2017年6月、毎年恒例の鹿児島方面への業務出張時に、鹿児島中央駅前で初対面。 今年はこれにしようと決めていました。 それにしても、本コーナー。 「鹿児島」率が高いです。 ■年賀状2018年 <鹿児島市電(鹿児島市交通局) 7500形ユートラムV> 2018年の年賀状は、鹿児島市電の新顔、7500形「ユートラムV」です。 たまたまですが、昨年2017年の6月の鹿児島訪問時に、鹿児島中央駅前で登場間もない7500形を眺める機会がありました。 もちろんカメラにも収めました。 ということで、今年のネタは、早くからこれが候補No.1。 もし年末(年賀状の準備に入る11月末)までに「これは」と言う新車がプレス発表されれば別ですが、そこまでインパクトの強いやつも現れませんでした。 というか、自分でもちょっぴり鹿児島贔屓な気がします。 残念ながら乗車するまでの時間はありませんでしたので、こちらは次回に持ち越しです。 最初に描いた原案のラフ画はこんな感じです。 本当はもう一つ前に、電車の部分も定規を使わない手書きのラフなやつがあったのですが、イメージはあまり変わりません。 この角度が一番特徴出しやすいかなと思っていたので、今回は電車の角度デザインは殆ど迷いませんでした。 但し、より「鹿児島らしさ」を出すために、当初は左側に駅前の大観覧車か「西郷どん」の銅像を入れようと思っていたのですが。 あまりに面倒なのと、「桜島だけで十分か」ということで、手抜きしました。 原画の仕上げです。 上の絵では、非常に面長に見えるユートラムVの特徴を出し切れていない気がして、少し縦横比を微調整して、実車よりも少し「面長」をオーバー気味に書き直しです。 但し、「桜島」は実際に版木を彫る時に適当に描くので、「大体こんなもの」というイメージです。 版木とゴム板に転写のためのトレース墨入れを。 鉛筆のデッサンでは、細い何本もの線で雰囲気を誤魔化せますが、墨入れでは色の境界線が1本の線だけになってしまうので、本当にイメージ通りか判ってしまいます。 今回は、桜島の「噴煙」には色を入れず、空の色を切り取るだけで表現することにします。 年々手抜きの傾向が強まりますが、「最少の手間でそれなりに」ということで。 原画のイメージはこの写真から。 2017年6月の鹿児島中央駅前です。 写真は南側の郡元・谷山方面向きですが、桜島をバックに入れるため、作画のイメージは逆向きです。 尚、これ以外の鹿児島市電の写真は こちらの「鹿児島市電」 のコーナーへ。 鹿児島市電の図柄とは全く関係ありませんが、年賀状ネタを一題。 今年の年賀葉書には、面白い仕掛けが施されていました。 表側左上の「切手」の下部分。 「2018」という数字のすぐ上の、長短7本の縦線。 うち2本がいやにかすれている気がします。 よく見ると、こんなふうになっていたのです。 遊び心というか、何と言うか。 非常に細い線ですから、パッと見ただけでは気づかないかも。 よくこれだけの小さな文字を、原版作って印刷できたな〜、と言う感じです。 最後は紙への印刷ですから、さすがにシャープな文字というわけにはゆかないようです。 スキャナーでも、最大能力の12800dpiでこれが限界でした。 ちなみに受け取った年賀状を観察すると、この仕掛けが施されていたのは、「インクジェット用」の葉書だけだったようです。 やはり紙の質や表面処理の関係でしょうか。
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