エジプト観光編 |
昼食を終え、ギザに戻る。ふとバスの車窓を見ると、街の景色越しにピラミッドが。(しかもよりによってマクドナルドの看板越し (^^;)
これぞエジプトと思い(?)なんとなく感動する。バスがまず止まったのは、3大ピラミッドからやや離れた小高い砂丘の上。ここだとピラミッドの全景を撮影できるのだ。
↓左からクフ王、カフラァ王、メンカウラァ王のピラミッド。 一行が写真をバシャバシャ撮っていると、ラクダを連れた男たちがやってきた。 ラクダには乗ってみたいが、ここからピラミッドの麓まで行ったりしたらえらく時間がかかりそうだし無茶苦茶ふっかけられそうなので、ガイドさんに交渉してもらって1人$1でこの場でちょっと一回りしてもらうことにする。
確か映画「アラビアのロレンス」を見た限りでは、ラクダのこぶの前のところにあぐらみたいな感じで座るのが正しいラクダの乗り方だと思ったが、観光客はこぶの上に置かれた鞍にまたがる。 客が乗る間おとなしく座っていたラクダが立ち上がるとかなりの高さ。ラクダ屋に手綱を引かれて歩き回ること1、2分で$1。 ラクダ屋と一緒にVサインして、待っている他のメンバに写真を撮ってもらう。
さて、ラクダが停止したので降りて他のメンバと交替しなくては…と思った瞬間に衝撃が走り、女王様1号はあやうく前方に放り出されそうになった。 ラクダはしゃがむ時、前足から先に(2本同時に)折るので、いきなり前傾するのだ。慌てて鞍にしがみついてなんとか事なきを得たが、こんなところで落馬ならぬ落ラクダ(?)して首の骨でも折ったらシャレにならない。
一行全員が 乗馬乗ラクダを体験して再びバスに乗り込もうと歩き出した時、ガイドさんが地面を指さした。
「これがスカラベですよ。」
そこには親指の爪ほどの大きさの黒い虫が動き回っていた。これこそが古代エジプトの生命のシンボル・スカラベ。 …とはいえ、ミもフタもなく言えば要するにフ○コロガシなのだが…。(この時は何も転がしてはいなかった)
ついにピラミッドの麓に到着。本当~にでかい。遠くから見るとレンガを積み上げたように見えるが、実際は石1ヶの高さが人間の背丈くらいある。 相当下がった位置でしゃがんだりしてみてもカメラにピラミッド全体が収まらない。なお、本来1番高かったクフ王のピラミッドはてっぺんが崩れて低くなってしまったため、元の高さまである棒が頭に刺さっていてちょっとおマヌケだ。 一行はそのクフ王のピラミッドにいよいよ潜入した。正式な入口は建設後に閉ざされたままなので、後世の王様が無理矢理横っ腹に開けさせた「盗掘口」という穴から入るのである。
中は熱気&湿気がこもり、ムシムシしている。不快指数100%だ。おまけに急な階段を登っていくのでみんな汗ダラダラ・息も絶え絶え状態。 階段を登りきった先には空っぽの棺が置かれた部屋がある。発見された時から棺は空っぽだったそうで、そのためまだどこかに本当の棺が安置された部屋があるとも言われているらしい。 もし自分が生きている間にそれが発見されたらまた行ってみたいが、中にいる時はあまりの蒸し暑さに「早く外に出たい!」と思ってしまう女王様1号だった。
後日談:その後クフ王のピラミッドは一時閉鎖されて内部の湿気を改善する工事が行われたらしい。↑中央が正式な入り口。
その右斜め下が盗掘口。
暑苦しいピラミッドの外に出て、今度はスフィンクスのそばへ。スフィンクスが寝そべっている地面は、我々が近づける場所から数メートル低い。 発見された時は半ば砂に埋もれていたと言うから、その状態から周辺を掘って砂をどけたということなのだろうか?
スフィンクスはちょうどお色直し中で、手足とか腹のあたりはずいぶんキレイになっていたが、お顔はかなり肌あれがひどい。 この日射しの下ではちゃんとケアしないと…(?)。
ところでエジプトに来る前、しもべ1号と4号はスフィンクスに関して密かな野望を抱いていた。 彼らが昔読んだ某不思議系雑誌にて、「1997年に日本人がスフィンクスの足下から重大なものを発掘する!(?)」という予言があったらしく、我こそはその発掘者になろうとしていたようなのだ。(アヤシイ…)
合言葉のように「スコップ持って行かないと」と言っていたしもべ1号&4号だが、数メートルの段差を飛び降りてスフィンクスに肉薄する度胸はなかったらしく、彼らによる大発見はありませんでした。 (^^)
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