マリベル巴里へ行く
最後にパリに行ったのはいつのことだろう…確か、30代の後半だったと記憶している。その頃私はこの街が大好きで、立て続けに何年か通っていた。あまり広すぎない街の真ん中にセーヌ川が流れ、緑が多く、適度に雑然としている。街の中に人が住んでいるから、食料品店や市場があって、ギャラリーがあり、カフェがあり、あちこちから湯気が立っている。大きなデパートより小さなブティックに活気があり、「料理本だけの本屋」とか「プロバンスのテーブルクロスだけの店」とか、品揃えのいい専門店がたくさんある。そして何よりも好きなのは、そこが大人の街で、迫力のあるマダムや老紳士が巾を利かせ、大いばりで遊んでいること。若者文化の東京とはずいぶん違う。
さて、十数年ぶりのパリは、どんな変貌をとげているのだろうか。今回は出発前の準備段階から日記を綴っていくことにした。さいわい光接続のあるアパルトマンを借りられたので、できる限り現地からのレポートを試みたいと思っている。どうなるかわからないけど、一応「乞うご期待!」と宣言しておこう。


6月08日 旅のしたく
巴里の街をご案内(以下現地レポート)
6月09日 成田からパリへ
6月10日 観光客になった日
6月11日 サンジェルマンの店めぐり
6月12日 ブルージュへ列車の旅
6月13日 思いがけないバスの旅
6月14日 ワインでワイワイ
6月15日 ノルマンディー上陸作戦
6月16日 帰路に就く
帰宅してからのまとめ
役に立ったガイドブックとおみやげ
お気に入りの写真を選んでみました


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