【廃墟マニヤ File022】

S戸炭鉱(長崎県)

(その1)

岬に残る炭鉱住宅

本州に住む廃鉱ファンにとっては、いつもとちょっと違った光景と出会えるのが北海道や九州の大規模な炭鉱跡です。

ここ、九州は長崎のS戸炭鉱(Sは崎ですね)は、明治後期の石炭発見によって開発された炭鉱で、1907年(明治40年)から九州炭坑汽船株式会社が本格的に採掘を開始。
1940年(昭和15年)、三菱鉱業が同社を合併し、従業員数8000人、月産10万トンを超す国内でも最大級の炭鉱に成長しました。一時はS戸町の人口も2万5千人を超えるほどの勢いでしたが、エネルギー転換によって、1968年(昭和43年)に閉山となります。

2003年現在、町の人口はおよそ2300人弱で、主な産業は漁業と製塩業、そして観光となっています。S戸炭鉱跡の扱いについては、観光資源として保存するという意見もあったのですが、どうやら解体の方向に決まった模様です。

 

満足度:★★★★

 


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