かいもん4号のホームページ TRAVEL 北海道 2016年秋
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2016年10月の連休。 プラス1日のお休みを頂いて、北海道旅行に出かけました。
基本は家族連れ(いつもの最小催行人数2名のみ)の観光旅行ですが、ついでに今年春に開業した北海道新幹線に乗車しようというプランです。
あくまで家族「観光」旅行記ですので、「鉄」分は期待しないでください。

尚、追加は下の方になります。最新の追加は 2017年1月22日

東京行き「のぞみ」車内

 北海道旅行です。 岡山からは遠い遠隔の地ですが、今回は目的が目的ですから、往路の道内までは新幹線利用です。
 まずは岡山始発一番列車の「のぞみ104号」で東京まで。
 早朝6時の発車ながら、さすがに観光シーズンの3連休初日。 各線からの乗り継ぎ客を集めて自由席は満席状態です。
 もっとも一番混雑したのは新大阪到着の手前で、そこから先は意外にも、僅かながら空席もある状態でした。

東京駅風景。

 「のぞみ104号」の乗車率から、やや控え目な行楽の出足かなと思っていたのですが。
 東京駅に着いてみると、とても半端じゃない混雑ぶりです。
 特にJR東日本の各新幹線改札口は大混雑。 たくさんある乗換えの自動改札機ですが、長蛇の列で中々進みません。 出発して行く列車はどれも満席です。
 中でも乗車率が高そうだったのが、信州北陸方面に向かう北陸新幹線の列車です。 比較的近場の観光地として、気軽に出かける観光客が多いのでしょうか。

連結部。

 本日これから乗車するのは、新函館北斗行きの東北・北海道新幹線「はやぶさ13号」。 途中盛岡までは秋田行きの「こまち」と併桔運転です。
 どちらの列車も全車指定席ですから自由席の列に並ぶような煩わしさはありません。
 慌てる必要はありませんが、「やまびこ」として到着してから車内整備の後折り返す迄にあまり時間はありませんから、結構慌ただしい感じではあります。
 E5系「はやぶさ」とE6系「こまち」の連結部。 家族連れを中心とするギャラリーで、ひときわ混雑です。

乗車口案内。

 東京駅の乗車口に、北海道の地名が登場しました。
 駅名表示は「新函館北斗」。 「函館開業」と銘打ってはいますが、「函館」でも「新函館」でもなく、「北斗」の2文字が入ります。
 現在の終点・新函館北斗駅は北斗市にある駅で、新幹線では函館市の市街地に入ることはなく、郊外はずれのの市境界付近をほんの少しかすめるだけです。
 この先、「札幌」の表示が見られるようになるのはいつになるでしょうか。 (元気なうちに見てみたいとは思いますが・・・。)

盛岡到着。

 盛岡駅に到着です。
 東京から終点の新函館北斗までは4時間少々。 このうち今回初めて乗車するのは最後の新青森〜新函館北斗間だけ。 ということで、乗ってしまえば食べて飲んでちょっと居眠り、の繰返しです。
 今回は「観光旅行」ですからそれで全く差支えない訳ですが、折角ですから少し長めの停車時間にホームに降りてみます。
 ここで前部の「こまち」が切り離され、一足先に秋田に向けて出発して行きます。
 ところでこの「はやぶさ13号」。 本日は満席とのアナウンスが繰り返されているのですが、東京発車時から立席乗車のお客も多く、デッキは満席状態です。
 どうせ仙台あたりで減るのでは?と思っていたのですが、盛岡を出てもまだまだ満席状態でした。

道内へ。

 新青森を発車すると暫く陸奥湾を左側遠目に眺め、その後連続するトンネルを抜けると「奥津軽いまべつ」駅。そして青函トンネルで北海道に入ります。
 残念ながら、新幹線とは言いながら青函トンネルの中は速度制限のためあまり速くはありません。 実際23分くらいかかりましたので、平均時速は140キロ程と、在来線時代の「白鳥」と大差ない速度でした。
 そしてトンネルを抜けると北海道へ。
 一気に景色が変わる、と言う訳ではありませんが、新幹線で北海道にやって来た、と言う感じではありました。

切符。

 「はやぶさ」は全車指定席ですから、事前に指定席券を確保しています。
 JR東日本の「えきねっと」(JRグループのネット予約システムの中では画面が一番使いやすい、と思う。)からの予約ですので、切符の発券受け取りは東京駅到着後です。
 函館に到着後は改札で回収されてしまいますから、スキャナー取り込みが出来ない。 ということで写真に収めておくことにします。
 予約が若干遅れたせいで、辛うじて確保できたD・Eの2列席でした。

函館山。

 列車は上磯の手前で函館市内まで続く平地部に出て、あとは終点・新函館北斗までトンネルなし。
 なのですが、意外と車窓の眺めがよろしくない。
 最大の理由は、非常に高いコンクリート製の防音壁、ではなく防雪壁?住宅が密集している訳ではないですから。 とにかくこれが邪魔をして、まるでコンクリートの溝の底を走っている感じです。
 ようやく隙間から見えた函館山。
 生憎の雨のため、残念ながら上部は雨雲の中に隠れたままでした。

終点新函館北斗。

 函館山と函館の街から遠ざかるように大きくカーブすると、現在の終点「新函館北斗」に到着です。
 東京から列車で4時間と少々。 かなりの距離ではありますが、意外と早いな、という感じでもあります。
 本日の「はやぶさ13号」。 満席で立ち客もありの車内でしたが、さすがに新青森駅でそこそこの下車客があり、以降は空席も目立つようになりました。
 しかし、実は新青森から先はガラ空きになるんじゃないか?との予想に反して、(私の乗った車両では)概ね7割くらいの乗客を乗せたままの新函館北斗駅到着でした。
 開業から半年。 まだまだ新幹線での道南観光ブームは続いているようです。

駅名標。

 ホームの駅名標。 平仮名で書くと結構長い感じです。
 現在はここが終着駅ですから、隣駅の表示は「木古内」だけですが、いずれは反対の右側に、札幌方面次の駅が表示されることになります。
 工事や計画の進捗からすると、当分先(生きているうちに開業できるか?)ということになりますが。

ここは「北斗市」。

 駅の施設は「北斗市観光交流センター」併設で、JR駅よりはこちらの方が威張っている感じです。 ローカル線の終点などではよくある造りですが、新幹線の駅となるとちょっと珍しい感じです。
 それだけならともかく、町中市街地にある設備ではなく畑の中にある小駅が生まれ変わったわけですから、周囲の風景とのマッチングでも違和感一杯です。
 駅前広場(というほど広くないですが)の先にあるのは、色々なレンタカー会社の営業所ばかりです。
 本日は我々もJRの接続列車「はこだてライナー」は利用せず、ここからレンタカーで出発。 本旅行中の鉄道利用はこれでオシマイです。
 生憎の雨ですから大した観光は出来ませんが、少し走ってから、函館湯の川温泉に投宿することにします。
 尚、北海道新幹線乗車については、別コーナー 「TRIAL20000」 「北海道新幹線」 にもう少し写真をアップしますので、あわせてご参照ください。
五稜郭タワーより。

 北海道2日目スタートです。
 今回はさほど長い日程ではありませんから、早々に本来の「観光」に精を出すことにします。
 とは言え、すでに何度かやって来た道南方面ですから、あまりあくせくせず、ゆったり目の観光プラン(但し移動距離だけは長い)です。
 まずは宿泊地から至近の五稜郭公園へ。
 10年余り前に来た事があるのですが、この新しい五稜郭タワーに登るのは初めてです。 以前の古いタワーより高く、良い眺めで四方が一望できます。

雨の函館山。

 五稜郭タワーからの眺めは最高、のはずなのですが、いかんせん本日はお天気が非常によろしくない。 残念ながら、今回の旅行中4日間、天気予報では雨が降りがちな生憎の予想になっています。
 駐車場からタワーまでは傘なしで全く平気だったのに、登った途端にかなり激しい雨、というより若干雪混じりのみぞれ状態です。
 しかも高いタワーの上ですから、上から下ではなく、間横に近い感じで。 いや、それ以上に展望ガラス面が下向きに傾いている分、下からたたき上げるような、「降る」という表現が全く似つかわしくない降り方です。
 函館山方面の眺めもご覧の通り。

気まぐれなお天気。

 かようによろしくないお天気ではありますが、ずっと降り続けるわけでもありません。 ちょっと強めに降っていたかと思うと、すぐに止んだり薄日が差したりの繰返しです。
 青空はなくても、雨が上がって見通しさえ聞けば、やはり眺めは最高の五稜郭タワーです。
 上の写真とは全く違った雰囲気の眺めですが、ほんの数分の違いでこんな感じではありました。

青函連絡船。

 レンタカー利用のため、今回は立ち寄る予定はないのですが、JR函館駅周辺。
 函館湾の一番奥、昔の埠頭に青函連絡船大雪丸が係留されています。 メモリアルシップではありますが、今にも出航しそうな感じもします。
 尚、青函連絡船については「GALLERY DOMESTIC」の「青函連絡船」にも若干アップしています。

連絡船埠頭方面。

 連絡船を含め、函館駅から函館山山麓方面の眺めです。
 天気が良ければもう一度函館山に登ってみようかとも思っていたのですが、何しろこの天候です。
 今回はここからの眺めが、旅行中における函館山最至近距離ということにしておきます。

フェリーターミナル。

 同じく五稜郭タワーから、北斗市上磯方面の眺めです。
 連絡船は30年近く前に廃止されましたが、新幹線が開業しても車を運べるわけではありませんから、今でもフェリーは活躍しています。
 函館湾の向こう側の上磯町。 新しい新幹線の高架橋が鮮やかです。
 いやにはっきり鮮やかに見える感じは、前回2年少々前に函館山から眺めた時にも感じましたが、今回乗車して理由が分かりました。
 防音壁が防雪壁(防風壁?)を兼ねているためか、異常に高いのです。 お陰で車窓からの眺めはかなり遮られたままです。

五稜郭。

 2度目の五稜郭観光です。
 1度目はゴールデンウィークだったため、桜には少々早く寒い天候でした。
 本日は雨が降ったり止んだりの天候。
 ですが、幸い歩いているタイミングでは雨は上った状態ではありました。

市電「はやぶさ」?。

 以降、鉄道とは縁のない観光旅行(のはず)ですが、折角の函館ですから、ちょっとだけ休憩を兼ねて路面電車を眺めます。
 終点の湯の川電停。
 やって来た電車は新幹線「はやぶさ」ルック。 と言いたいですが、似ているのは車体の塗装色だけ。 元々角ばったデザインの車体ですから、イメージは全く違います。
 側面の窓を小さく塗りつぶしている(ラッピング?)のは、新幹線H5系のスタイルを意識したのかもしれませんが、すぐ上の四角い枠と相まって、どこかマヌケと言うか、ユーモラスです。
 函館市電については、こちらにも若干写真をアップします。

大間ア方面。

 五稜郭では雨に降られたりしましたが、本日は全体的には昨日よりはお天気はマシそうです。
 次は「恵山岬」に向かいます。 函館から比較的近い(といっても道なりに70キロくらいですが)岬の観光地です。
 襟裳や宗谷・ノサップなどと比べるとやや知名度は劣りますが、北海道の観光「岬」のひとつであり、これまで行きそびれていた残りひとつです。
 ここまで来ると、本州最北端の地・大間崎がかなり近く、対岸に臨むことができます。
 そう言えば数年前に大間崎に行った時も、海の向こうに函館山の形をしっかり確認することができました。

廃線跡?。

 函館から恵山に向かう途中、車窓からこんなものが目に入りました。 どう見ても鉄道の橋脚の残骸です。
 観光旅行ではありますが、「何かある」となると、車を止めて写真の一枚くらいは撮らないわけにはゆきません。
 廃線跡、と言いたいですが、正確には工事は開始されたが開業に至らず中止となってしまった「未成線」の「戸井線」跡です。
 未成線とは言っても、工事はかなり進んでいたらしく、大きな建築物が遺構として残っているようです。

トンネルと橋脚。

 更に進むと、こんな感じのトンネルや橋梁跡もいくつも見られます。
 こうなると車を運転していても、正面や風光明媚な海の方ではなく、山の上の方が気になって仕方ない。
 あまり気にし過ぎても危険なので、思いきって車を止めて、「観光モード」から短時間だけ「鉄モード」に切り替える事にします。
 ここまで出来ていると、完成していたらどんな車窓風景になっていたのかと想像はふくらみますが、何しろ未成線ですから、想像以外に手はありません。
 ま、あまりグズグズしていても今後の行程に支障が出ますので、ここらで再び「観光モード」に戻ることにします。
 尚、戸井線遺構を若干ですが「TRIAL20000」の「戸井線」にアップしています。 合わせてご覧ください。

恵山岬。

 さて、ちょっぴり寄り道(と言う程ではなく、途中で2〜3度車を止めただけのことですが)の後は、本来の目的地・恵山です。
 海岸沿いをぐるりと巡りたいところですが、恵山先端部分は断崖絶壁で道路が途切れていますので、一度恵山の北側を峠越えで、森側から岬先端に廻り込んで[やって来ました。
 漁港の集落を抜けた終点の岬ですが、お客がいるのはレストハウス部分のみで、この石標のある岬先端の灯台付近は、なぜか閑古鳥が鳴いています。
 駐車場からすぐの場所なんですが。

岬の灯台。

 恵山岬灯台です。
 上の石標と並んで駐車場のすぐ横にあり、徒歩での高低差もない便利なロケーションです。 それなのに訪れている人は全くいません。
 何か案内板らしきものもあるのですが、肝心の真ん中は抜け落ちてフレームだけ。 向こう側の風景が良く見えます。

灯台風景。

 恵山岬灯台と岬の風景。
 幸いお天気は回復し、青空が見られるまでになりました。
 喧騒と言う言葉から全くかけ離れた静かな雰囲気で、のどかではあります。

恵山と灯台。

 函館側から近づくと、草の少ない独特の山容が特徴的な恵山です。
 岬の先端ですからさほど高い山ではありませんが、登るとなると大変そう。
 灯台も機能上それほど高い必要はないのか、海のすぐそば(それでも海面からはかなりの高さではありますが)というイメージです。

灯台資料館。

 資料展示と展望台を兼ねた、灯台資料館です。
 さほど広くない駐車場を挟んで灯台と反対側、いずれも非常に至近にあります。
 何か飲み物でも求めようかと思ったのですが、残念ながら立派な綺麗な施設は閉じられたままでした。

休館中。

 そして、灯台資料館の玄関にはこんな表示が。
 「当分の間」とあるのが「永遠に」休館、そのまま廃止というのがよくあるいつものパターンです。
 それにしても、平成28年4月から休館ということは、北海道新幹線の開業とほぼ同時ということです。 新幹線開業による観光ブームの恩恵とは全く無縁、ということでしょうか。
 ブームの中心となる函館市の運営する施設なのですが。
 どうやら新幹線開業の恩恵を受けているのは利便性の良いメジャーな観光地のみで、市内ながらメインの観光ルートから大きく外れた恵山は、賑わいの蚊帳の外のようです。
 この後は移動が中心ですので、本日の記録はここまでです。

黒岳ロープウェイ。

 北海道3日目です。
 本日は早朝に予定を組み込んでいたのですが、未明からの激しい雨で、あえて朝食前に外に出かける気が全くしません。 宿のある日本海側は、昼頃までずっと雨の天気予報となっています。
 早朝の活動を断念して宿でゆったりと朝食を取り、午前中は多少天気がマシそうな道央寄りの観光に切替です。
層雲峡は黒岳のロープウェイ乗り場までやって来ました。

層雲峡。

 2度目の黒岳ロープウェイですが、折角の観光旅行で一大観光地ですから登ってみることにします。
 昨日一昨日と、10月半ばの北海道にしてはあまり紅葉が見られなかったのですが、層雲峡に近づき道路が高地に登るにつれ、綺麗な色が時々見られるようになってきました。
 ロープウェイから俯瞰すると綺麗な眺め。 と思ったのですが、写真で見るとあまり紅葉が目立ちません。

紅葉と雪。

 反対のゴンドラとすれ違うあたりまで来ると紅葉は一層鮮やかに、と言いたいのですが、逆にすでに枯れた感じ。
 白樺は枝が目立つばかりで、葉は全く目立ちません。
 それより、高い所はすでに白く雪をかぶっています。
 目の前、谷の向こう側の頂上は雪だなと思っていましたが、ゴンドラの直下の地面も雪の白い色が目立つようになりました。

鉄塔。

 かなり登り、終点の黒岳五合目手前の鉄塔です。
これまで下方の眺めは空中を散歩している感じで、さほど体感はありませんでしたが・・・。
風でゴンドラが相当に揺れています。 結構な揺れ幅で、鉄塔にぶつかるんじゃないかと言う感じ。
 先ほどからいやに減速しているなと思ったら、この鉄塔の横を通過するためだったようです。
 もともとそれだけ離れているのかわかりませんが、ゴンドラ内から見ると、揺れた時の最接近は数10センチかな、と言う感じでした。

終点間近。

 黒岳5合目、ロープウェイ終点付近駅です。
 紅葉の世界から、ほんの7分ほどで雪景色に変わりました。
 生憎青空とはゆかず、霧か雪のような天候ではあります。
 ま、車では雪の中までは来られないでしょうし、これはこれでいいことにしておきます。

展望台から。

 五合目駅の展望台から下方を眺めると、かなり低い所までうっすら雪景色になっているのがわかります。
 もっとも麓駅自体が、標高600メートルほどのやや高地に位置するわけではありますが。
 写真直下の雪面は、五合目駅の屋根上面です。

山頂方面。

 五合目駅から、上方黒岳山頂方面を望みます。
 このタイミングでは雪は降っていませんが、黒岳山頂方面は霧の中で、残念ながら見通しは利きません。
 ここから徒歩で少し登ると、リフトに乗り換えて更に上を目指すこともできるわけですが、さすがにこの天候ですから、本日はここまでということにしておきます。

雪景色。

 さて、外に出てみると、ご覧の通り。
 麓駅では想像もしていなかった、あっと驚く雪景色の中。 秋と言うよりはすでに真冬の風景です。
 もっとも北海道ですから、本当に真冬になるとこんなものではないのでしょうが。

観光写真。

 ま、さほど寒過ぎず雪も深過ぎず、記念写真を撮るなら程良い感じの雪景色という感じではありました。
 こんな状況ですから、雪の中をほんの少し歩いた後は、満足して引き返すことにします。

ロープウェイ到着?。

 頃良い便のロープウェイで秋の世界に引き返すことにします。
 が・・・。 折り返し乗車予定のゴンドラ。
 目の前まで到着しながら、なかなかホームに入ることができません。 先ほど登って来る時もそうでしたが、相当に強風で左右に大きく揺られているようです。
 ご覧のように大きく傾き、そのまま駅に進入すると、ホームのコンクリートに激突するのは明らかですから、ほぼ停止に近い微速前進で揺れが収まるのを待つ状態です。

ロープウェイ到着?。

 上の写真と合わせてご覧いただくと判りやすいかと思いますが。 こんな感じで左右に揺れています。
 果たして無事到着できるのか?と思っていましたが、それでも次第に揺れが小さくなりかけたタイミングを見計らってゴンドラを前進させます。
 最後は前部下側面をホームにぶつけて強引に揺れを止めます。
 大きな音を立てながら左右に2度3度とぶつかり、ようやくホームに進入です。
 「今日はまだマシな方」とのことで、本当に危険になるともちろん運転を中止します。
 それにしても、どこのテーマパークのアトラクション?という感じではありました。


増毛駅。

 午後は層雲峡から再び日本海側、今朝の宿泊地近くに逆戻り。
 やって来たのは、増毛駅です。
 今年(2016年)の12月4日の運行をもって、JR北海道・留萌本線のうち留萌〜増毛駅間の区間が廃止されました。
 今回は(今後も)乗車の予定はありませんが、もう一度列車がやって来るところを眺めたいと思い、観光旅行のついでに2年少々振りにやって来た増毛駅でした。

行き止まり。

 2本のレールと1面のホームがあるだけの増毛駅。 (後方に駅舎もありますが。)
 1日にやって来る列車は僅少で、なおかつ早朝と夜を除くと、時刻を見計らってやって来ないと列車を拝むことは出来ません。
 他の海岸沿いの路線とは違い、比較的雪や悪天候の影響は少ないと思われる路線ですが、落石の影響で暫く運休し、廃止を前提の僅かの期間の営業再開でした。

終着駅。

 ホームから眺めた増毛駅駅舎です。
 ありきたりと言えばありきたりで、さほど特徴とか希少価値とかありそうな感じではありませんが、それなりの雰囲気は出しています。
 「留萌本線終着駅」との表示ですが、最近はJR各社とも路線名案内から「本」の文字を落とすところが多くなってきました。
 もっとも、特に北海道では「本線」らしくない本線が幾つもあったのも確かです。

列車到着。

 営業列車の停まっている増毛駅の風景です。
 すでに廃止前の乗車目当てのお客もいますが、3連休の3日目午後ということもあり、おそらく普段より増結されたであろう2両編成の列車から降りてきた乗客は、さほど多くはありませんでした。

遊覧船。

 3日目の宿泊地は、再び道南に戻り洞爺湖温泉です。
 基本「道南の観光旅行」との振れ込みですが、結構無駄に移動距離が長いのは、増毛訪問とか変な下心を混ぜ込んだせいでもあります。
 夜の洞爺湖はすでにかなり寒い感じではありますが、花火観光の観光船は出航準備が整っていました。
 但し乗船客は少なそうです。

花火。

 夏場、というより10月末までは毎日開催されている、洞爺湖温泉の宿泊客向け観光花火。 すでに寒い感じですから、今回もホテルの窓から眺めます。
 とは言え湖側の高い階の部屋ですから、眺めは抜群です。
 湖沿いに並んだホテルの宿泊客に等しく均等に?見せるため、打ち上げ場所は西から徐々に東に移動して行きます。

朝の洞爺湖。

 道内最終日4日目。 本日は予報通り、朝から晴天です。
 夕刻から夜にかけて一時的に雨になるとの予報も出ていますが、おそらくは飛行機に乗っている時刻でしょうからスケジュールに支障は全くなさそうです。
 ホテルの部屋から目の前に広がる、美しい洞爺湖と羊蹄山でした。

羊蹄山。

 湖の向こうには羊蹄山がはっきりと望めます。
 山頂付近に若干雲が掛かっていますが、隠れてしまうことはなさそうです。
 本日は、少し車を走らせて羊蹄山を近くから眺める予定です。

京極駅跡付近。

 羊蹄山の麓です。 (写真には写っていませんが。)
 噴出し湧水で知られる京極町。 湧水はともかく、やって来たのは旧国鉄胆振線の京極駅跡付近です。
 2008年の旅行時、付近をうろうろしながらも京極駅跡が特定できまでんでした。 今回は多少ですが事前にリサーチしての訪問です。
 京極町のど真ん中、ではなく、街並みの外れといった感じの場所にある、巨大なJAの施設。 これが京極駅跡でした。
 列車は倶知安方面に出発すると、写真の方向すぐに市街地を外れて田んぼの中に入ってしまいます。
 背中側がJAの施設ですが、完全に整地されていますので、駅の遺構を辿ることは出来そうにありません。
尚、若干の写真を TRIAL20000 の 胆振線 にもアップしています。 合わせてご覧ください。

展望台から。

 京極から洞爺までの間、羊蹄山と洞爺湖を巡りながらミニ観光中です。
 あくまで観光旅行ですから、洞爺湖の南岸ルート経由。 従って、胆振線跡を眺めたのは上の写真の京極駅付近程度です。
洞爺湖を俯瞰するのはいくつかポイントがありますが、そのひとつ。 サイロ展望台。
 それほど標高が高い訳ではなく、湖岸まではやや距離がありますが、長めの良いポイントではあります。
 観光バスが発着する休憩スポットでもありました。
2017年1月22日追加


振内駅跡。

 さて、このまま高速道経由で新千歳空港へ。
 には少々時間がありすぎますので、もう一つだけ寄り道です。 (と言うには随分と走行距離が長いですが。)
 ◎◎道の苫小牧分岐を千歳側には向かわず、日高側へ。 途中苫東までは、ムダに広くて立派な片側2車線の直線の道路が続きます。
 苫東本体と並び、政策の失敗で無駄な税金が投入されている気がして仕方ありません。
 それはさておき、日高鵡川で高速道を降りて、やって来たのは振内です。
 旧国鉄富内線跡。 振内駅跡と、振内鉄道記念館???です。
 振内駅ホーム跡は、4??年前にやって来た時とほぼ同じ姿でした。

駅構内。

 振内駅跡、終点日高町方面の出発側です。
 右端に僅かに写っている建物は、振内鉄道記念館。
 前回訪問した時は、お盆休みの夕方でもあり、玄関は施錠されていました。 今回もあまり期待はしていなかったのですが、ちゃんと「営業」中でした。
 というより、館内の役場事務所で業務を行っているので、鍵も開けている、と言う感じです。

鉄道記念館。

 振内鉄道記念館。
 特に入館受付があるわけでもなく窓口があるわけでもなく、「ご自由にお入りください」という感じ。 もちろん入場料は必要ありません。
 隣室の役所の事務の方も、通常の業務を行っており、特別何事もなければ「我関せず」といったスタンスのようです。
 無料とは言え、天井の高い1階部分だけの展示室には、写真を始め数々の「遺産」が展示されており、なかなか楽しめる内容でした。
 尚、振内鉄道記念館については、若干の写真を別コーナー、
GALLERY DOMESTIC の 振内鉄道記念館 にアップしています。
合わせてご覧ください。

日高町駅跡。

 富内線の終点、日高町駅跡です。
 こちらも2年前に車で通過した際に駅跡が判別できなかったのですが、今回は場所だけは事前に調べてやって来ました。 と言っても、鉄道があった「証拠」としては、駅前広場跡あたりに位置するこの石標程度。 駅のあった敷地は、本日朝訪れた胆振線京極駅跡同様、JAの大きな施設が建てられていました。
 ま、とりあえず2年越しの「課題」は達成です。
 尚、富内線については、
TRIAL20000 の 富内線 に若干ですがアップしています。
 合わせてご覧ください。

新千歳空港。

 日高町からは占冠へ抜けて、そのまま道東道経由で新千歳空港へ。
 占冠まではもっと険しい道かと思っていましたが、軽い峠越え程度。 さほど遠い距離でもなく、意外とアッサリ到着しました。
 かつての鉄道地図から見ると、日高町から先は行く手を阻む山ばかりとの印象を持っていました。 が、富内線が終点日高町から更に占冠を目指していた理由が何となく理解できた気になりました。
 さて、千歳到着後は土産店巡りと軽い食事程度です。
 夕刻の飛行機ですから日中たっぷり観光?に時間を使う事ができた最終日でした。

岡山空港到着。

 晴天でしたが岡山到着はおよそ25分遅れです。
 新千歳発の夕刻の便がどれも「到着便の遅れ」の理由で10分〜1時間程度遅れているようでしたが、それ以上のアナウンスはなかったため、細かい理由はわかりません。
 更に「強い西風の影響」とのことで、フライト時間自体も多少延びたようです。
 途中新潟県あたりまではどこを飛んでいるのかわかりませんでしたが(海岸線らしい街灯りから、日本海上空を飛んでいるらしいのはわかりましたが)、富山から先は間市街地の明かりを上空から確認する事が出来、飛行ルートを窓から確認しながらの帰路でした。

夜の岡山空港。

 遅れて到着した岡山空港。
2年前も同じでしたが、ボーディングブリッジはすべて駐機で埋まっているため、タラップからの降機です。
 途中雨にたたられもした旅行でしたが、最後はほぼ晴天の一日でした。
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