ボニートへ

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