尚、追加は下の方になります。最新の追加は 2022年9月10日 成田空港。 2021年は11月も終わり頃の某日。 成田空港(新東京国際空港)にやって来ました。 別に海外に出掛ける訳じゃありません。 新型コロナの第5波がひとしきり収まり、久々に関東方面に業務出張。 そして翌日は土曜日休日。 折角ですので新幹線で速攻帰宅ではなく、ちょっとだけお手軽にどこか寄り道したい。 しかしながら第5波が収まったこの時期。 ニュースによると、巣篭もりを余儀なくされていた反動で、関東方面の観光地はどこも相当の混雑とのこと。 久々に乗車してみたい関東の私鉄特急なのですが、箱根も江の島も秩父も日光も混んでいそうです。 いかにコロナが沈静化とは言え、やはり混雑の中はイヤですし、何より出張帰りなので、カジュアルないでたちじゃありません。 で、ふと思いついたのが、「今なら成田空港は人が少ないんじゃないか?」 と言うことで、やって来ました。 案の定、列車はガラガラで空港ビル内は怖いほど閑散としていましたが、飛行機は拝むことが出来ました。 国内初の「オミクロン株感染者」がここで確認される前日のことでした。 こだま指定席。 私「かいもん4号」の地元駅は、山陽新幹線の新倉敷駅。 東京方面に出掛けるのには、一旦「こだま」に乗車して乗り換える必要があります。 コロナ対策で、往路の新幹線は指定席を確保。 乗車した「こだま」は500系か700系かと思いきや、九州新幹線直通用のN700です。 コロナ沈静化で若干人の移動が戻ってきているとは言え、平日日中の山陽「こだま」指定席はこの通りガラガラでした。 岡山で乗り換えた「のぞみ」の指定席が思いのほか混んでいたのとは対照的です。 夜景。 さて、無事に業務も終え、週末の夜はそのまま近くのホテルに宿泊です。 JR某駅から直近のホテルは、部屋の窓から見下ろすと、ホームがこんな感じで眺められます。 決して都心ではないロケーションですが、おおよそ10分おきくらいに233系の普通列車がやって来ますし、時折貨物列車や通勤特急が混じったりします。 あまり広くないホテルの部屋からではありますが、週末の開放感もあり、隣のコンビニで調達したビールが進む、楽しいひと時ではありました。 快晴。 翌日土曜日は、天気予報通りの快晴です。 冬場に関東方面に出掛けてとにかく驚くのは、天気が良く意外なほど空気が澄んだ日が多いこと。 そして西日本の自宅と比べると、日の出時刻が40分程早いので、少し早起きすると何だか得した気分になります。 ホテルの窓から。 昨夜の列車の夜景も楽しかったですが、朝一番の澄んだ空気の中、遠くに眺められる富士山も最高の眺めです。 富士山。 富士山の眺め。 こんな感じで拝むことが出来るのは、やはり冬場の時期の出張時が多いです。 西日本在住者にとっては、富士山は東京方面に出掛ける時に、静岡から三島にかけての新幹線車窓で眺めるのが定番。 ですので、「東京よりもさらに遠いところ」までやって来てこのように富士山がはっきり見えるのは、地理上は当たり前なのですが、感覚的にはちょっと意外なのです。 はるか昔のことになりますが、開業間もなくの東北新幹線「ひばり」に初めて乗車した時。 当時は大宮(つまり東京よりずっと青森寄り?)始発だったのにもかかわらず、車窓から朝日を浴びたオレンジ色の富士山が鮮やかに眺められたのは、今でもはっきり覚えています。 京成上野駅。 さてさて、都心に戻り、やって来たのは京成電鉄上野駅です。 これから特急「スカイライナー」で成田空港に向かい、ちょっとだけ飛行機を眺めてひと時を過ごしたいと思います。 最初のコマに書いたように、お気楽寄り道で選んだのが成田空港。 いくら沈静化したとは言え、海外との行き来は大きく制限されています。 そして、関東の私鉄特急の中でも新型の「スカイライナー」にはまだ乗車したことがありません。 もしかしたら、ゆっくり乗車できる絶好の機会なんじゃないか? と言うことで、これから成田空港まで往復することにします。 ホームには2本の「スカイライナー」が並んでいました。 発車見送り。 先発の「スカイライナー17号」が2番ホームから発車です。 時間的にはこの列車にも余裕で間に合っていたのですが、折角ですので、ホームに降りてすぐ乗車、すぐ発車では味気ない。 と言うことで、20分後の「スカイライナー19号」に乗車することにします。 発車までかなり時間がありますが、列車はすでに入線していますので、ゆっくりと眺めることができます。 スカイライナー。 さて、「新型スカイライナー」と書きましたが、実車は登場してからすでに10年以上が経過しています。 2010年の年賀状の題材 (詳細こちら) に取り上げたと言うことは、2009年の登場です。 なかなか成田に出掛ける機会もありませんでしたので、今回が初乗車です。 何かカッコいい正面スタイルです。 普通列車。 発車までしばらく時間がありますので、隣のホームの列車観察です。 と言っても、先頭部付近をうろつくだけです。 関東の私鉄はめったにお世話になりことがありませんので、各社の形式もかなり怪しい知識です。 と言うより、頭の中の知識は昭和50年代つまり学生時代のままあまり書き換えられていないような気がします。 京成の主力選手3000形です。 ステンレス車。 比較的ステンレス車の導入が早かった京成電鉄ですが、当時の車と比べると、手前の3000形はかなり印象が異なり、帯の色がなければパッと見「どこの会社の電車かな〜?と言った感じです。 それに対して向こう側の3500形。 更新後のこの姿の方が、「京成」と言う印象を受けます。 都営地下鉄にもちょっとだけ似ている気はしますが。 こちらは北総に乗り入れる臼井行きでした。 スカイライナー。 これから乗車するスカイライナー。 成田空港行きですが、途中の停車は次の日暮里だけ。 スカイアクセス線経由ですので、成田駅に寄ることもありません。 案内表示の窓は、最近の(と言ってももう10数年になりますが)車両の割には小さな表示部分です。 全車指定。 「全席指定」の表示は和英併記です。 ま、それほど多くの運用がある訳じゃないので、これくらいの情報量の表示窓でも十分なのでしょうか。 「全車指定席」ではなく、「全席指定」で止めているあたり、各社の流儀があって日本語の妙ではあります。 そして「ALL RESERVED SEATS」の表示も、会社によっては「ALL SEATS RESERVED」になるなど、不思議と言うか、奥が深いと言うか、どうでもいいと言うか・・・。 そして、英語だと「全指定席」となる・・・。 スカイライナー。 「スカイライナー」の列車名。 昔公募の広告が新聞に出ていたのを思い出しました。 確か私「かいもん4号」が中学校に入るか入らないかの頃だったと思います。 当時最新のAE型が恐ろしくカッコよく感じられたものでした。 当初は「空港特急」の呼称と表示でした。 が、成田空港の開港遅れで車両は暫く野ざらし状態となり、当初は暫定的に成田行き(空港ではなく成田駅行き)の特急としての運用開始でした。 乗客は?。 ドアが開いて乗車開始。 のはずなのですが。 乗客が全くと言っていいほど居ません。 それはそうです。 新型コロナの影響で、国内の移動も自粛状態。 この時期(2021年11月)は第5波と第6波の間の時期で少し緩和されたとは言え、海外への出入国は大きく制限されたままです。 旅行客もビジネス客も、どうしてもと言う人以外は居るはずがない。 8両編成のスカイライナーですが、大丈夫か?と言う感じではあります。 本来なら昼前の出国に合わせて混雑する時間帯のはずなのですが。 列車案内。 車両の小さな表示窓に対して、ホームの案内表示は情報量満載です。 スカイライナーが「スカイアクセス線経由」の表示に対して、それ以外の列車は「北総線 成田空港」との案内です。 ま、いわゆる「乗り入れ」とは異なる形態ですしそれでいいのでしょうが、なぜか表示が「英文」と「日本語」混在です。 中文。 次は中文表示。 繰り返しの表示を見ていると、この次の韓国語を含め4か国語表示です。 九州地区に行くとこの4か国語表示が多いのですが、関東の私鉄では珍しい気がします。 流石は成田空港行きの路線ではあります。 ところでよく見ると、日本語では行き先が「空港第2ビル」と「成田空港」と、駅名表示なのですが、英文では「Narita Airport Terminal 2・3」と「Narita Airport Terminal 1」の表示、つまり英文では駅名表示ではありません。 どちらが情報としてより親切かというと、そう言うことなのでしょう。 ハングル。 こちらは韓国語のハングル文字表示。 但し注釈は英文表示です。 細かくみていた訳ではありませんが、注釈部分は日本語と英語だけのようです。 この案内板。 よくよく見ると、4か国語表示の部分と和英2か国のみの部分が混在していますね。 日本語表示。 そして、日本語表示なのですが。 ここでスカイライナーにも「北総線経由」との表示が現れました。 こちらが本来なのでしょうが、「Sky Access Line」と「Hokuso Line」の両方の表示では、海外の方は逆に迷われるかもしれません。 ところで、北総線臼井行きの列車。 こちらは日本語ではなぜか、この案内板も列車先頭部も「平仮名表示」なんですね。 手荷物置き場。 さて、ここらで車内に入ることにします。 まずは手荷物置き場。 「手荷物」と書きましたが、飛行機に搭乗する際は預ける大きな荷物まで置かなければなりませんので、広いスペースと棚です。 もっとも本日は殆どお客が居ませんから、このスペースは持て余し気味です。 そう言ってしまうと、そもそも本日この時期のこの列車の運行自体がそうではありますが。 ご案内。 車外の小さな案内窓に対して、車内には大きなディスプレイで情報量満載です。 運行情報のほか、各種列車の案内、そして京成のCMと、誰も居ない車内に向かって画面が次々と切り替わります。 よくよく見ると、オレンジ色の「成田スカイアクセス線」のライン。 成田空港までではなく、途中のJRとの合流地点付近までとなっています。 これはどうしたことか? 東京都心側は、始発の上野からオレンジラインなんですけれどね。 車端部。 スカイライナーAE型の車両。 特急車両には珍しく、天井がいやに丸い形状をしています。 お陰で大きなディスプレイも見やすく、圧迫感が無くてそれはそれで悪くありません。 手前の荷物棚と比べると、天井中央部はかなり高いのがよく判ります。 高速車両にしてはちょっと珍しいですね。 車内。 で、客室内はこんな感じです。 黒っぽい座席の色。 枕カバーは紺色ですが、全体にモノトーンの室内は、初代のAE型と似通ったところがあります。 それはともかく、乗客が全く居ません。 ま、新型コロナの影響で国際線の乗客なんてほんの僅かですから、当たり前と言えば当たり前。 そしてそれを見越して本日ここにやって来たわ訳ですが。 初めて乗車する車両に初めて乗車する路線ですので、あまり騒々しいよりは静かな方が。 イヤ空港特急なら、いかにも海外へのお客と言った感じの混雑の方が雰囲気は感じられでしょうか? シート。 座席はこんな感じの造りです。 つまり決して豪華な作りではなく、背もたれのモケットとクッションはむしろ「こんなに薄くて座り心地どうなの?」と思えるほどです。 実際座ってみると、やはりちょっと硬めの感じがします。 もっとも上野から成田空港まで全線で50分もかからない行程ですので、これはこれでいいのかもしれません。 初代のスカイライナーAE形も、当初はやはり黒いシートで当時の新幹線のような転換クロスシートで、恐ろしくビジネスライクな感じの室内でしたが、ややそれに通じるところがあるようです。 乗車券。 本日の乗車券はこちらです。 有料特急ですから別に料金が必要ですが、「特急券」ではなく「スカイライナー券」とのことです。 乗車券とライナー券の価格がほぼ同じくらいで、新幹線と同様の料金設定ですね。 この切符。 先ほど上野駅の自動販売機で、列車だけ指定して何気なく購入しました。 乗客はほぼ皆無のはずだし、通路側の座席が指定されることはないだろ、と思っていたのですが。 乗客がいないためか、座席番号はまさかの1Aです。 これが逆向きの上野行きなら何ら問題はないのですが。 成田空港行きの場合、1Aは一番前の席。 つまり目の前には荷物棚とを仕切るパーテーションがありますし、2座席分連続の窓の前側ですので、視界が全くよろしくない。 乗客がたった一人なのに、この席は無いだろ、というロケーションです。 ま、適当に移動すればいいだけの話なんですけれどね。 先頭部。 指定された車両は前から2番目の2号車なのですが、折角ですから先頭部まで観察です。 運転席はどんな感じかと思っていたのですが、残念ながら「壁の向こう側」で全く様子がわかりません。 恐ろしく流線形の先頭部の内部はどうなっているんだろうと思っていたのですが、ちょっと残念です。 間もなく発車。 さて、歩き回っているうちにそろそろ発車時刻が近づきました。 そろそろ所定の車両に戻ることにします。 観察してみるに、乗客が全くいないかと言うとそうでもなく、各車両に数名(大抵5人以下)が乗車しており、中には大きなスーツケースを持った乗客も見られます。 私が乗車した2号車。 一人だけかなと思っていたら、発車直前になって小学生の親子連れが乗車して来ました。 どう見ても旅行客ではなく、休日に成田へ飛行機でも眺めに行く、という雰囲気です。 ま、私も殆ど同じなのですが。 発車。 さて、列車は定刻8時40分に上野を発車。 トンネルの暗闇を抜けて間もなく日暮里に停車。 もしかするとここで乗客がかなり増えるのでは?と思っていたのですが、全くゼロではないにしろ、やはり乗車してきたお客は僅かです。 2号車は合計5名になりました。 以前先代のスカイライナーに乗車した時は、上野からより日暮里からの乗客の方が多かったのですが。 僅かの乗客を乗せたまま、都内の高架線を走ります。 市街地。 上野から京成高砂までは、京成電鉄の既存路線を走行。 つまりあまり良い線形の区間ではありません。 スカイライナーもこの区間では通勤電車並の速度なので、全く速いという感じではありません。 車両の本領を発揮して最高速度の160キロで走るのは、まだまだ先の区間のようです。 鉄橋。 荒川の橋梁を渡り、荒川区から江戸川区へ。 この川を渡る風景。 JR・私鉄交え何本もの鉄橋があるのですが、川を渡って首都高速の高架橋をくぐる風景はどの路線に乗っても似たような感じで、都心から東へ、と言う感じになる場所でもあります。 ディスプレイ。 車端のディスプレイ。 案内表示やCMだけかと思っていたら、こんな感じの前面風景を映し始めました。 カメラの取り付け位置はよく判りませんが、自然な感じで前面展望が映し出され、楽しい眺めではあります。 ところで座席は所定の1Aから4Dに移動しました。 本当はもう少し後ろに行きたかったのですが、後部には別のお客がいますので、やはり新型コロナの手前、あまり近くに居座るのはよろしくない、と言うことです。 巡回の車掌は座席予約情報を持っていると見え、私にだけ声を掛けて来ましたが、特に何もありません。 終点までここで居座ることにします。 京成高砂。 列車は京成高砂を発車。 隣に広がる留置線にはたくさんの電車が並んでいます。 普通列車の中には京成高砂止め(始発)の列車も多数。 車庫があるせいでもありますが、上野から大した距離ではなく、もう少し都心から離れたところに車庫があった方が勝手が良かったんじゃないか?と言う気もします。 車庫。 朝の時間帯なので、車庫の中は比較的空いています。 無機質なステンレス車体の電車が多い京成電鉄ですが、向うの方に「色のついたやつ」も。 京浜急行の電車が地下鉄経由で乗入れてきており、京成のネグラで休憩中でした。 京浜急行。 こちらにもう1本、京浜急行の車両が。 こちらは赤の面積が多い、古くからの京急色の車両です。 ほんのちょっとだけチラリと眺められたという程度の観察で建物に遮られ、同時にこちらは地平から少しづつ高架橋に向かって登って行きます。 高架線。 京成高砂を出ると間もなく、京成本線から分れて左へカーブして高架線に駆け上がります。 ここから先はスカイアクセス線、と書きたいのですが、スカイアクセス線の定義と京成内の表示の関係がいまひとつよく判りません。 それ以前に、この区間は北総鉄道として開業した区間ですので、全くの新線と言う訳ではなく、乗車するのも初めてではありません。 小室駅。 列車は小室駅を通過。 ここから先は、線路としては千葉ニュータウン鉄道の区間となります。 以前乗車したことがるのはこの駅までで、以降は初乗車の区間となります。 40年くらい前の話ですので、「こんな駅だったかな〜」という感じのまま、今回は停車することもなくそのまま通過です。 沿線風景。 小室を過ぎると、こんな感じで郊外、と言うよりは周囲に何もない所を走る、と言う感じになりました。 実際に何もないわけではなく、道路も併走していれば、家並みや事業所もあるのですが、発車時の都心との落差はこんな感じです。 速度はかなり上がって来ましたが、まだまだ最高の160キロでは走ってくれていない、そんな感じです。 沿線風景。 車窓はこんな風景が続くようになりました。 切り通しか高架線をまっすぐ高速で走っているので、新幹線のようでもあります。 それでも軌道の状態が良いせいか、時速160キロのスピード感はありません。 新幹線では300キロが当たり前になってしまいましたし、このような高規格路線で160キロでは、さほどスピード感は感じられないのでしょうか。 電源地帯? なぜか、線路の横には空いた敷地が。 広場的スペースではなく、もう1本線路を増設するか道路を併走させるかと言った感じの、延々続くスペースです。 しかしながらすぐに活用する予定がないのか、お馴染みの「電源地帯」になっていました。 将来はどうなるのでしょうか。 印旛沼付近。 列車は印旛沼付近に差しかかります。 車窓から判るように、周囲に何がある訳でもないのですが、ここでは不似合いなコンクリートの防音壁が続きます。 元々野鳥の住み家だった地帯への新線建設ですから、色々配慮してのことでしょうか。 160キロ。 さて、ここに来てやっと、やっと。 と言う感じで、最高速度の160キロ運転となったようです。 先ほどまでとはまるでスピード感が違います。 新幹線からすれば半分ほどの速度なのですが、都心の私鉄路線からそのままやって来た訳なので、やはり「速い」と感じます。 空港第2ビル駅。 しかしながら、最高速度で走った時間と言うか区間は、さほど長くありませんでした。 暫くすると減速して(それでもそこそこの速さですが)JRの路線と合流し、間もなく地下の「空港第2ビル」駅に到着です。 隣のJR線の駅は、ホーム1面だけの単線駅でした。 JRホーム。 駅名表に緑色のラインは、JR日が新日本のホームです。 元々成田新幹線が入る予定だった敷地を、標準軌の京成電鉄と狭軌のJRが共に乗入れることになったため、共に単線の区間となっています。 現在は京成側は2線の駅になっていますが、JR側は片側1面だけのホームでした。 京成ホーム。 オレンジのラインの駅名表は、京成電鉄のホームです。 この写真では見えませんが、こちらは島式1面2線のホームとなっています。 スカイライナーをイメージしたオレンジラインの先端。 なのですが、こうして見ると、何だか成田空港駅のまだ先まで線路が続いているような印象も。 到着。 列車は終点成田空港駅に到着です。 ホームに降り立った乗客。 この写真で見ると、「何だ、お客は居るじゃないか」と思いそうですが、居るにはいますがこれで全員、と言っても言い過ぎではない感じです。 こんなじ状況ながら、8両編成のスカイライナーを間引かず走らせているのは、すごいことではあります。 大丈夫かな?と言う気もしないではありませんが。 行き止まり。 線路はここで途切れ、トンネルもここまでです。 もともとどこかへ繋がるような路線ではありませんし、この伸延長ということもないでしょうし。 乗車していたのは2号車つまり前から2両目なので、折角ですから一番前まで来て様子を眺めることにします。 昔みたいに、うろうろしていても警官に声を掛けられることはないでしょうね。 先頭部。 スカイライナー新AE型の先頭部。 直線的でカッコいいスタイルです。 しかしながら、改めて車両を眺めてみると、流線型の先頭部以外は、「箱」的印象を受けます。 特急車両と言えば、裾を絞ったスタイルがスマートな印象なのですが、そんな感じがありません。 (実際には少しだけ絞られているのですが。) 先頭部に対し、意外と普通な感じがする側面ではあります。 運転席。 とは言えやはり、流線型の先頭部はカッコいいです。 そして意外と広そうな運転席です。 昔、初代のスカイライナーの運転席にほんのちょっとだけ入れて頂いたことがありましたが、その時の印象は、「意外と正面窓が頭上に迫って圧迫感がある」感じでした。 それと比べると、こちらの方が窓が大きく傾いてはいるのですが、スペースは十分ありそうです。 ところで、「窓の前端(内側)」のホコリは、どうやって掃除するんでしょう? いらんお節介ではありますが、気になります。 ホーム案内。 下車した列車。 折返し、9時39分発スカイライナー8号として、上野に向かいます。 車内準備のため、一旦車両のドアもホームドアも閉じられました。 以前は、ホームドアなんて車両を統一しなければ実現できないと思っていましたが、工夫すれば色々できるものですね。 柵の部分よりホームドアのスペースの方がはるかに長い構造なんて、以前は考えもしませんでした。 ところで京成線のホーム。 2面3線なので本来は3番まで。 なのですが、長いホームをスカイアクセス線と京成本線で前後に使い分けているため、スカイアクセス線は「4番」「5番」の表示でした。 出発便。 本日ここにやって来たのは、スカイライナー乗車もありますが、久々に国際線の飛行機を眺めてみたいということでもあります。 しかしながら空港ビル内。 予想通りとは言え人が全くと言っていいほどおらず、異様な光景です。 新柄コロナ検査のカウンターが設置されてはいますが、到着便のお客が僅少の状況では、少なくともこのタイミングでは手持無沙汰状態です。 (数少ない便が到着時には一気に忙しくなるのでしょうが。) そして出発便案内。 本来ならこれからアメリカやヨーロッパ方面への出発便の時刻なのですが、夕方までの半日間でわずかこれだけ。 しかも日本のキャリアは表示はされていますがほとんど欠航となっています。 相当厳しい状況です。 飛行機。 展望デッキに出てみます。 目の前には、ベトナム航空の青い機体、B787がいました。 この当時、お互い感染地域ですので全便運休かと思ったら、それでも定期便は飛んでいるようです。 新型コロナなど関係ない、といった勢いで、慌ただしくギャレーや貨物室に荷物が積み込まれます。 離陸。 ベトナム航空機の向こう側。 日航機が離陸して行きます。 こちらも機材はB787です。 JAL便も大幅欠航中なのですが、この便は国際線?国内線? 展望デッキ。 ところでこの展望デッキ。 人が全くいないかと言うと決してそうではなく、ご覧の通り、フェンス際のベンチがほぼ埋まる程度には賑わっています。 とは言え出発待ちの乗客と言った風では全くなく、飛行機を眺めに来たか写真を撮りに来た、といった感じの人が殆どです。 もちろん普段なら出発客でこれよりはるかに賑わっていますから、やはり静かな成田空港ではあります。 貨物機。 Fedexの貨物機が降りて来ました。 新型コロナの影響で旅客便はいずれも大幅減便。 ですが、貨物便は盛況です。 新型コロナワクチン開発当初は、輸送便が不足するほどの状況でしたし、その後も経済停滞による落ち込みはさほど見られないようです。 本日は貨物便が中心、でしょうか。 JAL便。 またしてもJAL便が離陸して行きます。 運休が多い割には続けての離陸ですが、どこ行きでしょうか。 離陸距離がいやに短く、この場所ですでにこの高度ですから、長距離便ではなく国内線? 貨物便。 次に降りてきたのは、イタリアからの貨物便、CargoluxのB747です。 貨物機ジャンボの特徴は、古い旅客タイプのジャンボに似た、短いアッパーデッキの機体。 でもそもそも貨物機のアッパーデッキって、何につかわれているのでしょうか。 現在ではなかなかお目にかかれなくなった、4発エンジンのジェット機です。 ジャンボ。 「ジャンボ」の愛称のボーイング747型機。 すでに初期型登場から50年をはるかに超えていますし、国内線の旅客便としてはとうに引退してしまいました。 が、貨物機ではまだまだ多数が現役のようです。 乗客数の変動よりペイロード重視の貨物機では、まだまだ有利なのでしょうか。 こうしてみると、やはり太い胴体が目立ちます。 到着便。 ユナイテッド航空の旅客機が降りてきました。 大きな機体のB777です。 到着時刻からすると、グアムからの便でしょうか。 ビジネスもさることながら、それ以上に需要が大きく落ち込みの観光路線。 現在の状況にしては意外と大きな機材での運行でした。 貨物機。 続いて降りてきたのは、ポーラーエアカーゴのジャンボ機です。 DHL塗装の貨物機は、最新のB787同様、GE社のエンジンを搭載しています。 真横から眺めると改めてではありますが、ジャンボ貨物機のスタイルって、短いアッパーデッキでちょっと古い印象ではあります。 離陸準備。 これから誘導路に向かい離陸準備に入るのは、ライオン・エアの便です。 現在成田に乗入れているのはタイ・ライオンエアの路線なのですが、この機体の社名ロゴには「THAI」の文字が見当たりません。 時刻からすると、タイ・バンコク行きの便のようなのですが。 スクート便。 次に到着したのは、黄色い機体の小型機、スクートエアのA320Neo。 エアバス社の飛行機らしい、少し丸っこい感じの先頭部は、黄色一色の塗装ではいささかズングリといった印象を受けます。 そして、機体の割に太いサイズのエンジンです。 シンガポールのLLCキャリアなのですが、新型コロナで乗客激減でも、LLCが国際線飛ばすだけの体力があるのでしょうか。 A330Neo。 こちらは離陸準備に入ってタキシング中の、ライオン・エア(タイ・ライオン・エア?)の、エアバスA330Neoです。 同じエアバス社製の機体ながら、上の写真のA320Neoとは正面のデザインが大違いで、鋭い先頭部はむしろボーイング機かとの印象を受けさえします。 B787。 そして到着したのは、全日空のボーイング787型機。 こちらは正面から見ると顕著なのですが、先端部が機体中心よりもかなり低いデザインで、ボーイングらしからぬスタイルに感じられて仕方ありません。 この時刻の到着ですが、国際線でしょうか、国内線でしょうか。 まだヨーロッパ線の到着時刻じゃありませんし。 離陸。 ライオンエアの便、かなり短い離陸距離で飛び立って行きました。 そこそこの距離だとは思うのですが、燃料を満載していないのでしょうか。 この角度から見ても、頭が下がったデザインはエアバスというよりボーイングっぽい感じです。 貨物機。 垂直尾翼に大きくANAの文字。 しかし真っ白い機体に窓のないデザインは、ANAの貨物機です。 見た感じ、旅客機2対貨物機1くらいの割合での発着です。 本来ならこれから午前のラッシュの時間帯の成田ですから、やはり旅客便が少なく、その便貨便ががんばっているようです。 。 たった今到着したばかりのANA貨物機。 ゆっくりと誘導路を進んで行きます。 手前のベトナム機。 ギャレーへの積み込みが終わったのか、リフターが離れ、後部ドアが閉じられます。 出発準備。 私の到着時から目の前に横たわっていベトナム機。 そろそろ出発時刻のようで、推進で誘導路に向かいます。 そこそこの時間ここに居た気がしますが、この便の離陸までは見届けようと思っています。 方向転換。 牽引車に押されてバック、そのまま方向転換で誘導路まで進みます。 頭の下がり方が独特のデザインの、ボーイング787型機です。 すれ違い。 誘導路に出ていくところまで牽引車に後押しされたベトナム航空のB787。 その向こうを、たった今着陸したばかりのFEDEX機が通り抜けます。 先端部の雰囲気はかなり異なりますが、頭の下がり方はよく似た感じのボーイング機同士です。 ベトナム機。 牽引機が切り離され、これから自力でタキシングを開始するベトナム機。 ボーイング787って、全日空機を見慣れるとちょっとズングリした印象だったのですが、こうしてベトナム航空機を真横から眺めると、意外と長いイメージです。 塗装のせいもあるのでしょうか。 離陸。 そして、ここから見えない滑走路の端までタキシングしたベトナム機。 今度視界に入って来た時は、すでに離陸中でかなりの速度です。 とは言えかなり重い感じで、離陸距離もやや長めで機首上げも控えめです。 やはり国際線の便です。 燃料満載での離陸、と言った感じです。 機首上げ。 一旦地面を離れた後に、一気に機首上げです。 しかしその角度に対して、実際の離陸上昇角度はさほど大きくなく、かなり重い感じです。 ヨーロッパ線の便と比べると飛行距離は短いはずなのですが、それでもやはりかなり重いのでしょうか。 遠ざかる。 それでも次第に高度を上げながら、だんだん小さくなってゆきます。 ただ、下の金網の位置から推測するに、やはり本日の離陸便の中では一番重量感溢れる離陸角度のベトナム航空機ではありました。 この先も無事な旅が続きますように。 日航機。 ベトナム機の後をすぐ追いかけるように、日航機のB787が離陸してゆきました。 こちらは目の前を通り過ぎた時はすでに地面を離れており、ベトナム機と比べるとかなりの急角度で上昇して行きます。 国内線でしょうか。 それとも近距離の国際線でしょうか。 新型コロナの影響。 さて、昼前になりました。 2時間ばかりゆっくり飛行機を眺めて堪能しましたので、そろそろ都内に戻ろうかと思います。 都心へは往路同様のスカイライナーか、JRの成田エクスプレス。 どうせなら復路はJRかなと何となく思っていたのですが・・・。 次の成田エクスプレスの発車時刻と現在の時刻が恐ろしく乖離しています。 何と言うことか、30分おきにあるはずの成田エクスプレス。 新型コロナの影響で、大幅に運休中なのでした。 一方で、総武快速はちゃんと動いているようです。 これのグリーン車で東京駅まで一直線。 と言う手もあるのですが・・・。 残念ながら、総武快速は、総武本線内はともかく、成田線内で恐ろしく時間が掛かり、東京までは結構な時間が必要。 と言うことで、JRルートはあきらめた方が良い感じです。 スカイライナー。 で、結局往路と同じくスカイライナーを利用することにします。 こちらはちゃんと、通常のダイヤ通り20分ヘッドで運転されているようです。 もっとも、と言うことは往路と同じくお客は僅少で車内はガラガラ、ということでしょうから、通常通りとは言えそれはそれで心配ではあります。 ま、それぞれ戦略はあることでしょうし。 成田エクスプレス。 で、京成のスカイライナーホームに降りてみると。 隣のJRホームに、成田エクスプレスの車両が入って来ました。 何だ、走ってるんじゃないか、と思いましたが。 室内灯は真っ暗で、「試運転」の表示が。 全く走らせずに車庫に入れっぱなし、と言う訳にも行かないのでしょうか。 試運転? 成田エクスプレスの車両。 本当に試運転と見え、ホームに入って来たもののドアが開く気配もありません。 ホームでは「ご乗車になれません」の案内表示が流れ続けています。 暫くすると、そのまま静かに発車してしまいました。 京成ホーム。 さて、こちらは京成電鉄のスカイライナーホームです。 ダイヤ通り20分ヘッドで運転されているとは言え、こちらのホームにも人影は見えません。 これで8両編成の特急を20分おきに走らせて本当に大丈夫か?とちょっとばかり心配になってしまいます。 スカイライナーホーム。 さて、成田第一ターミナル駅。 JR含め3面5線の駅なのですが、ホームの番号は、JRが1番と2番、そして京成は1番から5番までと番号上は7つあることになっています。 これは京成の島式ホームを前後に分けて、京成本線用2線とスカイライナー用2線に使い分けているためで、このため同じ京成ながら改札口も異なります。 と言うことで、線の数より多い、「4番」ホームです、 到着。 隣の5番線にスカイライナーが到着しました。 これが次の折返しスカイライナーになります。 ホームドア、都会ではすっかり定着しました。 かつては「色々な車両が入って来る一般路線ではドアの位置がまちまちで導入困難」などと言われていましたが、色々と構造を工夫すれば何とかなるものです。 スカイライナー券。 さて、成田第1ターミナルの自動販売機で買い求めたスカイライナー券です。 往路の失敗を反省に、今度はちゃんと席を吟味したい。 と言うことで、選んだ座席は3Aです。 ロケーションは完璧なはずです。 これで近くに他のお客さえ来なければ・・・。 車内。 で、車内の様子はと言えば。 予想通りお客は僅少、というより皆無!です。 ま、空港内の様子がアレでしたから予想通りと言えばそれまでですが。 しかし飛行機の到着を見るに、お客が皆無と言う訳ではないでしょうから、次の第2ターミナルからは幾らか乗車があるのではないかと予想されます。 3A席。 買い求めた3号車3A席。 予定通りのロケーションです。 スカイライナーのブラインド。 横引きカーテンではなく巻き上げ式のブラインドですが、こんな感じでナイロンのワイヤーがガイドになります。 ちゃんとスムーズに動くのか少し心配で、若干引っかかりがあるようですが、使うお客は必要としているので、真面目にちゃんと操作するのでしょう。 撮影用に前の座席のカーテンは降ろしていますが、もちろんこれは発車までには巻き上げます。 信号場。 トンネルを抜けると、列車は信号場横を通過します。 「横」と言うのは、現在スカイライナーが走っているスカイアクセス線の信号場ではなく、併走しているJRの信号場だからです。 つまりスカイライナーには何ら関係ないので、そのまま通過します。 城之内信号場。 JRの城之内信号場。 以前はもう少し先のJR成田寄りに根古屋信号場があったのですが、スカイアクセス線開業に伴い、同じ場所にスカイアクセス線側の信号場が設置され、こちらに移設されました。 元々成田新幹線の予定地だった区間を異なる軌間の路線で分け合った単線並列構造の区間。 その割に列車本数はそこそこ設定のため、このように信号場が必要になって来ます。 併走。 成田空港駅を出てからは暫くJRと併走区間。 一見複線区間に見えますが、別路線の単線併走区間。 何よりそもそも軌間が異なる鉄道会社ですので、同じ線路上を走ることはできません。 そして、東関東自動車道の高架が見えてくると、間もなく両線は分れてゆきます。 高架線。 高架の幅が次第に広くなり、JRの線路との間隔が少しづつ開いてゆきます。 併走区間はこのあたりで終わり。 間もなくスカイアクセス線の単独路線に入ります。 分岐点。 JRとの分岐点。 JR側の線路はここで高架を離れ、地上の成田線へと合流します。 こちら側の線路は用地だけは複線仕様なのですが、現在は単線状態です。 本来ならばこちら側が成田新幹線の路線になるはずでした。 成田線。 JR線と別れて直後。 スカイライナーはJRの成田線をオーバークロスします。 もともと単線の成田線。 従って線路容量はさほど大きくありません。 ご覧の通り、もともと田舎のローカル線的路線なので複線化は望めませんが、成田空港までは「成田エクスプレス」と快速が乗入れて来るので、新型コロナが無ければこの区間だけは結構な列車本数となります。 お陰で、快速列車とは言いながら、線内で対向列車の待合わせもあり、東京まで時間が掛かるのが難点です。 田園風景。 さて、「スカイライナー」の方はこの区間、在来線では国内最高の時速160キロで快走します。 さすがに160キロの速度になると、在来線と言うよりは新幹線に乗っているような感じで風景が流れてゆきます。 もっとも、最高速度が出せる区間は、さほど長くはありません。 対向列車。 この区間、各駅停車の列車とスカイライナーの線路が別れているため快調に飛ばします。 という感じの写真なのですが、実はこの区間は160キロでは走行せず、普通の在来線特急的な走り方です。 とは言え停車駅は僅少ですから、いかにも特急と言う感じではあります。 一時期減便されたスカイライナーではありますが、この乗車の2021年11月末時点では元に戻されていたため、頻繁にすれ違いがありました。 新鎌ヶ谷。 新鎌ヶ谷駅を通過します。 かつては東武鉄道と新京成が交差するだけの場所でしたが、現在は大きな総合駅的存在となりました。 京成電鉄も、空港アクセス特急は停車しますが、このスカイライナーはあっさりと通過です。 京成高砂。 京成高砂駅です。 ここで京成本線と合流です。 高架線を降り、下町然とした感じの景色になりました。 賑やかそうな駅ですが、スカイライナーはこの駅もあっさり通過します。 中川。 京成高砂を出るとすぐに渡るのが中川の橋梁。 右手にはスカイツリーが見えており、都心も間近です。 この中川。 目の前に橋があるので判りにくいですが、この地点のすぐ先で、荒川に合流する中川と、江戸川分流に合流する新中川に分れます。 中川の方は、このあたりでは珍しい、荒川合流地点まで左右にうねった三日月湖でもできそうな線形を描く川です。 昔は多く見られましたが、治水のための河川改修の結果、大きな川の河口付近では一直線のところが多いのですが、ちょっと珍しい地形です。 常磐線。 千住大橋の手前で、JR常磐線とつくばエクスプレスの路線を越えます。 何本もの線路が併走して真っ直ぐに伸びているのを見ると、流石都心の鉄道は違うと思います。 地方と都会の落差も含め、改めて鉄道の役割って何だろうと考えさせられます。 スカイツリー。 スカイツリーが本当に迫って来ました。 そろそろ停車駅日暮里。 そして終点上野が近づきます。 初頭の東京。 本当に快晴です。 JR線。 日暮里を発車し、上野の地下区間に入る手前でJR路線を越えます。 東北本線、常磐線、山手線、京浜東北線の各線を越える(一部正式路線名でない表記有り)訳ですから、さすが「元国鉄」はスケールが違います。 それなのに、列車が走っていないタイミングなのが残念。 地下区間。 地下区間に入りました。 後は上野駅到着までこのまま暗闇の中です。 明かり区間であれば、いろいろ面白い施設がある場所なのですが。 上野到着。 京成上野に到着です。 普通なら列車待ちの乗客の列が見えてもおかしくないのでしょうが、流石に本日は「誰も居ない」と言った方がいい風景ではあります。 ちょっと寂しいですね。 スカイライナー。 上野に到着したスカイライナー。 この後は車内整備の後、再び成田空港に向けて発車することになっています。 残念ながらお客はやはり僅僅少のようです。 スカイライナー。 残念ながら特急ホームはこんな感じの閑古鳥状態でした。 新型コロナの影響は多大ですが、それにも負けず頑張ってほしいスカイライナーです。 イヤ、それよりも一刻も早く新型コロナが収まることを望みます。 2022年9月10日追加 以下、本編旅行とは関係ない、成田空港がらみのちょっぴり(恐ろしく?)アニオタなページです。 飛行機@成田空港。 スカイライナーのミニ旅行記本編とは関係ありませんが、成田空港がらみでちょっぴりアニオタな追加ページを。 記憶に間違いなければ、1993年にオンエアのアニメだったと思います。 設定上の場所は成田空港。 飛行機はロンドン・ヒースロー行きのNAL1941便。 当時のことですから、機材はボーイング747ですね。 -400でしょうか。 ちゃんとウィングレット付いてます。 快速列車。 横須賀総武快速です。 主人公が横浜から成田空港に向かうという設定です。 タイフォンの位置が、ちゃんと地下乗り入れ用車両の低い位置です。 ところがこの電車。 このシーンでは、画面で見るとどう見ても向こうからこっちに走っている。 つまり日本の通常の路線とは異なる右側通行として描かれています。 製作にやたら外注をつかっていたようなので、韓国あたりの仕事なのかな? とは言え後ろにランドマークタワーがそびえているように、監督の?強いこだわりが随所に出てきて面白いアニメです。 快速車内。 成田空港に向かうヒロイン。 シンプルながら113系の車内がしっかり描かれています。 すれ違うのは同じ横須賀色の113系。 なぜかこのシーンでは、ちゃんと左側通行になっています。 すれ違い。 快速列車同士のすれ違い。 乗客窓が2連タイプに描かれていますが、ま、細かいことは良しとしましょう。 ところがこの列車。 どちらもクーラーが無くベンチレータだけです。 しかもちゃんと丸いグローブ型になっている。 もしかして、区間はすでに成田線のローカル列車? そんなハズはないんですが、あちこち参考にしたんでしょうね。 乗り換え。 はい。 ちゃんと成田エクスプレスに乗り換えています。 当時は、横浜始発のNEXってまだ無かったのかな? 成田エクスプレス。 1993年当時のことですから、成田エクスプレスの車両は251系です。 こちらも当時のアニメとしては比較的良く描かれています。 ちゃんと左側通行しています。 トンネル。 間もなく成田空港到着。 なんでしょうね。 列車はトンネルの暗闇の中です。 色々細かく描かれていますが、アッと驚くのはこの次。 窓の外。 引き続きトンネルの中を走行中。 ヒロインは手元の手紙を確認するのに精一杯で、窓の外は眼中にありません。 ところがこのシーン。 窓の外では、何やらユーモラスな「怪獣?」が火を噴いている姿がちらちらと点滅風に描かれています。 確かに以前、成田空港到着直前のトンネルの中には、こんな仕掛けがありましたね〜。 それを「まもなく成田空港に着くよ」という車内放送などの言葉でなく、こんな絵で描いているのはホント流石としか言いようがありません。 最近のアニメではこんな描写手法は全く珍しくないのですが、1993年当時にこれをやったのは驚きです。 ちなみに、実際には実物は「怪獣の絵」ではありませんでした。 こちらは監督さんの個人的なこだわりと言うか、お遊びと言うか、そんなところのようです。 (「怪獣」ではなく、好みからすると「恐竜」だったかもしれません。他の回でも「恐竜」が出て来ますから。) NEX到着。 成田空港に到着です。 のんびり風に見えますが、到着後、さあダッシュ。 というクライマックスシーンです。 改札口。 一方、改札口で待ち受けるのは、もう一人のヒロイン。(ダブルヒロインながら話の全体構成ではこちらがサブ的。) 双子の姉妹と言う設定でした。 成田空港の改札口。 自動改札じゃありませんね。 そう言えば成田空港駅乗り入れ開始当時はやたら警備が厳しく、改札を出る際に「どこに行くのか」一人一人聞かれたものでした。 横浜駅。 場面と時間は一転して、こちらは横浜駅です。 とある「事件」に巻き込まれるシーンなのですが、横浜駅の景色も簡素ながら良く描かれています。 NAL1941便のジャンボ。 ダブルデッキの部分の太さが、何かジャンボっぽくないような。 しかしちゃんと4発ジェットとしては描かれているようです。 とある駅。 アニメの本編ストーリーには関係なく、オープニングの一シーンです。 東横線の電車にランドマークタワーにアースクロック。 いわゆる「聖地」色をここまで前面に押し出したのは、このアニメあたりからでしょうか。 双子のヒロインに合わせて、オープニングは双子の男性デュオ、エンディングも双子の女性デュオ(こちらは双子の王女役の声優もやっていた。)、ヒロインの声優は双子じゃないけどストーリー通り現役の高校生と、こだわりを恐ろしく前面に出してくる作品でした。 東横線。 本編の中でほぼ毎回必ずと言っていいほど登場するのは、このシーン。 ここだけはおそらく使い回し? 東急東横線の大倉山付近です。 (作品中では「小倉山」という設定) このアングルで山の向こうにビル群が見えるのは、そりゃないだろ〜と言う感じではありますが、細かいことは別。 いわゆる「聖地」以外に、心象表現やら描写がやたら映画的な、こだわり一杯のアニメでした。 こんな感じ。 ダブルヒロインのイメージ。 当時は今の深夜アニメのようなワンクールではなく、一年間通しての放送でした。 ところがあまりにこだわりが強過ぎたのか、人気が低迷したようで、前半の途中から監督が交代してしまいました。 ここに上げたのは第2回つまり前半の部分で、安濃高志さんが監督を務められていた作品です。 降板後(ホントは名前がテロップに出ないだけで、ちゃんと務めてたのでは?)も前半の間は安濃色が極めて濃かったのですが、後半にときたひろこさんが監督になってからは、悪く言えば不思議こだわり色が消えて、フツーの楽しい少女漫画アニメになってしまった。 ちょっと残念。 以上、成田空港にかこつけたオタクのコーナーでした。 --> このページのトップへ
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