高宗のきさき　邢氏 1126年 　とらわれる1127年　北行			欽宗　1126年　 とらわれる	徽宗帝　北行　 病気となる

徽宗帝　副葬品　北行1127年から8年　8の壷　臨終から病死　1135年

上の３つは、のち竜泉窯でコピーされ、日本にも伝わる。

伝えられるとうり下の壷は、徽宗官窯末期の白磁に、似て、気分のふさぐグレー色が特徴。

013





皇宋元年正月十六臨安府督造
　きさき　けい氏　副葬品０２０　　副葬品　０２１





　修内司窯

高宗のきさき　劉貴妃　奉華銘　謎の死　没年不明

二重貫入
左　劉貴妃　副葬品022　　　　右　徽宗帝副葬品002



奉華　このように貫入が中心に綺麗に向かう。宋代はこんな美学がある。

欽宗　副葬品　北行1127年から待つこと34年　1161年病没

その34年が隠された壷

考察中

宮中で使用する祭祀器（さいしき）が中心。そのため白磁（志野焼きのような粉青青磁）が中心に焼かれる。
先祖への礼は白磁。庶民と違って大変、高貴です。裏に飾る場所を書き込みます。
皆、若く、宮中行事に不慣れ。雛飾りのようで、おもわず、吹き出しますね。
法の違いから、似たようなものでも、飾る場所を間違えると、一大事です。
皇帝の気持ち、相手、すべてが、この法（高さ、幅）により、語られるからです。


尚官局





奉華


上を、濃茶の柚で飾ります。
そうです、徽宗官窯をしのぶ訳です。
初めに北宋　徽宗官窯をご覧ください




次は、その倣品です。
良い出来のコピー品は、真の鑑定書でもあります。
民窯のろくろでは、難しい形。ろくろで作ると、割れが斜めに擦り上がり、民品、また、偽物と判ります。
このことから、貫入のあるものは、まずは、判りやすい。

コピーですが、出来はいい方　支柱は使わず、恐らく金属の丸い細い部品の付いた
冶具を使用した模様。為に。綺麗な穴があく。ここも良くまねている。



濃い茶の飾りを付けたもの
Southern Song Xiuneisi guan ware
修内司窯に戻ります。



西門司


修内司



Southern Song Xiuneisi guan ware



欽宗　副葬品34花弁の謎　００３

1161年　欽宗病死　1162年　高宗退く
これで修内司窯　特に高宗御製の役割を終える。






高宗のてなぐさみ　みな手のひらに隠れるほどの小品です。
実は、北宋滅亡を語る重要な秘密が隠されていました。2014/07/22

リスト０００　　リスト００１　ご参照




南宋高宗御製コレクション
Southern Song Xiuneisi guan ware

北宋はそうして滅んだ





南宋　三種の神器をご存知ですか
　貫耳　双耳　四耳

王朝　王墓副葬品の磁器を探すとき、これらの特徴的な器形は、とても重要です。
従来の磁器研究が、いかに表面的で、優品を見ることができなかったか、良く判ります。

Southern Song Xiuneisi guan ware

集めるときは、セットで。
右端　柚が薄くなると、紫口鉄足となります。不良品とまでは言いませんが。黒胎が透けます。



唐代以前の神器のおさらい　
　　上薬はまだガラスそのもの。下に溜まった塊。びっくりします。
時代は周だそうです！
管耳　　　　　　　　　　　　　双耳



五代　（南唐　呉越）　秘色磁器　神器のおさらい





百花繚乱

　高宗コレクションをお楽しみ下さい

千載不決の議の皿　　 后を見る 　コピーは近世になってと思われる　　共に吉州窯です

子を失う悲しみ　　龍１ 龍２のちきぬた

南宋の面白さは初代皇帝　愛妻家高宗につきます　彼は良い右腕（宰相）が幸運にも居ました
高宗の人間的成長を磁器の発展を通してうかがい知れます
これほど国の始めから終わりまで磁器が残るのは何故でしょうか　
パパ徽宗帝の反面教師的教訓　危機管理からでしょうか

強いナショナリズムの台頭　失地回復の思い

同時期に金でも同じ現象が現れさながら南北朝
南宋期は70年余りが金、100年ほど元が支配　
やがて龍と鳳凰は中国支配者のシンボルとなります