バリュー投資「基本」セミナーテキスト三嶋幸恵さん日曜日の楽しみ東京出張
テクニックよりマインド風邪でダウンバリュー投資セミナーが終わりました岡崎良介氏
レイコフのバランスシートマンネリズムバリュー投資セミナー参加者の声
カルパースのアセット・アロケーション

パーシャル・オーナー
株の長期保有による資産形成


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ショートコラム(2008年3月)

■カルパースのアセット・アロケーション(2008年3月29日)

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ブログ にも書きましたが、カルパースがアセット・アロケーションを変更するようです(参考:年金基金のアセット・アロケーション)。

次のように、かなり大幅なリアロケーションです。債券を減らして不動産やインフレ連動(商品投資など)にシフト、米国株式を減らして外国株式と代替投資(オルタナティブ)にシフトしています。何だか、米国経済(=米国株)の成長鈍化とインフレ高進を警戒しているようなポートフォリオですね。

アセットクラス 変更前 変更後
米国債券
23%
17%
-6%
海外債券
3%
2%
-1%
代替投資
6%
10%
+4%
米国株式
40%
28%
-12%
外国株式
20%
28%
+8%
不動産
8%
10%
+2%
インフレ連動
-
5%
+5%

カルパースは、米国株のパフォーマンスに陰りが見られた2000年以降も優れたリターンをあげています。私たち個人投資家にとってもよきお手本となりそうです。

折りしも、新興国の株式や不動産(REIT)が下がってきました。ここから、じっくりとアセット・アロケーションを組んでいくのも良さそうですね。

カルパースの累積リターン

関連コラム:カルパースがリアロケーションを検討


■バリュー投資セミナー参加者の声(2008年3月28日)

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大変お待たせしました。 トップページにも案内を載せましたが、バリュー投資セミナーの音声CDを発売します。 参考までに、参加された方の声を掲載しておきます(文意を変えない範囲で、若干修正しているところがあります)。

私としては、セミナーの意図(こちらの言いたいこと)が伝わっているようで嬉しいです。特に、バリュー投資「実践」セミナーの第2部では辛口な話もしましたが「マーケットで生き残る」ためには必要なことばかりです。このような話ができるのも自主開催セミナーのメリットです。

また、cpainvestorさんには熱の入った講義をしていただきました。アンケートに書かれている方が少ないのは、1時間近くお話をいただき、会場の使用終了時間が迫ったので、私が慌ててアンケートを回収したためです(cpainvestorさん、すいません)。

もっとcpainvestorさんの話を聞きたい方には「粉飾決算にだまされるな!決算書深読み術」レポート&音声セミナー をおすすめします。

【バリュー投資「基本」セミナー】 

■体系的に基本的なことがまとめられていて役に立った。2時間で基本的なことを確認できたので大変効率のいいセミナーでした。
■実際に話を聞いて、断片的な知識がつながって良かったです。本だけではくみ取れない本質がわかった気がします。
■投資初心者のため、こういう全体的な話を聞かせてもらえて非常におもしろかったです。PL、BS等からの簡易な判断は今後使っていきたいなと思えるものでした。
■参加者が少ないのが興味深い。株価が高いときは満席だったので。
■「実践」セミナーはレベルが高すぎ、私には「基本セミナー」 の方が価値を高く感じました
■自分で良いと思っていたポートフォリオに色々穴のあることがわかった。いつものセミナー以上に価値があると思います。

【バリュー投資「実践」セミナー】

■10年以上の投資経験に基づいた説明は大変参考になった。個人投資家の立場としての角山さんと財務のプロとしてのcpainvestorさんの両方の話が聞けて良かった。
■1部、2部については、実際の売買に有効で役に立つと思った。一方、3部の具体的な銘柄については、このレベルのセミナーでは無用だと思った。
■非常に興味深いお話でした。自分の投資方法は定量面にかたよりすぎる傾向があり、違った見方が参考になりました。
■PMVとカタリストの話がすごくためになりました。行動ファイナンスなども改めて考えると、うまく行動できていないところがあり、その重要性を再認識できて良かったと思います。
■経験に基づくお話が良かったです。第2部は期待以上に参考になりました。考え方と事例の組み合わせはよかったです。
■具体例を挙げての説明が多く、投資暦の浅い人でも分りやすい点や、投資家心理を踏まえて、陥りやすい注意点を示されているところや良いと思います。
■ただ割安なだけでは価値がないのだなと痛感いたしました。


■マンネリズム(2008年3月26日)

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これから書籍の校正で忙しくなるものの、4月後半には一息つけそうです。問題は、何度か書いているとおり、その後どうするかです。

最近、自分でも感じるのは、自宅での作業がマンネリ化していることです。こうなってくると、進歩も止まりますし、モチベーションもあがりません。

何か、新しいことを始めたい衝動に駆られています。おそらく、ゴールデンウィーク明けには行動を起こしていると思います。


■レイコフのバランスシート(2008年3月22日)

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かねがね「危ない」といわれていた不動産関連ですが、不動産ファンドの運営を行っているレイコフが破たんしました。バランスシート(貸借対照表)に前兆が出ていたかどうかチェックしてみましょう。

レイコフ 連結貸借対照表

気になるのは、販売用不動産と長期借入金が急増していることです。その結果、バランスシートが急膨張しており、総資産は188億円から282億円に増えています。

レイコフの行ってきたことは、株式投資でいえば、信用取引で持ち高を膨らませたのと同じです。違いは、株ではなく不動産を売買していたことでしょうか。

このような会社は、追い風が吹いているときには急成長を遂げるのですが、向かい風に変わると変調をきたしてしまうのです。市況が悪化すると、それまで信用取引で目を見張るようなパフォーマンスをあげていた投資家が消えていくように。

問題なのは「追証」を請求されている同業他社があるかもしれないことです。レイコフが序曲にならなければいいのですが・・・。

とにかく、今のような時期はバランスシートに不安を抱えた銘柄は投資対象から外すべきでしょう。好財務の銘柄までが売られているのですから。


■岡崎良介氏(2008年3月19日)

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昨年、私が考えさせられたのはJ-REITの扱いでした。前半は急騰、後半は急落と乱高下したからです。一つのアセット・クラスとして半固定的に持つべきか、それともセクター的に扱うべきか・・・。

そうこうしているうちに、書店で見かけたのが岡崎良介氏の「相場ローテーションを読んでお金を増やそう」です。以前の私であれば「どうせ、当たりもしない予想を述べているのだろう」と手に取らなかったでしょうが、今回は少し気になったのです。

ところが、いい意味で期待を裏切られました。刺激的な表紙は、本を売るための工夫で、内容はすごくオーソドックスです。長期の株、不動産(REIT)、金や原油のデータを元に、関連性が述べられています。そして、相関性しか書かれていないアセット・アロケーションの入門書と異なるのは「不動産が下がると、その後どうなったか」という他のアセット・クラスに与える影響について触れていることです。

本書を参考に、過去のパターンにもとづく「天気図」を作成しておけば「そろそろぐずつくかもしれないので、傘を持って出た方が良さそうだ」という判断に使えそうです(ただし、あくまで参考程度に見るものです)。あまり気に入ってしまったので「これから10年 長期投資のロードマップ」も読んでしまいました。こちらも良書です。

最近思うのは、株式投資は「総合力」だということです。得意領域を持ちながらも、オールラウンドプレーヤーである必要性を感じています。


■バリュー投資セミナーが終わりました(2008年3月17日)

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昨日、大阪でのバリュー投資セミナーが終わりました。参加していただいた皆さん、どうもありがとうございました。これで、昨年の【割安成長株セミナー】 からはじまった一連のシリーズは一旦終了します。もちろん、これからもセミナーは行いますが、テーマをどうするか少し考えたいです。

残りの総まとめは、6冊目「バリュー株投資の強化書」です。しばらく、こちらの校正・編集作業に注力して、いいものを出したいです。

なお、アセット・アロケーション(5冊目の内容)については、何らかの形でフォローしたいと思っています。次回セミナーのテーマとしても検討します。


■風邪でダウン(2008年3月13日)

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風邪を引いてしまうのは、何かが終わり、ほっとしたときが多いです。

案の定、昨夕から風邪の症状が出始めました。16日の大阪セミナーまでに直したいので、今週はゆっくり過ごしたいと思います。

書籍の方は、6冊目「バリュー株投資の強化書」の初校が出ました。4月発行もできなくはないのですが、ページ数が400を超えることや図表の多さから、無理なスケジュールでは質の低下が懸念されるため、5月発行(5/14予定)にしてもらいました。

それでも、4月半ばまでは、作業に時間を取られそうです。今後の身の振り方について考えるのも少し先になりそうです。

なお、5冊目「国際バリュー投資入門」は出版社より音沙汰がありません。ある業界関係者より、市況悪化による「出し渋り」を受けているのではといわれています(苦笑)。


■テクニックよりマインド(2008年3月12日)

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月曜日に東京から戻り、昨日は確定申告書を仕上げていました。ハードスケジュールだったので体はクタクタですが、心は充実しています。

というのは、3/9東京セミナーに参加された方の受講態度から「このようなマーケットからも何かを掴み取ってやろう」という気概を感じたからです。逆に、私の方が勇気付けられました。

最近は、投資書籍やDVDが充実していることもあり、銘柄分析手法においては、個人投資家間でそう大差はないと感じています。それより大切なのは、どのような状況でも「折れない心」です。

東京セミナーに参加された方は、このような状況でも、他の参加者が意欲的であり、私(角山)もcpainvestorさんも全然悲観していないことを実感されたと思います。

何事においても、大切なのは「興味とモチベーションを持続させること」です。投資のヒントは、かなりお話したつもりですが、それ以外にも「こんなときも頑張っている投資家がいる。きついけど自分もそうしよう」と奮起していただければ嬉しいですね。


■東京出張(2008年3月7日)

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明日から東京出張です。

夕方に上京して、資料のコピーを行い、前泊。日曜日は朝からセミナーを開催、翌月曜日は出版社との打合せやインタビューなど、一日仕事です。帰宅は、月曜日の深夜になりそうです。

東京出張時は、スケジュールを目一杯詰め込んでしまうので、いつもこんな感じです。日曜日のオフ会と、帰りの新幹線での缶ビールを楽しみに頑張ってきます。

サラリーマン時代から思っていたことですが、一仕事終えた後、新幹線で飲む缶ビールの味は格別ですね。


■日曜日の楽しみ(2008年3月5日)

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昨日、cpainvestorさんから大変気合の入ったセミナーテキストをいただきました。当日のお話が楽しみです。また、私の方もテキストの再チェックを終え、セミナーの準備が整いつつあります。

他にも用件があり、少し頭を使ってしまったので、本日も軽めの話題です。日曜日の楽しみについてお話しましょう。

* * *

最近、スパーリングワインにはまっています。角山オフィスの休日である日曜日に、テニスの後でハーフボトルを開けるのが楽しみです。手頃なフレシネの「コルドン ネグロ」と「カルタ ネバダ」を交互に飲んでいます。

スパーリングワインは、けっこう和食にも合いますね。焼き鳥(塩)や握り寿司(特に白身)との相性もいいです。今は普通のグラスを使っているのですが、シャンパングラスや合いそうなチーズを探そうかなと思っています。

残念なのは、これから2週間とも日曜日がセミナーにつき、スパーリングワインが味わえないことです。3週間後を楽しみにしながら、仕事に励みます。


■三嶋幸恵さん(2008年3月2日)

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せっかくの休日なので、一息入れた話題を書きます。

私の勤めていた会社では、新入社員研修中に靱(うつぼ)公園で花見をするのが慣わしでした。ある年のこと、新人の女性に「私、美人だと思いますか?」といきなり聞かれ、面食らったことがあります。

なぜ、そんなことを聞いてきたのか分かったのは、彼女が退職するときでした。三嶋幸恵さんは、昼間はOLとして働きながら、夜や休日は女優として活動していたのです。そして、オーライという映画に主演した後、女優業に専念するため、会社を退職して東京に出向きます。

その頃、私も個人投資家としての活動領域を広げていたので「昼は普通のサラリーマンをしながら、会社が終わってからは別の顔を持つ」というところに親近感を持ちました。

一度だけ、東京出張を利用して、彼女に会いにいったことがあります。その日は、舞台稽古で遅くなるとのことで、時間を持て余すことになりました。そこで、時間調整のため入れたのが、当時Yahoo!掲示板で交流していたバリュー投資家さんとのオフ会です。

オフ会が始まったのは、実は不純な(?)動機からでした。www9945さんとは、そのときからの付き合いです。

三嶋幸恵さんは、ネットで名前が出てくるので、今も活躍しているようです。ちょっとした役でTV出演することもあるらしく、名前を見かけたら「あの子だな」と思ってください。

3/3追記:今日、彼女のちょっといい写真を見つけました。こちらです。


■バリュー投資「基本」セミナーテキスト(2008年3月2日)

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本日は【バリュー投資「基本」セミナー】のテキストを作りこんでいました。「バリュー株を選ぶ10のポイント」だけではパンチに欠けるので、こちらもケーススタディを追加しました(太字)。2社の貸借対照表を比較して「どちらが投資対象として優れているか」の検討や会社四季報レベルの情報をどう評価すればいいかについてお話したいです。

なお、東京、大阪とも、午後の【バリュー投資「実践」セミナー】の申し込みが多くなっています。この【バリュー投資「基本」セミナー】はやや時間が短いものの、試験的に3,150円というプライシングを導入したものです。決して「安かろう悪かろう」ではありませんので、是非ともお越しいただければと思います。

はじめに

1.銘柄探しのポイント
2.損益計算書のポイント
3.貸借対照表のポイント
4.キャッシュ・フロー計算書のポイント
5.PERのポイント
6.PBRのポイント
7.配当利回りのポイント
8.ビジネスモデルのポイント
9.ポートフォリオ作成のポイント
10.売買のポイント

11.A社の貸借対照表
12.B社の貸借対照表
13.C社の評価
14.D社の評価



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