九州 壱岐をまるごと楽しもう!
2日目-2



 湯ノ本温泉の湯めぐり


壱岐には古くからある温泉郷がひとつだけあり、それが「湯ノ本温泉」です。 旅館や民宿が数軒静かに佇み、飲食店もチラホラしかない小さな温泉場(”街”と言うほど華やかではない)です

そんな温泉宿の湯をめぐることができる湯めぐり手形が湯ノ本温泉にもあるんです!
「島の温泉 湯めぐり夢気分」と題され、1500円で7ヶ所の温泉施設に入ることができます。(タオルと巾着付き) 以前はもっと内容の濃い企画だったようですが、利用する人が少ないからか名称も変えてトーンダウン。 それでも気軽に湯めぐりできるプランは温泉好きにはありがたいです。

晴天なら観光中心の滞在で温泉は数ヶ所だけという予定だったので湯めぐりしないはずだったのですが、台風でレンタカーをキャンセルしたので遠出できないし、雨は止んだけど風はまだ強い・・・。 宿の付近を歩くくらいしかやること無いので、急遽手形を購入して午後は湯めぐりすることにしました。 ゆうは宿でのんびりコースです。

 湯ノ本温泉 湯めぐり その1


まず最初に向かったのは、湯めぐり手形を販売している施設<サンドーム壱岐>

予想外の大きく立派な施設にちょっと驚きながら、源泉が利用されている露天風呂で台風の風に当たりながら湯浴み

二番目に訪れたのは、サンドーム壱岐からも近い海沿いの旅館<海老館>
”えびかん”?と思ったら”かいろうかん”だそうです(^^;;

湯は木の栓で調節、最初チョロチョロだったのが、栓を抜いたらドバドバ!!
すごくしょっぱい湯です。


三番目はちょっと歩いて高台に建つ<国民宿舎 壱岐島荘>

なぜか脱衣所がすごい湿気でムンムン、これには閉口
こちらの浴槽はひょうたん型でとっても素敵! 思わず見惚れてしまいました。 
湯は時々しか湯口から出てこないのが??不思議。節約モードか温度調整のためかは分からない。

湯疲れしてきたので坂道を下りながら宿へと向かう・・・途中にあるのが、足湯もあるデザイナーズ旅館の<平山旅館>
ここの旅館は食事の素材にもこだわっていて、泊まりたいなぁ〜と料金を調べてビックリ!2万円台だったので速攻却下(汗)

そんな泊まってみたい高級宿の温泉へ勝手に足が向いて四番目
宿泊は高いけど、温泉だけなら500円で気軽に立ち寄りでき、また快く受け入れてくれるその姿勢に頭が下がります。 ここはお勧めです。


 宿で休憩。。。


強烈な食塩泉に立て続けに入浴し、体力の限界・・・。 お腹も空いたので、一度基地(宿)に戻ることにしました。

九州限定のポテトチップウニせんべいを食べて一休み。
 


 湯ノ本温泉 湯めぐり その2


夕食の時間まであと2時間ほど。 湯めぐり手形を買っちゃったからには、全部制覇したい・・・と思ってしまう。

五番目に行ったのが<旅館 長山>
旅館の浴場というよりは、共同浴場っぽい雰囲気のシンプルな浴槽に湯がかけ流されています。 露天風呂があるという看板があったのですが、当日は湯が張られていなくて残念でした。
 


湯ノ本温泉には旅館以外の日帰り入浴施設もあり、手軽に温泉を利用することができます。 なかでも300円ほどの入浴料金でご近所の方の利用が多い公衆浴場が六番目に訪れた<高峰温泉>
先ほど行った国民宿舎よりさらに奥に進むと、立派なホテルの先にあります。 

ここの浴場はシンプルながら清潔で、こんな温泉が近所にあったらなぁ〜と思いました。


旅館とはまたひと味違った公衆浴場にすっかりテンションが上がってしまい、宿泊宿近くにあるもう一ヶ所の公衆浴場にもチャレンジ!

七番目<万福温泉>です。 こちらもこじんまりした浴場で、湯が他とはちょと違う感じ。 しかし温まりは同様で、のぼせそうになる・・・。

帰ろうとドアを開けると外は暴風雨!
 「しまったっ!」 
やはり台風通過中ということで、最後の最後で雨に降られてしまいました。 折りたたみ傘で小走りに宿へ向かいましたが、足はビチョビチョ。こんなところでビーチサンダルが活躍するとは思いませんでした。本当は海で活躍させたかったよぉ〜


 千石荘 2泊目の夕食

結局7ヶ所もの温泉に入ってクタクタになって宿に戻り、部屋でゴロゴロしてたら(し過ぎ・・・だ!)夕食の時間。 
湯めぐりしまくったのでお腹ペコペコです。 しかし、島に来てからずーっと魚や生ものが多くてさすがに”ちょっと違うものが食べたくなってきたなぁ〜”なんて贅沢なことを思いつつ広間へ。

するとどうでしょう! 私の気持ちを察知していたかのように分厚いお肉がテーブルに!!

「やった〜〜っ♪」

連泊2日目の夕食のメニューはこちら。。。

食前酒■梅酒(若女将の手作り)
小鉢■きゅうりとクラゲの酢の物
刺身■イッサキ・ひらす・アジ
蓋物■スズキの煮付け
煮物■烏賊の丸炊き(季節の一品です)
鉄板■牛ステーキ
冷物■トマトのシロップ煮(冷たいうちにどうぞ!)
蒸物■茶碗蒸し
吸物■錦糸海老団子のお吸物
デザート■パイナップル

品数は昨晩と同じくらいですが、ステーキが分厚くてボリュームあって今日もかなりお腹いっぱいになりました。 壱岐牛かどうかは聞かなかったので不明だけど、こんなに厚みがあるのにとっても柔らかくて一気に食べちゃった。 最後の一切れで焼けたステーキの写真を撮ってないことに気づいた次第です(^^;

ほかに印象深い料理といえば「トマトのシロップ煮」
女将さんが煮たそうで、冷たくて甘くて、デザートのようなんだけどトマト!これは初めての味だけどトロッとした食感がクセになりそうなほど美味しい! 失礼ながらこんな洒落た品が出てくるとは思ってなかったので度肝を抜かれた一品でした。
「烏賊の丸炊き」も小ぶりだけど甘い! イカってこんなに美味しかったのかと再認識しました。 島の魚介類は本当に美味しいですね。

2日間とも、手作りの料理を楽しめて満足でした。


 湯ノ本温泉 湯めぐり その3


明日は島滞在最終日。 天気も回復するようなので「明日は温泉より観光するぞ!」ということで、今夜のうちに湯めぐり完了しなければ!と、最後の温泉宿へ

といっても、宿泊旅館の隣なので夜でも安心して出掛けられます。(これも作戦)

八番目に訪れたのが<あづまや旅館>
旅館というよりは湯治宿といった雰囲気です。 静かな夜にお邪魔して湯をお借りしました。
貸切で利用できるのでゆっくりしようと思ったんだけど、外の風はまだまだ強くてなんだか怖い・・・。

これで湯めぐりできる7施設のうち宿泊している千石荘を除いた6ヶ所(プラス公衆浴場2ヶ所)全てを回れました。 お湯はそれぞれ微妙に違うし、浴場も個性的なものからシンプルなものまでバリエーションがあり、楽しかったです。 
宿から少し離れた場所にある日帰り施設の「山口温泉」と「すこやか温泉」(2つは同じ敷地にあるようです)に行けなかったのは残念だったけれど、湯ノ本温泉を”これでもかっ!”ってほど堪能できました


 湯ノ本温泉「千石荘」 2日目の夜


部屋に戻り、宿のお風呂で最後にあったまってから布団へ。
明日は果たして船は運航するのだろうか?と不安を抱きつつ、眠りにつきました。



   ≪back top next≫


HOME旅日記目次壱岐をまるごと楽しもう!TOP>2-2