今日は食事前に、裏庭散策。
朝早く、庭のでかい木に
トゥカノがやってくると聞いてたんで、
その木へ行くと・・・いた!2〜3羽のトゥカノ!写真撮りたいけど、やっぱ望遠じゃないと・・・。
でも、その木を飛び去るまで見てた。
朝食後、7時からは、カイマン・ロッジから西方面へのトレッキング。
すぐ近くの家畜場で、いろんな器具を使って、牛を1頭1頭流れ作業でチェックできるように
なってる仕組みとかの説明を受ける。放牧前の牛に会うけど、みんな逃げて行く。だけど、
頭はこっち状態。おもしろい。
そして、その傍には、ひっろ〜いグラウンドみたいなところがあり、ここで、パンタネイロス(パンタナールのカウボーイ)の
ロデオが繰り広げられる。
近くの小屋では、パンタネイロスが例の
テレレを回し飲みしてた。
そして、ロデオ実演。牛を1頭放ち、馬に乗ったパンタネイロが投げ縄で捕らえる。
他のパンタネイロスは、ノリのいい音楽をかけながら、仲間に声援を送る。朝からテンションが高い・・・。
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しばらく歩くと、今度はワニがうじゃうじゃいる湖(?)に着く。
今まで見たちっこいワニと違い、でかい。
それから、帰ってくるが、道路沿いの水溜まりをよく見ると、どこにでもワニの目が光っている。
木々には、オオハシみたいな色鮮やかな鳥や、
サルがいるし、珍しい木(実はトゥカノの大好物)もあった。
パンタナール農場で働く人達の住居エリアを歩く。
家はすべて白壁に道と同じ赤茶色の屋根。
学校もあり、グラウンドにはさすがサッカー王国、サッカーゴールが付きもの。
住居エリアの一角に、"Project Blue Macaw
(スミレコンゴウインコ プロジェクト)"の本拠地がある。
このプロジェクトは、絶滅の危機にある鳥の情報を集めること。
主な目的の一つとして、新しい巣を探したり、既にある巣を監視したりしている。
サファリツアー中も、高い木に板がつけてあり「あそこでスミレコンゴウインコの巣をモニターしていたんだよ」と
話していた。
こじんまりした室内に入ると、写真やパネルが飾ってあり、スペイン語と英語で説明書きがあった。
専門的で英語もいまいち理解できないけど、奇形の赤ちゃんが生まれてきてたりしているみたい。
原因はどうあれ、元を正せば、人間が原因とゆーのは否定できないはず。
今、多くの動物や植物が絶滅の危機と言われているが、滅ぼしていくのも人間、
救っていくのも人間・・・。
余談だけど、何十年、何百年と途方もない年月をかけて育った木を、利益のためだけに、
いとも簡単に切ってしまっている現実。切ったあと、更地にするか、実がならない杉を植林するか・・・。
山には、食べ物がなくなり、動物は飢え死に・・・。食べ物を探して人里に出没すれば、人に殺される・・・。
一体、動物たちはどこへ行けばいい?動植物たちに何の罪があると言うのだろう??
自然と共存して生きてきてるのに・・・。
「人間」と言うたった1つの個体のために、地球上のすべてのものが狂ってきている。
今、まだ好き勝手にしててもいいだろう・・・ただ、近い将来、自分達に必ず跳ね返って来るはず・・・。
果たしてその時、どのくらいの人間が「自業自得」と認識するのだろう?
(・・・これはあくまでも私個人の考えです)
10時半にはロッジに帰って、荷物をまとめる。
それぞれが、次の目的地のため、去って行く。
私たちは、ボニートへ。