テンバガーを達成した敏腕ファンドマネジャー、鶏卵価格が過去10年で最低水準、
「10倍株」音声CD、短期的な運・不運、弱気相場の下落率、小さな会社を買いなさい、
新・生産性立国論、九州旅行、ネット上の飲食店情報、勉強になる相場
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ショートコラム(2018年5月)
■勉強になる相場(2018年5月30日) |
リーマンショック後の2009年以降に株式投資を始めた方にとっては、個人投資家としてのキャリアを積み重ねる上で、今から3年間が一番勉強になる相場のような気がしてなりません。 その分、授業料は若干高くつくかもしれませんけど、しっかり学ばれることをおすすめします。私も水先案内人として、できる限りのお手伝いをするつもりです。 |
■ネット上の飲食店情報(2018年5月28日) |
旅行などで初めての土地を訪れる際は、食べログなどネット上の飲食店情報に頼らざるを得ません。しかしながら、情報そのものに問題があるケースも少なくないです。 今回の九州旅行でも、唐津と鹿児島の“名店”にガッカリさせられました。一方で大した情報を得られず、ダメ元で入った佐敷のお店が大当たりでした。 投資に例えてみれば、食べログを参考に飲食店を探すやり方は、雑誌やネット上のおすすめ銘柄に便乗するようなもの。ろくな結果を招かないでしょう。 いいお店を見つけたければ、何度か同じ場所に通いつつ、自分の足で探すしかなさそうです。 |
■九州旅行(2018年5月26日) |
5月21日から24日まで、九州を旅行してきました。3日間、普通列車が乗り放題の「旅名人の九州満喫キップ」を用い、ローカル線を巡るという、私ならではの旅です。 もともと、アジアの人々に好まれている観光地とはいえ、今回はローカル線の車内でもその姿を見かけ、人気の高さをうかがいしれました。 前回ほど現地視察には力を入れませんでしたが、それでもディスカウントドラッグコスモスやHOTELAZの看板を見ると「九州に来たな」という実感がわきます。 ちなみにこの両チェーン、隣同士で仲良く(?)出店している場所がありました。やはり、類は友を呼ぶのでしょうか。 |
■新・生産性立国論(2018年5月19日) |
遅まきながら、デービッド・アトキンソン氏の最新刊『新・生産性立国論』を読みました。物事の捉え方が投資家目線に近いのは、著書がゴールドマン・サックスでアナリストをしていたからでしょう。 我が国の現状が冷静に分析されており、長期投資のヒントをいくつか得られました。本書を元に銘柄を選ぶのであれば、次の3つがポイントといえそうです。 ●優秀な経営者が率いている 裏を返せば、経営者が無能な会社ばかりで、従業員を安月給でこき使っている、男社会の業界ほどビジネスチャンスを秘めていることなります。 そんなところから、新しい会社がIPOを行えば、注目に値するかもしれません。 |
■小さな会社を買いなさい(2018年5月17日) |
『サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい』という本が売れています。 主旨は分かりますけど、一介のサラリーマンが中小企業を丸々買い、経営を立て直すのは、かなりの困難を伴うような気がしてなりません。 たいていの中小企業には借金があり、銀行から個人保証を求められるのはオーナー社長です。万が一、経営に失敗すれば、どうなるのでしょうか。 これほどのリスクを取るのであれば、不景気・悲観時代を待って、やり手の経営者が率いている中小型株を安値で仕込むほうが賢明です。 300万円でポートフォリオを組み、3年以上保有できれば、そう悪い結果にならないはず。 私が次にやりたいのは、株安局面にて「5000万円で小さな上場企業を10社買う」です。もちろん、そのためには相当の勉強を必要としますが。 バリュー投資塾は、私自身にとっても学びの場場であり、テキストは個人用の資料集です。この積み重ねが、きっと役に立つときが来ると信じて続けています。 |
■弱気相場の下落率(2018年5月14日) |
先日のバリュー投資塾で、弱気相場の下落率に関するご質問をいただきましたので、JPモルガンが公表している米国市場(S&P500指数)のデータを紹介します。 平均値(正確には中央値)はマイナス42%です。S&P500指数は大型株につき、中小型株の下げはもっと厳しいでしょう。このデータが頭に入っていたので、バリュー投資塾では「5割見ておけばいいのではないか」とお答えしました。 もし、このような事態が起こっても退場させられないよう、予め対応を考えておく必要があります。常に最悪の事態を想定しておくのが投資家の仕事です。 |
■短期的な運・不運(2018年5月10日) |
不確実性を伴う株式投資では、短期的な運・不運がつきものです。 しかし実際に成果をあげている方は、不運が続いてもめげずに投資の勉強を続け、最後には運をつかんでいるパターンが多いように思われました。 にもかかわらず、本人は得てして謙虚だったりします。私も言ってみたいですね。「自分は、単に運がいいだけです」と。 |
■「10倍株」音声CD(2018年5月8日) |
5月のバリュー投資塾「10倍株」音声CDを販売します。昨日から編集を始め、本日の午前中に作業を終えました。 余談ながら、少しばかり裏話をしておきますと、かつてはCDの完成まで1週間近くかかっていました。というのは、丸1日分の音声データを聞いて、編集する箇所を特定するだけでも相当の時間を要したからです。 ところが、あるとき「早送りで聞いても、作業に支障は出ない」ことに気づきます。それ以降、格段のスピードアップを図ることができました。思わぬところに、生産性向上のヒントが転がっているものです。 ご購入を希望される方はメールにて、氏名(漢字とカナ)、郵便番号、住所、電話番号、カナ振込人名(ご本人と異なる場合)を記入してお申込みください。折り返し、振込口座などのご案内をいたします。 なお、前もってお申込み・ご入金をいただいた分は、本日に最寄りの郵便局から発送済です。 |
■鶏卵価格が過去10年で最低水準(2018年5月5日) |
ヤフーのトップニュースに「鶏卵価格 過去10年で最低水準 供給過多、低迷長期化も」が掲載されました。 鶏卵の価格が低迷している。JA全農たまごの2日時点の価格は前年を約3割下回り、過去10年で最低水準に落ち込んでいる。 ここ2、3年の相場高を受け、生産量が過剰になっている。出荷を抑制する国の事業が発動されたが、「需給はすぐには改善されず、相場低迷は長引く」(東京都内の流通業者)見込みだ。 投資家であれば、このニュースより、とある銘柄が浮かんだはず。目先の収益は低迷するかもしれませんが、裏を返せば自社のシェアを高めるチャンスです。 経営者がこの状況にどう対応するのか、注目しています。 |
■テンバガーを達成した敏腕ファンドマネジャー(2018年5月2日) |
ひょんなことから岩谷渉平(いわや・しょうへい)氏の存在を知りました。DIAM新興市場日本株ファンドを運用し、基準価格10倍という偉業を成し遂げた敏腕ファンドマネジャーです。 最新の月次レポートによれば、ファンドの組入上位銘柄はセレス(3696)、ベクトル(6058)、ユーザーベース(3956)など、私にとってはやや難しい会社が多かったです。 ただ「今まで以上に日本全体がシュリンクして中で、個々の企業や個人の生産性を上げていく、あるいは人の幸せを増やしていけるような企業は、これまで以上に活躍の余地がある」という同氏の主張には大いに共感できます。 注目しておきたい日本人ファンドマネジャーが、またひとり増えました。 |
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by 角山智