エジプト観光編 |
ほぼ定刻に成田空港を飛び立ったイスタンブール行きトルコ航空機は順調にフライトを続けていた。 この日はものすごい快晴で雲がなく、窓からはるか下のシベリア平原まで見通せるほど。 ただし問題が一点…既に昼食から時間が経ってもう「軽食配布」の時間なのに、我々一行の座っている周辺ブロックにだけまだ軽食が配布されないのだ! (-_-#
そのブロックの担当はスチュワーデスではなくトルコ人スチュワードだったのだが、誰かが「毛布を下さい」と頼んだりすると、「なぜ僕がそんな仕事を?」と言わんばかりの怪訝そうな顔をする男だったのだ。(元々そういう顔つきなのかも しれないが。) もちろん我々は彼に「ケゲン」という名前をつけた。そのケゲンが待てど暮らせど現れなかったのである。
「奴はスパイで、パラシュート背負ってシベリア上空で飛び降りたね」等と適当なことを言って空腹を紛らわしているうちに、彼はまた姿を見せたが、我々に軽食は出ずじまいだった。
イスタンブールまで13時間、そして2時間の乗り継ぎ待ち。フライトインフォメーションにはよく知らない地名(おそらくアラブ・アフリカ諸国の空港と推察)が多い。 ここからさらに別のトルコ航空機に乗って1.5時間でカイロ到着。
カイロ空港ではビザを取得しなければならないのだが、旅行会社の現地係員が入国審査場より中へ入ってきてもOKなため、手続きは彼がまとめて代行。 ビザ代は$25。パスポートに$25分の収入印紙が貼られ、スタンプが押されて戻ってきた。本当はここにビザ発給係のサインがされるハズなのだが、面倒らしく何冊かに1回しかサインされていない。 ちなみに女王様1号のビザはサイン付きの「当たり(?)」だった。(同じく当たりだったしもべ2号はそれが嬉しかったらしく、旅行日記に「俺はラッキーだ」(笑)とメモっていた。)現地係員のアリさんに従ってバスに乗り、ホテルへ向かう。今回のツアー参加者は我々6人組の他は初老のご夫婦1組のみ。 エジプトは明日からサマータイム実施ということで、全員腕時計を1時間進める。
もう夜の11時(非サマータイムで)を過ぎているというのに、カイロの人々は戸外に出てだべったり、屋台で飲み食いしたり。 小さな子供たちも元気にサッカーしたりしている。走っている車も「…廃車?」という感じのが多いのだが、盛大にクラクションを鳴らして元気いっぱいだ。 ナンバープレートがアラビア数字で書かれているのがなんかかわいらしい。
約30分かかってカイロと言うよりはギザにある四つ星ホテル「スリーピラミッド」(ルームキーのついているキーホルダーがピラミッドを3ヶ縦に並べた形をしていた)に到着。 疲れていたのでみな速攻爆睡。
[TOP] | [食事編] | [買い物編] | [乗り物編] | [番外編] |
---|