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※ 価格およびレートは1997年GW当時のものです ※
$ 1 = 約135円
1 エジプトポンド = 約30円
1,000 トルコリラ = 約1円
エジプトやトルコの博物館などでは、カメラチケットを買えば、フラッシュさえ焚かなければ自由に写真撮影可能というパターンが多い。
カメラチケット代は、エジプトでは5エジプトポンドが相場(メンフィスのラムちゃん像、サッカラの階段ピラミッドなど)だが、クフ王のピラミッドは15エジプトポンド、考古学博物館は10エジプトポンドとやはり目玉商品はカメラチケット代も高い。 もっとも、ツタンカーメンの墓や考古学博物館のミイラ展示室といった最大の目玉は撮影禁止ですが。
トルコでは、軍事博物館が20万トルコリラでした。
また、カメラチケットとは別にビデオチケットもあり、当然こちらの方が高い。女王様6号のカメラは一見ビデオのような形状だったため、「これはビデオじゃないのか?」と疑われることもあった。
フラッシュの焚けない王家の谷の墳墓内での壁画撮影に大活躍。みんなで持参して協力して照らせば、結構効きます。
「音と光のショー」で移動する際も、これさえあれば足元安全。
ホテルによっては急な停電もありえそうなので、必需品です。
イスラム教国にはあると聞いていたが、今回実際に目撃。1日5回のお祈りの時間になると、街中のモスクがスピーカーでアッザーン(コーランの一節)を流すのですが、同じ物がTVでも流れます(やっていなかった局は外国の放送?)。 長さは5分くらいでしょうか。
映像はモスクの中で祈る人々やアッザーンを唱える導師(?)。画面下にはアッザーンに合わせてテロップも出ます。 アラビア語なのでテロップが左から右に流れるのがちょっと新鮮。
トルコの紙幣の表面の図柄はすべて建国の父、ケマル・アタチュルク(ムスタファ・ケマル)の肖像画。 裏面の図柄は必ずしもケマル・アタチュルクではないが、10万トルコリラの裏面は「少年少女たちから花束を贈られるケマル・アタチュルク」だったり。
と我々が紙幣を見ていると、現地ガイドくんが「この人はトルコで1番偉い人です。」と言ったのが結構新鮮なオドロキでした。 日本では「1番偉い人」っていないですからね。
現地ガイドくんは、「トルコはアジアではなくヨーロッパです」と強調するなど(そんなことをアジア人に言うなよ (^^;)、なんかヨーロッパ偏重の気配も感じられる若者だったが、建国の父に対しては非常に敬愛の念を抱いているようでした。 インフレが続くとどんどん新札が発行されたりしますが、きっと今も表面の図柄はケマル・アタチュルクでしょう。
女王様1号が今回の旅に関連して読んだ本をご紹介。
エジプト
- ◆ エジプトがすきだから。(ムラマツ エリコ・なかがわ みどり、JTB)
- 女性2人のエジプト100日旅。写真も多いし、イラストもかわいい。手書き文字が小さくて読みづらいが、面白いので全部読んでしまう。 ボリボリ野郎などに怒りまくってます(笑)。
ツアー旅の人には実用度は「参考情報」程度だけど、放浪旅系の人にはかなり現実的に役立つかも。 ツアー食だと、この本に載っているような庶民的で美味しそうなものが全然食べられず残念でした。
姉妹編の「ベトナムぐるぐる。」もオススメ。本人たちはベトナムよりもエジプトの方が気に入ってる感じだけど。
- ◆ 太陽の王 ラムセス(クリスチャン・ジャック、角川文庫<全5巻>)
- ラムセス2世の生涯を描いた大作として結構話題になっていたと思うのだが、旅行時はまだ文庫化されていなかったので、読んだのは帰国後。
ストーリーは確かに波瀾万丈なのだが、いくらピンチに陥っても結局はラムちゃんが神がかりパワーで解決!なので、そーゆー意味では何だかなぁ…。
当時の衣食住など結構細かく書かれているが、学術的にどれくらい正しいのかはわからない。
トルコ
- ◆ コンスタンティノープルの陥落(塩野 七生、新潮文庫)
- バイブルですね、バイブル。イスタンブールに行くのに、これを読まずして何を読むのかという(笑)。 これを読めば、自由時間にはガラタ塔に登り、さらに軍事博物館に行こうかテオドシウス城壁跡に行こうか、マニアックかつ深刻に悩んだ女王様1号のキモチもご理解頂けようというもの。
1453年のマホちゃん(マホメット2世)率いるオスマントルコvsビザンチン帝国最後の戦いを扱った、塩野七生入門的1冊。 このあとに<地中海三部作>として「ロードス島攻防記」「レパントの海戦」が続きます。
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