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※ 価格およびレートは1997年GW当時のものです ※
$ 1 = 約135円
1 エジプトポンド = 約30円
1,000 トルコリラ = 約1円
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パピルスのところに書いたように、カルトゥーシュというのは元々王名を中に書く長円型の枠なのだが、今では女性向け定番おみやげとして、それをかたどってヒエログリフで自分の名前を刻んだペンダントトップのこと。 みやげもの屋で昼前に注文すれば、夜か翌日にはできあがる。
実はこれ、女王様5号&6号はルクソールのみやげもの屋で買ったのだが、1号は買いませんでした。 というのも、カルトゥーシュは18金(?)製なので値段は大きさに比例するのだが、名前が長いとある程度の大きさがないと入らない。 5号&6号の名前はヒエログリフで2文字&4文字という短さなので小さい(=お手頃価格)カルトゥーシュで済むのだが、1号の場合は6文字なのでそれより大きい(=お高い、$150くらい)カルトゥーシュになってしまうのだ。 考えてみれば女性の名前で6文字というのは普通なのだが、あまりにもコンパクトな5号&6号のカルトゥーシュを見てしまうとなんだか自分が損しているような気になり、買う気が失せた(貧乏性…)。大きなカルトゥーシュだと日本でアクセサリーとしても使いにくいし。←負け惜しみ?
女性用のお手頃みやげとしてオススメなのがこのようなガラスの香水瓶。観光編に詳述した通り、ハーン・アル・ハリーリバザール内のガラス小物屋で値切って3エジプトポンド。 これは高さ8cm程のもので、売られている香水瓶の中ではもっとも小さい部類。値段が値段なのでどうしてもチャチい感じは否めないけど、「職場へのおみやげ」あたりならこんなもんでしょう(?)。 値段に糸目を付けなければ、色・サイズ・形などさまざまなタイプがあります。
お店の人が結構しっかりとエアクッションでくるんでくれるので、日本までの持ち帰りも安心。
中味の香水自体も売っている店もあるようだが、我々が入った店はあくまでも瓶だけの販売でした。
エジプトで必ず連れて行かれるのがパピルス屋なら、トルコで必ず連れて行かれるのは絨毯屋。ヘレケという村のシルク絨毯が特に高級で有名。 トルコ絨毯は縦糸1本1本に横糸を結びつけて作った結び目でできている(=もちろん手織)ので、品質の高さは絨毯1平方cm当たりの結び目の多さで判断される。
連れて行かれたイスタンブール旧市街の絨毯屋の広い部屋では、壁際に並べた椅子に座って飲み物を飲んでいる間に次から次へと絨毯が運び込まれてきた。 最初はわざわざ絨毯を買って帰る気など全然なかったのだが、マンツーマンで美しい絨毯を見せられるとココロが揺らぐ。やはりヘレケ絨毯は素人目に見ても素晴らしかった。 店の人は「向きを変えると色が変わる」という点を強調して、絨毯を180度回して見せるのが好き(?)だ。 確かに織り目への光線の当たり方が変わるので色も若干変わるのだが、それに関しては「だから?」と思ってしまう、絨毯素人の女王様1号だった。
1番気に入ったヘレケ絨毯は41万円だったので(おそらく20万円くらいまでに値切れたと思うが、さすがにそれでも手が出ない)泣く泣くあきらめ、縦糸が綿で横糸がウールの絨毯を4万円で購入。 最初の言い値がボリボリ価格なので、じっくり交渉していけばほぼ半値あたりに落ち着きます。大きさは玄関マットくらい、というか多分、イスラム教徒が礼拝に使用する絨毯のサイズではないかと思う。 店の人がかなり小さく畳んで梱包してくれるので、予想より持ち帰りにかさばらなかった。
…が実はこの絨毯、女王様1号自宅内で長いこと行方不明になっていた。 f(^^; 今回この買い物編を書くにあたり、家族を巻き込んで発掘作業を行いようやく発見。 めでたしめでたし。(写真は購入した日の夜にホテルの部屋で撮ったもの)
「俺の前世はトルコ人だ!」と豪語する(意味不明)しもべ1号がグランドバザールでゲットした1品。 店のにーちゃんが「これはクリスタル製だからこうしてもキズがつかないんだ」と、敷石にチャイグラスを打ちつけて見せたので、しもべ1号がマネしてガツンとやってみたところ、にーちゃんは大慌てでキズをチェックしていた(笑)。 つーことはクリスタルじゃないのね。打ちつけるのにもテクがあったらしい。結局しもべ1号はそれを購入したが。
独特な形をした小さなチャイグラス&ソーサー2組、銀のポット、トレイ、ティースプーン2本が1セットで、値切って$22。 しかし帰国後、しもべ1号家で未だ使用されたことはない、幻の一品らしい。外国から買って帰ったのはいいけど日本で全然使ってないものって結構ありませんか?私の絨毯然り…。
女王様1号がグランドバザールで買おうと決めていたのはトルコブルーの飾り皿。どういうわけだか外国で飾り皿を買うのが好きなのだ。 しかし、グランドバザール内で売っている陶器は丸い皿よりも大小の四角いタイルが多い。絵柄も豊富で見ている分には楽しいのだが、タイルを買うといっても鍋敷きとかコースターくらいしか用途を思いつかない。 近々浴室を改装予定の人などはまとめ買いしてもいいかも???
そのうち飾り皿をメインに販売している1軒を見つけてかなり長時間の交渉のあげく、直径25cmくらいの皿をしもべ1号と共同で2枚購入するということで当初の半値の1枚 $20で手打ち。 それまではフレンドリーに話していた店のおじさんが、交渉妥結と同時に急にビジネスライクになったのが印象的だった。 「この値段で買うって言ったよね。もうこれ以上負けないよ」って感じで。
交渉の詳細、そしてその後に起こった「悲劇」についてはトルコ観光編にて。 この写真は帰国して修復後に撮影したもの。…と書けば大体何が起きたかは想像つくと思うけど。
- ◆ ヒエログリフ柄Tシャツ
- ハーン・アル・ハリーリバザールにて4枚で35エジプトポンド+ボールペン1本。 「安くしたからボールペンをくれ」と言われたのだ。よくそういう風に言われるとガイドブック類に書かれていたので要らないボールペンを何本か持参したのだが、実際に言われたのはこの店だけでした。
- ◆ ラクダの骨のキーホルダー
- ルクソールの現地ガイド(エジプト人のにーちゃん)がみやげもの屋のバイトも掛け持ちしていて、昼食時にサンプルを持って注文を取りに来た(笑)。 ヒエログリフまたはアラビア語で名前を入れてくれるというもの。ヒエログリフで名前を入れるのはパピルスにもカルトゥーシュにもあるが、アラビア語でというのがちょっと珍しいかなと思い、購入。 キーホルダーの片面だけなら$3、両面に入れる場合は$4と言うので、$4で片面にヒエログリフ、片面にアラビア語で彫ってもらいました。
- ◆ カセットテープ
- ハーン・アル・ハリーリバザールの路地裏のカセットテープ屋で、しもべ1号がコーランのテープを購入。5エジプトポンド。
女王様1号は軍事博物館内でメフテル(軍楽隊)のテープを購入。 15万トルコリラ。
どちらも日本円に直すと同じく150円。
- ◆ ナザール・ボンジュー
- ナザール・ホンジューとは青い目玉型をしたトルコのお守り。トルコ航空機の入口にはこれのデカイやつが掛けられていて笑える。普通にみやげとして売られているミニサイズ(目玉の直径5cmくらい)は25万トルコリラ。
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