6月9日

初日からボラれる
空港からリムジンバスでパリの街中まで行き、そこからタクシーでレジデンスに向かった時のこと。タクシーのメーターが11ユーロなので、荷物のチップも含めて13ユーロ渡したところ、21ユーロよこせと運転手が言う。いや、メーターが11ユーロだったと言うと、メーターは一人当たりだとか荷物が重いからだとか引き下がらない。根負けして21ユーロ払ってしまった自分が不甲斐ない。後でレジデンスの管理人に訊いたところ、そういう場合は窓の脇に貼ってあるシールの番号を控え、運転手に名前を確認すれば、たいていはビビるはずだとのこと。うーむ、くやしい。余分に払った8ユーロ（約1100円）は勉強代ということか。
休憩後、木曜日は夜8時半まで開いているオルセー美術館に行く。快適な気候と美しい街並みが、ちょっとささくれ立った私の気持ちを癒してくれる。大きな駅を改装した美術館は、絵だけでなく展示自体も素晴らしく、広々とした空間にゴッホやゴーギャンの絵が映えている。夕飯はベトナム料理屋を選択、お洒落な装いの人々を眺めるのも楽しい。辛口のよく冷えたロゼワインと素晴らしく美味しい料理で、ボラれたくやしさなどどこかに飛んで行ってしまった。


成田第二ターミナルから出発	部屋は北欧風のインテリア	設備の良いミニキッチン

周囲は高級住宅地	夕方7時過ぎでこの明るさ	こんな部屋に住んでみたい

緑の多い街並み	感じの良いカフェ	オルセー美術館外観

美術館のテラスから	モンマルトルの丘も見える	日が暮れたのは10時過ぎ