尚、追加は下の方になります。最新の追加は 2015年9月13日 <(東京)高崎 〜 金沢> <INDEX> 長野〜金沢 2015年6月乗車 2015年7月26日一部追加 (東京)高崎〜長野 2007年12月乗車 別ページへリンク 2015年6月乗車 金沢駅。 2015年6月某日、長野は善光寺に日帰り旅行に出かけました。 というか、北陸新幹線新開業区間の乗車のついでに善光寺参りをして来た、というのが正確です。 自宅の最寄り駅、山陽新幹線の新倉敷から長野までは、これまでなら名古屋回りで新幹線から特急「しなの」へ乗り継ぎ中央本線・篠ノ井線経由。 というのが、ま、普通のルート。 しかし、北陸新幹線を利用すると、若干ですが北陸回りの方が最速ルートになります。 岡山から始発の「のぞみ」と「サンダーバード」を乗り継いでやって来た金沢駅。 時刻はまだ10時前です。 かがやき乗車口。 さて、サンダーバード1号からの北陸新幹線接続列車は、速達タイプの「かがやき508号」。 これに乗れば11時過ぎには長野に到着なのですが、今回は後続の「はくたか」で各駅を眺めながら向かうことにし、この列車は見送りです。 間近からは初めてじっくりと眺めるE7系です。 前頭部。 前頭部のイメージ、最近の各社新幹線車両とはちょっと変わった感じとなりました。 比較的シンプルなデザインで、トンネルの圧力微動波対策としての凹凸の激しいデザインではありません。 影響は大丈夫なのかなとちょっと心配するところではありますが、外観デザイン的にはすっきりとした好ましい感じです。 安全策。 金沢駅新幹線ホーム。 現状、新幹線の始発駅であり、将来的にも通過列車が設定されるとは思えませんが、頑丈な可動開閉式の安全策が設けられています。 これまで他の駅で見たものより何か大きな、と思ってよく見ると、ドア2つ分の広さが両側に開く大掛かりなものでした。 金沢駅ホーム。 ホームの賑わいです。 というほどにはしかし、人が多いと言う印象ではありません。 右側に停車の「かがやき」はすでに乗車が始まった後ですし、日曜日の10時頃という時間帯ですから、出発の乗客で大混雑する曜日でも時間帯でもないのでしょう。 過度に混雑して殺伐と、と言う感じではなく、和やかな感じの金沢駅ホームでした。 駅名標。 金沢駅ホーム駅名標は、現在のところ下り方隣の駅の表示は片側のみです。 すでに敦賀までの開業時期も一応決定していますので、ここに新しい駅名が入る日も・・・しかし開業までにはまだまだ年月が必要です。 ところで「下り方」と書きましたが、これまでの北陸本線では福井・敦賀・米原方面が「上り方」。 「上り」「下り」の表記では混乱してしまいそうです。 列車案内。 駅ホームの発車案内です。 金沢からは、速達タイプ「かがやき」と、各駅停車(一部通過)タイプの「はくたか」、いずれも東京行きです。 これに加えて2駅隣の富山までの区間列車「つるぎ」が混じります。 「サンダーバード」「しらさき」などの金沢〜富山間廃止で設定された短距離の接続新幹線。 途中の上越区間より、末端の北陸区間の方が乗客が多く、かつ関西・名古屋からの直通客が多いためですが、高岡・富山と福井方面を直通する乗客にとっては、いささか面倒で不便になった面は隠せません。 かがやき発車。 かがやき508号、定刻10時12分に発車してゆきました。 乗車率を見ると、さほどでもないようです。 窓からのぞいた限り、始発駅にしてはそこそこ乗っている指定席と、意外と空いている自由席、といった印象でした。 はくたか入線。 12番線に「はくたか560号」が白山総合車両所側から入ってきました。 こちらがこれから乗車する列車です。 車両は「かがやき」と同じくE7系12両編成で、現在のところこの区間で見られる新幹線はこの車両だけです。 開業から3ヵ月が経過したとはいえ、「初めてこの新幹線に乗車する」というお客も多いようで、あちこちで注目の的です。 車内。 内装もこれまでと少し変わったE7系の車内。 派手すぎない赤いシートが並びます。 N700系と同じくプラスチック製の窓を採用している関係で面積の小さな窓は、これまでの北陸新幹線(長野新幹線)のE4系とは対照的です。 東京起点の列車ですから、北陸地区では日本海側が3列席で北アルプス側が2列席、というのが、関西側からやって来た者としてはやや違和感がない訳ではありません。 それはともかく、乗車開始後の自由席の車内なのですが、乗客は僅少です。 JR西日本が発表した乗客数の推移では、新幹線開業でかなりの増加があった(しかも休日の増が大きい)ようですが、この列車に限ってはかなり寂しい状況です。 どちらかと言うと、「実際に乗って見るとガラガラ」とあちこちに書かれている記事に近いイメージです。 ま、長野東京方面には20分前に速達「かがやき」が発車したばかりですし、新幹線開業で輸送量は格段に増えていますから、この列車に限って言えば「こんなもの」なのかもしれません。 東京行き。 「はくたか560号」の列車案内。 金沢駅に「東京」行きの文字が登場です。 かつては、長野回りの「白山」、長岡回りの「はくたか」の両特急がありましたし、数年前まで夜行急行「能登」や「北陸」が上野との間を結んでいましたが、新幹線では東京駅と直結です。 先頭部。 停車中の「はくたか」。 12番線東京側先頭部の様子です。 あまり引きがとれない狭いスペースですが、自由席の乗客の少なさに関わらず、発車前のひととき。 ここだけは家族連れなどで大賑わいです。 何しろ子供連れが多いため、なかなか割り込めないスペースと雰囲気。 ではありますが、ちょっとだけ(強引でない程度に)失礼して撮影させていただきます。 新高岡駅。 金沢を出て、倶利伽羅峠を越えるという感じが全くないままにトンネルを抜けると高岡へ。 しかし新幹線は市街地の高岡駅へは乗り入れず、少し南の「新高岡」が新しい駅です。 JR在来線とは城端線に接続していますが、北陸本線が第三セクター「あいの風富山鉄道」に移管されたため、高岡起点の城端線と氷見線はJR在来線と接続しない「根なし草」になってしまいました。 高架を走る列車の左手車窓彼方に、高岡の市街地が望まれます。 車内放送での「氷見方面へは城端線で高岡お乗換」という乗換案内に、少々違和感を覚えます。 富山駅。 富山に到着です。 途中新高岡に停車しても金沢からはわずか22分。 こうして見ると、やはり富山までは金沢乗り換えが煩わしく感じられます。 富山駅へは新幹線開業直前の2月に訪れたばかりですが、新幹線ホームは初めてです。 「つるぎ」折り返し列車もあり、2面4線の立派な駅ですが、在来線ホームにあった華やかさがあまり感じられない、窓越しの富山駅でした。 黒部宇奈月温泉駅。 富山の次の駅は「黒部宇奈月温泉」です。 新規開業の北陸新幹線では唯一、JR在来線(JR移管の第3セクター含む)と接続していない駅ですが、ここでは富山地方鉄道の新駅「新黒部」駅と接続しています。 立地的には北陸自動車道のインターチェンジが至近ですので、観光の団体客には意外と便利かもしれません。 しかし駅名標で見ると、漢字7文字の「黒部宇奈月温泉」って、長いなーという感じです。 「宇奈月温泉」駅がある関係で、接続の富山地鉄の駅名の方は「新黒部」駅になりましたが、どうせなら新幹線も「新黒部宇奈月温泉」にした方が統一感があったかも。 ますます長くなりますが。 糸魚川駅。 トンネルの多い北陸新幹線。 黒部〜糸魚川間も同様で、海岸近くを走るにもかかわらず、北アルプスが日本海に突き出る部分をトンネルで突っ切るため、平地に出たと思ったらもう青海付近で、ほどなく糸魚川に到着です。 ここはJR北陸本線駅に併設された駅ですが、北陸本線の方が第3セクター「えちごトキめき鉄道」になってしまいましたので、接続する唯一のJRは、こちらも西日本からは「根なし草」になった大糸線のみです。 いっそのこと大糸線の西日本区間ををJR東日本に移管して1社でまとめては?とも思いますが、非電化ローカルの南小谷〜糸魚川では、それも無理な話かも。 上越妙高駅。 さて、糸魚川から再び海岸近くのトンネル区間を走った後、列車は「上越妙高」に到着です。 「直江津」でも「高田」でもなく、新駅は信越本線の旧「脇野田」駅を移設後に併設された「上越妙高」駅です。 ただの「上越」ではなく「妙高」の文字が付加されているところが、微妙な駅の位置を表しています。 長野から富山金沢方面に向かう地勢上の難しさと新幹線の駅誘致のバランスと言えばそれまでですが、ここでも上越市の高田・直江津両市街にとっては、いささか不便な乗り換えを余儀なくされることになりました。 上越妙高駅。 上越妙高駅。 駅名表のデザインから判るように、ここからはJR東日本の駅であり、区間でもあります。 新大阪や博多と異なり、中心的なターミナル駅でなく中間駅で会社が変わる、新幹線では初めてのケースです。 上の写真、何かあるかとホームに出てみたところですが、何事もなく乗降が終わると直ちに発車です。 乗務員はこの先も引き続きJR西日本が担当し、長野で東日本に引き継がれます。 意外にも、なんて書くと失礼かもしれませんが、ローカル然とした場所にあるこの駅で乗客が結構増えました。 もちろんまだまだ満員には程遠い状況ですが、やはり上越市まで来ると東京圏との結びつきが一気に強くなる感じがします。 長野間近。 さて、現在乗車している「はくたか560号」。 各駅停車タイプですが一部通過する駅もあり、長野までは「飯山」が唯一の通過駅です。 これまで各駅で撮影したホーム駅名標。 各駅とも、自由席に陣取っているとちょうど良い位置に停車してくれたのですが、通過の飯山駅では、シャッタースピードと感度を上げて撮るしかない。 と思っていたのですが。 「トンネル区間を走っているうちに」と立った手洗いの間に通過してしまいました。 どうも在来線の距離感と時間間隔が抜けなかったようで、意外と速い!上越妙高と飯山の間でした。 席に戻って見ると、窓の外はすでに広い長野盆地です。 長野到着。 長野に到着です。 もちろん終着ではなくまだまだ中間点で、列車はこの先東京まで向かいますが、今回の乗車はここまでです。 直通で乗車したい気持ちはありますが、ここから先はこれまでに乗車したことがあり、何より今回の旅行。 JR西日本のフリーきっぷ「おとなびパス」の余り日数を有効活用した旅ですので、できるだけ西日本区間を長く乗ることが必須。 東日本区間となる「上越妙高〜長野」往復分は別料金です。 この長野駅で、乗務員もJR西日本から東日本に引き継がれます。 E7系。 前回来た時は列車は東日本のE2系でしたが、現在ではE7系の牙城、と言った感じです。 すでに金沢開業前から「あさま」の運用に入っていましたのでここではお馴染みでしょうが、長野と言えばE2系の50/60Hz共用仕様編成、というイメージからは様変わりです。 本当はこの両列車の間にもう一編成いたのですが、「はくたか560号」到着とほぼ入れ替わりに発車してしまい残念。 新幹線ホーム。 長野駅の駅名表とE7系。 今後はこれが長野駅を代表する組合せとなりそうです。 部分的に見ても何かカッコ良い感じのE7系です。 E7系と「あさま」。 北陸新幹線。 18年前に先行開業した長野までは、現在も東京からの区間列車「あさま」が多数設定されています。 こちらは従来のE4系が充当されているようですが、編成の短い「あさま」。 12両編成のE7系と並ぶとずっと控えめで、遠慮がちに見えます。 2015年9月13日追加 善光寺山門。 さて、観光です。 長野といえば善光寺。 ということで、本日ここだけ、ピンポイントの善光寺参りです。 残念ながら雨模様。 傘が要るかいらないか、と言った感じの天候ではあります。 7年に一度の善光寺前立本尊御開帳は5月末で終了しましたが、前回ここに参ったときは山門の大改修工事中。 全体に大きな覆いが被せられていましたので、山門の全容を眺めるのは初めてです。 善光寺。 本堂もさることながら、堂々たるつくりの山門です。 大きな金文字の「善光寺」。 山門に上っている観光客と比較すると、その大きさがよくわかります。 仲見世通り。 長野駅から善光寺までは、善光寺口駅前バス停から直通バスが至極便利。 小雨模様でもあり、往路は速攻でバスに乗車しましたが、幸い雨も小降りになりました。 仲見世通りから中央通りを少しだけ歩いてみたい気もしますし、折角の信州長野ですから、通りの両側に並ぶ「蕎麦屋」のいずれかに入って見たいと思います。 小雨にもかかわらず、観光客の多い長野は善光寺でした。 「はくたか」到着。 さて、ピンポイントの観光と昼食の蕎麦を終えた後は、再び北陸新幹線「はくたか」で金沢に向かいます。 先にも書きましたが今回はJR西日本のフリーきっぷ利用優先ですので、再び北陸回りです。 ちなみに、長野と新倉敷の間の所要時間。 北陸回りだと最速4時間弱で、わずかの差ながら何とこれが最速ルート。これまでの中央本線「しなの」利用なら4時間と少々。そして、新幹線利用で東京経由でさえ名古屋回りより10分弱余計に掛かるだけ。 さすが、新幹線の威力は絶大です。 駅名標。 長野駅の新幹線駅名標。 何の変哲もないシンプルなものですが、改めて見ると、長野駅のJR路線って、新幹線だけになってしまいました。 在来線のJR列車としては松本方面から「しなの」ほか、飯山線からは同線普通列車が入って来ますが、いずれも短区間ながら第三セクター「しなの鉄道」経由で入って来ます。 新幹線が開業の度に線路が分断化されるようで、地方の利便性が向上している例はさほど多いとは言えません。 新幹線金沢開業後の長野駅在来線ホーム表示がどう変わったのか、今回は確かめる時間がありませんでした。 飯山駅。 帰路の列車は往路と同じく「はくたか」。 ですが、この列車は往路は通過だった飯山にも停車します。 ということで、往路に撮り損ねた飯山駅のホーム駅名標です。 「はくたか」全列車停車というわけではないので、やや不便と言えば不便です。 が、これまでは飯山線のローカル列車だけだったわけですから、以前よりは便利になったに違いありません。 松任工場。 今回の旅行とは全く別の日です。 石川県はJRの松任工場。 新幹線開業で戦列を離れた車両群が留置されていました。 北陸本線のJR在来線区間が大幅に第三セクターに移管された関係で、大量の車両が余剰状態になってしまいました。 もっとも、新幹線開業まで、よく延命させながら使った、というような古い車両群でもあります。 かつての主役たちがようやく役目を全て終えた、という感じでもあります。 このページのトップへ
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